2009年
12月度
※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。
2009/12/26 最後のブラウン管TV |
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さて、クリスマスも終わって、今年もいよいよ年の瀬になってきた。12月はどうも時間的な余裕がない。家に帰ると、TVを見ながら、こたつで居眠り・・zzz、ということが多くなって、オーディオもビジュアルも途中止めになるのだ。
まあ、TVでWOWOWを観ているから一応AVか? ってなことを思いながら、先日もうとうとしていると、何だかTVの様子が変である。 白が急に緑っぽくなったり、元に戻ったりと、おかしな現象が起き始めた、。 で、しばらくそのままにして置いたが、やはり何だか色がおかしい。。。 つい先月までは、店頭の最新固定画素TVを吹き飛ばす程のコントラスト感と発色、階調、それに当たり前だが超高速の応答性が相まって、呆れるほどの実写的高画質を再現してくれていたのに、遂に来るべき時が来たようだ。 そう、多分寿命だ、と、その時に感じた。 そこで、どうしようか考えたが、一応サービスに来てもらうことにした。 で、結果は、、と言うと「ブラウン管の寿命です。もう部品がありませんので諦めて下さい。」とのことだった。 ちょっとショックだが、もう致し方有るまい。何しろ、このTV、既に13年以上使っているのだから、よくぞここまで使えたものだと感心する。 当然現状の地デジもチューナーを別に買っているので、普通に1080iで表示出来ていたので全然困ってなかったのだ。凄い先進性のTVなのだ。 このTVを買った時は、まだ「アナログハイビジョン」(死語)の初期だったのだから自分でも恐れ入る。 でも、このTVの画質は本当に素晴らしいものがあった。以前、一般ユーザー向けのキャリブレーション機器で測定したこともあるが、何とデフォルトに戻して、全ての補正を切って計ると、何と色温度6500K、ガンマ2,2を見事にキープしていることに気がついてびっくしたことがある。(勿論もう少し高い色温度も出せる。) だって、調整されたG70、G90でさえ一目を置く程の正確さなのだから、当時のSONYのブラウン管技術は凄いと思う。 まあ、これが当たり前で13年も525iのTV放送から何と今のデジタルハイビジョンまで対応してしまっていたのだから恐るべき製品だったと痛感する。 これが自分には「普通」だっただけに画質に対する評価が厳しくなるのも致し方ないかもしれない。 それから、今でこそ言えることだが、ブラウン管TVというのは超寿命であると身を以て知った。この13年は、まるで問題なく使えていたのだから信じられない程だ。 また、最近の家電はエコ流行だが、実はCRTは今の固定画素に比べても、意外に電力を食わないのである。せいぜい同じぐらいなのだ。 ただ、そうは言ってももう流石に次に行くしかない、。 一応、今回は修理依頼をしたので、次の固定画素TVを物色する間だけでも使えるようにならないか?ということで、内部ゲインを弄ってホワイトバランスを調整してもらった。(ここの部分は3管と違い、強引にやると電圧やら何やらが全て狂うのでかなり調整は難しい。) が、勿論正常範囲を超えているので、以前のような画質にはならない。まあ仕方あるまい、。 で、問題は次のTVは何にするのか?ということが一番の悩みの種なのだ。 ま、これは正常時のこのTVの絵を見たことがないと絶対理解出来ないと思う。それはもうG90のミニチュア版以上の絵なんだから。 さ、手頃な良い固定画素TVはあるかなあ・・・。 |