2007年

9月度

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2007/09/29
現実問題

 さて、現状では月に3枚まで次世代ディスクを買っている。これ以上は予算の関係上無理なので仕方がない。

 視聴環境は以前通り、HTPCである。24フレームものは72Hz、ビデオものは60Hzで切り替えて使うようになっていて、DVDは更に別にアプリを使うようにしてあり、個人的には不満はあんまり感じない。(設定は僕のマイオリジナルになっているので、所謂HTPC派のお決まり定説的なやり方とはちょっと違う。現状、大切なVA仲間用も含めて二台組んだが、個人的にはこれが良い感じなのでそのまま使用中。更に今は次期用製作に入っているところである。)

 その内「音の良い、ちゃんとした専用機」が出るまでは、当面これで良いのだ。

 で、これはこれで非常に快適快調なのだが、今日はソフト側の不満もないでもないから書いておく。

 何かと言うと、「ワイルド・スピード3 Tokyo Drift」だ。

 これは以前買ったHD DVDなんだが、先日WOWOWでも放送があった。折角買ったのにもう放送されてちょっと複雑だが、まあ、放送だし、と慰めてみるも、何と驚くべき事実が、。

 画面の大きさが違うのである!何とHD DVDは縦狭になっている。。。

 WOWOWの方が上下が大きいのである。しかも横は同じなので、この場合はHD DVDは「上下を切って」収録していることになるのだ。

 これにはちょっと驚いた。

 確かに市販ソフトの良さは24フレーム収録と音の問題があるが、このソフトはDD+なので、そんなには音は良くない。普通であり、AACと比べて雲泥の差まではないのである。やはり僕はPCMでないと嫌なのだ。

 これで画面が小さいとなれば、これは少々頭に来る話である。

 これじゃあ遺憾ぞ。。。

 確かに動きについては、1080P・72Hzで再生するHD DVDは別格だ。これは観ないと分からないと思う。が、画面の大きさの効果は絶大で、全然イメージが違うのである。

 しかも、放送はMPEG2-TSで、HD DVDはVC-1だからかなり微妙なところ、。

 うーむ。。。

 

 以前、ある人が言っていた。

 「放送は所詮放送、多くを望み趣味としてなら市販ソフトに限る」と。

 確かにそうだとは思う。、

 が、今回は見比べるとかなり複雑な心境にはなる。でも、これが現実なのだと受け止める必要はある。放送も、そうバカには出来ないのである。

 高価な専用機をそれぞれの種類に合わせて、せっせと買って、アンプも買って、全てのフォーット分だけ揃えて、やっと少ない小遣いでソフト買って、いざ観たら・・・、こんな調子ではやる気がなくなるだろう。大昔の映画ならまだしも、最新フォーット用のコンテンツがこれではお話にならない。

 これだけ大きさが違うと、映画としての印象まで変わるんだから、。

 ひょっとすると、BDソフトでもこんなのがあるのだろうか?調べてみようか、。

 

 まあ、でも、こういうこともあるんだと認識しておく必要は絶対あると痛感した。そう、これが現実なのだから。

 

 

 

 

2007/09/24
放置がいいね?
 さて、先日オーディオについて消極的なようなフシを書いたのだが、では何もしないでいるのか?というと、実はそうでもない。

 正確には、放置はしている、が、それは何もしてないんではなくて、気長に待っているのである。

 何のことか?というと、、やっとFE-208ES-Rが良い感じになって来たのである!

 能率は確かにESやSSに比べると相対的に低くはなるので、ボリューム位置は以前より少しだけ上げるが、音そのものは、ハードでシャープに切れ良く散乱しコクと艶も出来てきた。また、それでいて歪み感のない繊細で透明感のある音を出すようになった。

 初めはどうなることかと多少の不安と迷いはあったのだが、現在かなりエージングが進んで快調モードに突入である。いや、これ位待たないと駄目なんだと改めて思う。そう、だってSPユニットはエージング効果が一番大きく分かりやすいパーツだから。

 ではやったことは?と言われると、実は殆ど何もしてない。ただ鳴らすだけである。僕は強制エージングはしない。何となく精神的ストレスになるからだ。なので、初めにスペアナである程度設定したら、後は兎に角、適当に音楽や映画を観る。ただそれだけ。これである日改めて聴いて全然駄目だ、と感じたらそれはそこまでだ。

 が、これが良い感じになって来たので、これが本来の音なのだろう。これならいける。ワイドで彫りが深く微音まできちんと分解する。特に24ビット収録と16ビット収録の差がもろに出るようになったので、相当良い感じだ。SY-99さんの過去の生録音も素晴らしい表情を出すようになった。

 設定に関しては、以前設定した時のままの0,68μFで、ESの時との違いは、TWを同相にしただけ。値は厳密には0,47の方がフラットにはなるのだが、好みで0,68のままにしておいた。が、現状ではこれで良い。敢えて交換したいと感じなくなった。コンデンサーの種類は初めはジェンセンだったが、やはり僕はユーラムダの方が性にあっているようで、素直にこちらに戻した。これも生理的な感触に頼った結果である。

 これは大昔のものなので、中身が腐っているんじゃないか?(笑)ってなことを言う人もいるが、音は全然問題ない。新品のジェンセンと比べても、むしろ時が止まっているのか、と思う程普通に切れよく音が飛び出す。

 また、ねじだけは以前からのこだわりで、ステンキャップに交換した(前は鉄)。しかも、今回はとんぼさんに御願いして、6mm頭の5mm径のボルトを作成して頂き、それに交換した。やはり僕にはこれが良い。これも生理的な好みである。本当は全部6mmが良いのだが、リングの再加工が必要なので5mmとしている。もう一組6mm径穴のDFリングが欲しいのだが、ないものは仕方がない。

 で、結局これで改めて聴く音は、やはり自分好みにひたすら向いていることに気が付くのだ。

 オーディオは何処へ行くのか?と、言うと、、それはやっぱり自分の方へ行くのだ。(笑)

 だから、オーディオは何もしない、放置がいいね、って?

 そう、そのうちなんとかなるのである。気の長い話だが、だからこそじっくり趣味としてやっていけるわけなのだ。

 鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ES-R(笑)

 

 

 

 

2007/09/18
過ぎゆく時間の中で

 さて、まだ残暑があるが、気が付くともう既に9月半ばを過ぎようとしている、。時間が経つのは早いものである。

 いや、それはお前がトロいからだ、と、言うオチはなしで。。

 で、最近はじっくり構えてVAをする時間がないのである。勿論、何もしてないわけではないが、人が一度に出来ることは限られているので、それをやっていると、あっという間に時間が過ぎていくパターンが多い。何しろ、最近は映画を観ていると、そのまま寝てしまうことがよくある。何をやっているのだ。。。

 

 ところで、最近は映像関係の新製品が目白押しのようだ。オーディオは何処に行ったのだ?と言うぐらい、ビジュアル関係のニュースの方が多いのである。

 これも時が経ったことを感じさせる。

 まあ、良く言えば「V」A(ビジュアルオーディオ)比重か。悪く言えば、ある意味で聴覚の想像力鈍化かもしれない。映像があれば少々音が悪くても楽しめる、、ではなくて、良いのか悪いのか分からないのかもしれない。

 オーディオと言う趣味は何処へ行くのか。

 例えば、最近の若い人に、趣味は何ですか?と聞けば、「インターネット、ゲーム、携帯電話、音楽鑑賞(マニアじゃない)、映画鑑賞、一部スポーツ、」ってな具合だ。

 mixiなんか見ていると、書いてある自己紹介内容は殆ど同じである。また、最近は兎に角「ゲーム」が大流行だ。

 特にビジュアル系ゲームの勢いは凄いものがあって、ある意味でこれは今のネット交流のためのツールとさえ化している。また、携帯は既に生活必需品の一部となり、文化にも影響している。例えば、携帯小説なんて時代なんだから。

 僕がその年代だった頃はどうだったかなあ、。

 確かに漫画はあった。アニメのはしりだ。僕は元祖ガンダム世代、松本零時世代なので、この点では最近の風潮も理解出来ないことはない。でも、携帯電話は無かったし、ウォークマン(死語?)はカセットだった。

 とは言え、確かに僕も現状ではオーディオはあんまり動きがないと言えばそうだ。ビジュアルの比率が高い。

 ただ、そうは言っても、矢継ぎ早に新しいデバイスに挑戦出来るような経済的な余裕はないので、固定画素はまだまだ物色中。特にデバイスの進化が早すぎるので、一年で旧型になるのでアホらしい。2年前の高級ハイエンドPJと、最新型を比べる機会があったが、もうお話にならない位の差があった。

 こうなると、とても今は手を出そうとは思わなくなる。

 だって、専用機もPJも発展途上であるし、何よりまだまだ高い。おまけにメディアそのものまでもコロコロ変化しているので、買った時点で機材は旧型&新方式未対応になるのであまり深追いは出来ない。

 なので、もっぱら映像関係はHTPCでの鑑賞で我慢している。

 そんなんで大丈夫か?と思われるが、古い3管なんか使っているんだから、これで良いのだ。また、これから先がどうなるか分からないのに、高価なデッキは今は沢山だ。

 そんなんじゃ趣味とは言えないだろう?と思われるが、現状ではこれで良いのだ。

 確かにパソコンと言うとオーディオマニアにはバカにされやすいが、現実はそうでもない。因みに、PS3はウチでは既に現在稼働率はゼロ。専用機のBW200も、メディアが高いので、テープで我慢。音もHTPCと比べてもの凄く良いか、と言われると、聴けば分かる。確かにPCの音はピュアオーディオに比べるとイマイチだが、それでも現状の専用機の音も大して良くないので、そんなに気にならない。なので、面倒になって、BDもHD DVDもPCで十分なのである。

 でも、HTPCさえも、最近では殆ど死語になって来た。まだそんなことをやっているのか?と言われることも多い。

 なんだが、画質はちゃんと設定すると手元のBD専用機の同等以上にはなる。ただ、注意点があって、旧世代のHTPCと現状のHTPCはかなり違うので、ここはやってない人には多分分からないと思う。ただ、それでもこれも誰にでもは勧められない。一般の人向きではない。

 まあ、こんな調子だから、みんな動きはないだろう。

 まして、趣味として確立するには、一般への普及が最優先だ。

 ところで、ある人が以前言っていた。「マニアはこれからSACDへシフトしていくだろう。これは趣味性が高いから。」と。

 個人的には「?」ではあったがどうだろうか。。

 結果は現状をみれば明らかだ。趣味性が花開くには、「普及してそれが当たり前な時代」にならなければ、マニアそのものも存在出来ないということを忘れている。

 マニアは一般大衆に支えられて初めて成り立つのだ。

 現状はそれがないからマニアも動けない、と言った方が正しいかもしれない。

 ただ、アナログは「以前普通に普及していたもの」であり、その時代が終わっただけであり、SACDやDVD-audioは普及したものではないので、同じではないのだ。

 どうだろうか?となると、まだ誰も次世代には手を出さないのかも、、。そんなことより、もっと楽しい趣味が沢山あるのだから、誰も見向きはしないかな、。

 さて、では若い世代に、どうやってこれから「オーディオ」を伝えていくのだろう?

 iPodや携帯電話が192Kz/24Bit当たり前、ってな環境があれば、良いのかなあ、。これに画像がついて、出力端子から1080Pフル表示が出てくる、なんてなことが標準仕様だったら普及するか(笑)

 

 さて、これからオーディオは何処へ行く?

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