2008年
5月度
2008/05/18 発売にはなったが、 |
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さて、更にぼやぼやしていたら、ゴールデンウイークも終わって何と5月半ばである。この調子だと、次は年末の更新になるかもしれない、< (^_^;)\(・_・) コレコレ 冗談はさておき、時は流れて、遂にやっとのことで期待していたものが発売されたのである。何かと言うと、そう「PC用デジタル放送チューナーカード」だ。実は、ワクワクするので早速冷やかしに行ってみることにしたのである。 で、近所のPCショップを覗いてみると・・・おお!ありました、ありました、この片田舎な我が市内にもあるんです。まさしくデジタル放送チューナーカード!。苦節涙の5年(笑)、これでやっと自作パソコンにも明かりが見えてきたことになる。 何だそんなもの、、TVで観れば良いじゃないか?と言うなかれ。そういう人はPCの画質を知らないと言える。 何故って?そら30万〜60万するスケーラー画質が簡単に手に入るんですから凄いもんです。これでWOWOWを観たいじゃありませんか!? えっ、観たくない?・・・そう人は画質を語る資格はありません(ウソ)。 で、それはいいとして、早速BS&地デジのデモ再生をPCで観たのだが、これはまずまずいける、と瞬時に感じた。デモ用PCは、僕の現用次世代HD-HTPC機とほぼ同程度のスペックで、CPUは4コアのQ6600(現在凄く値下がりしている)、HDDは250G、2Gのメモリー、グラフィックこそNvidiaだったが(僕は生粋のRadeon党)デインターレスの処理はハードウエアでやっているせいか、かなり優秀で残像はなく、固定画素TVで観るチューナーと遜色がない。おまけに、PCで60Hz表示なので実質Iフレーム倍速表示でP化されていて、1080P表示なのでジャギーも少ない。 「1080P!、これは良いですよ旦那、観たことありますか?」なんて大げさな謳い文句だが、何のことはない、PCのモニターは大昔から1080P表示なんて当たり前である(笑)。 ここで言っておくが、最近の液晶PCモニターの方がAVユースの高価な液晶PJより、実は60Hzの動き応答性は概して早いので(カタログ見てね)、かなり我慢出来るのである。勿論、色とDレンジは全然駄目だが(笑)、そのうち最新固定画素PJ買うのでこれはまあいいだろう、。兎に角、これが安価に実現出来るんだから喜ぶべきだと思う。やっと日本が世界レベルに入り始めたと言える。
ただ、個人的にはまだ多少発展途上の部分も一部感じる。何しろ、今頃発売になるのがそもそもおかしい。遅すぎるのである。発売の引き金は先行したワンセグチューナーカード販売がヒットしたからだと言うことらしいが、これは大ウソのような気もする。 何を言うか、そうじゃないだろ、台湾製怪しげPCデジタルチューナーの大ヒットが原因なのに、いい加減なすり替え話じゃないかな。(妄言多謝) もう一つ、値段がまだ少々高い。一世代目とは言え、例えば、海外の怪しげでないちゃんとした「正規のPC用チューナーカード」は、フルセグでも実売が大体150ドルから90ドルぐらいである。しかも、タイムシフトやダブルチューナー(!)も当然既に発売されていて、予約電源ONもOK、とそのレパートリー差は大きい。 勿論、海外ではPCでデジタル放送を観るのは極自然なことなので、録画したコンテンツを好きなように加工してDVDにすることも出来るし、別のハードディスクに移して保存して何時でも観ることが出来る。 なので、そもそもBDなんかに(失礼)移動する必要性などないのである。また、オーサリングソフトもちゃんと揃っていて苦労しない。何より、マルチメディアセンター(MCE)なるPCがあるのはそのためである。これはきちんと出来たMCE現物を観ないと絶対現実が分からないと思う。 多分、現物を観ると、日本のように30万から100万近いPJと30万近いBDデッキをやっと買って悦に入っていると、間違いなくボッたくられていることにショックを受けるだろう。多分、僕だったら専用機は全部売り払うかもしれない。(音は別だが) が、日本はARIBの規定があるのでそうはいかない。。また音声も、世界の中で日本だけよ〜きっと♪的な(笑)AAC音声だ。しかも、iPodなら世界的に2CH標準だが、これで5,1CHとなると超特殊と言える。 で、今回は絵を観た限りでは思わず財布が、ど根性ガエルのように飛び出しそうになるのをどうにか抑えて、その前に念のため仕様表を観ると、何と驚いたことにデジタル音声のパススルーが取り出せないことに気がついて呆然としてしまう。。本当なんだろうか? 高価なAVアンプ花ざかりの君たちへ(笑)、どうなんでしょうか?と言いたい。 というわけで、今回はしばし情報が集まるまで静観することにした。<実は欲しいが。 ただ、悪いことばかりではなくて、コンテンツに恵まれているのは日本の良さだ。特にWOWOWなんてものは、もう凄まじい内容と画質だと言える。これが有料放送の強みとは言え、ここまでの画質で平気で放送しているんだから恐ろしいものがある、。市販BDがアホらしくなるようなコンテンツのタイムリーな鮮度と画質だ。 以前、僕がそのことをしきりに言っていたら、ある人は「所詮放送は放送、パッケージソフトにしか興味がない」なんて言っていた、が、現状はどうだろうか?現在は沢山録画しているらしい。やっぱり(笑)と言いたいが、気持ちはよ〜く分かる。画質は結構いけるのだから。
ところで、ここで僕は今後の展望として、一つ個人的な要望がある。 それは、放送は本来フレームレートは30コマ(29,97)なので、1080iまたは1080Pで綺麗に再生出来るようになっている。ところが、WOWOWの一部を例えばスケーラーのVP30に入れた状態で、3>2プルダウンよろしく48Hzで再生すると、字幕だけはぶれるが、ものによっては動画そのものは上手く変換出来て非常に映画らしい元の動きになるものがある。(BS-hiは不可。また、合わない時は何度か60Hzと48Hzを切り替えるとロックする。)これはCRTで観てそう感じるので、固定画素だと多分字幕も我慢出来るかもしれない。 そこで、今後は3>2プルダウンが出来る機材(TVやPC)の出現を強く望む。もしこれが上手く出来れば、それこそBDはかなり頑張らないと放送との差が少なくなる。何しろ、アドバンテージはおまけコンテンツと音声の優位性だけになるからだ。 でも、現状のBDの音声はがんじがらめの保護が入っているので、高価なAVアンプとHDCP対応のPJまたはモニターと、HDMIから次世代ビットストリーム出力が出せるStand-aloneタイプのデッキがないと、その恩恵は受けられないのだ。また、この場合も音声良くするためには24P出力が出来ることと、相手が24Pを受けられることが必要になる。 普通の人が、今の現状の値段で音のためだけにこれを追いかけるとは到底思えない。となると、AAC5,1CHでも十分じゃないか、なんて思われてしまうのだ。 ま、そういう兼ね合いもあって、日本はあまりそのアプローチをするとデッキを買ってくれなくなるので(笑)出来ないことにしておくのかもしれない。 兎に角、対応表にある全ての項目に対応したら、僕は導入を決めている。まず、S/PDIFからのパススルー、BDへのムーブ、タイムシフトOK、追いかけ再生、DTCP-IP、フレーム単位編集、などだ。 早くそういう時代が来ないかな、。 |