つれづれ日記
2002年
4月度
2002/04/30 お子様向け |
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今日はDVDソフトについて書こう。ソフトは「キャッツ&ドッグス」と「スパイキッズ」だ。
僕はあまり動物映画は観ない。大自然をドキュメントしたものは観るが、擬人化している映画はまず観ない方だ。嫌いではないが、なんとなく性に合わない。また、ペットも飼っていないし、飼おうとも思わない。こう書くと、動物嫌いかと思われそうだが実は違う。 小さな頃、親にねだって犬を買ってもらったことが一度だけある。確か小学校の低学年の頃だった。犬の名前は、今ではありきたり過ぎて笑ってしまうが、「ポチ」だった。雑種で3色ぐらいの色つきだった。 この当時は、今のようにペットについて詳しい飼い方なんて問題になっていなかったので、世話や管理は極めていい加減なものだった。本当はあったのかもしれないが、我家では全然知らなかったので、エサは味噌汁ご飯が多かった。今こんなエサをやっていると言うと、間違いなく高血圧で早死にしてしまうと怒られるだろう。最近はペットフードが主流だ。しかも極めて健康的な成分になっているらしい。人間の食べ物は、犬には激辛なのだそうだ。僕も今なら味噌汁ご飯は絶対やらない。 しかし当時の「ポチ」は、あまり頭はよくなかったかも知れないが、極めて元気のいい犬で、僕によくなついていてかわいい奴だった。僕がエサをやらないと絶対食べないのだ。婆さんでは吼えまくるので弱っていたぐらいだった。ところが、それから5年ぐらいで、ある日突然病気にかかって急死してしまった。正直この時は、子供ながらに命の尊さを痛感して、物凄いショックを受けたものだった。今でも死顔を覚えている位なのだ。 実はこれがあってから、二度とペットは飼わないことに決めたのだ。このためペットブームの今でも絶対飼う気が起きない。寿命を考えたら、まず自分より早く他界するのが分かっているからだ。このような意味では、子供にはペットと言うのは人生勉強になるのかもしれない。命の大切さを知る機会ではないか。今考えると、両親が飼うことをOKしてくれた理由がよく分かる。 ところで横道に反れてしまったが、今回の「キャッツ&ドックス」を買ったのは、2,500円プライスだったのと、実は主人公(主犬公?)の「ルー」が、昔の「ポチ」によく似ていたのもあるのだ。垂れ目がよく似ているので懐かしくなった。 で、画質の方はどうかと言うと、黒レベルのセットアップが高く、色温度が少し低めで黒浮きな部分があるのだけれど、シーンにもよるが解像度はなかなか良くて、犬と猫の毛のふさふさした質感が非常に良い。また、CGとの特撮合成も上手く出来ていて笑える。ただ、動きが異様に速いシーンがあって、プログレッシブDVDプレーヤーでは、少しついて行かないような不思議なところがある。こういう効果なのかもしれないが、これはHTPCで観るのが一番自然で良かった。音は効果音としての低音が少ないので、迫力はイマイチでまろやかで刺激がない。ただ、正規の5.1CH再生だと違うのかもしれないが、僕はダウンミックスなので分からない。また、内容もどちらかと言えば、お子様向けというところかな。 ところで、もう一つの「スパイキッズ」の方。これは僕の好きなアントニオバンデラスが出ているのだけれど、良いパパ役がなかなかほのぼのしていてはまっている。これは完全にお子様向けに作られている映画なので、どぎつい暴力シーンはない。内容もお子様アニメみたいだった。また、「デスペラード」の悪役のバーテンの俳優さん(名前忘れた)が、ここでは叔父さん役で出て来るのだが、今回はアクの強さがなくて、これがなかなか子供向けの良い味を出していた。この人の演技は実に名脇役だ。 また、アントニオバンデラス主演のDVDで、最近「ポワゾン」と言うのも出ているんだけれど、これは「トゥームレーダー」のアンジェリーナと共演しているが、なんと成人指定でイメージが全然違うのでびっくりする。 さて、「スパイキッズ」の画質の方はどうかと言うと、これがイマイチで残念。特に色あいがおかしくて、異様に色温度が低いので妙だ。昔のLD時代みたいにフィルターが強すぎる。これはちょっと残念だった。音は「キャッツ&ドックス」よりは低音が入っているが、それでも音は大人しい。まろやかでどぎつさはない。 結論。やっぱりお子様映画は、パワフルでダイナミックな音とカラフルで鮮烈な絵にすると、刺激が強過ぎて駄目なのかしら、、と思うのだった。 |
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2002/04/27 不思議の国の長岡鉄男 2 |
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今日の日記は当然これだ!。そう、「不思議の国の長岡鉄男 2」を入手しのだ。CD付きで定価二千円だった。
何時ものように、我が地方の近所の本屋には、この手の本は見当たらなかったので、仕事の帰りに隣町まで探しに行ったのだ。やはり長岡派はマイナーなのかな、、。 しかし、ところが隣町の本屋には、今回は驚いたことになんと5冊も置いてあったのを発見してびっくりした。これは我田舎の今までにない位の快挙!?だと思ってしまった。とにかく「長岡鉄男と題する増刊号」は、何時も直ぐに手に入らない地方の人間としては非常に嬉しくなった。 で、そんな話はどうでもいいとして、内容は今回も今まで読んだことのある記事の総集編とCD付きで、やはり以前同様、長岡先生亡き今がどうしても寂しく感じられそうになりかけた。 ところが、今回はそう思いながら読んでいたら、それを吹き飛ばす記事があった。それは226ページの漫画家、須賀原洋行さんの「須賀原洋行の形而上ワンダーランド」だった。これは読まないと分からないが、この方は、僕も以前好きで読んでいた「気分は形而上」や、「よしえサンち」、「それはエノキダ」のコミックの作者の方で、更になんと長岡派の方なのだ。そしてここに出て来る漫画に久しぶりに大笑いしてしまった。とにかくここは読まないと分からないと思うので、ご一読されることをお勧めしたい。長岡派なら多分笑えるのだ。 さて、この記事で気分が少し明るくなったので、今回は付属CDの「長岡先生の声」を思い切って聞いてみることにした。以前の雑誌に付いていたCDにも先生の声は入っているが、その時はとても悲しくてなかなか聴けなかったのだ。 今回は現実を受け止める意味でかけてみたが、第一声にはやはりぎょっとした。これは晩年の声だ、、。そう思いながら聴いていると、拍手の音や、先生がよくされていた「うんっ」と言う咳払いが妙にリアルだった。ちょっとした録音のように感じるが、これが素の感じで録音は良いのだ。 そしてトラック6からは、こちはお馴染みプロ「MYU高崎さん」の自衛隊録音が入っている。これはオフマイクの感じだが、超低域がもの凄いので、うかつにボリュームは上げられない。しかも持続音で入っているところに大砲の発射音を、迫力が出るまで上げると大変なことになるのでご用心を!!。これを聴くと38センチが欲しくなる、そういう録音なのだ。 さて、今回もこの本は個人的には充実した内容でとても満足出来た。また、今後も長岡派は不滅でありたいし、そう感じさせる最近の新しい記事(ミニ方舟プロジェクト総集編)もあって非常に心強く感じたのだった、、。 |
2002/04/23 体験すること |
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昨日、会社の帰りに近所の大手家電店に寄った。目的はリモコンの電池を買いに行っただけなんだけれど、ふと、デジタルハイビジョンとプラズマテレビなどのデモが目に付いたので、そちらの売り場に入ってみた。
ところで、我家には7年前に買ったアナログ(!)ハイビジョン用のテレビがある。横長テレビが大流行し始めた頃の代物だが、一応マルチスキャンである。但しハイビジョンチューナーを買っていなかったので、未だにハイビジョンとは縁がない。当時は番組にろくなものがなかったので、結局ハイビジョンチューナーは買わず終いだったのだ。一度人からチューナーを借りて見たことはあるが、それでも買うまでには至らなかった。 その後数年して、今度はプログレッシブが流行り始めた。その時は新しいそのテレビが気になって直ぐに観に行ったが、これがイマイチだった。プログレッシブ映像がなんとも動きと輪郭に違和感があってどうにも気に食わなかった。むしろインターレースで観る我家のマルチスキャンの方が明らかに綺麗に感じたのだ。 それから更に数年経った現在、どうせイマイチだろうと思いながら、売り場の幾つかのテレビとプラズマというやつを観ていたら、これがなんと凄く綺麗だったので驚いた。プログレッシブの動きも相当変っていて、これは時代の進歩を感じた。繊細でシャープで明るくて動きはスムースだった。デモに「グラディエーター」を使っていたが、なんとなく最近のHTPCやプログレッシブDVDのような絵に近いのが意外だった。色も自然で良かった。 プラズマテレビは始めてじっくりと観たが、明るさも一昔前のリアプロテレビとは随分違うのでこれまた驚いた。直視管には負けるが、家庭内の照明の明るさでは実用になりそうだった。それより、むしろ照明を落として観ると、立派なホームシアターがお茶の間で実現しそうだった。もちろん環境を整えた3管を、部屋を真っ暗にして観る絵とは差があるのは事実だが、それでもかなり綺麗に感じた。不自然さはまるでない。 それからもう一つ、液晶プロジェクターを観た。これはSANYOのXU35と言うのを観たのだけれど、これまた滅茶苦茶明るいのでびっくりした。この機種はXGAまでリアル対応でRGB1024×768となっている。色差入力のDVDをかなり明るい場所で、スクリーンはゲイン1.6のスパーグレインで観たのだが、白は眩しいぐらいだった。この液晶の値段は確かに高いのだけれど、それでも過去のこのクラスの液晶のイメージは微塵もない。画素は見えるが細かい。入力も色々付いていて、今の僕には全ての意味が良く分からないぐらいだった。 で、今日は何が言いたいかというと、物事全て自分で体験してみないと本当のことは分からない。当たり前だが、想像や人からの話だけでは実際のところなんとも言えない。自分で体験することが絶対必要だと言うこと。また、この世界は進歩が遅いようでも、実は少しずつ必ず変化している部分があると思う。そうなると今まで感じていたことが覆されることもしばしばあるだろう。「過去にそうだった」、と言う思い込みだけではいけないのだ。これは絵だけの話ではなくて、音についても言えると思う。 もちろん感じ方は人それぞれ違うから、大きな差と感じる人もいれば、それ程の差は感じないと言う人もいるはずだ。だからこそ自分で出来ることは実際に体験してみることが必要だと思う。全ては自分がどう感じるかが大切で、実体験こそが重要だと思う。 事実とは自分が感じることで、人と違って当たり前じゃないかな。とにかく何事も自分で体験することに尽きる、、、そう思う今日この頃なのだ。 |
2002/04/20 安さで勝負 |
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さて、最近買ったDVDについてなんだけれど、今日は「ソードフィッシュ」DL-21322について書こう。画質は一緒に買った「キャッツ&ドッグス」の方が良いんだけれど、これは別のネタに使うつもりなので後日にしよう。
ところで以前、「ハンニバル」のDVDの値段についての不満を書いたことがあるんだけれど、ここ最近は割と安いDVDも増えて来ているようだ。1,500円と言うシリーズも見かけた。もちろんメーカーによるのだけれど、特にワーナーは以前から、新作でも他のメーカーよりは少し安い設定になっていて、個人的には好感が持てる。 今回買った「ソードフィッシュ」と「キャッツ&ドッグス」は、なんとどちらも2,500円だった。以前の「ハンニバル」とはエライ違いだ。DVDも新作でこれ位だとついつい2枚買ってしまう。これはメーカーの思惑にハマッているだけのような?気がしないでもないが、それでもなんだか得をしたような充実感があるので、これ位の値段設定は本当に有難いし今後も増えて欲しいと思う。 とにかく一万円もするDVDを買って、内容も面白くなくて画質も音質も良くなかったら、それこそひっくり返るかもしれないので、僕はなかなか高いDVDは冒険が多くて買うのを躊躇してしまう。 大抵のDVDは、大体3,800円から4,700円位が多いのは皆さんもご存知だろう。3,800円ならどうにかだが、それでも2500円と来たら随分安く感じるのは自分がセコイ奴だと言う証拠かもしれない。 さて、今回のDVDの画質音質はどうか?。まず、画質の方は、暗いシーンが多いが解像度はまあまあなんだけれど、色がなんとも妙な色と言うか、「3管のブルー管が切れたような色」で、始めはびっくりした。しかも始まりはビデオ映像の壊れたような効果の出だしだったが、HTPCで先に観たので、思わずPCがぶっ壊れているのかと思ってしまった位だった。そう言う意味で流石の映像技術と言うかトリックだった。 しかし、これは大画面で真っ暗にしてのめり込んで観ないと騙されないだろう。内容は少し癖が強いが、ジョントラボルタがカリスマ的でまずまず。変な奴になりきっている?ところがなかなか良い。 色が妙なのは、これは意識的にそうしてあるのだが、以前見た「マトリクス」になんとなく似ている。これは製作がジョエル・シルバー(マトリクス)だからだろう。 音の方は、硬い低音ではないが、やけにたっぷりしている。これは音楽の効果音がそう言う音だからだろう。 とにかく2,500円で、更にコンテンツが色々入っていて楽しめると言う点で、トラボルタ好きの僕には損のない買い物だった。 この値段で今後も色々新作が出て来ると、ライブラリーが増えてうれしいんだがなあ、。やはりDVDソフトは安さで勝負だ!?。 |
2002/04/17 「つつまシアター」完成! |
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さて、今日はDVDソフトの紹介を書こうと思っていたのだけれど、なんと!新たなるVAシステムが完成されたと、ある方からメールを頂いたのでソフト紹介は後回し。このため今日はこちらを先に紹介させて頂くことにしよう。
以前ROKUさんが、VAを導入された時も書いたのだけれど、今回も完全に僕のバッド・インフルエンス(悪影響)?を受けて居られるのではないかと少し心配だが、それでも無責任VA推奨派(!)の僕としては、VA派の仲間が増えていくのはやはり何よりうれしい。(僕の無責任VA普及活動は着々と広まっている!?) さて、今回のVA派仲間入りのある方とは、以前鉄バッフル製作でお世話になった、NAOさんなのだ。そして新VAルームの名は「つつまシアター」。名前の由来は、普通の部屋なのでつつましく、というところから来ているとのことなのだけれど、とてもつつましいとは言い難い位「強力なシアタールーム」に愕然としてしまった。しかもシンプルですっきりでハイセンスに見えるのだが、内容は超強力で凄い。 NAOさんはもともと技術系の方なので、構成のまとめられ方はやはり流石だと思ってしまった。計算し尽くされている感じだ。確かに、以前鉄バッフルの設計製作をお願いした時も、僕の設計ミスは全て簡単に直してくださったのだ。僕は図面を3度も間違えていたのに全然気が付かなかったのだが、NAOさんは一発で全て合わせてくださった。しかも現物合わせなしでも、スワン鉄バッフルはドンぴしゃりだったのだ。うーん凄い。 ところで、今回のNAOさんの新システムは、プロジェクターは今話題のPiano、そしてスクリーンはOSのピュアマット120インチを導入されたとのことだった。そして、更に新スピーカーがまた凄いのだ。オリジナル設計の1900mm共鳴管にFE-168∑と5HH10を0.68μFで構成。そしてなんとウーハーは15W200使用の超強力型!!でびっくりした。しかも見た目はご覧のように極めてシンプル。これだけの構成を一発で決めるのは容易ではないはず。 まず普通は、これだけのシステムを組むとなると、部屋はゴタゴタになる場合が多いと思うのだけれど、そこはNAOさん、写真のようにすっきりされていて、とても僕にはマネ出来ないと思ってしまった。コイルカット内蔵の大型ウーハーはスクリーンに隠れて見えないし、更にスクリーンが中高域のフィルターの役目をもしていて、スリットダクトのみ出て来て全然目立たない。 「VAルームはこうありたい」と言うお手本ではないだろうか。スクリーンを上げてもウーハーは窓を塞いでいないとのことなので、これまた凄い計算だ。未だにウーハーどうするかなんて悩んでいる僕とはえらい違いだ、、。 つつまシアターには見習うべき点が多く、自分ももっと勉強しないと、これじゃあ無責任VA普及活動をしている教祖の名がすたる!? では、面目を保つために今度は無責任HTPCを、、(こらこらっ) 冗談はさておき、今後是非ともお邪魔したいものである。はこぶねウーハーはそれからにしようかな。 それにしても、このところ自分はまとまった休みがないのが難点だ。あ~ゆっくり遊びたい~、と言いつつもVAの旅は続く、、。 |
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2002/04/15 息抜きと反省 |
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ここ約二週間足らず、NEW FE-208ESを聴きまくっていた。相当音が変って来て、もうなんとなく違うというレベルではなくなった。明らかにエージングが進んで来たと感じられる音になって来た。これで中域がもう少し抜けが良くなれば言う事なしだ。
新しい音になったので、どうしても色々聴きたくなるのはマニアの証拠だな。しかし流石にシビアに聴くばかりしていたせいか、我ながら少し息抜き?がしたくなって映画を見ようと、先日2枚DVDを買って来たのだ。 今回買ったのは「ソード・フィッシュ」と「キャッツ&ドックス」だった。これは明日のネタにするとして、では何でアントニオ・バンデラスが写っているのだ?と言われるかもしれないが、今回の2タイトルの新譜DVDを買いに行ったら、もう直ぐ発売の「スパイキッズ」のポスターが目に入ったのだ。これは彼が(バンデラス)が出ているので、また急に彼の映画が見たくなったと言う訳なのだ。 実は自分は俳優さんのなかで、ジョン・トラボルタとアントニオ・バンデラスが特に好きなのだ。二人とも全然イメージが違う俳優さんだが好きなのだ。 理由は、ジョン・トラボルタは悪役顔ではないのに悪役を最近演じるところが良いのだ。もとはキザの代名詞のような人で、爽やかな感じが売りだったが、フェイス・オフあたりから悪役が馴染んで来たと個人的に感じている。つまり役者の本領発揮と言う感じかな。 そしてアントニオバンデラスは、鋭い目つきでかなりアクが強くて、いかにも男っぽいのに、何故か非常にまじめでシャイな役が似合うところが好きなのだ。「マスク・オブ・ゾロ」もそんな感じだった。彼が以前「アタメ 私を縛って」に出ていたのは今からは想像もつかないぐらいだ。どう言う映画かご存知の方なら分かって頂けると思う。(個人的感想ですが、、) で、棚の中から久しぶりにちょっと古い「デスぺラード」のDVDを引っぱり出して観てみたのだが、なんとこれ、以前インターレースで観た時は、イマイチ画質が良くないなあと思ってテレビに切り替えて観たのだが、これをHTPCとS747でG70で改めて観直して驚いた。これがなかなかいい味なのだ。解像度は普通で、暗いシーンでは黒つぶれが多少あるが、それでも特に赤色が色濃くて独特の映画っぽさがあるのだ。冒頭のシーンから夢のシーンまでは実に良い。意外なものだ。 内容については、クエンティン・タランティーノと、ロバート・ロドリゲス監督なので、紙芝居みたいだが大画面で改めてじっくりとみると、悪役面の連中が特に演技がうまいのに気が付いて驚いた。特にバーテンの表情は良い。やはりテレビで観る印象とは随分変るものだと、今更ながらに「大画面」の威力に納得してしまった。 人の迷惑省みず、大画面推奨派?の僕としては、映画はやっぱり大きい画面で観ることが大切だと痛感した。やはり一度観ただけで、その映画の意図を決め付けてはいけないのだと言うことが、ひしひしと感じられて大いに反省中なのだ、、。 |
2002/04/11 実際どうなの?NEWバージョンFE-208ES(その四) |
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さて、現在NEW 208ESのエージング中なんだけれど、確かに音が少しずつ変っているのがなんとなく分かる。それでもまだまだこれからなので、様子をみることにした。NEW 208ESは、初めの印象から非常に期待しているのだが、それでも時間は早く進まないのでもう少しの我慢だ。 ところで、僕は純粋なテストCD(エージング用含む音楽ものでないCD)を案外色々持っているんだが、エージングには使ったことがない。この手のものは沢山出ているのはご存知の方も多いだろう。やってみたい気もするが、どうも手を出し難い。それはズバリ、怖いからだ。何が入っているか分からないのだ。確かに説明書きはあるが、読んでもよく分からないし、特にデジタル信号でこの手のものは素人にはとても危ないからだ。 と言うのも、別の件だがデジタル信号で、一度だけツイーターを飛ばした経験があるのだ。ユニットの加速エージングが出来そうで興味はあるが、不安なのでこれからもやらないだろうな。普通に音楽を聴いて待てば良いし。まあ、焦らないでエージングしよう。また、これが楽しいひと時でもあるので、ゆっくり行こうかな。 ところで今日は、ユニット端子の取り付けについて書いてみよう。 僕は端子をはんだ付けしたことは、過去に一度しかない。必ずと言って良いほど差込端子を使うのだ。絶対はんだの方が良いのだろが、後のメンテナンスや、どうしてもはずしたい時に、ユニットにはんだが残るのがなんとなく嫌なのと、もう一つは実ははんだが下手なのだ!。イモはんだが多いので自分を信用していないと言うのがあるのだ。 まあ、はんだが付いていないと、誰かに譲る時は喜ばれることが多いんだが、、。(言い訳です) ただ、この方法にも二つある。写真上のように差込プラグで付けた後に、ペンチで締め付ける方法と、もう一つは下の写真のように圧着スリーブを使い内部配線とユニットの端子を圧着する方法だ。これは少しコツが入るんだけれど、上手くやると非常にしっかりと止まる。しかも平たく締めておくと、後ではずすことも出来るのだ。(絶対お勧め出来ない方法なのでやらないでください。このため写真は載せません) 駄目押しでこの上からはんだをすれば完璧かもしれないが、これはもう二度とユニット端子が使えなくなるだろう。 ところで今考えているのは、ねじ止めが出来ないかと言う事なのだ。頭には描いているんだが、まだ実現していない。端子に十分巻きつけてはんだをかぶせるのは一般的で良いのだが、電源ケーブルを以前自作した時に、やはり「ねじ止めして」からはんだをしたら最も良かったので、やはり金属どうしが強固にひっつく方が一番効くように思えているからだ。 これがあってから、ウーハーのコイルはねじ止め式にして、更に後のメンテナンスを考えてはんだなしにしているのだ。 これをユニット端子に応用出来ないかと現在思案中なのだ。 爪つきナットもそうだが、ズボラなくせに妙なことにこだわるのが自分の性格だな、、。やはり何処かずれている? |
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2002/04/08 実際どうなの?NEWバージョンFE-208ES(その三) |
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それではNEW FE-208ESの試聴感想を書こう。始めにお断りしておきますが、これは現在での個人的な感想であり、今後は変る可能性がありますのでご注意を。(なにしろエージング時間は十数時間なので) さて、今回は少し意地悪?をして、以前FE-208SSが特に得意だったソフトをあえて選んでみた。折角高いお金を出して買ったのだから、NEW 208ESに期待は大きいので十分楽しみたいというのもあったのだ。 NEW 208ESを付けて初めて音を出した瞬間は、正直やはり音が寝ぼけていた。嗚呼、こんな音だったなあと思いつつ聴いていた。が、すぐに馴染んで来て「ごく普通」に鳴って来た。 これは今までESを聴いていたから、耳が慣れているからかもしれないが、やはり今度のNEW ESは、(旧)ESと良く似た音がするなあと感じた。もの凄く音が違うと言う感じは個人的にはなかった。多少感じたのは、中高域の切れが僅かにシャープに感じたのと、低音のダンピングが良くて音程が少し明確と言う事ぐらい。逆に言うと、殆ど違和感はないと言う感じだった。 で、ここでなあ~んだ、、、と思った瞬間にハッと気が付いた!。これはおかしい!そんなはずはない。ESは初めからこんな音はしないはずだ。以前のESは平成12年の5月に交換して、その後数ヶ月でげんきまじんさんとのOFF会の時も、「まだ馴染んでいないなあ」とぶつぶつ言っていた自分を思い出した。初めはもっと音がヘッコンでいるはずだ。なんで2年使っているユニットとこんなに違和感がないのだ? これどう言うこと?ESと言う型番だから音は同じであってしかるべきで、そう言う意味では型番が違わないのは納得出来たが、時間の差はなんだ?と言うことになって凄く無気味だ。僕の耳がおかしいのか、なんとも不思議な気持ちだが、どう表現すべきか、、。 何らかの理由があってエッジが少し変ったのだろうが、これが原因なのかな。これは意識的なものなのだろうか?こうなると今後エージングが進むとどうなるのだろう。それともある程度出来上がっているのか。 確かにNEW208ESも旧208ESも、当然だが208SSとは明らかに音は違う。毛並みが違うと言う感じかな。これは一対一比較したのではっきりした。SSは多少だがハイ上がりな所があって、緊張感が凄く高い。耳当たりの良い感じと言うよりは、ある方向に突っ走った感じの切れ込みがある。ランドスライドのドラムはスティックの音が強烈、、またクラビンスピアノの弦はジンジン来る。 NEW ESはもう少ししなやかで、繊細感があるのに切れが良い。しかも音がへっこんでいないのだ。サックスの張り出しは歪感ゼロだが、大人しくはない。まだエージング不足なはずにしては威勢が良い。「自衛隊」では薬莢の音がリアルだし、「あはれ」は極めて自然な声で、きつい所がないのに声が伸びやかに鳴る。 しかし今度のNEW 208ESは、なんとなくSSに似た良さを持っている感じもある。そしてそれを少し丹精にしてクオリティーを上げた高級ユニットの感じかな。中高域のバチン!と叩きつけるようなアタック音の感じはSSが強いが、NEW ESは大入力のコーンの大振拍に強く、超低域までガッチリと再生する。もちろん旧ESもこれは良く似ている。ただ、初めからこういう音が出るのが摩訶不思議だ。 NEW 208ESは使っていないESと比べると多分音が違うのではないかと思うが、手元に旧ESの新品がないので分からない。でも、エージングが進んだESと比べると、これは比較は単純でなないと思うがどうだろうか。これはまだNEW ESを更に使ってみないと本当にどれ位音が違うか、はっきりとは言えないように僕は思う。 また、SSが好きならそれを使うのもいいのじゃないかな。また、アンプによっても随分結果は違うと思うがどうだろうか、、。もう少し聴いてみよう。 ところで、NEW 208ESは、ESを持っていない人で、楽器の質感を求める人には勧められるユニットだと思う。(もちろんS、SSシリーズとは違うことは承知しておかないといけないが) エージングが出来上がったESがあれば、これも選択肢にいれても良いと思うが、やはり新しいものが欲しいのが人情だろうなあ。では(旧)ESを持っている人にはどうか?うーん、、これは個人が決めることだろうなあ、、。 |
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2002/04/06 実際どうなの?NEWバージョンFE-208ES(その二) |
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言い出したからにはやらないといけない、と思いつつ、現在FE-208SS、208ES、そしてNEWバージョン208ESをそれぞれ交換しながら試聴している、、。 そんな面倒なことをしないで、とにかくNEWバージョンFE-208ESがどうなのか?だけで良いではないかと思われるのだが、そこは変人のこだわりで、自分としてはどうしても自分が使ってきた音を再確認したかったのだから仕方ない。 で、下のF特は、リスニングポジションにマイクを立てて、ネッシーにT-500Aを取り付けた状態でのRchの特性。今回はウーハーは切ってある。上から、(旧)FE-208ES、(新)FE-208ES、FE-208SSとなっています。 横道へそれるのだけれど、ネッシーとはこのようなF特をしているのだ。もちろんコーナーへ押し込むともっと低音は上がるが、それでもこれを見て頂くと、ネッシーにはまずウーハーが必要であると言うのが分かって頂けると思う。 また、20HZ、25HZはこれはネッシーの共鳴管としての動作が作用しているためです。(もちろん部屋に依存しますが、) ところで、始めは今までの(旧)208ESで優秀録音盤を数枚聴いて、それから一度208SSに戻して聴いてみた。久しぶりに聴くFE-208SSは、Sシリーズの頂点に立つだけあって、やはり強烈でハードで瞬発力が凄い。ジョージア・オン・マイ・マインドの4曲目のドラムスは耳が痛い位弾け飛ぶ感じが懐かしい。パルクルール、ADのコロボリーも目覚しく張り出してくる。 ただ、以前のSSに交換してから気が付いたのだけれど、今まで使っていた(旧)ESも相当エージングが進んでいて、歪感のなさではやはり実力を発揮して、シャープで繊細で透明で切れが良い。明らかにエージングでESが大変化しているのが良く分かった。 特に、ESの音は声が極めて実在感のある、そこにいるような表現が出るようになっていた。粗さがなくてそれでいて切れが良くなっていた。エージング恐るべし。金属楽器の生々しさはSSの強みだが、拍手の音やシンバルの繊細感はESの方が現実身のある音に聴こえる。 さて、ここで肝心のNEWバージョンFE-208ESを今度は取り付けることにした。見た目の違いは、エッジの線の数が増えたこと。それからセンターキャップの接着剤の量が少し増えていたが、これはバラツキなのだろう。もう一つ良く見ると、何故かNEW FE-208ESの方が、コーンの色が僅かだが黄ばんでいる。始めは取り替えているうちに、あれ?旧208ESと間違えたかなと思ったが、やはりなんとなく新208ESの方がやっぱり黄色いのだ。まあ、これもバラツキなんだろう。 その他は目で見て全然違いは分からない。どう見ても同じに見える。別々に見たらエッジの違いでしか判断出来ないと思う。 さて、音の方は、、。これを今日書くには少し気が引けるのでもう一日聴いてみたいのでお許しください。妙な手間をかけたので、余りにもエージング時間がないのでもう一日、、。皆様ごめんなさいm(__)m。 |
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2002/04/03 実際どうなの?NEWバージョンFE-208ES(その一) |
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やってしまった、、。
そう、NEWバージョンFE-208ESを血迷って買ってしまったのだ。色々考えたんだけれど、やはり実際聴いてみたくなった。先日通り依存症だと言うのはもう間違いないかもしれない。何をやっているんだか、、。 しかし、心境はこれでも実に計画的だった。実は土壇場の用意はしていたのである。それはウーハーを交換するために予算を組んでいた。もしかして、と言うことも考えてNEWバージョンFE-208ESが出るまでウーハーに手を出さなかったのだ。 また、電話機の故障があったので、ますますケチになって何も買わなかったのもある。「待ち」である。また、「動くな」と心が言っていたのだ。 それから僕のシステムは、色々機材があるように見えるが、実は2年前から変ったところはごく一部なのだ。DVDPと、中古のC-17だけなのだ。これはアンプに備えるための準備なのだ。割と買い物には、「買う時期」と「買わない時期」と言うのが僕にはある。しかも買わないときは本当に何も買わない。意外に思われるかもしれないが、実は徹底しているのだ。(しかしとんでもないことはよくするんだけど、、、) もう一つ。一番の「要」はメインシステムのユニットが全てを決めると言うこと。アンプやその他は後だ。つまりフルレンジが僕のシステムの中枢部だと言う事。だから試してもいいだろうと思うようになった。失敗してもメインだから無駄にはならないだろう。(いざとなったらスーパーネッシーも作れるし、ウーハーも自由度が上がるのだ) 更に、もう一つの疑問は本当に「音が違うのか」?ということ。型番は同じだ。パソコンのパーツじゃないんだからリビジョンなんてないはずだ。でも聴かないと分からない。 さて、我家には6N FE-208SS、208ES、そして今回の第二回目の208ESとフルラインナップになった。(しっかり現役で残してあるのもチャッカリしているなあ) どう違うか、気になるのは皆さんも同じではないでしょうか?雑誌ではここまではいくら何でも出来ないのではないかと踏んで、素人の強みと開き直ってやってみよう。 さあ取り付けてみよう、、。(いや違う、取り憑かれてみよう!?) |
2002/04/01 依存症 |
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ここ数日特に忙しくて、31日の夜も訳あって仕事場にいたので、食堂でたまたまTVを付けて観ていたら、「依存症」についての番組をやっていた。もともとあまりTVは観ないのだが、内容が面白かったので気楽に観てみた。
民放だからお決まりの「バラエティー的な内容」だったが、早い話が現代人は「ストレス」が原因で、何がしかの「依存症」に成り易い、またはなっている、というものだった。 例に挙がっていたのは、月並みだが携帯メール、インターネット、ギャンブル、買い物、ゲームなどがあって、いかにも一般的な人の注意を引くようになっていた。戒めを込めているという感じだが、確かにこれらは度が過ぎると大変なことになるのは想像に難しくない。 また、習慣性が問題になることも指摘していた。ストレスが溜まるとその行為をしないと不安になると言うものらしい。これを回避するには、興味が持てることを増やしていくことで、行き過ぎが減ってノーマルになると言う。 「へえー、皆大変だなあ、自分は携帯のメールなんて面倒で殆ど使わないぞ、、」と人事のように観ていたが、よく考えたら、僕もこの番組の話が正確だとすると「依存症」と言うことになるのだ。それは「オーディオ、ビジュアル依存症」だ。しかも重症の感じかな。ただ、内容が一般的ではないのがちょっと引っ掛かるが、、。 で、何が言いたいかと言うと、オーディオという趣味は、もともと人口が少ないと勝手に思っている。くつろいで音楽を聴くと言う程度なら一般的だが、突き詰めて僅かな音や画の差を感じ取って、一喜一憂しているなんて言うのは、普通の人には考えられないと思う。 習慣性については当てはまる。オーディオマニアと言うのは、適当な習慣性がある人が多いのじゃないかな。これは音量を上げる時間や生活のことがあるので、どうしても習慣性が出来てくる。はこぶねは、いつでも大音量が出せるからいつもやっているかと言うと、そんなことはまずない。他に忙しくてやることは色々あるのだ。だから時間帯は違うが、やはり習慣性が出来てくる。 仕事や生活のことが終わった後で、オーディオの時間が来ると確かに楽しい。自分では適当に他のことを色々やっているつもりだが、これでも依存症なのかしら、、。まあ、ここまで度が外れたことをやっているので、否定は出来ないか、、。 「音を聴かないと不安でしょうがない」、なんてことはまさかないぞと思っていたら、これもそうでもないようだ。例えば、今回のFOSTEXのFE-208ESのマイナーチェンジが気になって仕方がない。やっぱり聴かないと不安だ? やっぱり依存症かな、、。 |