2008年
1月度
2008/01/29 必要なのか |
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さて、またしても常用のノートPCが壊れてしまった。Web更新やメール、ネット、持ち歩き用、と現在主力マシンなので、これが壊れると往生する。
HTPC派なんだから、PCはいっぱいあるんじゃないか?と言われるが、基本的にVAユースに使うものと一般生活用に使うものは完全に別なので、そう簡単ではないのだ。 また、僕は一度高いお金を出して買ったものは、殆どが元を取るまで酷使するタチだ。もうカスカスになるまで使う。(笑) なので、このノートPCは以前一度修理はしたが、使用歴は5年以上になる。前回はハードディスクの故障だったが、今回も同じ。ただ、今回は自力修理に出たので、運が悪くて1週間かかった。が、何とか動き始めたのでまあ良いか、。 本当はさっさと最新のBD&HD DVD付き&RadeonHDチップ搭載の新しいノートPCが欲しいのだが、何となく勿体ない。と言うか、本当に今買う必要があるのか?と自問自答すると、「もう少し待った方が良いぞ、」と僕の中の天使(悪魔?)が囁くのだ。 どうせ買うなら、もう少し選択肢が広くなって、ある程度性能的にも満足のいく仕様であり、長く使えるものが良い。 そう言えば、今のこのノートPCも、当時はラインナップの最上グレードから一つ下のかなりハイエンドモデルで、アナログTVチューナー付き(笑)だった。DVD-Rが焼ける時代に突入した頃だったから、一応今でも使える。勿論ハイビジョンを観るのは少々無理があるが、それでも普通にネット関係で使うなら何とかなる。
ところで、話は変わるが、先月から色々と現状の最新型固定画素PJを幾つか視聴出来る機会があった。と言うか、望んでその機会を作ってもらったのである。理由は、以前も少し書いたが、今年の3月でSONYが3管PJのサポートから撤退するというので、今後の入れ替え用PJを考える必要があるので、そのための参考である。 機種名を上げると、SONY製VPL-VW200、同VW60、三菱製LVP-HC6000、エプソン製EMP-TW2000、三洋電機製LP-Z2000、ビクター製DLA-HD100、である。SONY製のVW100とVW50は以前観たのだが、G70との差は予想以上に大きかったので、メイン機としての購入は見送った経緯がある。 なので、今回もあれから2年経っていないのでメインとなるには流石に無理があるので、準メイン機か、または完全に考え方を割り切って、業界が成熟するまでのサブ機にする、という感じだ。 勿論、試写はエプソンと三洋以外は全て完全な遮光ルームでフル調整された状態だったので、条件はすこぶる良く、相手にとって不足なし、という環境だ。また、エプソンも三洋も一応シアタールームなので、それほど悪い環境でもないので、ある程度は参考になった。この手のVA機器は、いい加減な調整で観て判断するのは失礼というものだ。 が、さて、感想は如何?と言うと・・・これがなかなか難しい、。 当然だが自分の部屋で観ているわけではないし、送り出し機器もBDオンリーであり、そもそもソフトがまだ未成熟なので、5年先まで通用するような判断は出来ない。 そこで、今回は簡単な自分なりの感想を少しだけ書いてみる。あくまでも私的感想なので、条件が変わればまた話も変わるし、何より好みが最優先なので、僕の話を鵜呑みにしないで欲しい。(注:今回は24フレームと30フレームは必ずソースに応じて切り替えて試写) さて、まず、VW200は前身のVW100と比べて、大きな違いがあった。(VW100も同じ環境で観ている)それは、フォーカス性能の良さだ。今回のVW200で一番驚いたのは、このフォーカス性能と解像度感だ。何しろ直近30センチまで近づいて観ても、画素は殆ど気にならないのに、フォーカスはまるでSONY製3管PJのようなシャープな印象。おまけに3管PJよろしくゾーン調整が出来るのでびっくりした。 ここで、はあ?と思った人もいると思うので書いておくが、3管のシャープなフォーカスを実現するには、機種本来の性能と調整が合致して初めて出せる。 これは現物を見ないと多分実感出来ないと思う。ただ、CRTは画素がないので誤解されやすい。僕の知人でさえ、3管はモヤっとしている、なんて言う人がいる位だから、本来の絵を観ないで固定画素に移った人もいるのじゃないかな。 兎に角、このVW200のフォーカス感は優秀である。これは素晴らしい。前身であるVW100で感じた(3個体観たが)、画素は見えるのに何故かフォーカスの焦点が完全に合いきらない現象はまったく解消されていて驚くばかりだった。また、24P倍速表示は映画には良い。これは今後僕には必須である。これは音にも影響があるからだ。 ただ、ちょっと気になった点も幾つかある。まず、24コマのモーションフローは動きが不自然になる。これは切った方が24コマには良いと感じた。また、色が僕の好みとは少し違う。現用のGシリーズのようなフレッシュな午前中の青々とした緑の色合いではなくて、どちらかと言うと午後の自然光が当たった木の葉の色、と言った感じで穏やかな印象だ。また、やはり黒はどうしても浮く。それから、ビデオものはやはり多少残像が出るのでこれは割り切らないと駄目だ。 次に、HD100。これはまず、コントラスト感が素晴らしい。白ピークは固定画素なので全体が明るくても一部明るくても綺麗に均一に伸びる。表示方式もVW200とは微妙に違うのか、0,8ゲインのスクリーンでも僕好みのスポットライトの眩しいさが出ていてとても気分が良い。また、PJの輝度が明るいので黒も更に相対的に締まった印象で、かなりDレンジが広く感じる。元々この機種は反射型なので黒を売り物にしているのだが、そのうたい文句に嘘はまったくないと思う。色もどことなく現用のG90、前身のG70に似ていて僕の好みに合っている。 気になった点は、やはり値段の差はあるようで、VW200に比べると画素は少し気になる。また、早く動くシーンでは赤と青が少し滲む部分があるので、これが調整でカバー出来るのかは実際に使ってみないと分からない。でも、個人的には使ってみたいと感じる部分が多かった。 VW60とHC6000はどうか?と言うと、これはやはりお値段が前二機種とはかなり違うので、絵にもそれは出てしまう。これはどうしても仕方ない。が、それでもこの値段でここまでの1080P表示が気軽に観られるのは素晴らしいことだと思う。 僕が使っていた時代の液晶PJとはもうまるで違う。既に時代は未来に来たんだなあ、とさえ思う部分が相当にしてある。これから初めてホームシアターを始める人が羨ましい。いや、妬ましい位だ。良い時代になったものだ。 最後にTW2000とZ2000だが、これは試写環境が上記機種とは違うので同列には何とも言えないが、それでもまずTW2000は画質モードが沢山用意されていて、これは素晴らしいこだわりだ。いろんな環境に合わせて使える。また、液晶PJにしてはかなり黒が出るのでちょっとびっくりした。(アイリスOFFでも)スクリーンゲインをマッチさせれば相当なレベルまでいけるのではないかと思わせる部分がある。 また、ガンマ調整の機能があるのだが、これが恐ろしく使いやすい。画質を観ながら、どの部分にガンマカーブが来ているかダイレクト表示出来る機能があるので、絵を観ながら微調整が出来る。個人的には、「全社これを真似して欲しい」と思った位だ。それ位良く考えてある。 色はどちらかと言うと白人の肌が少し日本人風に黄色に振るが嫌みがない点は良い。勿論これも肌色だけ調整する機能が付いているのは固定画素ならではの利点だろう。 気になった点は、僕が観た個体は明るいシーンで僅かに格子上のモアレが出ていたことだが、個体差によるものかもしれない。 最後にZ2000は、TW2000に比べると黒が浮くが、発色は個人的には好きな傾向。TW2000を映画風とすると、こちらはテレビ風と言うか、ライブものを観るには結構楽しい元気な色合いで好ましい。アイリスはONで観たが、再生画面が切り替わるシーン(番組変更などの絵がないシーン)で効くのは好ましい。 3管だってある意味で自然アイリスに似た動きはしているのだから。 さて、ここまで観てきたが、やはり前年に比べても各機種の進歩具合は目を見張るものがあり、発展の度合いは非常に早いと痛感する。まさに日進月歩だ。5年先なんて想像出来ない。 ただ、こうなると、何時買うか?という決め所が非常に難しい。「欲しい時が買い時」とは言うが、そのタイミングには、何かきっかけ、または踏ん切りが必要になる。例えば、いきなり今のメイン機が壊れた、または、今のメイン機の寿命を兎に角伸ばしたい、などだ。この場合は導入が正解だと思う。 が、一応僕のメイン機はまだ動いている。万が一の場合は長年連れ添ったG70もある。 そう言っていると何時までも買えないのは確かだが、それでも悩むのは事実。何しろ、安い買い物ではないんだから。 確かに、ノートPCと同じで毎年新しい機種にアップグレード(そう言うサービスがある)していけばそれはそれで快適だと思う。常に最新の機能が使えるのだから。でも、一度買ったものを使えるだけ徹底的に使い倒すなら、それはそれで何とかなるとも言える。つまり、今でなくてもいいのじゃないか?本当に今絶対に必要なのか?という気がしないでもないのだ。 ピンと来る瞬間があればそれが買い時なんじゃないかと思うわけで、否定しているわけではない。 事実色々悩んでいた時代に、G70に出会った時、僕はピンと来た。これは行くしかない!とその時は判断して購入した。結果はご存じの通りで、結局その時代ごとの最新周波数に見事に対応してくれた。
うーむ、さて、どうするかなあ。。。 |
2008/01/11 買う物はあるか? |
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さて、やっと二日間だけのささやかな、そしてひっそりとした正月休みである。ふー、、
と言っても疲れたので勝手に休んでいるんだが(笑) で、こうなると予定を立てていないので何をするか? たまたまだが、先日広告チラシを貰っていたのが頭に浮かんだので、今日は近所のデオデオに行った。閉店セールをやっているらしい。ただ、閉店と言っても無くなるわけではなくて、大型改装のための一時的な移転セールらしい。 でも、店内は売り尽くしをやっているというので、冷やかしにいくことにした。 で、まだ夕方の5時前なのに、駐車場は満車状態。。。何だこりゃ?こんなに人が入っていたのは、ここ10年見たことないぞ(笑) ただ、みんな仕事はどうしたんだよ?仕事は?こんな曜日のこの時間に、これだけの人がいるなんて、何だか信じられない。みんな仕事なんてないのかね、、いいなあ、、。 おいらは仕事はあるが暇と金はない(どうしようもないな)。 なので、今回はバードウオッチングならぬハードウオッチングだ。さあ、何か安くて良いものがあるかな、と思い店内に入ると、何ともう既に売り切ればかり。(*_*) 大型固定画素TVのめぼしいものは完売シール付き。残っているのは少し前のエセHVで残像多いタイプ(失礼)か、新型(残像あるが少なめタイプ)だけど最上級グレードであんまり安くないタイプ。。。うーむ、まだ我が家のアナログハイビジョンTVは健在なんで要らないかな、。そもそもTVは観る時間がないしなあ。 そこで、更にうろうろしていると・・・・おっ! シャープのBDレコーダーHP-1が65800円。、おお!と思うが、現物は既にない。(笑)仕方なく横の残りのものを見ると、こちらはソニーのT70。128000円の20%OFF也?。 うーむ、微妙に高い、。。。どこが安売りだ。ネット価格を知っている人なら多分買わないだろう。最終価格は僕にしてみれば普通である。相場は100000円だ。これで機種がX90だったら話は別なんだが、世の中そんなに甘くない。(笑)
ところで、我が県内は、家電製品が高いと有名(?)なので、僕も困っている。先頃出来たビックカメラでさえ、あまり安くないと知人が言っていた。(僕と同じ元首都圏在住) また15年ぐらい前にある人が言っていた、 「ウチの県は家電が高いんだよね、これは住んでいる人が少ないからさ。人口密度が少ないから仕方ないね。東急ハンズは出来ない県だからね、田舎だし。秋葉原?あれは違う国だよ、」と。 それから15年後、人は多少増えたのかもしれないが、子供は減って高齢者は増えたような気がする。 でも、この混みようは何だ?(苦笑) さて、折角来たんだし、安くなったというか、「国内平均並」になっているので、それなら一応どうしても必要なものだけ選別して買うことにする。 で、買ってきたものはこれだけ。 僕は、BDメディアはBD-REを使うようにしているが、最終的に保存する数枚のためだけにBD-Rの5枚組を買う。勿論プリンタブルで一枚当たり850円。HDDの方が安い気がするが、まあ、ここ一年で5枚は要るだろう。(笑) 個人的にはまだBDは高いので、番組を選別しないければ焼く気がしない。前年の通り、ブルーレイじゃ勿体ないのだ。更には、これにMPEG2-TSではないAVCなんていうエセ高画質を入れるBD機器時代だから、まだ様子を見るべきだ。 次に、ちょっと興味があったのでSONYの少し高級とされるHDMIケーブルの1,5mを買った。HDMIはこれまた奇々怪々な規格なので、デジタル信号でもケーブルで色も音も違うらしい。ワケ分からないので試しに買っておく。でも、何に使うのだ?(笑) 残りはプリンターのインクがないので年賀状が書けていないのでこれを買う。って、今頃年賀状か(スミマセン・・・) 最後の締めくくりは、エプソンのプロジェクターのカタログを貰ってお終い。本当は現物がなかったのでカタログで我慢なのだが。。現物置かないと売れないでしょう?何で置かないのよ?と言いたいが、これは我が県内のセオリーなんで仕方がない。スクリーン設置している家庭がそんなにあるわけないのである。 でも、このPJは液晶で安いクラスだが、黒が比較的黒いらしいので興味があったので一応カタログだけは頂いておくことにした。尤も観てないので分からないんだが、。 個人的には、今固定画素PJを買うならビクターHD100が僕の好みだが、何分値段が高い(これはちゃんと現物を観たのだ)。でも、G90の方が高いじゃないかと言われるが、それはまた比較基準が違う。 残像がないとか、黒が黒になるとか、そんなレベルを語るPJとは選択基準が違うので、話も違ってくるのだ。3管は既に終わりなので次のステップが必要だ。ただ、直ぐに満足出来るものは、価格的にもクオリティー的にもそう簡単に手には入らないので、そのための勉強である。 少なくとも、先日のベンチマークBDが「普通」に映るまでは、何を言おうと固定画素は「残像プロジェクター」と呼ぶ事にする。(ゴメンなさい) さて、更にうろついていて、一つ面白いものに出くわした。有機LEDの小型TVだ。8インチぐらいだが、20万もすが、割とコントラストが取れていて何とも不思議な感じだ。これが更に次世代なのか?ただ、妙にちらつきが気になる。ブラウン管よりもちらつくのがちょっと奇妙だが、結構面白い絵を出していた。
で、ここまで買うのに1時間以上悩んだ。だって、本当に必要になるのか?ということを十分に吟味した上でないと買いたくないからだ。まあ、お金もないし暇もない、欲しいものはあるが、直ぐ次が出るので買うのは勿体ない、、まあ、そんな感じかな、今のご時世は。。。 分かるかな、この気持ち? |
2008/01/05 違う自分になろう |
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ちょっと遅くなってしまいましたが、
皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。今年もどうか宜しく御願い致します。<(_ _)> ・・・って、もう5日じゃねいかい!?と言われそうなんだが、年末年始と例年通り業務なのだが、これまた実は予定が狂いまくるのでどうしようもないのである。 どうもズレるなあ、。 さて、気を取り直して今年の抱負を。 昨年は次世代ディスクの登場で、映像にかなり傾倒していたのも事実。勿論、音をやってないわけではなくて、本当は何で次世代ディスクにこれほど期待したかと言うと、それは実は音の為なんである。 何しろ、DD(ドルビーデジタル)、またはよくてDTSの音声フォーマットから、PCMのマルチチャンネル、TrueHD、に音声がシフトするというので、これに惹かれたのが理由。 僕は何度も書いているんだけど、DDが苦手である。誰が何と言おうと荒っぽい感じがどうしても気になると言うか、これは生理的なもので、ずっと聴いていると何故か疲れてくるのである。 でも、次世代ディスクになれば、これらの不満は一気に解決、万事丸く収まって安泰、、と淡い期待を持ったのだが、当然世の中そんなに甘くない。 何のことはない、現状のBD、HD DVDの音声は大半がまたしてもDDなんである。おまけに、新方式のTrueHDやDTS-HDマスターオーディオ等は、これまた得体の知れない部分もあって、結局ダウンサンプルされた実はDD並の音しか送れない機器や、一番悩ましいのはその「規定」というヤツに祟られて、やっぱり同じことの繰り返しになっている。。。 何をやっているのか、。 で、こうなると「鳴くまで待とうホトトギス」の気分になってしまうのが人情だ。 また、映像の方も誤解が多くて、例えばデジタル映像信号でも色差とRGBの意味すら分かっていないのが消費者の実態なのに、これ見よがしに「良いぞ〜」と言いまくる。(笑) で、そろそろそんな事情に飽きてきたので、今年はやっぱり音を何とかしないといけない。 実は、フロントがFE-208ES-Rに変わったので、リアも交換しないと本来はいけないはず。が、実は138ES-Rは買ってないのである。 と言うか、今年は心機一転して、もう「自分の好み最優先」ストイックに使いこなす手法は止めて、「好きなものを好きなようにやろう」と思っている。<強気な発言で良いのか? 勿体ぶらないで先にネタを明かすと、今年の僕は、208ES、または208SSに戻そうかと真剣考えている。 そう、好みが最優先なのだ。 「今年こそは違う自分になろう」!?
新年そうそう、お後がよろしいようで・・・<(_ _)> |