スペアナ道場



スペアナによる周波数特性の紹介HPはいくつか
ありますので、三番煎じ?とは思いましたが、当HP
でもやはり気になるソフト等のF特は、ご紹介したい
と思い、設置させて頂きました。

HOMEへ

 

使用機器は、サンワ製SS−30RTの特注タイプの、SS−32RTで、
20HZから25KHZの32バンドタイプで、古いものですが故長岡鉄男
先生が使用されていたものと、ブラウン管の色以外、全て同じ仕様
のものを使用しました。

 

SY-99さんの新着CD−R (2001/7/1)

    全日本チンドンコンクール  
この程、SY−99さんのCD-Rが4枚リリースされた
ので、早速その内の3枚を注文させて頂き、入手
しました。(2001/6/30で締め切りとなりましたが、
追加プレスを密かに期待しています)

まずは、「全日本チンドンコンクール」です。詳細
SY-99さんのホームページを見て頂くとして、
私なりの試聴感想を、少し、、。

始まりのオープニングは花火の音から始まります
が、このレベルあわせがとても良くて、後半のチン
ドンコンクールのパレードと非常にうまくバランスし
ていて、さすがです。しかもこれは一発撮りのはず
なのに、リハーサルでもされたのではないかと思う
位、絶妙でした。また、花火の消えていく余韻のエ
コーが、以前の自衛隊録音を思わせるSY-99さん
のテクニックを物語っていました。

スペアナで見ると超低域はそれ程でもないと見えま
すが、実際には四六時中入っているので、その場
の空気感と人の移動感が極めてリアルでした。
また、非常にレンジが広く、雑踏のなかにいるとい
う感じがとても素晴らしいものでした。
   
       道端の春  
こちらは、「道端の春〜ヤツビ峠」です。この録音
はWERGOの「森のコンサート」を思い起こさせる、
というよりこちらの方が更にリアルではないかと
思わせる程、音場感抜群です!!。時折、車の
音がして、本当にその場にいるような錯覚を覚え
ます。

また、音の鮮度が恐ろしく高く、ベール皆無の鳥
の声が、あちこちから聞こえてきて、マトリクスサラ
ラウンドで再生すると、ぎょっとする程です。

また、不思議なことに、音だけで今が明け方であ
るという感じが伝わってくる点です。これは自分な
りに理由を考えてみましたが、鳥の声が次第に増
えて来ることが原因ではないかと思いました。

スペアナの低域は車の音と、マイクが拾う風の音
ではないかと思います。

鳥の距離感が凄くリアルですので、是非お勧め
したい録音です。
   
CART Firestone FIREHAWK500
          2001
 
3枚目は「CART Firestone FIREHAWK500 2001」
です。

スペアナで見るように超低域がかなり入っています
が、エンジン音が凄まじいのでそれ程低域が入って
いるとは感じないかもしれません。むしろ中域のレ
ベルが高いので、耳をつんざくような凄まじい音に
圧倒されました。

個人的には、アンプがクリップするのではないかと
思う程、持続的に中域が高いレベルで入っていま
した。フルレンジユニットで再生するのがベストのよ
うに思います。リミッター感があるスピーカーでは、
このリアリティーは再生し難いように感じました。

かなり悪条件の中で録音されたらしいのですが、
それをほとんど感じさせない点もSY-99さんならで
はのテクニックかもしれません。

SY-99さんは、今回観客がとても大人しいと言われ
ていましたが、私にはちょうど良いレベルに感じまし
た。このためエンジン音がむしろリアルに表現されて
いるのかもしれません。
   

 

MYU SOUND SELECTION (2001/3/4)

MYU SOUND SELECTION  
2001年3月始めに発売された、MYUタカサキさんの
自主制作CDです。既に、サウンドマニア必須の定番
有名レーベルとして、名高いMYUタカサキさんの録
音ですので、音は折り紙つきです。

過去に要望の多かった、日本の自衛隊のADをCDと
して復興され、多くのファンから注目されておられるだ
けに、今回のCDもまた、凄い音のオムニバスとして、
多くの方に驚きの録音を提供されておられます。

録音リストは、
MYUタカサキさんのホームページの、
オーディオ関連ニュースの自主制作CD発売に紹介さ
れておられます。
また、
くずてつさんのホームページにもこちらのCDの
紹介記事が記載されておられます。
   
全トラック周波数特性  
全トラックのF特を撮らせて頂きました
が、恐ろしくハイレベルの録音でした。

まず、注目したいのは、30HZ以下の
超低域が、フラットに伸びていて、かな
り低い帯域まで録音されているようで、
用心しないとシステムを壊しそうです。
また、トラック2のひぐらしは、音場感
抜群ですが、これに聞き惚れて、トラック
5まででボリュームを決めてしまうと、ト
ラック6以降で大変な目にあうので、気を
抜くと、とても危険です。そしてトラック7
からは、もう目の前が音の洪水です。
   

上記CDには、打ち上げ花火、ひぐらし、F−14、90式戦車、そして
除夜の鐘などが収められており、充実したサウンドマニア向けのCD
にただただ、脱帽です。

MYUタカサキさん、また素晴らしいサウンドを有難うございました。

 

また、上記と肩を並べる、忘れてはならない聴き比べ用CD−Rには、お馴
染み
SY−99さんの「創隊50周年 富士総合火力演習」や、くずてつさんの、
「平成12年度富士総合火力演習」などがあります。サウンドマニアにはたま
りません!。

 

HOMEへ つづく