つれづれ日記

2002年

3月度

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2002/03/27
決らん、、

 表題の通りなんだけれど、交換予定の「はこぶね用サブウーハー」に使うユニットがまだ最終決定していないのだ。一応、FW-305の3発使いが値段からして最有力候補ではある。実は図面は二種類出来ている。今のSW-5MKII改と同じ、側面二発と全面一発型と、側面三発型の二種類なのだ。

 本当は38センチがいいのだが、やはり我家のシステムには38センチクラスは設置条件問題が多い。まず、G70の置台から全てやり直しになるのがどうしても辛い。と言って縦置きは不安が多い。また、その後メインアンプ交換をしたら、FE-208ESでは、今度は完全にウーハーのレベルが高すぎる。メインはソニーのTA-N1と決めているからだ。これはゲインが28dbなので、こうなるとウーハーも28dbにしないといけないし、個人的にはチャンデバやアッテネーターは使いたくない。

 デジプリは値段が問題だし、、。

 FW-305は二つ気になる点がある。それはM0(エムゼロ)が小さいと言うことと、非常に設計が古いので4本ねじだと言うことだ。なんとなく想像では、「ごく普通の音」になるのじゃないかと言う懸念がある。

 今のFW-208Nは、FW-220には僅かに馬力で一歩譲るが、それでも20センチウーハーとしては桁違いに馬力がありゴツイ音のするハイCPウーハーだからだ。

 それから今までのとても少ない経験から、高級38センチは意外に大人しいという思い込みがあって、使うならガツンと来るPA用になるが、今度は使いこなしの難しさが半端じゃない。

 そのうちFW-308Nが発売されないかなあ、、。FOSTEXさん、どうか是非お願いします!!!と言う願いを込めて、とりあえずFW-305で待つかな、、。

 

 

 

 

2002/03/24
「はこぶね内LAN」計画成功!
 オーディオとは関係ないし、変な写真で申し訳ないのだが、3/17の日記に書いた「はこぶねにLANを引きたい」、と言う話なんだけれど、遂に実行してみたのだ。今回はtakechanさんからアドバイスを頂いたので、ホームテレフォン用の予備線を使い実験してみたのだ。はこぶねを造る時に配線を決めたのは僕なので、一応予備を入れていた記憶があったので、調べてみるとこれがなんとか足りることが分かった。

 そして色々結線を当たって繋いでみたが、結果は大成功だった!。我家はCATVインターネットなので(TVは入れてない)、通信速度は10BASE-T(10Mbpsが上限)なので、予備線を4芯使い繋いでみたが、まったく問題なかった。しかも速度を計ったら1.6Mbpsは出ていたので十分に快適だった。今後は不満が出る日がくるかもしれないが、現在の使用では少なくとも十分な感じだ。

 takechanさんアドバイスを有難う御座いました。

 ところで、ちょっとしたことなのかも知れないが、それでもこの知識がなかったら相当苦労していたか、諦めていただろう。確かにこれはADSLの手法と似ているので、分かる人には簡単なのかもしれないが、それでもこの方法に自分だけでは気が付かなかったので、今回もWEBからの情報の素晴らしさに、ひたすら感謝の一日だった。

 かかったコストもなんと、1万円で材料費込みで出来たのだ。もし、届くかどうか分からない無線LANにしていたら、機材やら何やらでこの5倍はかかったと思う。更に、今回は居間にももう一つ予備線があったのでここにも引いたので、相当なハイCP自作工事だったと思う。

 なんとなく自作派の醍醐味に通じるものがあって、一人悦に入ってしまった。本当に今回は嬉しい情報だった。実際使ってみるととにかく実に具合がいいのだ。(もちろんG70QJでホームページは更新してないんだけれど、、)

 さて、ここで一つ思うことは、そもそも電話機が壊れたことが発端だったわけで、正にひょうたんからコマとでも言うべきか。また、今回も「巡り合わせ」とは意外なものだなあ、としみじみ思うのだった、、。

 ところで、調子に乗って次はデジタルハイビジョンあたりを導入かな?。しかし、しばらくは予算がないか、、。でも何時かは見てみたいな。

 

 

 

 

2002/03/21
ウイーンからの電子メール?
 昨日、一通の電子メールが届いた。何気なく開こうとしたが、件名も宛名もアルファベットだったので、始めはまたウイルスかなと思った(失礼!)。しかし、検出ソフトは何も言わないのでまあ大丈夫だろう、と思い開いてみたら、言語設定が西ヨーロッパ言語ISOとなっているではないか。

 なんだこりゃ?、と思い読んでみるとなんと、英文でFOSTEXのFE-208ESを手に入れたが、D-58ESの設計図が手に入らないと言うような内容が書かれていて、どうしたらよいか?というものだった。うわっ!質問だ。僕が持っている会社のフリーメールは海外メールがよく来るが、これは宣伝だから不特定宛てなので問題ないが、このホームページ宛てに来ると流石にびっくりした。国内からは質問メールを頂くことはよくあるが、海外からの質問は初めてだったのだ。この辺りがA86さんなどだと、日常茶飯事なんだろうなあ。

 ところで、今月の日記で海外通販のことを書いたのだけれど、とにかく全てが素人の僕は、英語も駄目なので、英文メールはまず遠き道だと思っていたし、こちらから海外のフォーラムにでも書き込まなければ、縁はないだろうとタカをくくっていたのだ。昔、母に「蒔かぬ種は生えん」、手紙は出して初めて手紙が来るようになるのだと言われたことがあった、。ところがよく考えたら、自分はホームページを作っているので、既に種は蒔いているわけで、人ごとではないのだと言うことに気がついた。

 実際、僕も最近見つけて楽しんでいるHTPC系の海外サイトは、スペインのサイトだったりするから、よく考えたら立場は同じなんだな。また、アメリカのサイトも面白いので最近質問したいが、言葉が通じないので怖くて書けないでいる。これは口語に近い書き込みで、更にPCの話が出てくるので、聞きたくてもお手上げなのだ。

 さて、今回のメールがスパムではないことが分かったので、メールのドメインを調べてみたら、なんとウイーンのサーバーを経由しているようだった。おいおい、、ちょっと待てよ。ある方にお聞きしたら、もしウイーンなら母国語は当然ドイツ語とのことだった。それを聞いて僕は「、、、。」だったのは言うまでもない。

 以前TE27さんが、ロシアからの質問メールについて書かれて居られたが、あの時は、流石TE27さんだなあ、、と憧れていた。僕はこんなことがあったら大変だぞ、と思っていたが今回は他人ごとではなくなった。

 とにかく図面をコピーして送るのは、著作物なので出来ない故の説明と、本の紹介の返事をメール翻訳ソフトで訳して送ったが、最初うっかりして、設計術の1を紹介してしまった。またところがこれは音楽之友社では海外から通販出来ないので、別のところから買う必要があるため、アマゾンコムを書いて送ったら、その方の友人が日本にいるので買って貰うというお礼の返事が来た。

 ところがもう一つ僕がうっかりしていたので、D-58にFE-208ESは、確かリングを付けないとそのままでは付かないことに気が付いて、設計術の3の紹介とリングの件を書いて送ったが、果たして意味が通じているのだろうか、、。D-58にリングなしで付けるには自作派なら簡単だが、、工夫はいるはずだ。こう言うやり取りが、なかなか英語が不慣れな僕には苦労する。しかも、この本は設計術3となっていても、図面集IIだという紛らわしいタイトルが付いているので更に不安だ。Aさん大丈夫かなあ?、、。ISBNコードは、

 ISBN4-276-96108-4

 Aさん見て居られるだろうか。今回の出来事は、長岡先生設計のスピーカーが国を越えて末永く愛されるためにも、WEBの情報交換は不可欠であると再認識したと同時に、今後は自分もWEBサイト公開者として、少し多言語のことも考えて行かなければならないと痛感して勉強になった。

 

 

 

 

2002/03/20
予備の重要性

 先日マイクの話を書いたのだけれど、ある方から、スペアナソフト体験版に使うマイクが無いので、その方の手持ちのマイク特性を補正して欲しいと依頼されていた。ここがPCスペアナソフトの凄いところで、マイク補正がソフト側で出来るので、基準になるマイクさえあれば、それ程妙なマイクでない限り、それに合わせれば一応使えるように出来るのだ。もっとも基準マイクがないと駄目なので、このジレンマはどうしようもないんだが、、。

 そこで僕のRP-3800Eを使い、その方の手持ちのマイクを出来るだけ3800Eに近い特性にしようと校正していたのだが、なんと昨日になって、RP-3800Eの調子がおかしくなって、遂に壊れてしまった!。

 スイッチを入れても反応しなくなってしまったのだ。実は3800Eは予備を何本か持っているので、一か八か分解してみたが、どうやらマイクのカプラー側のコンデンサーか抵抗が容量抜けしているようだった。肝心のマイク部は問題ないようなのでカプラーを換えればマイクは使えるが、流石にショックを受けたのは言うまでもない。マイクもコンデンサーを使っているので、経年変化でこうなるらしい。今回はマイクの予備があるので一安心だが、それでも一本だけだったら悲しみにくれていると思うと、予備の重要性を痛烈に感じて胸を撫で下ろした。

 ところで、よく予備を買っている人を見て、「何で持っているのにいるんだろう?」と言う不思議そうな意見があるのだけれど、これは壊れて途方にくれた経験がなければ分からないかもしれない。本当にどうしようもない時ってあるのだ。もう本当に涙、涙なのだ。確かに、気に入っているから2個目を買うと言うのもあるが、やはり予備が絶対必要ということがあるのだ。その時無理をしても、後でもの凄く助かるのだ。これは経験すると分かる。これを無駄と考えるかどうかは個人差があると思う。まあ、物にもよるんだけど、、。

 話は変わるが、ここ最近身の回りのものがよく壊れているのだ。電話機も壊れたし、実は13年目に突入している我愛車のエアコンが二回も壊れた。これらが結構修理費が高いので困っている。

 一度あることは二度ある、、という感じで何か壊れると次々にいろんな物が壊れる。こう言う時期って皆さんも経験がおありだろう。しかもこう言う時期に限って欲しい物が出来るから世の中うまく行かない。正直まだしばらく続きそうなのでビクビクしている。

 さて、今一番壊れて欲しくないものは、やはりG70QJとADプレーヤーかな、、。特にADプレーヤーのアームが壊れたらもうどうしようもない。でもこれらの予備なんて手に入らないし、あっても高すぎて買えるわけない。心配して使わないと、これまた意外な位壊れることがよくあるのだ。適当に使ってやらないと調子が悪くなるのはオーディオ機械に多い。

 ところで次は何が壊れるんだろう、もうこれぐらいで止まって欲しいんだが。もう予備はないぞ。と、考えても仕方はないんだけどなあ、、、。

 

 

 

 

2002/03/18
あっぱれ!AV REVIEW

 今日は我地方の、AV REVIEW発売日だった。何時ものように当然仕事帰りに買って、中を見ないでそのまま家路についた。

 ここまではいつもの通りだったが、食事の後にさて読むか、といちかわさんの「しあわせ劇場」を楽しみに開いてみたら、これがあっと!驚いた!。なんと、今回は最新液晶とG70QJ比較が載っているではないか。これは自分が最近一番気になっていた内容だったのだ。

 僕はG70を使っているから良いじゃないか、と言われそうだが、これが違う。僕は液晶から始めて、段階的にグレードアップをして来たので、液晶にも未だに興味があるのだ。液晶はこれからのVAに欠かすことの出来ない存在だと思っている。今の液晶の賑わいは、当時機種が少なかった頃を思うと、なんとなく悔しいぐらいでさえあるのだ。

 ところで、液晶対3管のインプレッションは今まで記事は他でも多くあったので珍しいことではないとは思う。また、結局は終着駅は3管で終わり、なんて結末が予想される場合が多いのだが、それが今回は一味違うのだ。あまり詳しく書いても、買っていない方が面白くないので書けないが、とにかく読むと3管ユーザーも液晶ユーザーもドキッとすると思う。

 僕が最近一番気になっている予想と言うか、心配?していることは、現実のものとなって来ているようなのだ。そう、DLPや液晶の猛烈な進化である。僕も最近あるDLPを見たのだけれど、その絵は本当に時代の進化を感じさせていた。3管神話が普遍ではない日がやがて近い将来来るかも知れない、そう感じる絵だったのだ。

 最近ある液晶ユーザーの方が、我家のG70QJを観られて「3管の凄さとはどういうものかがよく分かった」と仰られていたが、これもそのうち分からない時代がくるかもしれない。

 とにかく今回のAV REVIEWの企画には、「あっぱれ!AVREVIEW」と声援を送りたくなった。個人でこれだけの試写は出来ないと思うので、今回のこの企画も前回以上に個人的には最高だった。これからVを導入するに当たっては、考えさせられそうなのだ。

 内容のない日記になってしまったが、とにかく読んでのお楽しみだと思う。流石、AV REVIEW&いちかわさん!今号は特に「買い」だった。

 うーん、、なんだか落ち着かなくなってきたぞ、、。

 

 

 

 

2002/03/17
はこぶね配線改造計画
 めっきり春らしくなって来た。この季節はとても好きだ。それはなんと言っても、僕の好きな「花」のシーズンだからなのだ。工作も暖かい方がやっぱりいいしな、、。

 ところで、先日の日記で雷対策と配線について書いたのだけれど、takechanさんから配線についての有益な裏技を教えて頂いたのだ。これぞネットの素晴らしさだと痛感してしまった。素人の僕では考え付かなかった。takechanさん有難う御座いました。

 ところで、今回はPC用のLANケーブルの方についてなんだけれど、これは完全に諦めていたのだが、少し明かりが見えてきた。これからいつかは、はこぶねのような専用ルームを造ろうと計画されている方も居られるかもしれないので、オーディオに関係ないが、今回は日記に書くことにしよう。

 現在のはこぶね内の配線は、写真のようにTV配線(使用していない)、フラッシュベル、居間とはこぶねを繋ぐ単なるFケーブル配線(これは意味がなかった)と、写ってないがホームテレホン電話と、残りは床コンセントと壁コンセントがある。

 これでも当時は色々考えて、十分な種類を多く入れたつもりだったが、今となっては全然うまく行っていない。まず、床コンセントは分電盤から直引きが3系統、あとは分岐が壁に5箇所ある(これはオーディオ用ではない)。コンクリート床の中には、配線用のスリーブ(エアコンのドレインのような形をしたチューブ)は入れてあるが、はこぶね住居側の床下に潜れば、配線を引くことまでは出来るが、はこぶね内にうまく入れ込めないのだ。チューブをもっと多めに埋め込んで置くべきだった。これは太さが3センチぐらいなので、1本の太いFコードを挿したら、それ以上は専用の道具(硬いワイヤーのようなもの)がないと、コードは簡単に通らないのだ。今となっては、この配線用スリーブの数が少ないのは大いに悔やまれるが仕方ない。

 この配線増設問題は、現在思案中なんだけれどなかなか上手くいかない。どんなコードも通せないのでお手上げなのだ。しかし、今回はPCのLANコードをどうしても引きたいのだ。まさか「はこぶね」内で、その当時「インターネット」をするとは思っていなかったし、昨年まではその気はまったくなかったのだけれど、これが案外不便なのだ。HTPCだけが原因ではなくて、会社でPCを使うことが昨年から異様に増えて来たのだ。お陰で素人の癖に、何故か現在はPCが3台にもなっている。

 人生、先のことは分からないものだなあ、、。待てよ、そう言えば本家「方舟」には、当時2階に2台もあったぞ。流石長岡先生だな、、。

 ところで、我家が何でPC3台になったかと言うと、1台では動作が重くて仕方ないし、当然調子も悪くなるし、また、1台で駄目になると、全てパーになるのでこうするしかなかったのだ。それにPCを家の中で持ち歩くこと自体も嫌だ。と言って会社のメールや資料をLAN上で移動出来ないので、一々MOに保存してドライバーを入れて、、、なんてやっていられなくなってきた。

 HTPCのプログラムのアップデート一つにしても、その度に2階にHTPCを持っていかないといけないし、ネットで何か調べたりしたり、ホームページの更新も写真を撮って2階に上がって、、、と色々動き回るのがもう面倒だ。はこぶねで全てやると言うのではなくて、それぞれの部屋に会社用とインターネット用とHTPCとを分けていたいのだ。無線が使えれば良いのだが、これは先日の理由で電波が届かないし、第一設定方法もよく知らない。

 そこで悩んでいたら、なんと、ホームテレホン用の線が残っていれば、これがLANに使えるらしいことを教えて頂いたのだ。現状PCを「はこぶね」に常設するのは、確かにまだためらいがあるのは事実だが、線だけ来てれば使う時に繋げるので便利そうだ。

 で、現在はこぶね建築当時の配線図面を見ているのだが、これが大雑把でよく分からん。電気屋さんが残してくれた図面は、殆ど専門家が見てしか分からないようなメモなので、仕方なく実際に壁コンセント部分をはずして確かめている。さて、うまくいくだろうか。うまくいったら、次は電源増設もしたい。実はこれが本命なんだが、、。

 

 

 

 

2002/03/15
背に腹はかえられないが、、
 昨日NTTから、先日の雷による電話機故障修理の見積り金額の連絡があった。僕の嫌な予感は的中していて、金額を聞いてひっくり返った。

 「やはりコンセントから入ったようで基盤が燃えていますので54260円になりますが、、」と、申し訳なさそうにNTTの人が言う。

 えっ!なんで電話機一台修理でこんなにかかるんだ?落雷時の対応の速さにはNTTに感謝したが、それでもいくらなんでもこの金額はヒドイじゃありませんか、、。今まで、オーディオ製品の各種修理、オーバーホールは幾度となくやってきたが、一台でこんなにかかったことはなった。日本の高級オーディオの旗本、「アキュフェーズ」のプリアンプの総オーバーホールでもこんなにしないのだ。

 、、と腹を立ててもあとの祭りだった。壊れた物は仕方が無い。そこで、ぶつぶつ言いながら、それなら新しく買った方がいいかな?と相談したら、なんと!そうなると子機及びドアホン全て総取替えになるのだと言う。親機だけ換えればいいと言うものではないのだそうだ。しかもこれに代わる別のものはとっくに生産中止だと聞いて二度びっくり。なんと言うことだろう、ホームテレフォンは失敗だった。でも、このままでは困るので直すしかない。もう二度とホームテレホンは買うまい、と今回は心に誓ったぐらいだった。何か良いものないかなあ、、。

 ところで、実は「はこぶね」が出来た当時ホームテレホンにしたのだけれど、僕の考えで非常用に回線を3つに並列に分けていたので、今回は直さなくても使える電話機がある。そこから市販の電話機と子機ワイアレスフォンを買えば、ドアホン以外は、一応ホームテレフォンとしては機能する。

 ところが問題は、そのようにすると他の部屋は問題ないが、はこぶね内には「電波」が届かないのだ。部屋のシールドが強すぎるので、PHSなどはかけられないぐらいなのだ。それこそ現在「HTPC」に無線LANが組めないので困っているし(はこぶね建築当時インターネットなど考えていなかったので有線配線が出来ない)、事実オフ会の時は、PHSは窓ぎりぎりの所に置いてもらっているし、それでもかかる保障がないこともお断りしている位なのだから。このような部屋をこれから造ろうと思う方は、電話とインターネットの配線の割り振りには注意した方がいいと思う。後のことを考えて配線は多めにしてメンテナンス出来るようにした方がいい。

 で、ここからが今日のお話。今日は「雷ガード」なるものを買ってきたのだ。雷のサージから機器を守るものらしく、値段は1000円程度のもので、今回は電話機に入れるつもりで買ったのだが、ものは試しとプロジェクターに使ってみたのだ。

 今回G70QJに試したのは、やはり背に腹はかえられないと言うか、嫌でも壊れたら直すしかないので、今度雷で壊れて一番リスクの大きいと考えられるものだからだ。画質に影響がなく、うまく行ったら良いなと考えたのだ。

 結果は、、、半分想像していたが考えが甘かった、、。これを使うと、やはり「画質」は犠牲になるようで、まず何故か少し輝度が落ちるように観える。それからリフレッシュレートが下がったような感じと言うか、チラツキが僅かだが増えるみたいだった。フィルターが入るので真っ暗なシーンからホワイトピークへ立ち上がるようなシーンでは、一気に立ち上がらない感じで鈍い。目で見てわかるから残念だった。安全と引き換えか、、。

 「オーディオマニアが電源にこだわるのに、そんなことするからだ」、と言われるかもそれないが、危険がなければ、ものは何でも試してみる性格だから懲りないものだ。

 ところで、ビジュアルやオーディオ用に使えるものは出ていないのかな。あればやはりG70には欲しいのだけれど、、。皆さん、何か良いものをご存知ではありませんか?

 

 

 

 

2002/03/12
雷の恐怖
 それは2日前の真夜中に起きた、、。

 なんて言う小説のような書き出しは、僕の日記には似合わないかな、、、。どうでもいいが、実は2日前の深夜に雷が鳴ったのだ。ベッドには入ってはいたがまだ起きていたので、ゴロゴロいっているなと感じていた。そしてしばらくすると、案の定停電になったのだ。

 約30分位だったが、ウトウトしていたのでまあいいかと思っていたが、ガスの電気が気になったので、復旧してから仕方なく確認しにリビングに降りた。ガス湯沸し機に時計が付いているのだが、ここが誤動作するのが少し心配だったのだ。

 そこで覗き込んで見ると、やはり時計が狂っていて0:00になっていた。直そうと思い、117番にTELをかけようとして受話器を取ったら、これがツー音は聞こえるが、ボタンが反応しない。なんと、ホームテレホンの電話機が壊れているではないか!

 慌てて他の子機も確認したが、これは電気は来ているようだが表示がおかしい。どうやら親機が壊れているようだった。間違いなく雷と停電のせいだと思う。

 故障係にTELしたいがどうすればいいのか?携帯では駄目だったので、今度はFAXの回線を試してみたが、これは繋がるようだった。ここは直接外部に出ているので、回線が生きていれば繋がるらしい。少し安心してNTTの留守番電話にかけて事情を録音したら、10分ほどでNTTから電話がFAXにかかって来た。流石NTT、深夜でも緊急なら録音を聞いてTELをしてくれるらしい。

 結局、次の日に直しに来ると言うことで話は済んで、翌朝親機を持ち帰ることになったが、直ぐには直らないので、代わりの電話機を置いていった。しかし電話機と言うのは、こんなに簡単に壊れるものなのか?なんとなく不思議な気分だったが、壊れたのは事実だから仕方ない。

 その後仕事先で雷は怖いなあ、と一人で考えていたら、ふとあることが頭を過ぎった。そうだ、プロジェクターG70QJは無事だろうか!?。コンセントは繋がったままのはずだ。これが気になってその日は仕方なかったので、帰ってから直ぐに確認したが、どうやらこちらは無事のようだったし、他の機器も無事で一安心した。

 雷で怖いのは、コンセントを通じてオーディオ機器などが壊れることだ。もちろん命が一番だが、家電製品も壊れると厄介だ。特にG70は危ないと、あるマニアの方から聞いたことがあるので心配だったのだ。G70は故障すると修理費や手間が半端じゃないのは想像に難しくない。今回は無事だったが、やはり使わない時はコンセントを抜いておく方がいいかもしれない。でもこれがなかなか難しい。

 雷の時に抜けばいいのだが、いつもそばにいるとは限らない。と言っても、毎日抜き差しするのも具合が悪い。何か良い方法がないものかな。それともやはり、「汝明日を思い煩うな、」と考えるしかないのかな、、。

 

 

 

2002/03/10
防音ドア
 はこぶね内で以前から気になっていることがある。写真が良くないので、分かりにくいかもしれないが、それは入り口ドアの、「パッキンのヘタリ」だ。写真ははこぶね内部から入り口の二重ドアを一つ開けて撮ったところ。

 「はこぶね」は一般住宅の中に組み込んだ「防音室」ではあるが、では全然音が漏れないかと言うと、実はそんなことはないのだ。一般的に見ればかなりの遮音力があるが、それでも内装にALCを使っているので、どうしても音は幾らか抜ける。特に低音が抜けるのだ。

 外壁はコンクリートだが、中壁全体の質量は外壁のコンクリートよりは軽いALCなので、コンクリート二重壁のようにはいかないのだ。例えば、スタジオなどはコンクリート二重壁に吸音材というパターンが多いが、これは遮音力は桁違いに上なのだ。

 また、はこぶねで音が抜ける場所は幾つかあるが、まず一番気になるのは、実はドアなのだ。場所も部屋のコーナーなので、低音の音圧がかなりかかる。また、遮音ドアというのは各社から出ているが、カタログからは絶対本当の遮音力は分からない。一度実物を見て経験すると感じが分かってくるが、ドアを取り付けた後ではもう遅いし、選定は一発勝負なのだ。

 正直言うと、自分は少々失敗したのだ。今のドアはアルミなので質量が軽い。それから最大の難点はパッキンが弱いと言うか、ヘタリが多いのだ。これは各社で相当バラツキというか構造の違いがあるのだ。緩んでくると、ドアの締め付けを強くして対処するが、これもある程度の年月でそれ以上は効果がなくなる。ゴムがペタンコになっていくからだ。

 で、これが現在かなりヘタッテ来ているので取り替えたいが、値段が結構高いのだ。たかがスポンジゴム、、と思うのだが、これが工事も厄介で、専門の業者でないと上手くいかないのでまだ交換出来ていない。そろそろなんとかしないとなあ、、。

 

 

 

 

2002/03/07
再発売して欲しい物
 先日、とんぼさんROKUさんとでオフ会をした時に、オーディオの話題に出たのが「スペクトラムアナライザー」の話だった。ご存知の方も居られると思うのだけれど、名機サンワのスペアナは最近製造中止になってしまったのだ。僕も憧れて憧れて、、、やっとのことで社会人になりたての頃に、長期ローンでどうにか手に入れた思い出がある。そして初めてリアルタイムの音のスペクトラムを見た時は、うれしくて涙が出そうになった。「音が形として見える」のだ。それを思うと、とても寂しい話だ。

 ただ、悪いことばかりではなくて、これに代わるものとして、以前僕も試したことがあるが、パソコンで使えるスペアナソフトが幾つか出ている。前に体験版を使ってみた感触では、相当高性能で凄いものだった。値段はソフトだけで、最低7万円強位するのだけれど、当時サンワのスペアナは50万〜60万近くしたので、これに比べるともの凄く安いと言える。だからこのスペアナソフトは、自作スピーカーの測定、ツイーターの位置調整程度には有り余る位の性能を持っていて、時代の進歩に本当に感謝したくなる。

 ところが、以前も体験版を試した時に感じたのだけれど、スペアナはいいとして、問題は手頃な「安い測定用マイク」が今では手に入らないということだ。これが大問題なのである。と言うのも、F特の測定に使えるようなマイクは、今でも値段がもの凄く高いのだ。標準マイクの代表はB&K社のものが有名だけれど、はっきり言って目玉が飛び出す程高価だ。普通の人が買えるものではない。と言っても、安い音響用のものでも10万はするし、マイクアンプや色々付属品が必要になるので大変だ。そうなると結局トータルで高価になって、一般的ではなくなる。

 昔は左図のテクニクスから出ていた「RP-3800E」と言うマイクがあったが、これは定価で12,000円だったのだ。もちろんB&Kのような、高精度特性は期待出来ないが、素人が使うには十分だ。僕はこれも手にいれるのに、2年かかった。探し始めた頃は既に製造中止だったのだ。在庫を片っ端から探して廻ったのだ。

 そこで最近思うのだけれど、現在再発売して欲しいと思うのが、このマイクだ。これさえあれば、スピーカー自作や、マルチチャンネルの音圧調整には本当に助かると思うのだが、どうだろう。それとも一般的にはあまり必要ないのかな、、。

 「F特だけで音は決らない」のは確かだ。でも、F特が見えると、今まで思っていた、F特に対する「感じる音に根本的に思い違いしていたことが分かる」こともある。今まで悩んでいたことが判明して、唖然とすることもあるのだ。それから後は耳で決めればいい、、。スペアナが身近になってきたのだから、マイクも身近にならないものかな。

 でも、いつものように、こんなことを思うのは、自分だけかな、、。

 

 

 

 

2002/03/05
海外通販の威力
 さて、一昨日前に書いた海外通販のことなんだけれど、これがどれ位凄いかと言うと、左図がそれを物語っている。

 これはM&K REALTIMEのRT-114の姉妹番であるRT-113。RT-114は「長岡鉄男の外盤A級セレクション1」に紹介が載っているダイレクトカッティングADなので、ご存知の方も多いと思う。左はRT-113とは言え、それでもなんと新品未開封だから驚く。1978年頃のものなのだ。

 今回は、以前からお付き合いさせて頂いている、あるマニアのAさんが、海外から僕に買ってくださったのだ。(Aさん本当に有難う御座いました。)

 ところで、先日Aさんからお電話を頂いた時は、本当に絶句してしまった。Aさんは海外通販歴10年以上の方なので、まず間違いはないのだが、それでもAさんの「新品未開封見つけましたよ、入ります?買っておきますね。」とあっさり仰られた言葉は耳にエコーが残ったぐらいで、僕はその後言葉がなかった。それこそ「えっ!」で終わりであった。

 Aさんには購入時などのメールを見せて頂いたことがあるが、凄いものである。とても素人の自分には真似出来ないのだ。

 しかし、それでもいつか自分もやってみたいと、このADを手にしたら本当に思うようになった。そこでまずは簡単なものから買ってみるかな、、。何事も挑戦だし、、ただ、僕は何事もやり始めは、日頃の行いが良くないせいか、何故かいつも良い思い出が無い場合が過去に多いので、なんとなくしり込みするのだ。PCも使い始めは最悪だったし、オーディオは、初めて買ったSPは初期不良だったし、、。さて、海外通販の巡り合わせはどうだろう、、。 

 ところで、こんな凄いADが手に入ると、次に欲しくなるのは、やはりなんと言ってもフォノイコライザーだ。現在は、アキュフェーズのC-17と言うヘッドアンプ経由で、デンオンのプリアンプPRA-2000ZRのイコライザー部分だけを使い、C-290Vのラインインに入れてはいるが、どうも接点の問題が気になって仕方ない。なんとなく埃っぽい気がするのだ。やはりシンプルな切れの良いイコライザーアンプの決定版が欲しい。でも、なかなか良いものが見つからないし、選択も簡単じゃないのだ。また、フォノアンプの自作は僕にはとても無理だし、仮にどうにか真似事で出来ても、後が怖い。第一壊れたら対処出来ないのだ。さてどうするかなあ。

 

 

 

2002/03/03
海外通販
 左写真は何かと言うと、、久しぶりに以前書いたことのある、クラフィンスピアノのサイトを見に行ったら、工事中のページがリニューアルされていたのだ。左はそのトップページなのである。

 以前このサイトを見つけた時は、インターネットの力に感動した。すっかり噂を聞かなくなって、もう存在しないと思っていたが、なんとまだ存在するらしきことが分かって、とてもうれしくなったのだ。インターネットの素晴らしいところだ。またここは、いつか行ってみたい場所の「マイ・ベスト・ワン」と言ってもいい。以前書いたように、このピアノの音はCDで聴いても唖然とする位、パワフルでダイナミックで素晴らしい音だ。ただし、再生は極めて難しいし、とてもピアノとは思えないような低音が出てくる。しかし、だからこそ実物をいつか聴いてみたいと以前から思っているのだ。

 ところで、現在はこのCDを国内で入手する方法を自分は知らない。また、多分殆ど無理だとも言われている。現在は14枚出ていて、それは全て持っているが、続きがあるのかどうか、これまた全然知らない。

 そこで最近思うことは、直接メールでもして、現在まだあるのか、また通販出来ないものなのかどうか聞いてみたいのだが、これがドイツ語とくるから自分の手には負えない。恥ずかしい話だが、僕は国内では通販をよく利用するくせに、海外通販は一度もやったことがない。やろうと思うが、言葉が分からないし、第一やり方すらよく知らないのだ。

 特に言葉は問題外で、英語ですらお話にならない。大学の時の第二外国語は、フランス語で先生もフランス人だったが、先生の名前は覚えているが、その他ははっきり言って何を教えてもらったか全然覚えていない位だからどうしようもない。

 そこで、いつかはやろうと決めて、翻訳ソフトを買ったはいいが、どうもイマイチ文章が怪しい。ではもっと精度の良いものを、、と更に買っているうちに、なんと翻訳ソフトだけで5つになってしまった。中には多言語ソフトまであるのに、実際使うのはサイトを読む時だけだ。ROMは得意なのに、なんとも情けない話だ、、、。

 こんなことでは海外通販は夢物語だ。もしメールが書ければ、海外の自分の好きなアーティストの、公開している公式アドレスにファンレターの一つも送ってみたいと思うが、まずいつのことになるやら。

 「見る前に飛べ」は我師の教えだが、こればっかりはそうも行かない、、。逆に反対の立場を考えるとぞっとする。貰った方は災難だろう。

 うーん、、でも海外で品物を探すと、信じられないような物が手に入ると言う話も聞くので、今後がんばるしかないんだが、果たして実現するかな。ユニットや、特にソフトが欲しいんだが、、、。まずはメールの勉強かな。

 

 

 

2002/03/01
裁縫バサミ
 もう3月だ。少し暖かくなって来たような気がするのは自分だけかな。春が近いのかもしれない。もうすぐ春〜ですねえ♪と言う歌は、今では日本の名曲になっているらしい、と言うのはどうでもいいとして、、、。

 ところで、今日は久しぶりにスピーカーコードの剥き直しをして、気分を一新しようと思い立った。もう直ぐ交換を考えているが、まずはSW-5IIのコードから作業を始めた。

 で、なんで裁縫バサミが写っているかと言うと、実は自分はキャブタイヤを切るのには、これを使うのだ。左は8スケのキャブタイヤだが、これが意外に綺麗に簡単に切れるので重宝している。コツはいるが、これがとても切り口が綺麗に揃うのだ。とんでもない話のようだが、これが自分流、素人流なのだ。

 裁縫バサミでキャブタイアがうまく切れる、と言うことに気が付いたのは、キャブタイアコードと言う物を初めて買った、確か18歳の頃だったと思う。始めはこのキャブタイアを入手したはいいが、切るのは難物で弱っていた。ペンチやら何やら色々試してみたが、どうも上手く行かない。ペンチは力が要るし切った後も汚い。自分もかなり若かったのでアイデアもイマイチだった。

 そこでどうしたものかと考えていたら、母親の裁縫バサミが目に入った。まさかな、、と思いながら実験してみると、これが意外にも切れ味良いのだった。何度かやっているうちに、更に段々コツが分かって来て、これがスイスイ切れるようになってうれしくなった。切り口も綺麗で、バラバラしない。調子に乗ってどんどん切っていたら、なんと今度は母の「拳骨」が飛んできた。「何切っているの!」と、。

 当然だ、刃こぼれして裁縫に使えなくなるからだった。でも、これがあってから、以後こっそり借りては切るようになってしまい、止められなくなった。何時も切らないから気が付かないのをいいことに、実はいつもこっそりやっていた。懐かしい思い出だ。

 もう随分前の話だが、結局これがきっかけで、今でも裁縫バサミは、「はこぶね工作用道具」の一つとなっているのだ。もちろん今では専用にしているが、、、。 

 

 

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