つれづれ日記
2005年
12月度
2005/12/31 いつまでも変わらぬ音を |
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さて、大晦日である。
今日は、仕事で1時間半ぐらいの距離の所にある、僕が高校の頃通っていた、母校周辺に立ち寄る機会があった。おおっ、懐かしいなあ、と思いつつ車で走っていたが、、 瀬戸大橋が見えるド田舎の港町なので、そんなに変わっていないかな、と思ったのが甘かった。 当時の道路とは風情が変わっている。よく考えてみると、なんと20年以上もこの付近には来ていなかったのである。(自宅からは結構距離があるのだ) 確かに、ド田舎は変わらないが、道並は随分変わっており、バスで通学していた時のイメージはない。道路だけは大きくなったが、ごちゃごちゃとだけしているのである。 まあ、理由は僕が高校の頃は、まだ瀬戸大橋が完成していなかったからなので、それこそ大田舎の港町だったため、交通量が少なかったのである。 でも、20年以上もここには来てなかったので、やっぱりそれでも懐かしい、。
さて、当時はまだ高校生だが、何をやっていたかなあ、と思い起こすと、、 柔道もやった、サッカーもやった、卓球もやった、、 と、なんだか最近流行の認知度第一線級は殆どやっていたんだと、我ながら感心。進んでる〜♪って、当時は第一線は当然「野球」だったので、実は第二線だったワケだ。 で、他には?と言うと、、 やっぱり、オーディオ&ビジュアルをやっていたのである。(やっぱり進んでいた??)
なんだか急に懐かしくなって、仕事から戻ってその頃の思いではないかと、はこぶねの二階の物置を探してみたら、ななんと!出てきました。 当時使っていた、僕の最高グレードのカートリッジ!ヤマハの「MC1000」である。(ビクターMC-L1000ではない) この頃は、デンオンを筆頭(?)に1000番と言う型番がやたら流行っていた。 と、言うことは、、その後MC-L1000が一世を風靡したと言うことから、やはりオイラは進んでいたのか?って全然関係ないか(^^ゞ\(・_・)
まあ、それはいいとして、今思えば、この当時辺りから今に至る「音の好み、方向性が決まった時期」のようにも思うのである。 と言うのも、実はこのMC1000は僕の好みではなかったのである。当時は、アップグレードとして、同じメーカーの針であれば、針交換価格で上のクラスの針が新品で手に入る時代だった。 で、その系譜はと言うと、始めは定番のデンオンDL-103だった。これはオーディオを始めた時から使っていた。が、その後ヤマハのMC4と言う、何となく銘機NS-1000M似のキャラクターを持った、どことなく暖かみがあるが自然な切れ込みと、価格の手ごろさで人気を呼んだ針が出現したので移行した。
が、問題はこの後から。。 まず、欲望には際限がないように、次に上のクラスとして、MC3なる針があって、これを勧められたので、少し高いが小遣いを貯めて無理をして交換してみた。 ところが、これに何故か不思議な感触を持った。自然な音色のMC4に比べると、明らかにクールで冷たく、ギンギンカチカチのサウンドだった。バッと飛び出して来てバチンと止まる。穏やかな所も自然な耳当たりの良さもまったくないが、それでもある意味で不思議なリアリティーがあり、更に低域の締まりと音程の明確さでは、明らかにMC4を上回っていた。音楽的と言うよりは、「音」的だった。しかも、何故か使っていると、ちょっときつい、からまずまず丁度良い切れ味にまでなって来ることに気が付いたのである。 で、更に上ならもっと良くなるのだろと、MC1000を無理してどうにか購入した。(当時定価は52000円だから、針交換価格でやっと買える値段だった。まあ、今の高校生のように、携帯で何万も使うことを考えれば、まだ序の口、なんてことは無くて今も昔も変わらない?) ところが、である。これがまたMC3とは打って変わって、音の粒は非常に小さいが、何故かしなやかで食い足りない。上品で気品があり、明らかにグレードはMC3よりは上だとは感じた。だが、音楽的でもないが音的でもなかった。使っていれば、MC3のように音に慣れてくるだろうと使っていたが、どうしても駄目だった。ドンドンストレスが溜まってくるのである。しかし、今更グレードダウンは出来ない、と意地を張ったら、もう20年以上経って針なんか無い。。。
3者3様、でも、どれが自分の好みなのだ?と言うと、多少抵抗があった、MC3が実は自分の今後の好みに「なって行く」のである。
さて、20年以上経った今はどうかと言うと、始めは少し硬い、いや、ちょっと硬すぎる、と思いながら使っていると、必ずと言って良い程そのうちしっくり来るようになり、更に実はこの感覚が自分には一番成功する場合が多いのである。例えば、前世代のFE-208SSなんかその通りだった。始めは、何だこれは!?と思う位ちょっとハイ上がりだった。でも、気が付けば、これが一番今までの中では自分に合っていたような気もする。
さあ、そろそろ、時間も経ったことだし、ESIIの次のユニットが出ないかな、、なんて思うのだが、果たして来年はどうなるんだろうか? |
2005/12/28 最後の攻防 |
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さて、僕は物事について、やるとなったらトコトンやる、テコでもやる、転んでもやる、性格だ。
まあ、ご存じのように変人であり、アホなのだ。 まず、昨年の3月に、3管G70の最後の節目のつもりで、某U氏に完全調整をして頂いた。この時は、HVのアナログ規制もまだ未定で、もう我が家のG70も後がないだろうな、と言う気持ちがあった。なので、次はどうするか考えるためにも、G70の持てる性能を全て使い、そのまま走り切って終わりたいと考えていた。 が、その後アナログ規制に関して云々よりも、未だに次世代DVDは出てこないのである。このままでは宙ぶらりんでオーディオにも力が入らない。何だか中途半端だなあ、、。 しかし、そんなことを言っていては何も先に進まない。今最大限の出来る事をやるべきである。「その時はその時、明日を思い煩うな」とは我が師の弁。 そう考え始めると、物事の見方が不思議と変わってくるものだ。
そこで先日、iScan VP30または、iScan HD+の導入を決めた。これは専用機規格の1080Pが簡単に表示出来る、とても使い易いデジタルスケーラーである。 これを使い、次世代が下駄を履くまで(?)は、兎に角、現状で出来る最高の絵を楽しむことを考えて、思い切って発注したのである。 ただ、この時一つ問題があった。それは、3月の完全調整して頂いた時は、PCのRaderonと言うビデオカードの1080P規格であり、専用機規格とは若干違う周波数だった。(注:Nvideaの最近のビデオカードドライバーは専用機規格の値を持っている) このため、以前VX−700のVOX−2を試写した際に、やはり専用機規格の1080Pの調整が必要だと感じていたのである。 その後、PCによりその専用機規格の1080Pを強引に作り出して表示してみたが、これは画角が大き過ぎて、G70では上手く表示出来ないことに気が付いた。当然だが、ドットバイドットの考えだと、G70はスペック上1700×1200ドットなので、少し足りない。こうなると9インチ管が必要。しかし、今度はRGBのバンド幅、ビデオ帯域、ピクセルクロック等を言い出すと、9インチ管でも理屈では足りない部分があり、妙な話になる。 まあ、この辺りが3管と言うのは、基本的に固定画素プロジェクターとは考え方が違うと言うことだ。(因みに、Power Stripと言うソフトを使えば、PCでもこの解像度を作ることは出来る。ただ、値を書くと、挑戦してモニターを壊す可能性があるので、ここでは表記しない。) さて、これで諦めるのが普通の神経をしている正常な人。でも、オイラはアホなので、どうしてもこれを何とか出来る限り表示したいと考えていた。
で、今回のVP30または、iScan HD+導入に合わせて、本当に最後の最後でG70の総決算として、この1080P環境を一段落させたいと思い、G70で表示出来ない専用機規格1080Pの完全再調整を何とこの師走の押し迫った時に、再度某U氏にお願いすると言う荒技に出てしまったのである。 もう無茶苦茶強引な話で、どう考えても常識を逸脱しているのは言うまでもない。 が、この切なる思い、、某U氏は即座に理解してくださり、何とこの大雪で日本全国で交通網が麻痺している大変な時に、急遽調整に来てくださったのである。これにはもう感激であった。m(_ _)m しかも、何と同時にHD+との比較試写も出来るご縁にも恵まれたのである。
さて、早速僕の望む前回にも増して無茶苦茶な絵についての要望を、その場で真剣な面持ちでヒヤリングして下さった後は、早速調整開始。 で、今回の専用機規格の1080P、もう見事なまでに殆ど表示出来るようにして下さったのである。(理屈を理解していないと機器の故障の原因にもなるし、僕はそれを承知での行動なので、真似はしない方が良いので詳細は書けない) さあ、調整後の絵は!? 8インチ管なのに、ハイビジョン1080PとHTPC1080P共に、字幕のフォントのギザギザまでが見えてしまうまでのフォーカス感、それでいて白が黄ばみのない、僕の好きな真っ白になる。色温度は自然色をそのまま写し出す、正にモニタースルーのような色彩表現。桜は桜色、目に焼き付くようなスポットライト、自然界に存在する、人間の目が観る本当の意味での眩しいと感じる白飛び表現、室内の暗闇と同化する程の黒の沈み具合、と、素晴らしいのである。 既に我が家のG70は、2800時間が来ようとしているのに、である。僕はもう呆気に取られてしまった。
物事、完全な比較をするには、完全な調整が必要であり、そうでなければ時として判断を謝ることさえある。なので、基準は絶対必要だ。 最近のPCのスペアナのように、単体では超正確でも、計る環境と理屈、更にはその設定が間違っていると、何を計っているか分からなくなる。そのための基準が絶対に必要だと痛感するのである。今回は1080P環境にそれが整ったわけなので、もう最高である。 これで心おきなく本当に最後の3管映像に浸れると思うと、もう今回もまたしても某U氏には感謝感激の一日であった。(某U氏には深く御礼申し上げます。m(_ _)m)
さあ、いよいよVP30始動開始である。もう最後の攻防かもしれないが、まずはハイビジョンからだ、、。 |
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2005/12/24 大きな願い事 |
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さて、今日はクリスマスイブである。
皆さんのご予定は如何だろうか?月並みにケーキを買って、夜はみんなでパーティー?それとも大切な人とお出掛け?プレゼントは? うーん、良いですね、そう言うのって。 で、オイラはどうかと言うと・・・・当然!それどころではない。(-_-;) 仕事である。 クリスマスプレゼントを貰った子供の頃が懐かしいな、。ただ、学生の頃も、意外とクリスマスには縁がなくて、バイトに精を出していたり、12月の半ばに振られたりと(T_T)、あまりクリスマスには良い思い出はない。 まあ、尤も僕は縁起やら記念日とか一般的な感覚をしていない部分があるので、どうでもいいのだが、。 でも、たまにはクリスマスプレゼントが欲しいなあ、なんて大人心(!)に思ったりもする。 やはり大人になると、願い事も大きくなる?
で、誰もくれないだろうから、日頃の自分の勤勉(ウソ)もとい、おさぼりにご褒美を上げよう (^_^;)\(・_・) 、ということで導入してしまった、、。 何かと言うと、デジタルスケーラー「iSCAN VP30」である。
まあ、冗談はさておき、真面目な話、実は相当悩んだのだが、現状のビジュアルの行方は極めて宙ぶらりんであり、何時までもそのままだと、今度はオーディオに弊害が出ると判断して(どういう理由だ?)、その状態を脱したいと言うことでの選択だったので、かなり勇気は必要だった。 さて、具合はどうかな?(つづく) |
2005/12/18 学習能力なし? |
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本日、ちょっと別件でデータ用のハードディスクを買おうと、近所のパソコンショップに寄った。
、、ら、またしてもオイラのお気に入り(?)を見つけた。 何かと言うと、写真左のEVER GREENというメーカーの学習リモコンである。。。もう完全にオイラは、「リモコン収集マニア」になっているような気がする。(-_-;) 「学習リモコン!、自照式」と言われると、もうフラフラと買ってしまうのである。(アホである) で、何時も感じるのだが、結局自分のこれだ!と言うリモコンには未だ出会えない、と言うパターンが待っている。 僕はリモコンにはちょっとうるさい。理想のリモコンを見つけるまでは、多分このパターンは続くかもしれない、、。
まあ、それでも今回は一応その場で少しは考えた。と言うのは、我が家のそろそろ使用10年位になるアナログハイビジョンテレビのリモコンが、最近少し様子がおかしくなって来ているのだ。(写真右) 困ったことに、肝心の電源ボタンは、気合いを入れて思いっきり押すさないと、TVの電源が入らないのである。(そりゃ故障だって、) とっとと同じものを買って来る方が良いのではないか?という気もしたが、居間にはTV以外にもBSチューナー、DVD、D-VHS、と一緒に置いてあるので、いっそのことなら集中管理したい、と考えたのである。 以前買った、マランツの記憶リモコンRC-1400は、多少の不満はあるが、現在もはこぶね内で使用しているので、それを代用するのは流石に勿体ない。(ちょっとボタンが小さく、機能が多過ぎるのである) 今回は居間用なので、もう少し機能限定、そして何時ものように「安く」、と言うことでこいつを買ってみたのである。 お値段、7980円也。 後で調べたら、、ネットなら6980円だった。しまった!と思ったが、まあ送料を考えれば殆ど同じだろうと一人で納得。 さて、今回のリモコンは果たしてオイラのニーズに応えることが出来るのだろうか!?それとも、またしてもイマイチの結果となって、更なる学習リモコン探しの旅に出るのか?
この行動、まさしく「学習能力がない」、と人は言う、。(-_-;) |
2005/12/16 新世代 |
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さて、師走も半ばを過ぎた。既に年末の気分だが、現在オイラは仕事でそれどころではない。でも、新しい年は嫌でも必ずやって来る。 ところで、僕は最近流行(?)の「次世代」という言葉が嫌いだ。オーディオもビジュアルもこればっかり、、。「次の世代の」という意味で使うのだということぐらいは、アホの僕でも分かる。 が、何でもかんでも次世代、次世代、と表現すれば良いと思っているようなムードは嫌だ。何しろ、来るぞ来るぞ〜、と勿体ぶって、何時まで経っても来ないおあずけイメージがあって、バカバカしくなるからだ。 結局、時代はどんどん今も尚進んでいるのだから、そこで終わり、なんてこたぁないんである。仮に次世代が来た時はどうするのだ?と突っ込みを入れたくなる。 その次は「次々世代」か? それなら「新世代」と言った方が良いのではないか。これなら来る度にも使えるような気がするが、、。
ただ、そうかと言って、何時までも過去にこだわっていると言うのとはちょっと違う。一貫しているという事は大変素晴らしいことだが、過去は過去であり、それを知った上で先がある。 なので、頭ごなしに新しいものに対して「まだ駄目だね」なんて言うのもいけない。物事はやってみないと分からない。また、この先どう変化するかも分からないからだ。つまり、進化の過程を冷静に見守ることが必要ではないか、。 こいつはアオイから、、何て言っていると、今に先を越されて、今度は自分が遅れていることに気が付く、なんていうこともあるかもしれない。 要は、確実に進歩して行いくのが何事も理想だ。 じゃあ、オマエは出来ているのか!?と言われれば、実は全然出来ていないのである。 まあ、そうなりたい、と言う来年の抱負である。(これじゃあ、次世代と同じじゃないかい?)
ただ、世の中には、これが確実に出来て居られる方も存在するわけで、、今日は、これぞ新世代というものをご紹介したい。 おいっ、ちょっと待て、、「DVD」って何だ?と思われるだろう。が、実はこれ、音質のためにCD-Rではなく、「DVD」仕様となっているのである。 SY-99さんは、自衛隊録音、そして何より2本のマイクによる音場録音で有名な方だが、今まではCD-Rであった。現状では、家庭用オーサリングソフトも沢山出ているので、それこそDVD-Audioも簡単に作ることは出来る。 が、それはそれにふさわしい音源があっての話なので、録音機がそれに対応したものでないと意味がない。 で、今回の録音は、その前段として16Bit48Khzの音源を、そのまま生かすために、「DVD」仕様となっているのである。 内容及び環境は、高さ30m近い洞窟の中での琴の演奏である。 実を言うと、僕はこの一年半位は、映像の方はハイビジョン一辺倒になったため、リファレンスのDVD-PであるデノンA-1を、とんぼさんのところにお嫁に(?)行かせてしまったので、今回はサブ機の初期マルチDVD-P(パイオニアS-747)での試聴となった。 ちょっと、リファレンスには役不足なのだが、、 が!、それでも一聴して今回の録音には、これまたアッと驚かされてしまった。 CD規格とDVD-Video規格の違いが一聴してオマエに分かるのか?と言われると、何とも言えないが、それでも個人的には、これはやはり「今までとは違う」と感じられるものが確実にあり、愕然としてしまった、。 思わず念のために、DACに入れて周波数を確認した程だった。 特に、規格上レンジが広くなっているせいなのか、繊細微妙な微少信号音が確実に増えており、前方左右の奥行き感が今まで以上に深く、全体の音場感は異様な程広く感じる。 更に恐れ入ったのは、後方定位の情報量である。洞窟で反射した聴衆の声が、はね返って後方から聞こえて来るのがありありと分かるのである。これがあまりにもリアルで、思わずゾッとしてしまうのである。 後ろから聞こえることよりも、「はね返った声として認識出来る声が後ろからする」リアルさに驚くのである。洞窟にいると正にこのような感じだ。これは凄い。。 また、今回はマイクの特性に限界があるので、低音は僅かに少なく聴こえるが、それでも実在感という意味では本来の現場のイメージがある。 生の音をよく観察して聴くと分かると思うのだけれど、現実界の低音はその物体を前にすると「低音」としては聞こえない。 その「物体の音」として聞こえるはずだ。むしろ、オーディオで聴いて「低音」として聴こえるのは、現在のオーディオのまだ到達出来ない部分であり、低域のスピードが遅いことを意味しているとも言える。 現実界の低音は早く、「低音」としては意識し難いのである。また、この感覚を言葉で説明するのは難しい。 さて、弦の音はかなり過酷な状況で録音されているので、マイク方向に向いていない弦は少し控え目で、切れがもう少し欲しい気もするが、マイク方向に向いている弦は、きちんと切れるので、これまたある意味で非常に現場の実在感があり、それがハッキリと感じ取れることに更に驚くのである。 つまり、音の逃げる方向が分かるのである。 がーーん!、いやはや今回も参った、、。流石SY-99さんである。オーディオの規格は、当然器は大きい方が良いとされているが、それでも元の中身が小さいと意味がない。元が大きくて、器が小さい時の方が有利な場合は多い。現状のオーディオもビジュアルもこのパターンが多い。でも、元のままぴったり入るならこれがベストだ。 そう!その部分を十分に考えられた上で今回は製作されているので、オイラはまたしてもSY-99さんのその確実な進化した録音に恐れをなすのである。。。 先に飛び過ぎない、しかし過去のものにもならない、確実に進化を続ける、SY-99さんの新世代録音。 しかも、これは今後に控えている、DVD-Audioへの序曲ではないかと思うと、もう空恐ろしいものを感じてしまうのである、、。つまり、次を行くにふさわしい方だと痛感するのである。
それに引き替え、オイラは?、と言うと、 オイラは飛び過ぎて遅れる、気が早過ぎる上に考えが甘い、と言うべきか、。こりゃ早急にもう一度リファレンスDVD-Pを確保しておかなければならない。(^_^;)
(SY-99さん、この度も貴重な録音を有り難う御座いました) |
2005/12/12 5年 |
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Vネタやら仕事も含めて色々あって遅くなってしまった。以前も書いたことがあるが、何事も重なる時は重なるのである。
まあ、ネタも仕入れた(?)ので良しとしようか、。
さて、先日から、僕が加盟しているCATVのNET回線に接続出来なくなってしまった。モデムのランプが赤くなって、今まで見たことがないような変な点滅をしていたので、おかしいなあ、、と思っていたら、やっぱり故障してしまった様子、。 現在は光ファイバーにも加盟しているし、一応携帯のモバイル回線も持っているので、ネットに全然繋げないと言うことはない。 が、それでもこのまま放って置くわけにもいかない。ただ、色々ごたごたする時期なので、なかなか修理に出せなかったが、一昨日前にやっと交換してもらった。 多分電源コードが壊れているとの予想だったが、こういう時、郷里のCATVのサービスは流石だ。あっさり新品に簡単に交換してくれるのである。しかも、既に5年目なのに交換代はタダである。 まあ、尤もこれでモデム代を3〜5万円も取っていては、加入者は減るだろうから、CATVも生き残りをかけて必死なんだと思うと、少々悲しい気もする。 当然だが、回線速度では、現状は光ファイバーには勝てない。CATVの値段も最近値下げして4500円だが、それ程安いとも言えない。となると、地味な努力をするしかない。ウイルスチェックサービスや、ホームページ容量の拡大など、付加価値で勝負だ。 だが、そうは言っても光ファイバーが安定して来たので、実を言うとそろそろ全面的に回線を光のみにしようかと考えている。一番の問題は節約である。現在両方使っているのだが、合計で1万円位かかっている。これで1年となると、中級機のAVアンプが買えてしまう。 なので、どちらかを選ぶとなると、地上波デジタルが来ていない我が地方では、CATVのメリットはない。世の中は非常だ。ここは当然光に移行するのが良いだろう。 と言うことは、Web移転だ。ずっと前にそう言っていたのだが、実はこれまた色々あってそう簡単ではなかった。しかし、この正月でオイラのWebも5年を迎えるので、丁度節目だと思う。で、この際なんとかしたい。 思い起こせば、よくぞここまで来たもんだ。これも皆さんの温かいご支援があってのことだとつくづく思う。 また、この5年間で色々な方々と交流出来る機会に恵まれた。本当に感慨深いものがあり、ご縁に感謝である。Webをやっていなかったら、絶対に出会うことのない方ともお近づきになれた。 素晴らしいことであり、これからもやはり続けたい。
ただ、最近少々悩みがある。 それは内容についてである。僕は元来新モノ好きである。なので、何でもやってみたがる。これが災いして、時には大きく脱線することもある。このため、その時は出来るだけ本来の路線に修正しようと思う気が強くなるのだが、果たしてこれが良いのかどうか?と言う疑問だ。 時には徹底して脱線してしまえば気が楽になるのではないか?なんて変なことを思ってしまう。 最近思うこと、、それは、何時までも同じでは面白くない。まだまだ他のことをやりたい。やはり、その次を行きたいところ。勿論好みは変わらないが、ある部分では変化がないといけないのじゃないか。。 さあ、来年はどんな年になるかな? |
2005/12/02 マニアなら |
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先月は大風邪でしばらく参っていたが、気が付くと、既に今年も12月である。こんな調子では来年が思いやられる、、。進歩しないヤツだと言われても仕方がないだろうなあ。
さて、体調が回復したので、先日久しぶりに映画を観た。ハイビジョンで録画しておいた、「インファナル・アフェアI」である。この映画は既にかなりヒットして、今では3章まであるので、ご存じの方も多いだろう。 ただ、僕は実を言うとあまり香港映画が好きではないのである。子供の頃は、ブルースリーやジャッキーチェンにはまっていたことはあるが、その後は興味が薄れてしまった。だから、何故かこの映画は観ていなかったのである。 別に深い意味はなくて、単にカンフーばかりでは面白くないので好んで観なくなっただけなんだが、。 ただ、近年ではインターネットを含む情報のやりとりも活発になり、文化世情はボーダーレスになってきた。そのお陰かどうかは分からないが、兎に角昔に比べて、アジア系映画の、もっと別ジャンルが浸透してきたとも言える。 それこそ、韓流ブームから、既に華流(ホァ流)ブームなんだと。どんどん時代は変わるなあ。まあ、これは良いことだとは思う。色んな文化があって、それを知る、でも、時として人は同じなんだなあ、と共感出来るわけだ。 で、この映画、幾つか共感させられることが大いにあった。やはり、何事も食わず嫌いはいけないのである。 驚いたことにオーディオマニアなら思わずほくそ笑んでしまうようなシーンがあるのだ。それが写真のシーンだが、何とオーディオショップで「音の聴き比べ」をするのである。これが実に良いのだ。多分、このシーンを考えたのはオーディオマニアじゃないか?。 もし観ていない人は、このシーンのためだけにも是非観て欲しい。マニアなら絶対笑える(勿論良い意味で) ケーブルを交換すると音が変わる(この演技が実にリアル)、そのケーブルは4000ドルもする、セットで買うと安くしてくれるか?なんて言うくだりは、思わず笑ってしまうのである。 いやあ〜、この気持ち、よく分かるなあ。。。
さて、もう一つの見所は、二人がお互いの世界(マフィア・警察)で潜入捜査をするという部分。信念のために、、当然だが秘密を人に話せない苦悩と葛藤。これがなかなか良いのだ。 まあ、危ない橋を渡っているわけだから、当然だといえばそうだが、それでもこの心境は大いに共感出来るのである。 話せば楽になる、でも話すと大変なことになる、目的のためには、密かに動かなければならない、という刹那的な立場。でも大切なことのためには仕方がない、。この心境に何とも言えない程胸が詰まるわけだ。 僕は潜入捜査ものの映画が大好きなのである。今までのお勧めは、ローレンス・フィッシュバーンの「ディープ・カバー」(これが実に良い)、ジョニーデップの「フェイク」(実話なんだそうな)ぐらいかな、。 誰にでも秘密がある? ネタはあっても書かない、って、それじゃ意味ないか、。 何を隠そう、実を言うと、オイラは「潜入捜査映画マニア」なのであった(^_^;) |