2009年
1月度
※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。
2009/01/23 新しい仲間 |
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最近、どうも寒い。、はこぶねの中は特に冬は辛いのである。
天井高が4m近くもあるので、エアコンがなかなか効かないのだ。これだけはどうしようもないが、それでも何か理由がないと、はこぶね内に入るのは辛いのだ。うーむ、もう歳かな(笑) ただ、それでも気合いを入れて(?)はこぶねに入る理由が出来たのだ。 そう、はこぶねに新しい仲間が増えたのである! 何かと言うと、写真の通り、D-ILAプロジェクター、ビクター「DLA-HD100」である。 おっと、遂に3管をリタイアする日が来たのか!?、あれこれ4年近くも文句を言いながら、やっと真打ちの登場なのか!?と、思った人も多いかもしれない。そもそも、今時3管PJなんか使っていること自体が、マニアとしては失格である、なんてことをいう人もいる。 でも、よく考えると、これは去年のモデルじゃないか!、何でHD750じゃないのよ?という人もいるだろう。 で、ここで説明が必要である。(^_^)b まず、今回の経緯はこうだ、。 去年のPJはその前の年に比べて、格段に向上したと感じたことは既に書いたと思う。実例を挙げると、3年程前、VW100を観て、G70よりもフォーカスの曖昧さと黒浮きに首をかしげて、おまけに24Pは入力出来ないし、まだまだG70で良いな、と思った。 とてもじゃないが、この程度のPJに大金を払ってG70をリタイアさせるのは無理だと悟った。 その後、人との出会いとは奇遇なもので、ひょんなことから、これがご縁で中古のG90(CRTは新品のリビルド品)に巡り会った。国産最後にして最強の3管と呼ばれるものだ。確かに噂通りに良いと感じたが、ある意味G70のコストパフォーマンスの高さに唸ったのも事実。 が、それでも、ひとまずCRTプロジェクターの最期はG90で行こうと決めた。 しかし、問題はその寿命だ。何時まで使えるか分からない。修理も怪しい。となると、やはり新型の固定画素PJを入手しておかなければいけないという、世間並みの危機感を感じたのである。 で、去年になってからVW200とHD100、そしてエプソンのTW2000を観た。これに僕は驚いた。特にVW100からVW200への向上ぶりには舌を巻いた。もうフォーカス性能がまるで違うのである。また、3管もどきのゾーン調整みたいなことが出来るのには恐れ入った。また、モーションフローはイマイチだが、24Pの動きには映画らしい良い印象を覚えた。 また、TW2000はローコスト製品なのに、猛烈に独特なこだわりがあって、不思議な印象を受けた。驚いたことに、黒がLCDとは思えない程黒いのにびっくりしたのだ。だって、VW200より黒が黒いのである。しかも、24P入力対応、肌色独立調整可能、色温度詳細調整可能、ガンマライン調整可能、と、凄いこだわり。。でもかなり低価格。欠点は画素が目立つこととRGBのズレが気になることだったが、それでも値段からすると面白いPJだなあと感じた。 また、この時観たHD100が更に僕の好みにあった。フォーカスとレジ調整(この言葉が合っているかどうかわからない?)はVW200に負けるが、ハイコントラストで黒がよく出て、色濃く、精鋭感抜群、何となくGシリーズに似た抜けの良い絵は好ましいと感じた。格子はやはり見えるが、トータルのクオリティーは高くまずまず。 で、予想通り、去年のハイエンド製品グランプリ&ベストバイになったらしい。相当に人気の出たモデルになった。 が、問題点は値段が高いことだった(笑) で、結局見送り。 なので、今年はHD350、HD750、VW80を見に行った。が、どうもデフォルトの絵がどれも僕の好みに合わない。。。HD350はHD100に似ていて良いのだが、やはり値段の差のようなものがあって、色がべた塗りになる。調整したいが、お店では出来ない。つまり性能&機能の懐が分からない。 HD750は申し訳ないのだが、僕はこんな色温度の低い絵を家で観たいとは思わないので除外。白が白じゃないと嫌なのだ。色温度の低い絵が好きなら映画館に行けば良いのだ。僕はフィルムライクという言葉が嫌いである。ビデオライクの方が良いのだ(笑)。「今そこにある実風景」が僕の絵の理想。その状態で映画を観たいのである。音も同じで、現実的な音が良いのだ。 次に、VW80は肌色は良い感じだったが、その他全体の色が茶色いのがどうもひっかかる、。黒もやはり浮く。倍速の動きもちょっと妙な所がある。 で、結局今年も見送り、、と思っていたのだが、これもご縁と言うか、ひょんなことから格安品があるよ、ということで迷った。ここで一度決めかけたのだが、価格面、アフター面で折り合いが付かなかったので、結局断念。 その後近所の販売店でもHD100を勧められたが、今度は値段が微妙で却下。無理ですよ、そんな金額じゃ。。。(情けない) ところが、更にご縁に恵まれて、希望価格にてHD100を入手出来ることになったのである。待てば海路の日和あり、ということなのかもしれない。(笑) ま、この辺りはAV仲間のご縁と言うのは本当に素晴らしいと痛感。 という経緯で、今回晴れてHD100の導入、となったのである。<<長いか。 ここで重要なのは、これはサブであり、リファレンスはまた後日決める、という選択が一番ベストだとアドバイスをもらったことである。これには少々驚いた。。何しろ去年のハイエンドグランプリを差し置いて、ひとまずとは何だ!と言われそうだが、この人の意見には一理あると感じたのである。 つまり、現状で今の環境を全て超えることは無理なので、それならまずは使ってみて近況のPJの常識や利点、欠点に慣れる、ということを勧める、というのである。 この意見に僕は大きく唸ってしまった。 ま、そういうわけで、新しい仲間、HD100、果たしてどうか?また、実際に3管と厳密に比較している人がどれぐらいいるのか?という貴重なレポートにもなると思うので、しばらく使ってみることにする。 (つづく) |
2009/01/14 要は好み |
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さて、正月も成人式も終わって、既に時間が経ってしまった、、。あっという間である。でも、何もしてないかと言うと、実は色々ありすぎるのである。
で、まずはこのネタ。 実は、長年AD(アナログレコード)のイコライザー用として使っていた、往年の銘機、デンオン(デノンではない!)の2000ZRが、だんだん怪しくなって来たのである、。 このプリアンプはAD用にイコライザー部分を3系統も持っているのはご存じの通り。当然だが、アナログレコードが全盛期の時代だから、AD入力に一番「力」が入っていた頃だ。 ただ、本来はプリアンプなのでそのまま使うのが正しいのだが、僕はプリにはアキュフェーズのC-2800を使っており、この音が非常に気に入っている。が、これにはイコライザー部分が別売になっているので、そのままではADが聴けない。 ではイコライザーを買えば良いではないか、と言うことになるんだが、以前も書いたことがあるように、AD-290Vは、ソフトで穏やかでまろやかな音なので、僕の好みに全然合わないのである。 僕は以前使っていたC-280Vのイコライザーのような、シャープなキレと炸裂するような馬力のある音が好きなのだ。まろやか=ADではなく、ハードでダイナミックで繊細=ADだと思っている方だから、イコライザーの選択は長年苦労しているのである。 で、結局手頃なものが見つからないのでそのまま2000ZRを変則的にイコライザー部分を流用していたのだ。 僕が常用していたのは、MM入力とMCのヘッドアンプ入力の2系統で、特にアキュフェーズのC-17というヘッドアンプが入手出来てからは、殆どMM入力ばかり使っていた。確かに、個人的にはMC側のストレートな音も捨てがたいので、なかなか悩ましい。 そこで、久しぶりにこちらに接続して音を出してみると、、、なんだか音が変だ。 壊れているわけではないのだが、その音色は、気が抜けたようなスカスカの痩せた音に聴こえるのだ。 あれ?こんな音だったかな?もしかして、トランス側と間違えて接続したかな?と思う位力のない痩せた音になっていた。 で、一応念のためトランス側も接続して音を聴いたのだが、こちらもなんともメロウでフニャフニャな音である。いくらなんでもこれは変だ、。 どう〜もおかしい・・・ そこで、その後色々試してみたが、どうやら使わない入力部分は、コンデンサーが容量抜けしているのか、殆ど駄目になっていることに気が付いて唖然とした。。。 また、MM入力も以前に比べるとやはり随分大人しくなったなあ、と感じる部分もある。これは気のせいではなくて、調子の良かった当時のAD再生をCD-Rに焼いたものがあるので、それをテアックの25XSで聴くと、華々しく炸裂するので間違いない。そう、どう考えても2000ZRがそろそろお役目終わりの時期に来ていることを証明している。 さて、ここで困ってしまった。 現状で欲しいフォノイコライザーは、猛烈に高価であるか、または実物を聴いたことがない未知のものかの何れかしかないのである。自作が出来れば問題ないのだろうが、文系の僕にそんなことが出来るわけがない。 しまった、、と思っても後の祭り。 で、そろそろADとも決別する時期なのかな、なんてことまで考えて弱り果てていたのだが、そこは巡り合わせと言うか、運と言うか、持つべきは友、オーディオ仲間のご縁に恵まれていたことが幸いして、何と!写真の通り、AD-290が入手出来たのである。 これは既によく知られている通り、AD-290はAD-290Vと違い、むしろC-280Vのイコライザー部分を別売にしたような、ハードでダイナミックで繊細、切れよく散乱するタイプのイコライザーなのである。 ただ、実を言うと、以前一度だけAD-290が入手出来る機会はあった。が、何故それを逃したかと言うと、当時は今とオーディオに関する世間の状況が違っていて、単体イコライザーに惹かれていたので、内蔵型を避けたかったのである。 何故かと言うと、これはプリを交換すると、またしても2000ZRのように変則的な使い方になる可能性があって、どうも精神衛生上気になってしまうからだった。 つまり、好みの音を探し当てるのは至難の業で、どんなに高価で質が良くても、自分の好みに合わない場合はシステムを全てリセットしてやり直す必要が出て来るからだ。 で、それから6年経つが、時代は変わるもので、AD製品は新製品は「超」が付く程高価になってしまい、また、プリアンプもAVの波に押し流されて、なかなかめぼしい2CH専用プリが出てこなくなったのである。(実際にはあるが、価格が半端ではない) さて、そういうわけで入手出来たAD-290、早速C-2800に内蔵して音を出してみる。。。 で、音が出た瞬間「あっ、こ、これは昔懐かしい音だ」と感じるものがあった。 いえいえ、レトロ感覚でなく、そう、往年の銘機C-280Vの生まれ変わりのような音というか、更にC-2800のハードでダンピングの良いキャラクターがハイブリッドされて、極めて切れ良く繊細でシャープだが、どことなく品があって豊麗な音なのだ。 ま、その方面では周知の通りなんだが、それでも何とも懐かしさを感じる音に、思わず目が潤んでしまった。。 弾みで手放してしまって、ある意味で後悔したC-280Vだったが、それが帰ってきたようなイメージだから嬉しい。もう本当に生まれ変わりのような音で、更に洗練されているのだ。 で、、ここで更にC-17をヘッドアンプに使ってMM入力すると、音は更に一変して、更によりハードで鋭い程の切れ込みに変身して、僕の好みに合った。 これは良い!。噂通りで、ADはこうでなくては、という感じだ。 が、ここで欲望は尽きないというか、もしかして、、という思いが過ぎる。 そう、しばらくリタイアしていたH-Z1に交換したらどうなるのか?ということで、早速実験開始。 さて、その音が出た瞬間、僕はびっくりである。切れ込みの鋭さはC-17の方があるかもしれないが、ハードで叩き付けるようなドラムのバチ音の実在的な厚みのある野太さ、滲みのないエネルギッシュなパーカッション、これにドスの効いた低域が相まって猛烈に硬派なサウンドは、オーディオ的快感という点では、前者を上回る。 個人的にはこの組み合わせが一番好みに合った。ADを聴くのが楽しくてしかたない、という位ビタリと音の芯が決まる。 これぞオーディオ、という感じで久しぶりに完全燃焼出来た。
確かにある意味では、ある方向に突っ走ったような音なので、誰にでもはとても勧められない。が、僕にはぴったりであり、良い悪いではない。 ま、オーディオだから「要は好み」なんである。多分、一番重要なことだろう。 さあ、これでしばらくはADが楽しめるので、現在は顔がほころんでしまってニンマリである。やはりADは面白い。 ただ、一つだけ問題がある、。それは、これでしばらくプリアンプを交換出来ないのが難点だ。が、、まあ、それは今は考えないようにしようかな。(笑) その時はその時だ。 |
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2009/01/01 賀正 |
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皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。
本年も変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。<m(__)m> さて、気がつくと、Web開始から8年以上も経っていることに驚いた。もうそんなになるんだなあ。 ではこの8年で何か変わったか?と言うと、これが殆ど変わってない、、。機材も多少は変わるのだが、総取り替えなんてことはなくって、一部のみである。 また、今年も同じなんじゃないかと心配だけど、今年は開き直りの年になるかも。。特に、本音の年にするかな。(笑) 昨年は年末に色々あった。アナログが変更になったり、最新PJを体験したり、と。が、一部しか公開していないので、これを公開しようかな。 ま、深く考えないで、我が道を行くのだ。
さて、正月気分を満喫して音楽と映画に浸りたいところだが、これがそうもいかない。実のところ、もう20年ぐらい正月らしい正月を迎えていないので、世情とは掛け離れていると言える。年末の紅白は何と40パーセントオーバーの視聴率を記録したらしいが、実は仕事で観ていない。 なので、一応気分だけでも正月らしくしようということで、毎年お飾りだけはせっせと用意している。各部屋に必ず付けるのだ。勿論、はこぶね内にも付ける。 でも、何だか干からびているような気がする。まあ、いいか、。 まあ、こんな調子なのでゆっくりやりましょう。(-.-) |