2007年

11月度

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2007/11/30
強者再来
 さて、今日は大きな出来事があった。写真でピンと来る人もいるかもしれない。何かと言うと、、そう!SY-99さんがお越しになったのである。

 しかも、しかもである!新作超絶録音を全てお持ち頂いたものだから、さあ大変。これは凄い日だった、。時間的には遠方の方なのでゆっくりして頂けなかったのは残念だったが、それでも今回の新録音のまた凄いこと、。

 何しろ、自衛隊録音2007年バージョン、その他、元マスターの殆どが192KhZ/24BitPCM録音またはDSD録音からのDVD-Audio94KhZ/24Bit化なのだから恐れ入る。。。

 SY-99さん、、、もう既にこんな領域に達しておられるのだ。また、録音はどれも素晴らしいのである。フォーマットの限界に挑戦と言った感じで、今までのCDを明らかに上回る広大なDレンジを見事に生かし切る収録であるというのを一聴して感じる。

 特に、音の移動感、大きな音の遙か後ろで、かすかな音の余韻が消えないで見事に再現されるから驚く。今までのCDと一番違う点はこの部分だと僕は思う。小さな音がかき消されないのである。

 

 以前から何度か書いたことがあるが、オーディオマニアというのは、「保守的」と言われることが多い。確かに頑固一徹、ヘビーデューティーというスタイルも、それはそれで意味があり尊敬に値するとは思う。が、それでも常に新しい事にチャンレンジして、更には成功してしてしまう人も存在するのだというのをSY-99さんから僕は強く感じるのである。

 何事もそうだが、立ち止まったらそこで終わりである。過去がどうあろうと、少しづつでも続けることに意味があり、それが進化を生み出す。正にそれを身をもって教えて下さるのである。

 また、今回の録音はもう一つ興味深い発見があった。それは、現状の新ユニットである「FE-208ES-R」のキャラクターも見事に判定する程、あらゆる側面からの音を収録してある意味でも恐ろしいものがあった。

 正直、これについては、率直なご感想を頂くことが出来た点もとても有意義であった。ある意味、自分にとって、つっかえていた物がとれたと言うか、やはり心と耳に素直で行こう、と感じてとても楽しい時間だった。

 

オーディオの趣味も、一人でやるより、沢山の仲間とやる方が楽しいものなのだと思う。勿論、好みはそれぞれだが、やはりいろんな発見がありためになる。大切なのは、入り口、そして出口、なんだなあ、、と思う今日だった、。

 

 (SY-99さん、本日は本当に遠方よりお越し頂き有り難う御座いました。)

 

 

 

 

2007/11/17
それよりこちら
 最近、映像ネタが多い。当然だが次世代ディスクの影響からだ。いろいろ弄ったり調べたりしているので、ネタもかなりある。が、そんなことにうつつを抜かしていると、、こうなる。。。

 我が家のADフォノイコライザーとして代用している2000ZRがいよいよ怪しくなってきた、。

 以前書いた時は、MCイコライザー、MCトランス側を殆ど使っていなかったので、音が駄目になっていた。音が鈍く甘いサウンドになっていた。

 しかし、今度は常用のMM側(ヘッドアンプを経由している)も、どうも、怪しくなってきた、。

 ノイズが入るとかそうい感じではなくて、音に力と切れがなくなってきたのである。

 これは以前ADをアナログ化したCDやDVD-Audioを作ったことがあるのだが、これらと比べると何とも音が甘いし元気がないのである。

 こんなはずでは??、、という感じになっているので、多分そろそろ危ないかもしれない。

 ただ、そうは言っても今更オーバーホールは流石に無理だろう。以前一度やったことはあるが、もう何年も前の話。しかも、その時のメーカー曰く、「次はありません」、と。

 そりゃそうだ、もう「デノン」になって久しいので、「デンオン」なんて時代のものが簡単に直るワケがない。

 

 うーん、、困った。これは映像系にゴタクを抜かしている場合ではなくて、こちらの後釜が先かもしれない。いや、先だ。

 ただ、、問題はなかなか自分の要求に適するものが見つからない・・と言うのが現状。既にADは過去のものなので、イコライザーを沢山物色するような状態ではない。また、仮に気になるものがあったとしても、欲しいものはお値段が高すぎる。

 更に、最重要なのは勿論「音」だ。僕はオーバーシュート気味と言われようが、華麗に散乱するタイプの音が好きなので、キャラクター的には所謂世間で言うレトロ系「アナログ」の音は好みに合わない。

 さあどうする???

 

 

 

 

2007/11/09
言いたいことは、
 さて、既に11月だ。な〜んにもしない間に時間が経っていく、、ような気がするんだが、実は次世代ソフトだけはせっせと買い込んでいる。

 ただ、言いたいことは山のようにある、。

 まず、画質だ。HD DVD,BDなら全部良いかというと、現状では実はそうでもない。

 解像度はDVDより良いが、カラーバランスのおかしいもの、フォーカスのちゃんと合っていないもの、画面が暗いもの(笑)、それに、家庭用PJとTVは16:9ビスタなのにシネスコサイズで収録されているもの、などなど、。

 特に、シネスコサイズは結構厄介で、どう考えても画素数的に損だ。当然だが、上下に黒帯が出る。1920×1080フル、なんて言っているが、実際は1920×540相当になっており、それなら放送の1920×1080iフルでもいいじゃないか、なんて思ったりもする。

 事実、3管は周波数が全然違うので走査線が出てしまうのでPとiの差は大きいが、固定画素で「24Pを24フレーム倍速出来ないPJ」なら2>3プルダウンになるし、そうなるとWOWOWとBDの差は少ないからだ。いや、最近のWOWOWは予想外に高画質なものもあり、BDと見分けが付かないこともある。

 そうなると、今後はアナモフィックレンズなるものが必要になる。例えば、スケーラーでシネスコサイズを上下に広げて、特殊レンズで16:9に映すわけだ。24Pの次はアナモフィックだ?

 でも、こんなことをするぐらいなら、PJも2560×1600ドット以上を売れば良いのに、なんて思ってしまう。。。(無茶か)

 それから、画像の収録形式についてもちょっと疑問がある。圧縮形式がMPEG2-TSでないものは、MPEG2-TSに比べて何となくDレンジが狭く感じるものがある。特に、黒側の諧調が何となくイマイチなのだ。まだデコーダーが出始めだからだろうか、よく分からん。

 次に、音の問題。

 現在我が家では、HDMIからの次世代ビットストリーム音声を取り出すことは出来ない。ONKYOのAVアンプは制限付きで受けることは出来るのだが、送り出し機が手元にないので意味がない。これが出せるデッキが早く欲しいのだが、まだ機種が少ない上に、専用機は値段が高い。

 BDだけのために30万払えるか?と言われたら、僕はノーである。

 なので、今はPCで我慢である。

 でも、PCは現状では機器が暗号化に対応していないので、TrueHDの48K/24bitは16Bitに再変換されてしまうので、PCM収録の方が有利になる。この場合は勿論48K/16Bit収録の時だ。

 何でPCMが入るのにTrueHDの48K/24bitが要るのだ?と言うと、PCMで24Bitマルチチャンネル収録すると、BDでも容量が足りなくなり画質の転送レートに影響が出て高画質化の意味がなくなる。なので、やはり深度のある24Bit収録で入れたいということになると、圧縮したTrueHDの48K/24bitで入れてしまおう、ということらしい。確かに、オーディオで48K/16Bitと24Bitの差は痛いほど経験しているので、24Bit収録は大歓迎である。が、これがなかなか複雑だ。

 結局AVアンプを買わないといけないし、ビットストリーム出力出来るデッキが必要になるが、BDとHD DVDの両方のデッキが必要になるので、大金が要る(笑)。

 しかも、PJもビットストリーム入力出来るものでないと、アンプによっては「音がフル再生出来ない」と言うHDMIの縛りがあるのでややこしい。。

 つまり、次世代ディスクを完全再生するには、PJ、AVアンプ、BDデッキ、HD DVDデッキ、最低限これだけ要るのだ。

 で、ディスクを買って見ると、、、この程度?と感じたりすると、やる気がなくなるのは当然だ。

 まあ、音声は僕の嫌いなDDより音が良いので現状ではまあ良いか、というところだが、それでもまだまだあらゆる面でがんばってもらいたい。

 まだ全てが足らん。。。