2008年
11月度
※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。
2008/11/14 戻ってしまった!? |
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さて、ユニットの装換後である。なんだ思い出の写真か?と言われそうだが、いえいえ、これは以前の写真ではなくて、今日現在の様子なのだ。 そう、ES(バージョン2)に交換してしばらく経つ。実を言うと、先日からアナログ(AD)系にちょっと大きな変更があったので、しばらくこの状態で聴いている、というのが正しいかもしれない。これについては後日のお話として、それより今日はユニットの方。 で、ES(Ver2)に戻したその音だが、何ともホッとすると言うか、ごく普通と言うか、違和感がまるでないと言うか、良くも悪くも、ごく自然に音が耳に聴こえる。 懐かしさというよりは、一ヶ月位旅行に行って帰って来たような感じか。あーー、家だなあってな感じ。(笑) 何しろ、S、6N-S、6N-SS、ES(Ver1)、ES(Ver2)、と使用して来たが、実は使用期間が一番長いのは、このES(Ver2)なのだから当然と言えば当然か。 兎に角、SP内振りセッティングやネットワークを含めて設定は全部覚えているので、簡単に元に戻ったせいか、何の「違和感もない」のである。 でも、これは重要なことかもしれない。音に何か特有の蟠りがあってはオーディオは楽しめない。耳が自然に受け入れることが重要で、これを好みに合うと言う。慣れだけではないような気がするのだが、果たしてどうだろうか?でも、これもアンプやTWが変わればまた変わって来るので実は何とも言えない。 ただ、それでは交換して比較する意味がないので、少々記憶も含めて現状での意見を言わせてもらうと、まず、 S: これはダブルコーンで素材もパルプコーンだったが、音は自作SPユニットとしては屈託なく一番自然な感じ。分割振動がどうのと言われるけど、抜けが良く反応が早く純度は高く、それでいて変に神経質な所がないので、割と一般的。それこそパルプコーンの音が嫌いでない人にはお勧めのユニット。 SS: Sの特注版だが、マグネットが飽和していて、無理矢理作ったような特異ユニットなので、これはちょっとピーキーで多少ハイ上がり気味で神経質な部分がある。音楽を聴くよりは、物音を聴くのに最適な感じ(失礼)があるが、その意味では俄然リアリティーがある。ただ、何故か擦る音はESよりも自然に再現出来る(バイオリンなど)のは不思議。ただ、これはアンプを選ぶ。このため、SSは純度は高いがエキセントリックな面があり、誰にでもは受け入れられない性質を持っている。ま、努力型と言うよりは、天才肌みたいな感じか、。変人?(変物)なのか。 ES&ES(Ver2): Ver2と初期版では多少音が違うが、キレも良く基本的にSSと素材も変わったので突っ張り感が後退した反面、歪み感も減ってより高性能ユニット路線。初期版の方がどちらかというとニュートラルで豊麗な印象。Ver2の方がよりシャープな印象ではあるが、初期版に比べると僅かに細身な面と一部だけ高域のF特がしゃくれているのでTWと繋ぐ時は注意が必要。これが上手く使えればトータルバランスとしてはハイスピードサウンドと音楽性の両立が出来るのが最大の魅力。ただ、低域は相対的にSSよりも量感が増えるが、SS、ES-Rよりも実は僅かに柔らかく感じる部分がある。(これは僕も今回単体で鳴らして初めて気がついた。。) ES-R: 非常に次元の高い高品位で気品のあるハイファイサウンド。低域の分解能も高く、音程極めて明確で力がある。この部分は以前のユニットにはないアドバンテージ。色々な音楽を破綻無く楽しみたいという場合には最適で、超高分解能でありながら、嫌な音をまったく出さない。質感豊かでリッチ(?)なサウンド。ただ、多少の歪みを伴ってもいいから爽快に弾ける、張り出す感じが欲しい!という人にはあまり勧めない。所謂、物音の表現はあまり得意ではないのだ。オルゴールは極めて純度高く綺麗だが、板金を叩ような変な音楽は苦手という感じか、(笑)。 と、言った「極めて主観的」な印象があり、それぞれ全て一長一短なのだ。 難しいなあ、音と言うのは。。。 で、ひとまず今はESなのだが、問題が一つある。これは上記にも少し書いたが、SWの低域のクロスが意外と難しい。これはネッシーとSWがオーバーラップしているので当然だが、例えば、SSは8mHのコイルで繋いでも上手くクロスするのだが、ESで同じことをやると当然多少低域がかぶる、のに何故か9,5mHだとSSよりも陥没が大きくなるのだ。位相の問題だ。これを微調整するのが意外に我が家では難物。、ま、これはチャンデバかデジタルボイシングイコライザーを使えということなんだと思う。 が、、SWに総額50万円以上もはかけられないジレンマがあるのも事実。(笑) とは言え、兎に角、ESの現状設定は、これはこれで完成された音なので、今でも十分通用することは確認出来た。やっぱり、しばらくこれで行くか!? つづく |
2008/11/11 好きなものを使え! |
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さて、久しぶりにオーディオの虫が騒ぎ始めたのは先月の通り。 理由は、ミニオフ会があってから、やはり自分の音を追求することが一番ストレスがないのだと思い直したのである。 何も「これが使いこなせなければ駄目だ」、なんてストイックに思う必要はなくて、自分が思うようにやればいいのであって、そのために寄り道するのは大したことではないのだ、と。 もう一つは、期待が大きかった次世代AV(アダルトビデオではない)関係は、まったくもってまだお話にならないので、いい加減うんざりして来たこと。 一応、この1年半でAVアンプを4台、BDプレーヤーを3台、使ってみたが、高スペックを望んでも、まず、ちゃんと音が出ない。また、音は出てもちゃんと絵がでない、なんてことが多発するし、各社各機器互換がきちんとれていないし、肝心のノイズレベルも、とてもオーディオクラスではないのを身を以て体験したので、あまり神経を使わない方が良いと判断したのである。 正直、HDMIはあてにならないし、これが今までやってきたオーディオを凌駕する、君のシステムは旧型だから最新のAVアンプを買えば別世界になる、なんてことは現時点では絶対にない。 マルチじゃないから?自作SPだから?安いシステムだから? 冗談じゃないよ、と言いたい。 SACDをDSDでAVアンプに送ると、凄いことに、、、なるわけない(笑)いや、やってみたから言っているのだ。なので、こちらは適当にやるのが吉。 ま、少なくとも、AVアンプでピュアオーディオは勧めない。
で、今は何を始めたかと言うと、ネッシーのユニット交換である。過去を振り返るというよりは、もう一度再確認して、最終的に現用機を決めようと思うのだ。 というのも、以前とは多少システムが変わっているので、現状のシステムに合うユニットにするのが吉だと思う。 つまり、好きなものを使え、ということ。 どれが一番、なんて誰が決めたんだ?それを決めるのは自分なのだ。 で、その結果は、と言うと、これがなかなか難しい。。。それぞれ一長一短で何を取るかで判断が変わってくる。また、クロスオーバーの調整やコイルやコンデンサーの値もそれぞれ変えないといけないので、一番良いと感じる状態をそれぞれ比較して最終判断しなければならない。 ただ、その時に無理はしたくないので、使いやすい方向で進むことにする。 つづく |