つれづれ日記
2005年
11月度
2005/11/22 熟年パワー |
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さて、毎年恒例の季節がやって来ました!オイラには、やはりこれがないと始まりません。 えっ?何かって、? そ、それは、、、 今冬初の「風邪」です(-_-;)、。 何をやっているんだか、、我ながら情けない。。。 いや、実はDV-AR12と言うハイビジョンレコーダーが来たもんだから、インプレでもしようかと思いいじっていたのだが、これが今までの我が家のチューナーなどとは勝手が違い、ど〜も、イマイチいうことを聞かないというか、オイラが最新レコーダーについて行けないのか?多分後者かも、、。 で、あれこれやっていたのだが、問題はG70の後ろで接続を換えたり、ドタバタやっていると、この寒い時期にはG70は、お尻(!)から冷た〜い風を出すので、これが原因で、オイラはダウンなのである(-_-;)
いや、ホントなんだからぁ〜。これはこのPJを床置きで使う場合の最大の欠点なのである。毎年この位の時期に、G70で映画などを観ると、間違いなく風邪をひくのである。この風は体に悪いのである。 まあ、尤もオイラがヤワなんだが、。もう歳かな?何てことを言うと罵倒されそう。 だって、WOWOWのHV(ハイビジョン)放送でやっていた「オズフェスト10周年記念スペシャル」を録画しているんだが、ちらりと観ただけでも、オジー・オズボーンの元気なことといったら流石である。しかも、これが今時HVで観られるのだから、良い時代になったもんだ。 勿論、HVもここまで早く色が変化すると完全に破綻する部分はあるが、そこはどうしても仕方がない。また、音はちょっと細身で突き刺さってくるのが痛くイマイチ。 これで音が、くずてつ船長宅のような音だったら最高なんだがなあ(笑)。
でも、オジー・オズボーンの元気熟年おっさん(ゴメンね)パワー?には圧倒される。この歳でヘヴィ・メタルなんだから、そりゃあすげーもんだ。この元気は何だ! いやはや、オイラも見習わなければ、、。 当然、ラストは「パラノイド」炸裂!。いやぁ〜、久しぶりに目頭が熱くなってしまった。 ん?只今のお熱、38℃? むー、しばらくダウンです。m(_ _)m まさかインフルエンザじゃないだろうな(恐) |
2005/11/17 影を慕いて |
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誰でも、自分のお気に入りのモノがあるだろう。でも、それと同じモノにはもう出会えない、手に入れることが出来ない、なんてことがあると、その代わりになるものを探すのが人情だ。 その時は、気に入っていたものに何処となく似ている、用途が同じ、と言う基準で探すはずだ。 これはオーディオやビジュアルもまったく同じ。
さて、随分悩んだのだが、今回は遂に導入したのである。(そんなに大げさなものじゃないんだが、、) 何かと言うと、シャープ製の「DV-AR12」と言う、地上波デジタル&アナログ、BS・CSチューナー内蔵HDD付きDVDレコーダーである。 何だ、AV家電では最近流行なんだから良いじゃないか、と思われるだろう。 でも、これがなかなかオイラの好みに合うものがないのである。 まず、オイラはDVDは殆ど観なくなったので、今更DVDの普及機は必要ない。また、ハイビジョンをダウンコンバートした「偽物ハイビジョン」にも興味がないし、折角ハイビジョンで録画したものを、わざわざ「画質の悪いVRモードのDVD」にするのは頭に来るぐらい嫌である。また、コピーワンスも大嫌いである。 ハイビジョンがそのまま録画保存出来ないなんて意味がない。だから、僕にとってDVDレコーダーなんて無用の長物である。 なのに、何故?と思われるだろう。 ではその理由を説明しよう、、。 まず、オイラの現用機であるBSチューナーは、EP-P100とEP-T100と言う、HDD内蔵型チューナーである。これは、ハイビジョンを本体にそのまま2本ほど録画出来る。更に、P100については、随分前の製品なのだが、コピーワンスのムーブに対応している優れものだった。欠点はHDDが40Gしかない点だが、それでも使い勝手は最高の、時代を先取りしていた極めて優秀な製品だった。 勿論今でもお気に入りである。
ただ、HDDも少ないので、仕方なくD-VHSを導入したのだが、これでも仕事の間にテープを入れ替えるなんてことは出来っこない。 となると、次に導入したのは、HDDレコーダーのREC-POTである。これだと仕事の忙しいオイラでも、20本位貯め撮りした番組を、好きな時にそのままハイビジョンで楽しめるのである。これは非常に便利で、オイラのお気に入りの一つとなった。 が、問題はここからで、まずEP-P100バックグラウンドが経営に失敗して、サポートを中止することになったのである。このため、今後修理は不可能になってしまった。壊れたら終わりである。しかも、それに追い打ちを掛けるかの如く、最近何故か予約の失敗が非常に増えて来ているので頭が痛い。 そうなると、やはり後釜が必要である。しかし、既にHV機器はテープもHDDも増えている。ここでBDに移行したいのだが、まだ本体の値段も高いし、メディアのランニングコストも高い。おまけに、今後出てくるであろうBD-ROMに対応出来るかどうかは非常に怪しいところ。多分、オイラの予想では、現行のBD機では、次世代DVDは観られないだろう。 では、これらを総合してどうするのか?と言う点から選んだのが、このDV-AR12である。 まず、この機器は中に250GのHDDを搭載している。容量は多くはないが、まあまあの線。更に、まだオイラの地方では一年も先だが、地デジのチューナーも内蔵している。我が家初の地デジチューナーとなるわけだ。また、今の時代だから、DVDも録画出来るようにはなっている。でも、この部分だけは、はっきり言ってオイラには無用だ。 じゃあ何で買うんだ?と言うと、この機器は手持ちのD-VHSとREC-POTとリンク再生出来るのである! つまり、今まで録画したハイビジョンのテープも、手持ちのデッキを繋いで再生出来るし、POT内のコンテンツも試聴録画操作出来るのである。iLINKが無くなるのじゃないか、と言う時代には珍しく、古い機器を持つユーザーには嬉しい仕様だ。 次が出たから全て買い換えなさい、なんて言うユーザー無視の対応はいけない。 また、新しい機能としてHDMI端子を搭載しており、AVアンプがあれば、音も絵も一本のケーブルで接続出来るらしい。途中で音だけアンプでデコードして、そのまま最後のモニターでは絵を再生出来るのだ。(まあ、これはまだ環境がないのだが、) しかも、お値段は実売で10万円しないのである。 REC-POTと地デジチューナーを買っても、この金額では収まらない。しかも、この過渡期にはあまり大きな買い物はしたくない。チューナー付きREC-POTと考えれば、なかなか汎用性が高くて良い。となると、これは非常にハイCPだと判断したのである。 つまり、EP−P100そっくりなのである。 自分の過去のお気に入りのものがあると、、やはり、その影を追うもんだ。 MC−L1000が好き!と言う人は、その傾向の音を探すように、、。まあ、そんなとこかな。。 今回はこれに全て合致するので、邪魔なDVDレコーダー部分だけは目を瞑る、ということで導入したのである。
さて、具合はどうかな?(つづく) |
2005/11/12 先物買いの銭失い? |
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随分寒くなって来た。時間が経つのは早いものだ。勿論これからが本番なのだが、寒がりな僕には嫌〜な季節だ。早く春が来ないかな〜(←今頃何を行っているのだ)
さて、僕は新しもの好きであるし、気が早い方だ。これは自分でも認める。直ぐに使うかどうか分からないようなものでも、つい、新しさに惹かれて買ってしまうようなところがある。早く手に入れて実験したり、遊んでみたい性格である。(アホである) でも、逆に人からは、意外と慎重派でむしろ時期を逃す、と言われることもある。 何だかチグハグのようだが、実はこれ、両方当たっていると自分では思う。 で、そんな奴が新しいものに手を出すものだから、始めは見事に失敗する。折角買ったのに、直ぐに次が出て悔しい思いをするわけだ。 しかし、何時か元を取ってやる!と言う性格であるので、結局失敗したと思わない、まあ、やっぱりアホなわけだ。 10年前、はこぶね建造に合わせて、吟味して吟味して、アナログハイビジョンテレビを購入した。大きな買い物だから当然だ。勿論ブラウン管である。でも、当時はアナログハイビジョンチューナー付きは勿体ない気がしたので、一応「ハイビジョン対応」と言うことで、色差入力付きの1125iフルスペック型を買っておいた。この時は、かなり時代を先取りしていると悦に入っていた。 が、、その後「D端子」付きなるものが出てきた。 しまった!もう少し待てば良かった、、と後悔したもんだ。電器屋のテレビを見ると、確かに受け口がD端子ばかりになって来ていた。ほんの数年しか違わないのに、この変化はなんだ、と愕然とした。 店頭に行くと、これ見よがしに「これからはD端子ですよ、旦那!え?付いてないんですかぁ?失敗しましたねぇ。」と言わんばかりに店員に鼻で笑われた。「D端子>D端子で繋がないと、画質が悪いんですよねぇ〜」、みたいなムードが漂い、悔しい思いをしたことがある。そうなると、使いもしない癖に、コードだけは買ってしまうという悲しい行動に出たものだ。 ただ、この時はよく分かっていなかったのだが、結局D端子>色差ケーブルがあるので、完全互換で全然問題は起きなかった。また、オイラの年代物アナログハイビジョンテレビも、ちゃんと色差入力があって、それこそまだ現状のデジタルハイビジョンでさえ、普通に1125iフルで映ることに気がついたのは近年になってからである。 ところで、その無駄になりかけたD端子ケーブルは、その後RGBカラーデコーダーに使うことがあったので、ちゃんと元も取れたのである。 今から考えると、くだらないことだが、読みは正しかったとも言えるし、懐かしく思う。
ただ、時代は更に過ぎて、、既にD端子も終わろうとしているのだ。アナログは終わり、これからはデジタル、なのである。いよいよ我が家のテレビも、第一線から退く終わりの日が来るだろう。DVIさえも過ぎて、次はHDMIだそうなんだと、。(DVIは何時の間に消えたのだ?) 次は「HDMIですよ、旦那!え?付いてないんですか?失敗しましたねぇ〜」と(-_-;)言われないように、今度はその時の読みを参考に、先に買ってみた。 何かと言うと、HDMI>DVIの変換プラグである。一個1000円位だったので、双方向買ってみた。ひょっとすると今後使うかも、または、HDMIが落ち着くか、その次が出てくるまでこれを持っていれば何とかなるかも、、と思ったわけなんだが、。 いや、ちょっと待て、、何に使うのだ?まず、そもそもオイラの家には、これを使う機材がないぞ。。。 これを、先物買いの銭失い、とは言わないか、、(-_-;)。 |
2005/11/07 自分にないもの(その二) |
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ここしばらく、飛び入りのプチ出張があったり、ちょっと別件の用事が入ったりで、またしても殆どドタバタ生活になってしまった。もう、何時もこうだなぁ。
さて、それでは早速ばあなさん宅のベルテックサウンドの続きを、。 オイラが次に取り出したるは、hatOLOGY 503「Ghostil Thoughts」である。このCDも前回バンナさんとご一緒した際にも持ち込んだので、前の音は良く覚えているつもりだった、。切れ味抜群のサックス録音が良いのだ。 が、これが前回と全然違う。これ見よがしに切れ込んでくる感じではなく、何故か非常にナチュラルなのだが、繊細感、情報量が異様に上がっており、サックスの吹っ切れる感じが極めて自然。粒子が細かいというよりも、粒がない位滑らか。また、録音の構成が手に取るように分かるというか、ミキシングの左右状態が、どうなっているかバレてしまうような音数の多さにはびっくり。
その後は、取っ替え引き替え僕の持参CDと、poohさんの持参CDを聴かせて頂いたのだが、繊細微妙な録音は、消え入る寸前の余韻まで確実に聴き取れる程だが、逆に豪快な重低音バリバリ録音では、一般家庭では信じられない程、ズドンと一発ぶっ飛ぶような炸裂感が素晴らしい!。ダンピングが良くトランジェント抜群の重低音で、ごっつい芯のある音だ。 しかも、特に僕が個人的に感動した点は、それでいてウーハーの音がまったくボーカル帯域にかぶらないで、伸びやかに歌い上げる感じが楽々と出てしまうこと。 更に、高域方向の繋がりのスムースさと言うべきか、ホーンにはないこれまた指向性の良さが、ホーンツイーターばかり使っているものとしては、ある意味でカルチャーショックを受けるのである。ホーン万能ではない、と気付かされるのである。つまり、問題はその繋がりの良さが重要なのではないかと思うわけだ。 また、それをドライブするアンプ、そして送り出し機器の筐体以外にも、DACとプリはやはり重要であると今更ながら思い知らされる。スピーカーから出てくる音がこれ程までに変化するからだ。
で、ついにやってしまった、。 ばあなさんは、小型のデジタル騒音計を持って居られたのだが、それを見てオイラは青ざめた。 オイラの音量は、気が付けば何と115dbまで達していた!(A特性ではなく、F特性での計測) 人の家で何をやっているのだ?!と怒られるのは間違いないだろう。(-_-;) でも、これが不思議なことに、それ程大きいとは感じないと言うべきか(←こらこらぁ!)、それ位自然に音が出てしまうので、気が付くとかなりドデカイ音になっていることに驚くのである。 確かに、騒音計はピークでの値なので、一瞬でも大きな音が出ればその値を計測するので、全体として大きな音でなくてもそのような結果は出る。これはオイラも長年スペアナを使って来たので、理屈はある程度身をもって知っている。 DVDなどの映画は、Fレンジは広いが録音は合成であり、リミッターがかかっていることがよくあるので、その場にいる体感としての音は大きく感じるのである。 このため、映画より音楽の方がデカイ音が出ていても気が付かないこともあるのだ。でも、これはどういう事を意味しているかと言うと、音の反応が早く、Dレンジが広い、と言うことではないか。 特にパーカッション系の音楽にこのパターンがあり、気をつけないと、外に音が思いっきり漏れている、なんてことがあるわけだ。 ((^_^;)\(・_・) オイオイ、やっておいて言うなぁ〜。)
その後も、ばあなさんのお持ちのディスクで、テラークのロックを聴かせて頂いたのだが(番号失念)、これは強力無比!ぶっちぎりの切れ味で痛快、豪快、快感である。大丈夫なのか〜、ここまでの音量で行っても。。。 更に、最後は3管バルコ701映像とファロージャの組み合わせで、「ムーランルージュ」「ターミネーター3」を観せて頂いたのだが、ここまで来るともう相当な音量である。 特に、T3のトイレでのバトルシーンでは、恐るべき破壊力瞬発力のある重低音に圧倒されて、オイラはハラハラしてしまった。 ばあなさんの音、やっぱり最後は爆音(笑)である。 絵の方は、プロジェクターが7インチ管なので、8インチ、9インチ管のようなフォーカス感とは行かないにしても、それでも肌色の質感と色合いの微妙さは、ちょっとやそっとでは出せないバルコ701とファロージャが織りなす絵にしばし感動。とても液晶などでは到達出来ない世界である。
で、あれやこれやで、あっという間の3時間半が過ぎて行った、、。楽しい時はこんなもんだ。
僕は、今回のばあなさん宅では、以前にも増して大きな刺激を頂いてしまった。 それは、自分が追い求めているある種の「惹かれる音」の部分。そして、自分の音にないもの、そして足りないもの、が、ここにあると感じるわけなのである。 また、求める方向のためには、一つの事に囚われない、ばあなさんのその姿勢にもオイラは大きな刺激を頂くのである。。。 オーディオは奥が深い。まだまだ経験しないといけないことが沢山あるんだと改めて自戒する今日この頃である。
(ばあなさん、poohさん、この度も貴重な体験、またしても楽しいお時間を本当に有り難う御座いました。これからも、どうか宜しくお願い致します。m(_ _)m) |
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2005/11/03 自分にないもの(その一) |
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人は皆、何事もそうだが、自分にないものに惹かれる、と言われる。それは環境だったり、人物だったり、ある時はその時代または時間の時もあるだろう。 当然、オーディオにもこれは当てはまると僕は思う。
さて、先日久しぶりに、近所のばあなさん宅にお邪魔させて頂いた。前回お邪魔させて頂いたのは、2004年の3月で、ベルテック製のスピーカーを導入された直後だった。 ご近所なのだが、お互い仕事柄なかなかお会いすることが出来ない境遇なのだが、今回はベルテック製の心臓部分である、DAC付きプリアンプが一新された、とのことだったので、僕はついに仕事をさぼって(^_^;)お邪魔させて頂くことにしたのである。 現物は下写真がそれである。見た目は、前回お邪魔させて頂いた時と同じなのだが、実際の内部は、実は総入れ替えされた新生プリになっているとのことだった。 こういうバージョンアップと言うのはちょっと憧れる、。気に入ったデザインが変わることなく、中身のみ入れ替えで対応出来るのは素晴らしい。ずっとそのルックスで使えるわけだ。 まあ、人によってはデザインはどうせなら新しくなった方が良い、結構なお値段なら絶対変えるべきだ、と言う意見もあるだろうが、構造的完成度の高い物が、コロコロデザイン変化すると言うことの方が少ないと考えるのが妥当ではないかな。前のは駄目だった、なんて言うのはむしろユーザーには失礼な話で、不信感さえあると僕は思う。 オーディオの根本は、ファッションではないのである。必然に基づいたルックスの良さと、単なるカッコだけから、というのは別の世界だと思っている。
さて、今回は前回の教訓からも、僕だけでは勿体ないと思い、これまた県内のpoohさんと一緒にお邪魔することのご許可を頂き、二人でお邪魔したのである。因みに、poohさんはベルテック試聴は初めてである。
では、早速音を聴かせて頂く前に、マジマジと機器の様子を拝見させて頂くことに、、、。 確かにプリのルックスは全く変化なし。また、以前その音のみならず、必然的な仕上げの凄さと総重量に驚異させられてしまった、ベルテックスピーカーも、相変わらず精悍な輝きを放っている。(これは現物を見ないと分からないと思う) やっぱり凄い仕上げだ、、、人間業とは思えない感じだ。 他のシステムも、DVD-PにS-747Aが追加された位しか変化はない。プリ、パワー、SP、電源コード、SPケーブル、CD-P、全てベルテック仕様である。 特にコードは全て単線なので、見た目も強烈で物々しい感じがあり凄い。ただ、ちょっと不思議な点は、これだけ単線を使用されているのだが、触ってもビンビン反発する感じがない、と言うこと。余程ダンプが効いているのか、非常〜にごつい印象である。
では、期待の音を聴かせて頂くことにする、。 まずは、僕の持参CDからクラフィンスピアノをかけて頂く。まず音始めと言うこともあって、音は中音量程度。多分、この時poohさんはおやっ?と思われたに違いない。大音量派の方では?と、。 しかし、僕はニヤニヤほくそ笑んでいた。(^_^)そのうち理解出来るのである。ばあなさんの鑑賞音量レベルは、実は異様にDレンジが広いのである。だから、そのうち来るぞ〜、と思いつつ(笑)。 で、その音はピアノのタッチは極めて軽快だが、弦の位置はピタリと決まり、僕はセンターで聴いていたので、音像も中音量だが恐るべき解像度と情報量にびっくり。しかも、クラフィンスピアノ特有の、一番低い低弦の基音がばっちりと再現される。ブーン!と来てピタリと止まる。しかも濁りはゼロ。 ここでの驚きは、この音量でこれ程の音像と音場感と音の分離が再現されることだった。 さて、お次はfro froのCD。これは以前同じものを聴かせて頂いていたのだが、これにオイラはショック!!出てくる音は、大きな大聖堂の後ろから前方のコーラスの群衆を見ているかのような、音像は小さくピンポイントだが、その三次元的な立体感がありありと再現されて、確かにあそこで人が歌っている、と錯覚するような実在感と、ホールエコーが上にふあぁ〜、と跳ね返る様子が見えるような素晴らしい響きである。前回に比べても恐ろしく音場が深くなっているのを感じるのである。 これは良い〜!個人的にはピンと来たので、直ぐにpoohさんとセンターチェンジした程だった。特に、歌っている人に「実在の立体感」があると言うべきか、人の形が感じられるのである。これは実際に聴かないと分からないだろうなあ、。 このCDを我が家で聴くと、音量が少し大きいせいか確かにもう少し前に出て聴いている感じにはなるが、少し表面的で、「録音の音を聴いている」と言う感じになってしまう、と改めて自戒させられたのである。 こりゃあ、前回お邪魔した時とは、かなり音が違うぞ、、、。(つづく) |
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