2006年

11月度

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2006/11/23
ハイテクの行方
 先日の夜、何故か急に携帯のメールが受信出来なくなった。妙なエラーが出てしまうのだ。

 この電話会社に入ってからは、今まで一度も障害の経験がなかっただけに、正直なところ、携帯電話が壊れたのだと焦ってしまった。

 流石にニュースに出ていたような失敗はしなかったが、それでもこの事件は色々思うことがあった。やはり、現状のハイテク機器と言うか、通称デジモノ(?)はある意味で怖い。というか、普及するともの凄い力を持つと感じさせる。

 僕は旧型人間なので、ハイテクには弱い。説明書などを読んでいると、直ぐに眠くなる(笑)

 ところで、「着信アリ」という携帯電話が題材になっているホラー映画が結構人気があるらしい。観ている人もいるだろう。でも、個人的には、この映画が何で怖いのか理解出来ない。(やっぱり変人なのか?)

 それは機械なんだから、必ず理屈があるハズじゃないか?。それでも分からない時は、これはバグなんじゃないか、壊れたんじゃないか?なんていう、僕の頭は非常に旧型で擦れた発想をしているので、どうもこの映画はホラー映画としては怖くない。ハイテクがホラーには結びつかないのである。

 むしろ、たちの悪いワン切り業者が細工をしているんじゃないか?なんて思ってしまう方だ。やっぱり性格が悪いのか、(^_^;)

 でも、今の携帯電話で育った世代の人にとっては、これが不可解なホラー的要素に繋がるのだから、そう考えると自分の年齢差を感じてしまう、。まあ、確かに最近の携帯電話は恐るべき機能を搭載しているんだが、。

 

 さて、話は変わるが、最近PS3の情報が何となく入ってきている。非常に綺麗、または、音も良い、機能が凄い、なんていう情報だ。

 観てないのでさっぱり分からないが、どうやら、中身はスパーコンピューター並のハイテク機器らしく、今までのゲーム機のイメージを覆すものだとも聞いている。そう聞くと、いてもたってもいられなくなるのは、VAマニアの悲しい性なんだが、。

 ただ、、、残念ならがオイラは入手出来ない。特に、オイラの地方は田舎なので、台数が少な過ぎるのだ。

 また、冷やかしのつもりで、先日近所の大手おもちゃ屋に朝からPS3販売の様子を見に行ったが、もう凄い人、人、人、でアホらしくて退散してしまった。

 PS3はゲーム機なので、多分列んでいる人の9割はVAとは関係ないのではないかな。

 ただ、それでも、もし入手した場合に、ソフトと周辺機器がないのは情けないので、悪い癖だが使いもしないのに一応ケーブルとソフトだけは買ってみた。。。でも、どうするのだ?(アホである)

 まあ、こんな調子では次世代もまだまだ駄目である。、確かにスペックは凄いらしいし、特に映像以上に気になるのは、SACDが桁違いに優れておりハイエンドオーディオマニア真っ青の仕様、なんて言っているが、遠い世界の話なので分からない。(笑)

 疑うワケではないが(←本当か?)、試してみたくても入手出来ないのだからお話にならない。

 また、SACDの前に、個人的には何で次世代ディスクに興味があるか?と言うと、絵は勿論だが、実は肝心なのは映画の音なんである。今まで僕は何度も書いているが、ドルビーデジタルの音が苦手だった。何をどう言おうと、PCMより良くなるワケがない。これについては散々攻撃されたけれど(笑)、もしPCMより良くなる場合は、それ以前に何か大変な過ちがあるから、としか言いようがない。

 以前、DVDのオーサリングに凝った時期があるのだが、この時のソースは我が家の部屋で鳴らすオーディオの音だった。これを8ミリのPCMで2CH収録して、ドルビーデジタルとPCMでDVDを二種類作ると、もう明らかに音質に差があった。ハッキリ言ってPCM圧勝である。数秒聴いただけで分かる位差があるのだ。また、ソースが自分の部屋の音なので、もう誰が何と言おうと、元の本来の音はオイラが一番よく知っているのだから。(笑)

 勿論、自分だけでは心許ないので、優れたデコーダーをお持ちの、その方面のマニアの方に聴いてもらったこともある。が、間違えた方は一人もいなかったのである。むしろ、判定は一発であった。デコーダー云々とは言われるが、そんな問題ではなかった。

 

 ところが、次世代ディスクはPCMの5,1CH、7,1CHになるのであるば、これはオーディオマニアも一目置くはずだ。だって、やっと普通のCDと同じになるのなら、これは良いじゃないか。嬉しいことである。

 で、次世代はこれ見よがしにPCM、ロスレス、なんて言っている、、。

 声を大にして言いたい、

 ほらみろ、今になってドルビーデジタルでは駄目だ、なんて調子の良いことを言って欲しくない。。。PCMだから良いのだ?前から言っているじゃないかぁ、更に44,1・16Bitより96・24Bitがもっと良いと(笑)

 この日をどんなに待ったか分かるだろうか?今更手のひら返したように否定するという風潮はちょっと解せないが、まあ良くなるんだからいいか、。でも、個人的には、96・24Bit非圧縮の差信号入りの2CHでも十分なんだが(笑)(ロスレスは元に戻るが、それでも圧縮はしているらしい)

 まあ、これも実際聴いてみないと分からないし、それ以前に、兎に角普及してもらわないとこれもお話にならない。

 

 ただ、今後もしこれが大きく普及した場合、一つだけ弊害として気になることはある。

 それは、これにはネットワークに繋がる機能を持っているのだが、これが普及して当たり前になると、もしこの機能を悪用または先述のような事故があったりすると、これはある意味でハイテク兵器に近いものがあるかもしれない、なんて旧型のオイラの頭は思ったりもする。

 原因の分からないホラーには繋がらないが、理由のハッキリした障害には恐怖を感じるのだ。

 ウォーゲーム(古〜い)よろしく、大変な事になることがあってもおかしくないのではないかな?

 現実に以前、あるメーカーのAVレコーダー機器のネットワーク機能が乗っ取られて、特定の場所に大きな負荷をかけていた、という話が現実にあるので、まんざらでもないと思うがどうだろうか?

 ま、そこまで普及すればの話だが、それでも入手のためには普及してもらわないと困る(笑)これが普通に買えないと、BDが観られない。

 まあ、家具にAV機器を融合させる時代だから、もしかしたら、家具に内蔵してくることもあるかも、。

 兎に角、個人的にはゲームはどうでもいいから、同じ値段で専用機も出して欲しいものである。(笑)

 さあ、どうなるかな、ハイテクの行方は。。

 

 

 

 

2006/11/15
落差あり
 10月最後の日記で、地デジが試験放送であり、アップコンであることをネタにしたら、懇意にして頂いているある映像派の大御所の方から、面白い情報を頂いたので今日はそれを追記したい。

 まず、先日の「デスノート 前編」は我が地方のみがアップコンだったというのが真相だった。

 やっぱり試験放送だからだと思うが、それでも正直これには恐れ入った、、。

 その方が録画されたD-VHSテープをお借り出来たので、それを拝見したところ、何とこれが画質が全然違うのだ!(HVだから当然なんだけど、)

 何という落差か、、と愕然としてしまった。

 これはどう観ても間違いなくHVである。送り出し、つまり元からHVであり、それこそ更に先日我が地方で放送した「平成ぽんぽこ合戦」のように、大きい16:9だが中身はアップコンというのとも違う。ちゃんと黒の快調もあり、元が少しソフトフォーカスだが解像度もHVだ。

 転送レートは低いようだが、邦画として観ればそんなに悪くない。少なくともBSの「蝉しぐれ」などよりは遙かに綺麗である。(笑)

 (勿論、邦画でもBSの「荒神」のように別格に綺麗なものはあるんだけど。。)

 でも、何故か「14才の母」だけはHVで放送しているから我が地方の地デジはよく分からん(-_-;)、。

 まあ、結局の所、試験放送だから文句を言わないで諦めろということなんだろう。12月から期待していろということか、。

 が、果たしてこれで本当に大丈夫なんだろうか?

 同じ機器を同じ値段で買っても、地デジは現状これだけ差が出ることはあり得るのかもしれない、と不安はある。

 (BSは、画質は多分全国一律だと思うが分からない)

 もしかしたら、地デジはアナログ時代と同じで、首都圏と地方では、同じ番組でも画質が違う、なんてことが今後もあるかもしれない。仮にそうであっても見比べないと分からないはずだが、そんなことは出来ない。知らぬがなんとやら・・である。

 これって、非常に腹立たしいと感じる僕が変人なのかな、。

 つまり、中継局の機材が対応していなければ、本来の品質は保てないのか、なんてなことを思ったりもする。。現実に、アナログ放送のCMは僕が首都圏にいた頃は、帰郷するとゴールデンタイム以外の同じCMは、明らかに画質が落ちていたのを覚えている、。

 まあ、こんなことにこだわっても仕方がないと言うか、やはり地デジは「テレビ」だ、ということなんだろう。確かにMPEGノイズは多いし、こうなると、正直今後地デジにはやはりあまり興味はない。

 これからはパッケージメディアかな、。

 

 さて、じゃあ他所でも色々と噂のBD&HD DVDだ!と思うワケだが、これが実は上記と同じような傾向にある。

 なーんでか?と言うと、我が地方ではPS3なんて買えない(笑)。まず、近所では売ってないし、買ったという人も聞かない位数が少ないのだ。

 では、何処かで買えないかと探してみたが、国内でもしばらくは無理な様子だった。

 アマゾンでは転売でPS3の60Gタイプが10万円位で売っているようだが、とてもアホらしくて買う気はしない。おまけにこれは流石に大して売れていないと聞くから笑ってしまう。当たり前だ、待てばいいわけなんだから。

 で、ハードはまだ普通に買えないので、興味本位で先日近所のあるCDショップに行って「BDソフトは置いていますか?」と聞いてみた、ら。、

 「B・・BD?、ちょっと分からないですねぇ、、」と言われた(笑)

 まあ、これが我が近所の現状なのである。近隣では某有名所がこれだから大したもんだ。

 さて、ではBDとHD DVDはしばらく縁がないので興味がないのか?と言うと、そうではない。

 僕が一番気になっているのは、実はPCでの再生である。

 何でかと言うと、まだアナログRGBでの再生は出来るという話なので、ひょっとすると1080P72Hzが再生出来ると面白いんじゃないか?と思うのだ。

 BDの映画は、収録がRGB8ビットの24フレーム収録だと聞いているので、1080P60Hzよりも、よりオリジナルのフレームレートに近い再生が出来るのかなあ、、なんて漠然と思うのだ。

 これを是非観てみたいのだが、こちらも実は問題が一つある。。。

 BDドライブだけでもまだ10万円もするのだ、。何とも変な話である。何で専用機とこんなに差があるのだ?。

 また、僕が以前からあれほど次世代メディアにこだわる原因が、実は「音」だったので、PCでは期待出来ないかもしれないという負い目も確かにある。

 やはりしっくり来ないなあ、最近の現状って、、、。

 

 

 

 

2006/11/05
使わないと、
 さて、最近Vのことばかり書いているので、それしかやっていないのか?と言われると、実はそうでもない。

 実は、少し前に、ある方のご紹介で非常に貴重なレコードが手に入った。これは後日のネタとして、今日はその時に気が付いたことを少々、。

 僕はご存じのように、今でもADのフォノイコライザーに2000ZRとC-17を使用している。

 今時こんな古いモノを、、と言われるし、確かにいい加減交換したいとは思う。

 それこそもっと新しい良いものが欲しいのだが、実はこれがなかなか見つからない、と言うより、欲しいものは自作するか、またはかなり高価なものになってしまうので、まだ手が出ないのである。。

 

 で、先日もそのレコードを、いつものように2000ZR+C-17で聴いていた。

 これは問題ない。やはり僕の好みというか、多少オーバーシュートするが華々しく華麗に散乱するシャープで豊麗なキャラクターのサウンドだ。

 この2000ZRは中古で仕入れてオーバーホールしたもので、過去にもう2台聴いたことがある。が、それぞれ多少音が違っていた。

 中を調べてみたら、一部のコンデンサーだけが違うようで、その部分により更に豪華絢爛に散乱するバージョンもある。

 僕のはそれに比べると多少大人しい個体ではある。本当はそのバージョンが欲しいのだが、どちらにしても既に大昔のプリアンプだし、変則的な使い方なので、今更と言う気がするので現状維持なのである。

 

 さて、次に、レコードの盤質を比較するために、久しぶりC-17を飛ばして本体のヘッドアンプで聴いてみることにしたのである。

 鮮度という点では、こちらの方が当然有利ではあり、これはこれで結構気に入っていたので、久しぶりだなあ、とワクワクしながらかけてみる、、。

 ところが、である。

 これが何か変だ、。しばらく使っていなかったからなのか、どうも音が前に出てこないというか遠いというか、角がなく音が鈍い。散乱する音ではなくて、まろやかな音だ。以前聴いていた音とは全然違うのである。

 トランス側と間違えたかと何度も確認したが、やはりちゃんとヘッドアンプ側になっており、使用方法に間違いはない。

 どうしたことだろうか?

 その後、数日間そのままにしてみたが、あまり変化はない、。今日も音を出してみたが、やはり本来の音ではなくなっているように思えてならない。

 ワケがわからなくなったので、再度C-17とMM側で繋ぐと、これがちゃんと今までの音に戻る。

 うーむ、、なんだこれは??

 このフォノ回路は別になっていたはずだが、どうだったかもう覚えていない、。

 

 現状での結論。

 こりゃあ、やっぱりそろそろ寿命が来ているのではないか?使っていなかった回路は、そのまま駄目になってしまったのかも。。

 「使わないと駄目になる」、経験的なものだが、これはVA機器全てに言えると思う。

 しばらく使っていると、元に戻る可能性はあり、そうなるとまた使える。しかし、場合によってはそのまま駄目になってしまうこともあり得る。特に古い機器の場合は、元に戻らない場合もあり、こうなると流石に交換だ。

 

 そう言えば、B-2302にも、初めはアンバランス接続の方が音はハードで好みだったが、プリアンプとの直流ノイズ回避のために、その後バランス接続でずっと今まで使っていたら、バランスの方が良くなってしまった経験は記憶に新しい。

 これは使わない回路はやはり退化?してしまうのか、。元に戻すには、当然また使い始める必要があるが、時間はかかるだろう。

 ただ、2000ZRの場合は、何となくだが、これは戻らないようなムードがある。ここまで音が変化していると、自信がない。

 さて、困った。。。

 どうやら、本当に交換が必要な時期に来たような気がする、。

 もう2000ZRはないしなあぁ。さあ、次は何にするかなあ、、

 豪華絢爛タイプのお勧めってないかな?。

 

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