2009年
9月度
※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。
2009/09/04 新生はこぶねADサウンド |
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さて、9月に入ってしました。何をやっていたのか?と言うと、色々ある。
今日なら「新型PS3(プレイステーション3)」のネタを書くべきだが、その前にオーディオなら、やはりこれだろう。 悩み抜いたが、決定した、そして既に行動に出てしまった。。 何だ同じ写真じゃないか?、と思われるが、これは借り物ではない。 僕のものになったのである。そう、アキュフェーズのC-27、結局、あれこれ考えたが導入したのである。 「直感を信じろ」、この信条に従ったまでである。試聴機を聴いた限りでは、これはいけると判断したのだ。特にMC側の音が、新生はこぶねADサウンドにふさわしいと感じだのだ。 AD-290+C-2800も好きだ。気に入っている。でも、先月も書いたが、これはプリと一心同体なので、他社製品のプリアンプに交換したら使えない。強引に外付けすることも出来なくはないが、もうその手法は止めたいのである。 それと、今までの不満は、気に入っていても古い製品の場合、どうしても性能維持が苦しいということだ。これが一番困るのである。ウチの2000Zはもう駄目なんである。 本当は2000ZR+C-17がお気に入りなんだが、今からこれを直してまで使うことはしたくないのだ。精神的にスッキリしたいのだ。 ま、そういうわけで、今回はこれならしばらく不安なく使えるだろうと踏んだのだ。 勿論、フォノイコライザーとしてこれ(C-27)が万能というわけでは決してない。 アナログ(AD)関係の製品は数が少ないように見えて、実は現在は密かなブームなので、意外にフォノイコライザーは製品として種類が豊富に出ているのである。 ただ、問題は非常に高価になってしまった。当然だが、買う人が限られているので、採算が取れないからだ。 針なんかとんでもない金額である。 それに、音は好みがあるから更に難しい。聴いてみないと分からないのは周知の通りだ。 でも、聴く機会がないので選べない。 雑誌の評価は現状あてにならない。 以前、ある試聴機を勧められたが、それは買うことを前提だった。でも、気に入らなかったらどうするのだ?という問題がある。これはちょっと困る。なので断った。 相手側は自信満々だったが、個人的に不安があった。特に、僕のような「特異な音」を好む人間には難しいと判断したのだ。 なので、今まで好きなイコライザーがあるメーカーから試聴を頼んだ。勿論、要らなければそれまでだ。 が、今回のC-27は一般的な音と特異な音の「両面の可能性」を持っていると直感したのだ。しかも、入力系統は豊富だ。確かに価格は高価だが、それでもこのクラスでここまで良心的に備えているものは少ない。 ただ、確かにC-280VやAD-290、2000ZRとは音のキャラクターが違う。 だが、今回C-27が上回っている部分もあると直感的に感じる部分があった。これが今回の決め手だ。 それは「情報量」の差だった。これは決定的に違うと感じた。高SN比感と静寂性、そしてフォルテの爆発力と分解能。これは明らかに現用のAD-290を上回っている。 個人的にはMC側が良いと思った。ヘッドアンプが要らないのだから。つまり、必要性を感じないのだ。 実を言うと、僕は古楽、現代曲、民族音楽は好んで聴く。が、大編成のオケはあまり聴かないのだ。 音が重なりあった時に何となくピンと来ないことがあるからだ。、聞き所だけに絞ることもある。つまり、これは対決サウンドオンリーに突っ走っているせいもあるが、情報量がまだ足りないからかもしれない。 しかし、今回のC-27は違った。オケを聴きたくなる音なのだ。楽しいのである。重なり合う音の多彩な模様が心地よいと感じるのだ。 但し、勘違いして欲しくないのは、これは決して眠い音ではない。むしろある部分ではAD-290や2000ZRよりも猛烈に張り出して切れ込んでくるので、甘くメローで懐古的な音を望む人には向かないと思う。(勿論針による)特に、シンバルの炸裂感は明らかにAD-290よりもシャープで散乱、いや錯乱するぐらい来るので注意が必要。ボリュームに注意である。
で、現在入手して色々試している。 ただ、意外な部分として、MM側はAD-290やC-280Vと違って、はっきり言ってC-17との相性はイマイチだ。普通の音になってしまう。 不思議だが、もしC-17をと思っている人は試聴してから決めるべきだ。僕個人はC-17とC-27は合わないと感じた。音が面白くないのだ。本当にごく普通の音になるのだ。これはちょっと意外である。 僕は元々AD-290にはC-17よりもH-Z1が合うのでそうしていたが、C-27も多少その感じはある。使うならH-Z1だと思う。 C-17は2000ZRに使う方が好きだ。2000ZRにH-Z1を使うと埃っぽくて駄目だが、これが所謂相性だ。 しかし、それでもやはりAD-290+H-Z1とも音が違うので、これも頭に入れておく必要がある。 やはり、L-1000で使うならC-27は絶対MC側だ。しかも、プリ=C-27間の接続ケーブルはかなり選ぶ方なので、ここが重要なポイントだと感じる。ここで大きく変化する。 今回は高価な買い物になってしまったが、後悔は今のところまったくしていない。もっと気に入るフォノイコライザーに遇うとそれは困るが(笑)、その時はまたその時だ。 むしろ、今まで映像の最先端をやってきただけに、映像機器の何と「ローCP」なことか、、とつくづく思うようになっている。。 LC○S、L○D、か何だか知らないが、○インチ管にも及ばない色再現と応答性で、一年程度で見劣りするかのように新機種が出て来るのに不満が多い、これがC-27以上の価格って、ふざけんな!と言いたくなる。(ゴメンね)PCパーツじゃあるまいし、。
と言う訳で、やはり、アナログは面白い。(つづく) |