2007年
7月度
2007/07/26 推薦盤 |
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さて、遅くなってしまったが、いつもの如く全然気にしない(笑)。何事も無かったように更新開始←やっぱりいい根性だ?
冗談はさておき、本当は色々あっておぼつかないのである。だが、更新出来る時はする、そう、つれづれの名の通りなのでそれで良いと思っている。
で、今日はいきなりソフト紹介。と、言っても誰にでも勧められるものではない。これはHD DVDなのだ。 そもそも、HD DVDかBDか?なんて時期なので、みんな怖がってこのソフトには手を出さないだろう。また、仮に手を出すとしても、日本人はBS録画のことがあるから、心の何処かで「早くBDが勝利してカタをつけて欲しい」なんてことを思っているはずだ。 どうだろうか?そう思ってないかな? しかーし、天の邪鬼の僕としては、意地悪をしたくなる。これはDVD-audioとSACDの時も同じだった。どっちが優れているか?ということばかり気にしているフシがある。個人的に言わせて貰うと、両者はまったくフォーマットが異なるので、比較は無意味、という気がする。 敢えて言うなら、フォーマット特有のキャラクターは何となく感じる。これが好きか嫌いか、だと思っている。 以前ある人が言った。「やはりオーディオはSACDだよ。趣味性が高くマニアは今後こちらにいくだろ」と。でも、この人はDVD-audioとSACDを別の機器で再生していた。 でも、こんなんで分かるの?と思うんだが、。 また、今そうなっているか?と言えば、とてもじゃないがSACDもDVD-audiomも全然世間には普及していない。マニアだってそんなに拘っているかどうか、大いに疑問だ。 良い物があっても、普及しなけれりゃ意味はないし、趣味性なんか生まれない。お好きにどうぞであり、いいかげん馬鹿らしくなる。今のBDとHD DVDがそうだ。これもこの先どうなるか分かったもんじゃいない。となると、マルチプレーヤーが出ないと一般の人は絶対に買わないのだ。 少なくとも、海外製の5000円ぐらいのBD、HD DVD、DVD、コンパチが出るまでは絶対普及しないと思っている。 それこそレンタル店に並ぶのは、勢力争いが終わった後だろう。商売にならなければ誰もやらない。 ま、そういう現状なので、こんなソフトもあるよ、ということで紹介する。 ところで、僕は両対応のためにHTPCを選んだ。今はこれで良いのだ。 HTPC?何時の話だ?ちゃんと動くのか?PS3がある現状でそんなことをする必要があるのか?という意見もある。 が、個人的に言わせて貰うと、ちゃんと設定出来ないHTPCはそんなもんだろう。でも、ちゃんと設定すると結構いけるのである。また、HTPCのパーツもアプリも以前よりは進化しているのだ。現状では家ではBDとDVDを再生する限りでは、画質音質共にHTPCの方が好きだ。画質は個人的にはHTPCの方が高精細な感じで性に合っているし、映画ものの24Pを1080P/72Hzで映すと結構な画が出る。音もそんなに悪くない。でも、その説明はここではしない。 で、ソフトの説明・・・ 「ハート/アライヴ・イン・シアトル」 IEJH-0046である。 このソフトは同じ内容で数年前にDVDも出ている。こちらは音声がDTS5,0収録だったはず。でも、今回のHD DVDは、音声は「ドルビーデジタルプラス5,0」と「ドルビーデジタルプラス2,0」と、「ドルビーデジタルTrueHD5,0」が入っており、全て新しい規格の音声だ。また、映像も1080i収録ではあるが、勿論HVでMPEG-4 AVCと言って、これまた新しい圧縮形式になっている。 早速だが、このソフトは、画質・音質・曲・演奏、と4拍子揃っていて、なかなか素晴らしい。ハードロック&カントリーが好きなら絶対お勧めだ。って、バンドとしては有名過ぎるんで今更何を?と言われるかもしれないが、。 ウィルソン姉妹と言えば、1975年デビューだから、32年前(!)である。もうハッキリ言ってオバさんなんだが(失礼)、これが猛烈に凄いのである。ボーカルの声量は衰えているとは思えない。演奏も息ぴったりで全然与太らない。 また、何故かドルビーデジタルTrueHD5,0の音声が、ウチのダウンミックス環境でもとても良い。普通に48KhzのPCMに聞こえるんだが、切れが良くハイはスペアナでも見ても20Khzまでモロにレスポンスがあり、バスドラムはドスが効いていてパンチがあり、ギターは心地よい歪みが成熟した演奏を物語っていて気分は最高。また、画質もHVでインターレース収録だが細部まで高解像度で録れており、なかなか良い。 「ロックの映像付き音楽物盤はこうでなくては!」と思うものがある。いや、観るとハマるのだ。。。 確かに、黒の諧調が少し圧縮されたような独特の不思議な感じはあるが、これは収録形式がMPEG-4 AVCのせいなのか、元の収録がそうなのかは分からない。少なくとも、今まで観慣れてきたMpeg2-TSとは何となく画の感じは違う。 これはBDやHD DVDを何枚か観ていて感じるのだが、特にVC-1とMPEG-4 AVCは、ずっと観ていると何となく今までと違う感触はある。当然だが、圧縮形式が違うので、それが初めてなのでそう感じるのかもしれない。圧縮形式が違えば、デコードする方法も違うだろうから、当然かな。それとも気のせいか。 DSDとDVD-audioが何となく違うように、。 ところで、よく、「BDとHD DVDのどちらが高画質高音質か?」なんて言う記事を見かけるが、個人的にはナンセンスだと思っている。 特に「収録方式が違うもの」を「別のデッキで再生して」評価して、どちらが良い、なんて言うのは、どちらに対しても失礼な話である。読者は真に受けるぞ、と言いたい。そんな比較があるものか。別の店で食す和食と洋食のどちらが良いか?と言うのと同じだ。 なので、観て自分で判断して欲しい。僕はHTPCで両方観ているが、それぞれに良いのである。 また、MI:3などは、BDはMPEG2-TSで、HD DVDはVC-1だが、こんなものをお代官様よろしく優劣を付けるな、と言いたい。 個人的には、「コーデックとデコーダーの違い」としか言いようがないのだ。だからこそ、両方楽しむためにHTPCを使っている。これでも条件は同じじゃないんだから。 ドルビーデジタルTrueHD5,0に関しては、僕の環境ではMLPとして認識するのだが、これが何でなのか分からない。確かにBDのTrueHDとHD DVDのTrueHDは、ここを見ると違うようだが、よく分からない。 ただ、それでも兎に角、素直に楽しめる一枚であり、ロックが好きならお勧め品だ。 難しいことを言わないで、次世代を素直に楽しみましょう。m(__)m |
2007/07/07 これも一つの選択 |
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さて、現在やっとこさ以前のWebページから殆どのファイルを移動したところである。でも、まだメールフォームが出来ていない。また、苦しくもミスから消失というより修復出来ない状態にしてしまったファイルもある。理由は、それらのファイルは、厳重なセキュリティーをかけていたからなのだ。
で、これに自分自身が首を絞められているのだ。何とも滑稽な話だが、セキュアファイルは一歩間違うと、二度と編集出来なくなってしまう危険があった。これに填ったわけだ。 何とも情けない話だが、何となく今のご時世に似ているような気がするのは気のせいかな?。 例えば、コピーワンス問題や次世代DVDのセキュリティー問題にどこか通じる。正規のユーザーが個人の権利を侵害される、とまでは言わないが、それでも強烈な不憫な思いや出費を強いられることは間違いない。 また、新しい規格と言うのは、落ち着くまでユーザーを振り回す。例えば、次世代DVDの音声問題などがそれだ。これ見よがしに良い点を取り上げるが、実はユーザーは何を買っても、無駄な買い換えや不具合に遭遇するのだ。 次世代DVDは現状HDMI1,3規格が一番新しいらしいが、これは映像と音声をハイスペックで同時に送れるという触れ込みだが、実は落とし穴があって、そもそもそれらに完全対応している機材がまだ無いのである。 紛らわしいと言うか、何と言うか、。
少し前にPS3を買った。その後、新しモノ好きの僕はTA-3200と言うアンプも買った。が、アンプがHDMI1,3規格に対応していなかったので、次世代音声のフルスペックの恩恵は受けられなかった。 そこで、今度はHDMI1,3規格と謳われるローコストのAVアンプを、これまたデコーダー代わりにしようと交換してみた。 結果は、、、というと、これも実はフル対応でない上に、そもそもPS3がフルデコードした信号を送れないことに気が付いて唖然、である。 もうこうなったら、アホらしくてやる気がなくなる。
そこで、遂に、自分なりの選択を取ったのである。こうなったら、マルチプレーヤーを作ってしまえ、と。。。 そう、PC用のBDドライブを購入したのだ。でも、ハッキリ言ってこれも人柱要素が沢山あり、今後どうなるか分からない。 でも、幸いなことに、一応これで我家のHTPCは、DVD、HD DVD、BD、全てのマルチコンパチプレーヤーになった。もしこれが海外(アメリカや韓国など)なら、これにPC用のデジタルチューナーを付ければ、それこそオールインワンHTPCマシンとなる。海外のPC用デジタルチューナーは、180ドルぐらいなので、日本では考えられない現実だ。 それでも今回のマシンは、音をPC内でアナログ変換するので、HDMI1,3規格でなくてもちゃんと音は出る。勿論、仕掛けがどうなっているかは分からない。 が、今はこれで十分である。BDもHD DVDも両方かかるし、ちゃんとTrueHDをデコードしてアナログ変換して、更に2CHでダウンミックスまでしてくれる。しかも、PS3と比べてそんなに音は大差ないから複雑な心境だ。 不思議なことに、あれだけ苦手なPCが、コツを掴めばとても使いやすいのである。 またしても変なことをするヤツだ、、、と思われるが、PS3の音はイマイチだし、BW200はデジタル録画機能は優秀だが、音声はHDMI1,3規格ではないし、音も大人しいし、当然HD DVDはかからない。更にはコピーワンス問題が今後変更されるので、以後は使えるかどうかも分からない。 これって許されるのか?と、言っても後の祭り。買ったもの負けであり、いい加減嫌気がさして来る。 つまり、このような現状で専用機にお金をかける気力はもう起きない。PS3を使った感想では、画は優秀、BW200より上である。価格差10倍に近い。だが、やっぱりPS3はゲーム機なので、音質はそう多くは望めない。専用機の良さは音だろうが、これも色々制約があって今は時期尚早。 となると、PCで良いか、となる。。。 まあ、これも一つの選択枝だと思っている。 何か変? |