2009年
10月度
※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。
2009/10/28 難しいから止められない |
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また休業してるな、、こいつは・・と言われそうだけど、確かにすっかりご無沙汰してしまった。
が、一体何をやっているのだ!?と言うと、実はどっぷりとAD(アナログレコード)にはまって、と言うより返り咲いてしまって、それどころではないのである。 いやもう悩ましいったらありゃしない。何故って、ADは面白過ぎるのである。 一番の理由は、AV関係と違ってやはり「音質の良さ」だが、これが滅法奥が深い。 そんなことは今に始まったことではないだろ!と先輩達にはお叱りを受けるだろうが、それでもこればっかりはやはり止められない。 C-27を導入したのは先々月の終わり。その後エージングを兼ねて色々聴きまくることしばしば。まあ、新規導入したんだから、聴かないと損である。 なんだが、オイラの性格上、やり始めると度が過ぎるのがいつものパターン。。 次なる目標は、ビクターのMC-L1000に代わる次世代カートリッジの選択である。 過去にも色々な音質優秀で音色多彩な針は出てはいる。 が、未だにL-1000を過去のナローレンジカートリッジ、または遺物にする程の強者は聴いたことがない。 尤も、予算の関係上、存在していても出会えないと言うのが本音だが、それでも噂だけでは何とも言えないのも事実。 また、最近ではAD関係は確かに密かなブームになっているらしく、各社から今頃になってAD機材が数多く発売になっている。 何しろ、前世紀のフォーマットの新製品が出ること自体が何とも凄い話である。まあ、それだけニーズは衰えてはいないのか、それとも、それを欲しがる世代を相手にしないと、この業界は持たなくなっているのかもしれない。 多分、後者ではないかとオイラは思うのである。だって、最近の若い世代の音楽は「モノ」ではなく「データ」なんだから。 エコ時代にモノが残るなんざ、時代錯誤もいいところ。 でも、オイラももう旧世代になっているのは確かだと思う。。が、悪い事ばかりではない。 今回は、今時代が進んでこそ、その特性的な性能がアップしたと言われる針もあるらしい。つまり、以前なら測定出来なかった部分を計測出来る性能の測定環境や開発機材により、前世代よりも高性能な針が出てきても、それは理に適っているはずだ。 まあ、SACDさえも過去のものとなる位時代は進んでいるのだから(失礼)。 で、今回は幾つかのハイエンドに属するカートリッジを聴く機会に恵まれたのである。 今回の試聴機は、国産メーカーであるフェーズテックのP-1G、そして同じく国産のマイソニックラボのウルトラエミネントBCとハイパーエミネントである。 価格ははっきり言って超ハイエンドだ。だって、C-27が買えるんだからちょっと困る。(笑) ただ、今回はその針ごとの試聴感想は書かない。 何故か? 実は、これがどれもそれぞれの良さがあって極めて悩ましいのである。。 アナログをやる人にしか分からないが、音は環境で千変万化するので、優劣は簡単に判定出来ないし、V関係の音質とは次元の違う質の高さのようなものがあって、どれが一番、なんてことは決められないのだ。 ま、逆に言えばどれを買ってもそれなりに満足出来るとも言える。 ただ、相性と言うのは猛烈にあって、接続線、リード線、シェル、どれか一つでも変更すると、結果が逆転するような恐ろしさはある。 強者のオーディオマニアが、何故かADにはまるのは、それぐらいこの世界は奥が深く難しい世界なのである。 今回の感触だと、C-27との相性が決め手になるのだが、その他の要因がまだ無視できないのである。なので、まずはお勉強だと自分に言い聞かせているところなのだ。
が、敢えて意地悪を言うと、もしL-1000の音が本当に好きなら、その影を追うということは、永遠に存在しない青い鳥を追うのと同じだと思う。やはりL-1000は独特な音色を持っており、殆ど同じ音色の針を探すのは無理だろう。 確かにL-1000はフラットなバランスではない。むしろハイ上がりで高域にピークを持っている、なんて言う人もいる。 だから、今回は別の世界を探そうと思っている。 ただ、そうなると、あれも良いけどこれも良い、なんてことになって収集が付かないのである・・・。 面白いけど難しい、そう、それがADの醍醐味なんだから。 いや、泥沼と言う人もいるのだが、・・・。 |
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