つれづれ日記
10月度
2001/10/31 やっぱり掃除機 |
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さて、はこぶね内の消臭については、まだまだ思案中でどうしようかと悩んでいる。takechanさん、いちかわさんにアドバイスを頂いたのですが、オゾン式は体に悪いとのことで少し心配になってきたなあ。
ただ、香りと言うのは人間の心を落ち着かせたり、リラックスさせることが出来るので、生活には案外重要な要素であることは間違いないと思う。好きな香りがしていると心地良くくつろげることは皆さんも経験がおありだろう。もちろん無臭がいいという人もいると思うけど。 ところで、今日は香りについて考えていたら、部屋の掃除をしばらくしていないことを思い出したので、急に掃除をはじめる事にした。普段人が来ない時は、ほとんどほったらかしなので、そろそろやらないといけない。ではどうしたかと言うと、自分は当然掃除機を使う。以前、長岡先生は「方舟内は掃除機を使わない」、と仰っていた。これは掃除機は大きい埃を吸い取るが、代わりに小さい埃を撒き散らすので使わないとのことだった。住宅メーカーなどが作っている、壁に穴が空いていて、そこに掃除機のホースをつないで外部に全て空気を出してしまうタイプなら大丈夫かもしれないが、とんでもない値段だし、また、部屋造りの際にやっておかないと、ちょと出来ないものだから、あまり現実的ではない。そうなるとやはり掃除はモップなどが埃が立ちにくいのでいいと言うことになる。 でも、確かにそうかなと思い、始めは同じようにローラー式のモップで真似をして掃除してみたが、はっきり言って、ラチがあかない。人間は生活をする以上、衣類も身につけているし、絨毯もしいているので、当然埃やごみは出る。はこぶね内は、リビングに比べると圧倒的にごみは少ないとは言え、それでもしばらくすると、やっぱり汚れてくるのだ。そうなると細かいことは言ってられない。掃除機、やっぱりこれが手っ取り早い! それから、自分のように、はこぶね内でスピーカーや各種工作をやるとなると、かなり汚れるので掃除機でないと綺麗にならないと言うか、勝負にならないのだ。もちろん窓を開けてからやるのは鉄則だし、機器にはシートをかける。小さな埃は確かに舞うが、それを言い出すと何も出来ない。だからもう、「ぶいーん」とな。。。 今までやって来てそんなにチリが積もったことはないのでまあいいだろう、、、。 オーディオと同じで、あまり細かいことを気にしていては先に進まない。耳で聞いて差が分からないことを気にしても仕方ないのと似ている気もするなあ。もちろん直流や高周波やハムは別だけど、、。 とにかく自分は掃除は掃除機が一番! 小さな埃は溜まったら雑巾で拭く。これを繰り返す方が最終的には綺麗になるように思うんだけど、、。 |
2001/10/29 薔薇の香り |
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2日前の夜、しばらく合っていなかった、近所の友人が訪ねて来た。別の用事で寄ったのだけど、映画が少し観たいと言うので、はこぶねに案内した。残念ながらオーディオマニアではない。
そこで部屋に入ったとたんに、友人は「なんとなく香ばしいというか、焦げ臭いね」と言うのだ。自分は思わず慌てて機器を見に行ったが、友人曰く、「そうじゃない、イオン式の空気清浄機を使っている?」と聞く。そこで気が付いて、TEACの空気清浄機の臭いのことを言ったのだと分かった。 この空気清浄機はコロナ放電するので、フィルターに使っている紙が、僅かだが燃えるので、これを焦げ臭いと言う人が案外いるのだ。最近のタイプは改良されていて、あまり焦げ臭くないようになっているが、我家のは初期の、多分家庭用としては1号機だから、確かに時間が経つと、僅かに焦げ臭いのだ。でも、最新型のものは、むしろ生くさいと言うか、イオンの臭いで、沼地のような臭いがすると、自分では思っている。なんでかと言うと、別メーカーの新型を、もう一つ持っているので分かるのだ。もちろんどちらも消臭効果はあるし、気に入っているので使ってはいるが。 ところで、友人は言葉を継いで、「これが苦手で、この臭いを長時間嗅ぐと頭が痛くなる」と言う、、。前も言ったことがあるような気もするが、別の人だったかな。人の家に来て、いきなり「頭が痛くなる」もないもんだが、幼馴染みなので、お互い好きなことを言い合うので腹も立たないし、まあいいか、と言うことで映画を一本観て帰って行った。 しかし、さすがに何人かの人に言われると気になってきたので、実は昨日、消臭剤を買って置いてみることにした。はこぶねにこの類のものを置くのは、実は初めてなのだ。今回は薔薇の香りを選んだ。本当はフローラル系が好きなんだけど、たまには薔薇も、と思ったので購入してみた。 一日経った今日、はこぶねに入ってみたら、これが凄く猛烈な薔薇の香りでびっくりした。普通の部屋ではいいが、はこぶね内のように、気密性が異様に高い部屋では、揮発と消滅のバランスが全然取れていないようで、返って気分が悪くなるほど臭いが強いので参った、、。薔薇、薔薇、薔薇だ。花は好きだが、これはそう言う問題じゃないぞ。 それにしても予想はしていたんだけど、ここまできついとたまらん!写真ネタに撮ったら、すぐに玄関に移動してしまった。やっぱり、はこぶね内に消臭剤は苦手だなあ。これでプロジェクターのファンなんて回っていたら、もうひっくり返りそうだ。 で、結局TEACの電源を入れてもとに戻してしまった。自分は目と耳には自信はないが、鼻は凄くいい方だと、小さい頃からなんとなく感じていた。人が匂わない、という匂いが分かることが多いのだ。 それはいいとして、やっぱり香りと言うものも、音と同じで個人差と好みがあるんだなあと痛感した。自分は良くても人には気になる訳だ。その逆もある。ここでふと気が付いたけど、音に例えると、自分では自然だなあ、と思うことが、他人には全然そのように感じないことも随分あるんだろうなあ。この音を聴くと頭が痛くなる人もいるんだろうな。でもそれは気にしないで、結局は好みが最優先かな、趣味なんだし。誰がなんと言おうと、、、。好きな音で聴けばいい訳で気にしない、気にしない、、かな。 |
2001/10/27 それが普通? |
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皆様、先日の日記の最後で誤解をしやすい文面となりましたことを、お詫び申し上げます。それは、つれづれ日記が終わりか?と言うメールをある方から頂戴しましたが、つれづれ日記が終わったわけではありません。「素人の懲りない面々」がおしまい、ということですので、今後とも、これに懲りずにどうかよろしくお願いいたします。
さて、C-AX10のような新しい機器を試聴したせいか、デジタル時代がどんどん進んでいくような気がして、なんだか急に焦りを感じてきたのも事実。 でも、そういう時に限って昔が懐かしくなるもので、ふと思い立って、初めて買ったCDプレーヤーをひっぱり出して聴いてみた。左図がそれで、「ビクターのZ-621」。自分の初めてのデジタル機器のルーツでもある。もっと以前にCDプレーヤーは出ていたのだけれど、高価でまだ買えなかった。ところがこの頃から、普及価格帯にオーディオらしい製品が出てきた頃だったと思う。 このCDプレーヤーの音は、ナチュラルでオーソドックス、キャラクターがないのが特徴とされていた。それでもこの時は、「ADとは違うなあ、カチッとしていてこれがデジタルの音か?」、と思ったぐらいデジタルらしさと言うか、デジタル臭を感じたのを覚えている。なにしろ初めてのCDプレーヤーだったから興味津々だったというのもある。 それからもう十数年以上過ぎた今、改めて聴いてみると、デジタルだなあ、と言う違和感は全然ない。耳が慣れてしまったのかな、、、。ADとは別の意味で音は違うんだけど、それでも自然というか普通そのものに聴こえる。デジタルの進歩は凄いと思うが、人間の耳も少しづつ変化と言うか、適応して行ってるのかな。 今、色々なメディアが出ているけど、まだ音がなあ、、と言っているうちにそれが自然で普通に聴こえてくるのかもしれないな。技術によって、より自然な音になるというのは経験があるけど、そのうちデジタルアンプでADを聴いて、今はひっくり返る位驚いていても、それが普通になってくる日が来るのかもしれないな。驚くことではなくて、当たり前だという日が来るのかもしれないな。 その頃は純粋アナログを聴いて、逆に驚いたりして。「こんなにデジタルに近いアナログなんて!」と言うわけないか、、、。 |
2001/10/26 素人の懲りない面々(最終回?) |
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さあ、今日で約二週間に及ぶ、C-AX10の試聴体験が終わりとなった。と言うより、浮気のアバンチュールと言うべきかな?。もうC-290Vそっちのけで楽しんでしまった。今回の試聴の機会を与えてくださった、N氏にひたすら感謝しております。 ところで、左図のように2台のアンプを見つめていると、ふと、映画「トイストーリー」を連想した。C-290Vが「ウッディー」で、C-AX10が「バズ」、そして自分が「アンディー」みたいな気がしてくる。アンディーは、おもちゃの中で、ウッデイーが大のお気に入り。でも、それは新しいおもちゃ、バズが来るまでだった。バズが来てからは、ウッディーそっちのけでバズとばかり遊んでいる。ウッディーがひがんで、おもちゃ仲間と一騒動が起こる。でもアンディーはウッディーが無くなったことに気が付いて、、と言う話はどうでもいいか。でもムードは似ているような気がするな、、。 さて、話を戻して、今回のまだ書いていなかった感想をランダムに、補足程度に書いていこう。まず、比較に使ったソフトで特にこだわったものは、CDでは「あはれ」「あの子はたあれ」「コロボリー」だ。ADは「古代ギリシャ」と「ワールドサキソフォンカルテット」、DVDは「クリスティーナ&ローラ春夏編」 特に「あはれ」、「あの子はたあれ」は、もの凄く機器の違いを出すので、これは必ず試聴の際は使う。J-POP系のボーカルには、これほどの差を出せるソフトはないかもしれない。このようなソフトで比較して、このデジタルアンプの凄さは良く分かった。透明度、切れ、瞬発力、が特に凄い。また、HIBITと言うのがC-AX10に付いていて、これは16BITを再度24BITにしてAD変換するのだけど、これがとても気に入った。良い意味での、切れの良いアナログサウンドに近づくのだ。 HTPCについては、少し面白い現象が起きた。POWER DVD2000で2CHで出すと、ソフトによって12KHZ以上が出てこなくなることがあった。TEACのDACだと出るのに、何故かC-AX10ではこうなるのだ。これはどうしてか分からない。S7000をC-AX10に入れると出るので、やはりまだHTPCはよく分からない。HTPCは、やはり5.1CHでやらないといかんな。 さぁて、、これからどうするかな。分解能と彫りの深さを取るなら、C-290Vか。鮮烈な音で、ADも含めてシステムのVAを含んだ、冒険と新世界サウンドに行くならC-AX10かな。とにかく今のゲインや機器選び、ネットワークの制約から解放されるのが魅力だ。うーん、、、難しいところだなあ。確かにC-AX10で聴く「あはれ」は透明度が凄い。ドキッとするぐらいだ。これはデジタルフィルターの効果も効いている。カチッとした感じで切れが良い。 C-290Vで聴くと、もちろん切れは良いが、もう少し距離を置く感じにはなる。でも、人間の持つ特有の鼻に抜ける感じの時の声の出し方、という再現性においては、C-290Vがその実力を聴かせる。えっ?と聞き返しそうになるような、本当に会話をしている時の感じだ。(意味わかるかな)そこにいると言う感じなんだな、C-290Vの良さは。そういう意味でギョッとするところがある。 「コロボリー」もC-AX10は強烈で炸裂する感じが特に素晴らしい。C-290Vはここまで強烈ではないが、代わりにフォルテで、全ての音を聴かせようと分解してくるという感じは流石だし、この部分に特に惚れて買ったのも事実だ。でもC-290VのADは好みじゃない。しかも良いイコライザーなんて今更売っていない。 トイストーリーじゃないけれど、こうなったら両方持っておくのがいいのかな。でも同時には使えないしなあ、、、。 待てよ、ここはもう少し時間を置いて冷静に考えて、しばらくC-290Vを聴いてみてから最終的に判断しよう。C-280VのADを失ったヘマもやったから、今回は慎重にいなかいといけないだろう。それよりパワーアンプが先じゃないか!?(終わり) 今回で素人の懲りない面々は終わりです。が、続素人の懲りない面々なんて始まることがあるかもしれません。その時は皆様どうかよろしくお願いいたします。m(__)m |
2001/10/23 素人の懲りない面々(その六) |
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さて、C-AX10の試聴も大詰めとなってきた。今までの感想は、特にADがもっとも強烈で良かった。ちょっと今までに聴いた事がない位、本当にもの凄いインパクトだった。デジタルアンプでこんなことがあっていいのか、と言いたくなるほど素晴らしい切れ味と鮮度だった。これを聴くと内蔵型のイコライザーのメリットと、デジタル技術の素晴らしさを痛感するなあ。
そしてデジタルフィルターは魔法みたいだし、我が家のようにバイアンプによるメインパワーアンプとサブウーハー用アンプのゲインを気にしなくても簡単に調整出来るのが凄い。以前サンスイのアッテネーターを-3db絞ったことがあるけど、もろに音質が劣化するのが分かってびっくりしたんだけど、このデジプリでメイン側を絞ってもまったく分からないからいい。デジタルアンプ恐るべし。 それから、CDとADの音作りというか、キャラクターが同じなのが羨ましい限りだった。何故なら、現在使用中のC-290Vは、CD(LINE系)とADの音作りがまったく違い、ADはとてもまろやかな音だからだ。この点では同メーカーのC-280Vと290Vでは、かなり音作りが違うのだ。C-290Vは、LINE系については、確かに素晴らしい分解能と音場感を誇るアンプだと思う。ハッとするような人の声、複雑なオケの分解能の高さは気に入っている。だから、どうしてこのキャラクターをADにも使ってくれなかったのかと、今でも残念でならない。 このため、今はPRA-2000ZRのイコライザーとヘッドアンプの構成で使っているけど、個人的にはやはり内蔵型になっているタイプの方が不安定要素が少なくていい。 嗚呼アナログ、、、。そのうちC-295Vとか出ないかな(笑)。 それから、最後にHTPCも試聴している最中なんだけど、これは先日のHTPCのサウンド実験の差が広がる傾向があったが、その前に、やはりソフトウエアDVDとPCの音の処理がイマイチよく分からないのでなんとも言えない。それに、これはあくまでもリニアPCMのマトリクスでの感想だからあまり確かなことは分からない。このC-AX10は5.1CHにもある程度対応しているので、きちんとした5.1CH環境のもとで聴いてみないと、本当の良さは出ないように思うし、もったいない。 それにしても、C-AX10はこれだけの機能が付いていて、このグレードで、この値段は恐ろしい。しかも作りもしっかりしていて驚いてしまう。デジタル、と言う点で怖さもあるけど使ってみたいアンプだな。う〜ん心が揺れ動く、、、。(以下続く) |
2001/10/21 素人の懲りない面々(その五) |
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今日は、HZ-1とC-17をC-AX10に入れて聴き比べた場合と、2000ZRを通して聴いた時の、ちょっと気になる感想を書こう。(今日の日記は素人の勝手な言い分を書いていますので、あてにしないでくださいね。) まず、C-17はヘッドアンプだから、イコライザーへの出力は、ゲイン32と26がある。どちらもC-AX10に入れて試してみたが、C-AX10には面白い機能として、入力感度調整が-6、0、+6と切り替えられる。入力感度0で受けると、32と26のどちらで入れても、C-AX10のオーバーレベルのインジケーターがついてしまう。そこで、C-17を26として、C-AX10の入力感度を、-6デシベルにして受けたらインジケーターは付かなくなった。32ではまだレベルオーバーだった。 ただし、こうすると僅かだが、鮮度と切れが後退するような気がしないでもない。歪が減ったためだろうか。でも、オーバーレベルでは困るので、個人的にはC-17のゲインを26としてC-AX10を-6で行くことをレファレンスとした。これでも散乱するC-17サウンドの持ち味は出るし、デジタルアンプで聴くADとは思えない凄い音であることは間違いないと思う。切れが良くて爽快だ。 次に、HZ-1は出力32と22があるので、同様の実験をしてみたが、HZ-1を32で出すと、当然C-AX10を-6でもレベルオーバー。ところが、HZ-1を22にして、C-AX10を-6で受けると、はっきり言って音はもう一つなのだ。音が少しモヤ付く感じがある。ところが、C-AX10を0にすると全体の音域バランスがフラットな感じで凄くいいのだ。 繊細に切れ込んでくるという感じは、C-17の方があるが、音像が引き締まってしっかりする感じと力感は、HZ-1の方がいいかもしれない。これが、昨日の日記の、最後の感想のことなのだ。また、こうすると22では、C-AX10の入力感度を0にしても、インジケーターはつかない。このためデジタル処理には、C-17を使うより条件はいいのじゃないか。 ただし一つだけ問題もある。これだと我家ではボリュームが1時位になるので、HZ-1の低域のハム音が少し気になる。C-17は、この点でハム音がもともと少ないので、どちらを選ぶか難しいところではある。HZ-1は低域にハムがわりと出る方だから仕方ないが、レベルと音のジレンマで、HZ-1はこの感度しか選べない。この感度調整は、やってみるとなかなか難しい。また、HZ-1は置き場所によってハム音の大きさが変わるという、ちょっと使い方の難しい部分があるので、どっちを選ぶか悩ましい。 そこで、ここからが今日のお題だ。今度はC-17とHZ-1を、2000ZRを経由して聴いてみた。こうすると、当然余分な回路と接点は増える。が、しかしC-AX10は、受けを、LINEで受けるので、ゲインによるオーバーレベルの影響が少し回避出来る場合があると言うメリットがある。音の感想を、試してみた結論から言うと、個人的には、HZ-1を32で出して、2000ZRのMMで受けて、C-AX10を入力感度0で受けたのが良かった。少し話しが変わるが、プリにC-290Vを使い、2000ZRをフォノイコとして使うと、ヘッドアンプはC-17の方が散乱する感じがうまく決まって好きだ。また、自分はC-17もHZ-1も、出力を32で出す方が、高域を抑えない、ウキウキした感じが出て好きなので、出来れば32で使いたい。当然前記のようにC-AX10とHZ-1またはC-17を2000ZR経由で繋ぐと、接点は増える。でも、音は予想外にいいし、別の良さもある。 (訂正、32ではC-17、HZ-1ともにまだソフトやボリュームにより、僅かにオーバーレベルになりました。しかし、C-17の26では、入力感度0でも超えなくなりました。もちろん各個人の環境により変わります。) ここで気が付いたのは、どうやらC-AX10の入力感度切り替えが、音に影響するように感じたことだ。取説にも、それらしいことが書いてあった。このアンプを使う際のポイントの一つのようだった。「入力信号が小さすぎる時は、+側に切り替えると、A/D、D/Aコンバーターの解像度が最適になる位置で使用することができます。音がきついと感じたら下げてください、マイルドで聴きやすい音になります。」、というようなことが書いてあるのだ。これは、入力感度は解像度に影響するのかもしれない。と言うことは、当然音にも影響があるはずだ。もちろん、自分のような素人には本当に詳しいことは分からないが、ここは使いこなす上で気になるポイントだ。 勝手な想像だが、今回のようなフォノでADのレベル調整がうまくいかないような時は、C-AX10の入力感度をLINEで受けられると言う点で、解像度では、こちらの方が有利なのではないかと言う気もする。つまり、ヘッドアンプのゲインの組み合わせでは、解像度がぴったりの位置が、なかなか見つからないよりは、イコライザーを通してLINEで受けた方がメリットが出てくる場合も、組み合わせによっては出てくるんじゃないだろうか?。 出来るだけ限界レベルを超えない範囲で、フルビットになるようにしないと鮮度が少し損をするとなると、たまたまイコライザーを通す方が、音が良くなることも考えられないかな。定かではないが、これは興味がある。裏技的なことだったら面白いが、やはり見当違いだったりして、、、。まあ、接点が増えるのは事実だけど。 以上は、単なる素人の憶測なので確かではない。それに、理屈ではまずいことでも聴感上は分からないことも多い。 と言うのも、C-17を26でC-AX10は0にした時の音は鮮度が高くていいんだけど、実際にはオーバーレベルだ。でも音は張り出しが凄くいい。これは何故だろう。インジケータが付くので歪がありそうなもんだが、そうは感じないから不思議だ。でも、やっぱりレベルオーバーだから精神的に気にはなる。そう思って落とすと、これが少しおとなしくなる。これはじっくりやらないと簡単ではなさそうだな。C-AX10をお使いの方たちは、どうのようにされているのだろう、、、。でも、とにかく音は良いし、楽しいアンプだった!。デジタルは凄い時代になったな。(以下続く) |
2001/10/20 素人の懲りない面々(その四) |
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いじる所が多くて楽しくて、つい更新が遅くなってしまった。ここ三日C-AX10のアナログ三昧だったのである。デジタルアンプのくせにADが素晴らしいのはこれ如何に?
本当に不思議だけれどこのプリアンプのADの音は魅力的だ。アナログなのにデジタル、、、訳がわからなくなるのだ。そこで色々試したくなった。 まずは、「C-17を使いC-AX10に入れた時」、「H-Z1を使い同様の接続」、そして、「C-17からデンオン2000ZRを使い接続した場合」、「H-Z1経由で2000ZRで接続した場合」、と計4種類試してみることを思いついた。 その前に、あれ、まだC-17返してないの?と思われるだろう。実は晴れて?自分のものになったのだ。そう、お譲り頂いたのである。本当のことを言うと、Aさんにお借りした時に、気に入ったらどうですか?とお誘いを頂いていたのだ。もちろん気に入ったのは言うまでもない。HZ-1もいいが、C-17の繊細で切れがよく、散乱する感じは自分の好みにぴったりだった。今の2000ZRとの相性も抜群だった。Aさん有難うございました。 さて、話を戻して、まずはC-17からC-AX10へ入れた時の音の印象は、これが凄い張り出し感と切れの良さにびっくりした。 鮮烈で強烈、叩き付けるようなパーカッション、切り裂くようなシンバルの音には参った。本当にこれ、デジタルアンプか!?。しばらく茫然自失だった、、。音作りがうまいのか?、RIAAカーブを正確にデジタルで行うとこうなるのか?、とにかくこれは凄い!低音が僅かに薄味に感じるところがあるが、これは中高域の切れが良いので、そう感じるのかもしれないし、まだ調整も完全ではないからだろう。これを聴いてしまうと色々やりたくなる。そこで上記の様に組み合わせを考えてみたのだ。 次にHZ-1をC-AX10に入れてみたが、これが素晴らしい。C-17に比べると、中高域の張り出し感が少し減るように感じるが、切れが良く、今度は低音に力が出てきて馬力があるのだ。これはもう少しシビアに聴き比べてみよう。(以下続く) |
2001/10/17 素人の懲りない面々(その三) |
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プロバイダー回線増設のため一時更新出来ませんでした。この日記をご覧の皆様にはご迷惑をお掛けしまして、大変失礼致しました。さて、今日はその後のお話です。 C-AX10の使い方も、なんとか分かってきた。この辺がパソコンと違い、オーディオ機器の取説の良さだな。さて、いろいろ順追って試しているが、IIRモードの設定は、我家では130HZクロスでロー(ウーハー側)-96db/OCT、ハイ(ネッシー側)カットなしが良い感じだった。ネッシー側も-96db/OCTもいいのだけれど、SW-5IIが20センチウーハーなので、やはり38センチクラスのウーハーとは違い、20HZのレベルが低くなるので難しいところだ。これは悩むなあ。 また、ハイとローで出力音圧を少し変えて、ハイを全体に少し下げないと、僅かに低音不足になる。これはC-290Vを使う時は、ネッシーIIとサブウーハーの低音がダブっているので、実際の低音の音圧が上がっているから、C-AX10を使い、同じにするにはハイ側の音圧を落とさないと、C-290V使用時のF特に近付かないのだ。あまりF特を大きく変えると音の比較が出来なくなるし、イメージが変わるので、出来るだけ近いF特にもって行った。もちろん綺麗に繋ぐという意味です。もっとも、まだ完璧ではないんだけれど、、。 その状態での音でも、中高域の張り出しが素晴らしく、重低音も音程極めて明確で締まりがいい。カチッとしていて丹精な感じだった。聴くソフトをシビアに選ぶ傾向はあるが、拍手の音が特に生々しい。透明なクリスタルガラスのイメージだ。スカッとしていて気持ちがいい。ダルなところがなく、アタック音が明確で鮮烈だ。これはいい。 超低音の押し出しと風圧感、「コロボリー」のオケの分解能が僅かにもう一つに感じたが、これはまだ、シビアにローカット調整その他が出来ていないし、完全でないので真価を出せていないのだと思う。三、四日程度で簡単に今の音と同じになったら、今まで何もしていないことになるので、これは当然、差があってしかるべきだろう。多少は自分もC-290Vを使いこなしていた? それにしても、素人の付け焼刃のようなセッティングにもかかわらず、このC-AX10は鮮烈な感じがとても素晴らしく、魅力的でハイCPだ。これはとても奥が深いアンプだ!これがデジタルの威力なのか、、。 以上はIIRモードで、CDを同軸デジタルインの印象。実はC-290Vと同じコイルでのセッティングで、CDをアナログインでノーマルモードも試してみたが、これは折角のデジタル回路のメリットが生きてこない。A/D変換が余分に入るので当たり前だろう。このアンプでCDを聴く際に、アナログ接続ノーマルモードでコイルを使うならこのアンプを使う理由がなくなってしまう。実際試してみたが、音もイマイチだった。デジタルインに比べると明らかに差がある。もちろんこの比較では、使うDACがTEACとC-AX10で違うので単純ではないんだけれど、、。 皆様、これはC-AX10の悪口を言っているのではないので誤解のないようにしてください。つまり、デジタルアンプなので入力もデジタルで受けた方が、やはり真価を発揮するようです。自分で使うなら、絶対デジタルインだな。 ただし、ところがレコードはアナログインなのに、何故か凄い音がするのでこれが不思議だ!これはどうなっているんだ!?(以下続く) |
2001/10/14 素人の懲りない面々(その二) |
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やっと今日、C-AX10をデジタルプロセッサーモードIIRで繋ぐことが出来た。知ったかぶり解説をすると、と言っても、初めてなので全然詳しくないが、、SPをバイアンプで鳴らす際に、メインSP側とサブウーハー側にそれぞれデジタルローパス、ハイパスフィルターを入れることが出来るモードのことらしい。普通はコイルやコンデンサーによって、それを行うのが自作スピーカーでは一般的で安い方法だけど、それをデジタルで行うのがこれ。チャンデバのデジタル版の高級なもの、という感じかな。メリットはいくつかあるが、最大は、デジタルによって96db/octなんて言う、とんでもないハイカット、ローカットが音質劣化なく実現出来るということだろう。また、コイルと違いウーハーのクロス付近のインピーダンス上昇の影響が出にくいこと、などが上げられるかな。
ただ、SPを2ウェイ以上で組むと分かるのだけれど、ウーハーの場合、インピーダンスの影響で、低音にピークが出て低音感が出るという、怪我の功名みたいなものもあるので、絶対これがないほうがいいとも限らない場合もある。ただし、これは体験的な自分の意見なので、皆さんは鵜呑みにしないでください。個人的な見解ですから、、また、これは正しい内容ではありません。 さて、話を戻して、セッティング完了。今回はVRDS-25XSとは、デジタル接続とした。そして電源オン、とやった瞬間にちょとしたトラブル発生!なんとサンスイの電源をいれたら、ショックノイズがボツンと出た。これはどうもサンスイのアンバランス回路の中点電圧がずれているみたいだった。これはSW-5IIが2.7オームだから、音としては大きな音で出てくる。実用には耐えるが正常ではない。ネッシーIIからはでない。 これは以前、日記で書いたことがあるんだけれど、自分のサンスイのアンプはトラブルが多い。しかも最近はこれがいやで、バランスを使用していたので更に調子がおかしくなっていたみたいだ。点検に出した方が良さそうだ。でも、サンスイのアンプは直るのかしら、、。サンスイのHPを見ると少し不安。 皮肉だが、プリより、また、メインSP用パワーアンプよりも前に、まずはサブウーハー用パワーアンプを交換しないといけないかもしれないな。2302Vは音は気に入っているので、しっかりして欲しいところだ。 とにかくなんとか音出ししたが、これは面白い!やはりデジタルフィルターの威力は凄いもので、透明度が断然違う。いままで気になっていたウーハーの中高域がまったく聴こえない。ただ、一番いいポイントを見つけるには相当時間がかかりそうだ。 それからタイムアライメントと言うのがあるのだけど、これがかなり音が変わるのでびっくりした。メインSPとサブSPの時間差を電気的に変えることが出来るらしい。これらについては、くずてつ船長のHPに詳しい解説があります。しかもマトリクスの音場も変化するから不思議だ。まだ繋いだばかりなのでもう少しいじってみよう(以下続く) |
2001/10/13 素人の懲りない面々(その一) |
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さて、ついにC-AX10が到着して試聴開始!と喜んだのもつかの間、まず、お貸し頂いた方が説明に来てくださる予定だったが、急な仕事で来て頂けなくなったのだ。このためマニュアルを一緒にお貸しくださったのだけれど、開いてびっくり、全然わからない。
さすがはデジタルプリ、書いてある言葉の意味が、大半は分からないのにはまいった。結局、来週解説に来てくださることになったが、それまではマニュアルでお好きにどうぞ、と仰るが、恐れ多くてなかなか思うようにいかなかった。 まず、これはいつもの自分のうっかりだが、接続用の6N単線が一組足りないのに、今になって気が付いた。あれ?C-AX10て、バランスはなかったのね、、、。これは今の290Vはサンスイ2302とバランスで繋いでいたんだっけ。そこで先にDACとしてCDとHTPCに繋ごうとしてまたまた悩んだ。これまた自分の勉強不足で、C-AX10はDACじゃないんだから、デジタルインをアナログRECアウトから出せないのを知らなかった。しかもこれは悩んだ末に、ある方に電話して教えてもらった次第なのだ、、。 これで、自分がこれを使えるような身分じゃないことが良くわかって反省、、、。素人の本領発揮、生兵法は怪我のもとだった。一応お貸しくださった方は、長い付き合いの方の関係上、自分の取り扱いについては信用してくださり、「壊れりゃしませんよ、やってみてください」と仰るが、それ以前の問題だった。情けない、、、。しかし気を取り直して続行、素人は懲りないのだ。 ただ、今から6N単線自作なんて時間はないので、2000ZRに使っていたものを利用することにした。DACとしてだけ使うことはもったいない。また、本質はこれが目的ではない。 やっぱりプリとしてどうかがポイントだ。そこでついに、C-290Vをラックから引っ張り出して、C-AX10を本格的にセッティングしてみた。ここからが厄介で、繋いだのはいいが、まだ使い方が良くわからない。まずはマニュアルを見ながら確認中なのだ。第一に、インジケーター、セレクター、の意味を理解しなくては、、。IIRてなんだ?(以下続く)(汗) |
2001/10/10 対決前夜? |
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妙なタイトルが付いているな、と思われる方もおられるだろう。でも最近私のHPをご覧の方は想像がつくと思います。(今日の日記は表現に適切でない部分がありますが、気持ちの表れとしてお許しください。)では、日記を。
そう!明日から、各長岡派HPで噂の、「C-AX10」の試聴をする予定なのだ。だから、我メインプリC-290V対C-AX10対決?に備えてソフトの吟味、C-290Vのコンディション調整!?の真っ最中なのだ。ちょっと大げさだけど、実は正直不安で仕方ない、、。何故って、箱船船長くずてつさんもメインに導入されたし、その他に何人ものツワモノオーディオマニアの方が使っておられるからだ。かなり強力なプリであることは間違いない。長岡先生もOFFで少し話されていたし。 話がまったくそれるが、自分は昔武道をやっていたことがある。この頃、試合前日は物凄く「怖い」ことが当たり前だった。初めは緊張という言葉がふさわしかったが、先輩と師範からは、「それでは勝てない、恐くないと勝てないんだ」と言われるようになった。これは本当にそうだった。震える位の時は本当に結果が良かった。怖い、でも負けないのだ、という心理だったのを今でも覚えている。 オーディオは好みだから全然関係ない話で、勝った負けたはない。グレードと言うのはあっても、好きかどうかがポイントだと思う。でも、今回は物凄く「楽しみ」の反面「怖い」がある。それは、自分はC-280VからC-290Vに交換した経験がある。まさかな、と聴く前は思っていたのだけれど、聴いてしまったら5年間貯めていたパワーアンプ用の貯金をはたいて、更にC-280Vを下取りに出してまでC-290Vを導入したのだから。それ位プリの支配力というのはあるのだと実感しているだけに、今回は本当に怖い!?。さすがに今回は負けそうだ、、、。 それは自分の心にだ。なんと言っても、C-AX10のローパスフィルターが最大の魅力だし、HTPCにも使えそうだし、DACとしても使えて用途が幅広い。心がぐらっと、なるんじゃないかなあ。、、その時はその時かな?。 |
2001/10/06 神聖な場所 |
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今日、本屋をぶらついていたらプロジェクターの写真が目にとまった(写真右)。映像、映画、プロジェクター、という写真に興味を示すのは、好きな人には分かって頂けると思う。
ところが、手にとって中を見ようと開いたら、これはなんだ、パソコンの本ではないか。確かに最近、HTPCも興味があるので、PCの本も読むようにしているのだけれど、さすがに間違えた。我が愛読誌、「デジビ」とあまり見た目が違わないような感じだった。でも、内容は中級機クラスの結構グレードの高いプロジェクターの紹介が載っていたので思わず買ってしまった。 自分は三管ユーザーだし、今から液晶に戻すつもりはない。でも、液晶を否定しているわけじゃない。むしろ逆で、液晶プロジェクターは「自分のVAへのルーツ」なのだ。自分が始めた頃は、選択肢がほとんどなかった。ところが最近は凄そうな液晶プロジェクターが沢山あると思う。いい時代になったなあ、、、。数年前にこれ位種類があれば、自分は三管を使っていないかもしれない。 以前、初めてのプロジェクター導入で、シャープP-3Xを使って120インチに写した時の感動は、今でも忘れられない。画素は物凄く荒くても、「大きい画面」に釘付けになってしまったのだ。それ位、大画面の効果は凄かった。それは、自分の部屋が「神聖な場所」に変化するようにさえ思えた。 そこからもっと良い画質を、、、と追うあまり今のようになってしまったのは事実だけど。 でもこれは、絵にこだわるという理由からだけではなくて、グレードアップするにも機種が限られていた、というのがもう一つの理由だった。だから、今の液晶の賑わいは、羨ましいというか、くやしい(笑)ぐらいだなあ。 映画を、自分の部屋で許す限り大きな画面で観たい、というのはVAファンなら分かって頂けると思うのだけれど、これが今のように沢山液晶プロジェクターがあると、実現はし易いんじゃないかな。 音については、夜は極端な話、ヘッドホンでもいいじゃないか。とにかく「大きな画面で映画」、これは一度体験するとやめられないと思うんだけど、、、。 |
2001/10/04 妙な行動(その五) |
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さて、妙な行動と題して、素人考えでHTPCの音の実験をしてきたのだけれど、ここらで少し現在までのことを、無責任にまとめてみたい。その前に、HTPCの絵はどんなプロジェクターでも入力出来るわけではないので、誤解のないようにしてください。また受けられると言っても壊れることもあるらしいのでこれは注意が必要です。この辺りはHTPC専用のHPで研究するしかないようです。では音のお話です。 まず、HTPCの音については、ほんのいくつか実験した感じでは、5.1CHを前提にやって行くことが必要条件だと感じた。マトリクスにこだわると少し難しい感じだった。それから、DVDソフトウエアも本当に全てのサラウンド方式に対応しているかどうかは、少し疑問なところがあるかな。ただ、これは専用機でも機種により違うことがあるから、まだはっきりわからない。もう少し様子をみたい。また、音はサウンドカード、DVDソース、DVDソフトウエア、DACの組み合わせでころころ変わり、これに好みが絡んで来るのでとても単純ではなかった。また、ノイズの問題も精神的に気になる。 それから、サウンドカードの値段差というのは、基本的な動作の安定性に出てくると思った。今回のRMEはサンプリングレートのロックがオーディオなみに正確だった。7000円のカードだと、音は出るが正確にロックしないのだ。これはTEACをDACに使うとわかるのだけれど、周波数のロックがずれるとTEACは、何を入力しても44.1KHZと表記するのだ。これは確か、3%だったか1%だったか忘れたが、その範囲を超えているとこの表記になるというTEACの仕様が証明してくれた。RMEは高いだけあって、このような不具合がほとんど起きなかった。また、アナログ出力の音もかなりグレードは高く、いわゆるPCというイメージではなくなる。もちろん好みと条件があるので、専用機を超えているかどうかは評価が難しいと思う。また、いくつか試さないと自分に合うものが見つからないのはオーディオと同じだろう。今回のRMEは、自分の好みには残念ながらもう一つの部分があったが、今後DACを変えて実験すると評価は変わるかもしれない。 また、ある方からご助言を頂いたのだけれど、一度アナログでDDデコーダーでミックスして他のDACに入れて、2CHダウンミックスするという方法も、いつか実験してみたい。 ただ、現在は192KHZ24ビット搭載の専用機が実売2〜3万で買えるのを考えると、HTPCにお金をかけるのは少し高くつくような気もする。また、安定動作や使い方が難しい。機器の故障につながる可能性も十分あるだろう。少なくとも不安を感じたらやらない方がいいと思う。だだし、大きなメリットは、自分の好きな音のサウンドカードを使える点だろう。つまり根本的に自分で音を変えられるということ。専用機ではこれはまず出来ないし、やるとしたら改造になるだろう。例えば、専用機でA社の画質が好みでも、音はB社が好みの場合は、どちらかを選ぶしかないが、HTPCでは好きな絵と音を組み合わせるということが出来ると思う。これが最大のメリットだろう。探すまでは投資が必要だけど、、。現在でも音が勝っているかどうかは別として、実用的にはかなりのものだと感じた。 ではこれから自分はどうするかと言うと、もう少しやろうと思う。こうしているうちに、良い専用機が出るのを期待していると言う裏腹な面もあるんだな。 それにしても、とにかく音というものは難しなあ、でもだからオーディオマニアなんだろうけど。(おわり、C-AX10は後日です) |
2001/10/01 妙な行動(その四) |
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9月から引き続きHTPCの実験。今日は映画DVDのダウンミックスの感想を書こう。まず、使用ソースはインビジブル。これはもともと2CHが入っているのだけれど、これが不思議で、S7000で2CH再生した時と、HTPCで2CH再生した時とで、まるで音場感が違うのだ。使用DVDソフトウエアは、(POWER DVD2000)、と(同VR-X)、(WIN DVDARENA2)、(WIN DVD3.0)だが、この中で、S7000のような音場感になったのはPOWER DVD2000だけなのだ。
しかもこれがまた不思議で、POWER DVD2000で5.1を選ぶとS7000で再生した時の2.0CHのようになるのだ。なんだこれは?他の3種類のDVDソフトウエアは全て、2CHの音がなぜかうまく再生出来ないのだ。音が詰まったようになるし切れが悪く、音場感も少しおかしい。音は出るがなんとなく変だ。ところが、グラディエーターの5.1CHはPOWER DVD2000で再生すると凄くパワフルでけたたましいほど音が飛び出してくる。でも、これはS7000と他の3種類では全て同じ音場感になるので、これはこっち(S7000と他の3種類)が正しい気がする。POWER DVD2000の方がおかしい感じだ。ところが、どの場合でも全て同じ音場感になる映画ソースもあるので、どうもよくわからない!?。これはサウンドカードを換えても同じだった。どうなっているんだろう、、、。 ここでふとあることを思い出した。以前あるメーカーから聞いた話だが、ダウンミックスとは、5.1で入っているDVDの音をハードでミックスエンコードしているだけではなくて、もともと2CHで再生するためにどこを読むかをDVDソースの方で指定して記録してあると言う話を聞いたことがあるのだ。(本当かな?)そうしないと2CHで聴けないというのだ。なんとなく、これはそんな気もするが、どうだかさっぱりわからない。これを突き詰めるには専用機を何種類か用意してみないと駄目だろう。そんなことは出来ないし、また、やっても意味が無い。何故なら、当然5.1は5.1で再生するのが正しいからだ。でも、、2.0CHはいったいどうなっているんだろう。 このような結果から、まだ、HTPCが専用機に勝っているかどうかは環境によって大きく意見が違ってくるだろう。ただ、今回はリニアPCM2CHでは太古のプレーヤーであるが、S7000に一日の長があった。ただこれはTEACのDACを強引に使ったのでデジタルプリを使うと全然違うかもしれない。または、PCサウンドカードは、もっと上のクラスでないと自分には満足がいかないのかもしれないな。となると次は18万クラスになるのでちょと手が出ない。ただ、これも好みがあるのでRMEではなく、デルタだとまた違うかもしれない。たまたまこの組み合わせだと、自分の好みにRMEが少し合わなかっただけだと思う。オーディオ機器でもそうだから、色々聴いて見ないと結論は出せない。また、DVDソフトウエアのサラウンド処理がもう一つ疑問がある。だからやはり環境と相性と好みで決めるしかないなあ。 ただ、近いうちに、もう一つの実験、そう!C-AX10に繋ぐとどうかという実験を予定しているのでまだ懲りていない自分が怖い。まだ諦めていないんだなこれが、、。 追記 同軸に6N単線を使ってみたが、これは良かった。と言っても全ての感想が入れ替わる訳ではないのだけれど、。(以下続く) |