つれづれ日記
2005年
10月度
2005/10/26 小は大を兼ねる(?) |
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さて、今日は久しぶりの電池ネタを一つ、。
おい!真面目にオーディオやるんじゃなかったのか?しかも、また電池ネタかよ、、と言われそうなので書いておくと、ちゃんとやってます、ええ、大丈夫。今エージングしているんです。 それと、電池には不思議な魅力を感じるわけなんですな、オイラ的には(^_^;)、、。 電気の源と言うか、溜め込む力に惹かれるわけです。(アホである)
さあ、それはいいとして、今日のグッズは、知っている方も居られるかと思うのだけれど、それでもこれがなかなか便利なので紹介しよう。 何かと言うと、「電池アダプター」である。単三電池が単二、単一、電池に早変わりするという、無駄を嫌う人にはぴったりの商品である。発売元は旭電機化成株式会社となっている、が、僕はよく知らない。 でも、これが痒いところに手が届く的な発想で、オイラの便利グッズ大好き心を大いにくすぐるのである。何となく、オーディオテクニカ的なムードがあって、個人的にはなかなかよろしい。 で、早速使ってみたのだが、これが実に便利である(まあ、品物の用途からすると当たり前だが)。現在、家庭用電気製品は、重量、省エネ、デザイン、などの関係により、使用する電池は単三と単四が多くなっているはずだ。 単一なんて、確かに殆ど見かけない。あっても大型懐中電灯ぐらいではないかな? そこで、このアダプターが活躍するのである。僕の家の買い置き電池は、以前紹介したことのある、オキシライドの単三型が殆どを占める。残りは充電タイプの、これまた単三と単四型である。 我が家では、これだけあれば、ほぼ問題なく電池には困らない。 たまに単二が必要なことがあるのだが、その時は買いに行くしかなかった、が、今回のグッズのお陰で、今後はそれも必要なさそうなので、何だか非常に特した気分である。 んーーこれはイイぞ〜(^^)v(アホである)
ところで、大は小を兼ねると言うのはよく聞く言葉だ。足りないよりは、余裕がある方がいいというようなもんだが、勿論サイズが合わなければ、過ぎたるは、、と言うことにはなるんだが、、。 では、小は大を兼ねる、と言うことがあるかどうか、これをオーディオの中で例えるとどうか? ローコストでハイCP、と言うのはオイラが好きな言葉の一つだ。高級で大層なものを買うより、低価格で十分な性能を持っていれば、そんな無駄に高いものを買うのは勿体ない、と言う心理は当然だ。 確かにそう言う製品はある。70万なら高いと感じるし手が出ないが、30万なら対コストで絶対こちらを選ぶ、と言うパターンだ。 ただ、ここで注意したいのは、その70万は、30万に比べて、果たしてそれ(価格)に値しないものなのかどうか?と言うことだ。 ただ高いと言うならこれは暴利だろう。趣味の製品なので、人によって感じ方はそれぞれ違う。でも、何故その価格になるのか?と言うことも考えないといけないのではないか。 仮に現実問題として買えないにしても、ここを勘違すると、その70万の設計をした人は、悪者扱いされてしまう。実際のところ本質的なものはどうなのだ?と言うことを冷静に判断する必要があると個人的には思っている。 つまり、その価格にはワケがある、と言うことがあるからだ。手に入るかどうかは別にしても、これを忘れてはいけない。 オーディオは、好み、予算、が絡むので非常に難しいのは事実だ。 が、個人的には、高価だがきちんと作られたものは間違いなくあると思っている。この場合は、大は小を兼ねても、小は大を兼ねない、と言うことを冷静に知っておく必要はあると思う。 そんなもの買えるか!って?、なに、だからオイラは中古党なのだ。 |
2005/10/21 始動開始 |
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ここ近年は、まじめにオーディオをしていなかったことを反省して、そろそろ始動を開始しよう。ホンマかいな?
さて、そろそろ実行せねば、と言うことで、まずはコンデンサーを購入してみる。ジェンセンのオイルコンだ。 今頃何言っているんだ?と言わないように。(-_-; だって、今のコンデンサーを気に入っていたんだから良いじゃないか、。 現用のネッシーのツイーターのコンデンサーは、Uラムダ(uΛ)だ。その前はラムダだった。ラムダも結構気に入っていた。が、大切にし過ぎて、ある時足が根本から折れてしまった、、、。 うえーん!折れたあ〜、と泣いていたら、優しいある方が「しょうがねえなあもう、ラムダはないから、Uラムダをあげよう」と、下さった。m(_ _)m で、今までずーっと使ってきたのである。 その間、多少浮気もして、Uシグマ、トリテック、CM、CS、その他ワケの分からんやつ(笑)等も幾つか試したことはある。 でも、結局Uラムダに戻ってしまった。 音は非常に繊細でシャープだが、それでいて喧しい感じのない落ち着いた部分も持ち合わせており、僅かに独特の艶と色気がある。勿論、それが好きで使っていた。 イメージとしては、何となくだがT-500Aに似ている。(そりゃ、T-500Aに使っているからだろう) でも、もういくら何でも古すぎないか?と言う意見もあるので、今回交換してみることにしたのである。 まあ、確かにUラムダは大昔のコンデンサーなので、劣化がないとは言えない、が、しかし、それを言ったら某中古アンプなどは使えないはずだ。 また、今回のコンデンサーはオイルタイプなので、むしろ今のものより経年変化は大きいと言う意見も聞いたことはある。ただ、実際のところどうなのかは、この手の専門家に聞かないと分からない。 また元に戻ったりして、。 だた、オーディオは小さな事の積み重ねで音が変わるので、行動しないことには何も始まらないのも事実。
さあ、それはいいとして、交換してみるかな。 |
2005/10/16 忙中”箱船”あり!(その三) |
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ちょっと急な仕事で日記が遅くなってしまったが、さて、本題、箱船のADを聴かせて頂くことに。
写真の右側は、今回最もお目当てのリファレンスADシステム、そうエミネント+TTシート+fo:Qシート+強力新超ラック+AE86氏イコライザー&C−17である。もうもう、これだけでクラクラと来てしまう。が、左にもサブ機として、ヘリコン+同じく新ラック+往年のC−280Vイコライザー&H−Z1が構えている。 これがサブでいいのか〜!?と言いたくなるような凄いシステムである。 さて、まずはお決まり「ジェームス・ニュートンハワード&フレンズ(カルテット)」の超レアもの試聴盤(!)を聴かせて頂く。このADは、初期プレスを何度も聴かせて頂いているのだが、それよりも盤質は更に良いとのことだったので期待大。 で、その音は、 これが非常に腰の据わった音程明確な分厚い重低音を伴いながら、全てを聴き取れる程の情報量の塊のような中高域と、更にはシンバルは、まるで固いステックスの木が減っていくような感じが見えるような、とてつもない炸裂感とエネルギーと高域方向への伸び。それでいてハイ上がりな感じなどまったくない、これまた実在感最高!の音に、またしてもでんぐり返ってしまったオイラがいる。。。 もう、ドテッと、。(*_*) エミネントの音色は、以前から聴かせて頂いているハイの切れ上がるようなL-1000と比べると、どちらかと言えばもう少しオーソドックスな音色だが、質感とクオリティーが異様に高いというべきか、オケの密度感、情報量は圧倒的で桁外れ。 なるほど、これが本当の意味でのハイファイサウンドではなかと気が付かされた。独特のキャラクターで奇をてらった感じがないのに、恐ろしく先端までキレる。でも、これまた決して「如何にもキレている」という表面的な部分が一切ないのである。これも聴かないと絶対分ってもらえなと思う。 その後、あれやこれやと言い放題、聴き放題でリクエストを強請るオイラに、船長は次々とADをかけてくださり、もう至高の時間であった。(^_^;) 内容は何だ?と言われると、テラークの火の鳥SR盤、LOBのダイレクトディスク、M&Kオルガン金さん、オーディオクエスト、更にはフラメンコフィーバー。 特に大音量再生のフラメンコフィーバーでは、もう前のサブウーハーの上で、人が踊っているとしか思えない様子には、気が遠くなる程ショックを受けてしまった。いやはや、、これは一度聴いたら「耳に焼き付く」半端ではないリアルさ。 うー、聴かなければよかった、何故ってエミネントがやっぱり欲しくなってしまったからだ。 でも、勿論それだけではここまでの音にはならないと思う。やはり、全て船長のトータルの使いこなしがあってこそ、この異次元サウンドが実現されるのだと僕は思うのである。 メチャメチャ凄い!のである。百聞は一見(聴)にしかず、である。
ここで、そりゃあ、やはり好条件が揃っていて、CDもADもSACDも、非常に優秀なソフトを聴くからだと思われるかもしれない。 が!ここで、オイラは「箱船初の試み」をお願いしたのである。 何か?と言うと、、、オーディオは本来「好きな音楽を聴く」、ということも忘れてはいけない。 それは「箱船でヘヴィー・メタルを聴く」と言う、前代未聞のリクエストをしたのである。 ((-.-)\(・_・) オイオイ良いのか!?そんな場違いなことをして、、) 実は、一度はこんなソフトも鳴らしてみたいと思ったわけなのだ。 ソフトは初期の「ブラックサバス・パラノイド」等である。勿論、発売時期の盤によってかなりミキシングの差があるので、一応自分でも、ある程度録音は選んで持ち込んではいた。 が、しかし、これが驚き!実に「ストレートなロック音」で聴けるのであります。音場感や、歪みなど厳密なことは抜きにすれば、これぞまさしく「ロック&ヘヴィーメタル」なのであります。過去にヘッドバンカーズだったオイラ(恥)からすると、確かにコンサート現場の音はこんな感じだった。これはこれでまたイイ〜!!のであります。 二度目の、、 何じゃこりゃあ!(優作風に、)(-_-;) 勘違いして欲しくないので書いておくと、ハッキリ言って、優秀録音盤の音とは確かに次元が違う。当然だ。が、それでも最近のJ−POPのCDなんて聴けた物ではない。例えば、オイラの好きな中島美嘉(^_^;)の、NANAのMAXIなんて、そりゃあ酷いなんてもんじゃない。悲惨な録音である(ゴメン)。でも、70年代のヘヴィーメタルが、こんな音で聴けるのには本当に唖然である。 自分でリクエストしておきながら、あまりにも驚いているオイラに、、、 くずてつ船長より一言。 「だって、僕はロック好きだもの」と、。 そうなのです、忘れてはいけないのです!船長は、ロックをこよなく愛する、「ロッカー」なのであります。 当時の録音は、確かに酷いものも沢山あるのは事実。でも、逆に現在のように、とんでもない理屈では有り得ないミキシング等が出来ない時代だったので、ものを選べば、かなりロックの熱気はストレートに伝わる、ということ。つまり、小細工がない代わりに、実際のロックの音に近いのである。 なので、ロックの音を現場でよくご存じの船長だからこそ、それが素直に蘇るのだと気が付いた。その後は、イーグルスやダイアストレイツの復刻ADまで聴かせて頂いたのだが、ここまで来ると録音も相当グレードが良いので、実に楽しい♪。 いいのか、こんな音を聴いて、後が怖い、、。 さて、その後にサブシステムのADも聴かせて頂くことにした。リクエストには、これまたJM&Fの初期プレス盤をお願いした。 が、これがまた物凄いのである。何処がサブやねん!?と言いたくなるような、豪快、痛快、切れ味抜群、L−1000が金粉なら、ヘリコンは銀粉を撒き散らすようなハードなキレと共に、往年の銘機C−280Vのフォノも健在で、散乱するパーカッションと、ギッョとするようなソリッドな音像にオイラはまたしてもノックアウト!。 もう今回は、ひっくり返りまくりである。(-_-;)
さて、こうして楽しい時間はあっという間に過ぎていった、。いっぱい聴かせて頂いて、僕はもうニンマリである。良いですね〜この充実感、オーディオ至福の時であります。
気が付くと、もう次の日となり帰宅の時間が迫っている。嗚呼、なんだか名残惜しい。最後は、折角なのでハイビジョンを少しだけ観せて頂くことにした。 くずてつ船長は、既に次世代メディアの混乱に嫌気がさして、現在は様子見状態とのことだったので、ソースは僕が持ち込んだRec-POTに録画した「一青窈」「マイノリティー・リポート」を少々。 このRec-POTは、HDDにハイビジョン記録を可能にするシンプルなものだが、便利さでくずてつさんに気に入って頂けたようだった。(現在、もう既に導入されたらしい)
さて、肝心の7インチ3管で観るハイビジョン映像は、最近の液晶に既に取って代わられていると言う意見もあるのだが、これは大きな間違いであると言うことを実感した。 いえいえ、全然格が違います。そりゃ、8インチ、9インチとは物理的に違っても、映し出されるその絵は、正に「3管ここにあり」と言う階調表現力、当然1125iフルスペック対応、黒の再現性、色彩表現、どれをとっても素晴らしいものだった。 特に「一青窈」の冒頭で、森の中にいて、背後が直射日光が当たっている所に家があり、森の中では、ライトを当ててインタビューをしているシーンがあるのだが、これが本当に現実の目で観る感じそっくりの階調表現が出せる1252QJの絵には、改めて脱帽。 まあ、これは同じソースをお持ちの方なら観れば分かる。殆どが後ろの白が飛んで家が見えないか、見える状態だと、森の中の暗さとライト、外の日光との照度が現実的ではない階調になるはずだ。 何気ないように見えて、このシーンは非常に難しいのだが、1252QJは苦もなく再現してしまう。それから、マイノリティーリポートのフォーカス感も実に素晴らしい。(DVDは別物) ここで、ちょっと再度驚たことは、「音」の方。ダウンミックス2CH。これをDP-85に入れた音にこれまた僕はびっくり!。いや、本当にこのDACの音の良さには感服である。サラウンドにはDSPは大切だとは思う、でも、DACが違うとこんな音になるのか、と本当に実感出来るのである。AACをチューナーでPCM変換してあるはずなので、5,1HC純正システムよりは不利なのは当然。でも、この音を聴かせて頂いたら、映像系の音については、僕はまだ次世代普及までは、2CHダウンミックスで十分だと感じる程、DACが如何に重要か思い知らされたのである。 歪み感極小、絶対聴いただけではAACだとは見抜けない。これ、ダウンミックスのしかもAAC?と驚くことしきり。音は、D/A変換も大きなキモの一つだと実感するわけである、。
さて、今回は本当にひっくり返ることの多い2日間で、良い意味でのフラフラ状態、。そう思っていたら、何と駄目押しの一発! 「あ、猫だ!こいつが例の?よし写真でも、」と思った瞬間、いきなり突撃される。。。。 うわっ、(。_・)ドテッ、、 またしてもひっくり返るオイラ、。(この猫は野良だった)うーん、猫にまでやられる始末。オイラのVAは、果たして今後はどうなるんでしょうか? 完 m(_ _)m
(くずてつさん、この度も大変有意義で楽しい時間を有り難う御座いました。改めて御礼申し上げます。) |
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2005/10/11 忙中”箱船”あり!(その二) |
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では、早速3年間の箱船の進化を聴かせて頂くことに。まずは、僕のお決まり定番である「クラフィンスピアノ」熱情から。
音が出る直前まで、巨大T-300Aツイーターが、視覚的に目に飛び込んでくる。どんな強烈な音色を聴かせてくれるのか?と、かなり肩に力を入れて構えている自分がいる。 が!音が出た途端、ピアノのタッチは極めて自然で、更にこのピアノ特有の豪快な低域から、ワンポイント録音特有の空気感を含んだ高域により、前方には巨大ピアノを感じさせる、正に自然体の実像が現れた、。 この時、僕は愕然とした。 何故か言うと、超ワイドな「フルレンジ」のような音なのである!!。 おめえ何言ってるんだ??と言われるだろう。そりゃ、フルレンジ鳴らしているんだから当然だろう、と。
違うんだ!!そうじゃない。恐ろしいまでの繋がりの良さと言うか、音像が一点に集約されていると言うか、6ユニットあるはずなのに、まったくそれを感じない程の完全一体の繋がりに驚嘆したのである。 物凄く音に余裕があると言うか、オーディオが表現する楽器ではなく、楽器の「実体」なのである。 いや、大げさではない。これは聴かないと絶対理解不能だ。何てこったい、、、。試しに目を閉じて、どういう構成か?と聞かれたら、絶対に答えられないと思う。 信じられん、、、こんなことがあっていいのか(@_@)、。先入観、視覚効果、が吹っ飛ばされるのである。僕は、思わずスーパーネッシーのところまで駆け寄って、ツイーターを確認した。が、ちゃんと全て鳴っている(当たり前だが)。(-_-;) でも、1メートル位離れると、もう分からないのである!。 じゃあ、ネットワークで控えめに鳴らしてあるのかな?と思い、次に、「MICHEL PORTAL/TURBULENCE(HMC905186)」を聴かせて頂いた。これはハルモニアムンディのフリージャズで、かなりシャープで強烈なサックスとパーカッションの優秀録音だが、果たして今度はどうか? これに僕はでんぐり返ってしまった!!!今度は、もう筆舌に尽くしがたい程の圧倒的、驚異的な高分解の高域方向への情報量が炸裂する。しかも、大音量で、それでいて艶やかさも備えた歪み感完全ゼロの、ちょっと聴いたことがないような別世界のウルトラサウンドである。 もう、ぶっ飛びーーーである!鳴っているのが分からない程の繋がりの良さなのに、ここぞと言うところでは、もう恐ろしいまでの鬼気迫る程の情報量を解き放つ、T-300Aによる新生スーパーネッシー。 何じゃこりゃあー!!!(松田優作風に)(*_*) いやぁ、こりゃあ〜本当に聴かないと絶対分ってもらえないと断言出来る。もうツイーターの切れ味がどうのとか、シャープさが云々とか、そんな生やさしいレベルではないのである。 音の世界が違う。 楽器の音の最先端まで全て分解してしまうのに、歪み感はゼロで圧倒的大音量でもまったく揺るぎない繊細な表現力、しかもこの上から下までの恐ろしいまでの一体感と、澄み切った透明感と艶、もうどうなっているんでしょうか!? 正に「全ての音の次元が違う」の一言である。 音像と言うより、実物の楽器の物体がそこに、、、。
その後、持参したSACDとCDを取り混ぜて聴かせて頂いたのだが、更に驚いたのは、フォーマットを超えた「録音の差が明確に出てしまう」ということ。想像を絶する分解能のせいか、録音の差をあまりにも簡単に出してしまわれる。このため、誤魔化しがまったく通用しないのである。並の優秀録音と超優秀録音との差があまりにもクッキリと出て、これまた唖然としてしまう程だった、、。これは尋常ではありません。 これは凄過ぎー!!もうこんな音を聴かせて頂いたら、オーディオ感さえもが変わってしまう。
我に返るまでに、僕はしばらくかかってしまった、。何故こんなに多数ユニットが存在するのに、このような次元の違う音が出せるのか。 いや、最終的にはマルチが今後は必要で、やっぱり僕もマルチに行くしかないのか?とその場で思った。 が、ここはくずてつさんから、ちょっとヒントのご解説を頂いて気が付いた。 違うのである。 ここからは僕の勝手な予測も入っているのだが、よ〜く考えてみると、単にユニットを増やしてマルチで繋いであるのではないのだ。 (ネットワークについては、きちんとした値も教えて頂いたのだが、ここでは書けない。何故ならこれは、くずてつさんの貴重なノウハウであり、またどこでも通用する簡単なものではないし、誤解されても困るので、あえて僕は書かない。秘密です。(^^ゞ)
さて、くずてつさんは、以前はネッシーをお使いであった。が、船長は元々ドラマーなので、生楽器の直前で音を聴いて居られる。なので、ご自身がイメージとされる生音に限りなく近づけるには、耐入力が「一発では足りない」。 そこで、スーパーネッシーとして208ESをダブルにされた。しかし、問題はこれにT−500Aでは今度は能率の点でもクロス付近での音が薄くなる。で、もう少し下から使えるシャープな0506IIへと交換された。 しかし、まだこれでも船長の音量では、ツイーターユニットが苦しいし、やはり何となくクロス付近が薄いのである。(と言っても、これも相当なハイレベルでのお話です。) そうです、これらは基本的にスーパーツイーター型であり、ツイーターではないのです。 以前の208SSは、高域がかなり上まで伸びており、208SS一発ならT−500Aを繋いでも綺麗に繋がる。僕もやっていたので分かる。フルレンジ+スーパーツイーターの考え方である。 でも、208ESはSSに比べて高域は早めに落ち始める。更にこれを二発にすると、当然もっと落ちるので、0506IIのみでCが大きいと、ツイーターに低域がかなり入るのでやはり無理がかかる。 そこでの発想なので、普通のマルチではないのです。つまり、基本に忠実なマルチの一部のみを応用された発展型、例えるなら、3ユニット構成フルレンジ的な方法なのであります。 やはり船長は本当に凄い、と僕は思うのであります。 全てのユニットが、「無理なく得意な帯域で動作する」、でも、複雑なネットワークのデメリットは出来る限り避ける、フルレンジ+スーパーツイーターの考えを応用されて、結果として「超ワイドフルレンジ的構成」にしてしまわれるのです。 ハッキリ言って、誰でも真似の出来るものではないと僕は思う。このため、音はやはり上記の通り、異次元の世界。 でも、この音を聴かせて頂いたら、そりゃあオイラもやってみたくなったのだけれど、ここで船長からご注意が、、、。 「T−300Aはネッシーに乗らないよ、奥行きがないから。それと・・・(これはここでは内緒)」と、。 ありゃや。
さて、ここまでで既に僕は超絶の音にもうフラフラになってしまっていた、。さあ、次はお目当てのエミネントによるADを聴かせて頂く。。(つづく) |
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2005/10/09 忙中”箱船”あり!(その一) |
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さて、近年は仕事が忙しかったり、やっと時間が取れたと思うと、直ぐにまた予定が入ったりすることが多くて、なかなか物事が上手く行かない。そうなると、当然色々ストレスが溜まって来て、趣味で発散したくなるのだが、これまた更に駄目押しの用事が入ると、終いには行動への気力が無くなってしまうのである、、。
で、するずると中途半端で終わってしまう。だが、趣味人たるもの、忙しいからこそ趣味も充実させないと本当の趣味人とは言えない。忙中”趣味”ありである。だから、オイラは趣味人失格なのである。(-_-;) そもそも気合いが足りないのである。と言うことは、仕事も実は出来ていないと言う証拠だった? そこで、今年こそはこの自分のマンネリにトドメを刺さねばならない、と言うことで、お邪魔して来ました!。 そう、そこはくずてつ船長の「箱船」であります!。何と気が付けば、今年は3年ぶりの乗船なので自分でもびっくり。オイラは3年間何〜にも進歩していないのだが、箱船は果たしてどんなことになっているのか!?と、ワクワクしながらの到着。 3年ぶりだというのに、挨拶もそこそこに早速音を聴かせて頂くために、箱船に乗り込むオイラ(^_^) 、もうニンマリであります♪。顔がほころぶ〜 何から何まで整然とした室内は、何とも言えない興奮に包まれるのであります。 船長には、(あ〜、また変人が来ちゃたなあもう、)と思われたかも?ス・ミ・マ・セ・ンm(_ _)m
さて、今回の目玉は何と言ってもスーパーネッシーの進化。そう、T−300Aであります!!。Web上では既に拝見させて頂いてはいても、当然現物は初めて。 で、近付いて見ると、まずその眩しいほどの金白色とも言える、金色だが透明で澄んだ輝きと高級感、更にはその大きさにはもう本当にぶっ飛び!! これは「至高芸術品」と言わせて頂いても過言ではないと思う。写真では、この凄さは絶対に伝わらないとその場で実感した程だった。もう素晴らしい仕上げなのであります。左はオイラの下手くそな写真だが、現物はこんな物ではないのだ。 しかも、リスニングポイントからでさえ、ホーンの奥から閃光を放つような光り輝く様は、まるで巨大な宝石に辿りつた、映画「レイダース」の心境。神聖な一種の威圧感のようなものさえ感じる程のDHK仕上げなのであります。 もう滅茶苦茶凄過ぎる、、。(人間業とは思えない)
ところで、オーディオ&ビジュアルはファッションではない。本来の目的は音と絵が全て。だからルックスを云々言うのはおかしいと言う意見もある。 が、僕はこれは少し違うと思っている。「音のために必然的に綺麗にされている」ものと、「ファッションから入ったオーディオ」とは、まず全然土台が違うのである。個人的にはここを勘違いしてはいけないと思っている。 勿論くずてつさんは前者の方なので、結果として全てが美しくなってしまうのだと僕は感じてしまうのであります。前回のYAMAHA0506IIの時にも驚いたのだけれど、今回は更に飛躍的な仕上げにタジタジだった。 これに引き替え、オイラの部屋は誤魔化したようなボロが沢山あって、、ツイーターは埃が微妙に残っていたり、マジックのマーキングの汚〜い後が残っていたり、コードが裏でグチャグチャになっていたり、、と(-_-;)。ここからまず自戒せねばと思う今日この頃だったりする。尤も、試行錯誤中の調整中に散らかるのは誰しも仕方がないが、オイラの場合は調整が終わってもこれだからイカンのだ。 さて、では早速念願の音の方を、、(つづく) |
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2005/10/04 もしも好みが、、 |
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もう10月に入ったというのに、なんだか全然秋らしくない。近年異常気象と言われるんだが、やはりそのせいなのか?。まあ、「突然寒くなる」と言うのがありがちなパターンかな、。そう言えば、最近焚き火をしているのを見かけないなあ。と言うより、やっていると怒られるらしい。子供の頃からすると、随分変化したものだ。
さて、オイラの方も、今後は変化が必要だと思う今日この頃だったりする。 まず、先月VX-700を視聴させて貰ったお陰で、色々と気が付かなかった問題点が浮き彫りになった。新メディアに不平不満の2CHオーディオ派だと自分では言っているが、どっこい、そうしていると、やっぱり見落としていることが沢山あると気が付いた。 新しいこと、これからのこと、冷静に判断しないと進歩しない。何時までも同じではいけない。 で、一番の問題はVRDS-25XSだ。ずっと気に入って使って来た。新メディアがかからないなど、色々難はあるが、それでもCDの音は下手なコンパチプレーヤーには負けないつもりだった。が、流石にもう限界かもしれない。先頃から、内部クロックのバージョンアップが始まっているのだが、まだしていない。 と言うのも、もう小手先のことでは、「ある一線」を越えられないのではないか、と強く感じたからだ。やはりDACが古い。新メディア云々の前に、2CHのCDをこれからも聴くつもりなら、やはり何か不安だ。多分これ以上を望むなら、交換かまたはDACの増設しかない。 どうするか、、。 でも、今はグレードアップの順番が難しいのだ。例えば、CD-Pを交換するとCDはこれで良いかもしれないが、絵の方の音は別にアンプを用意する必要が出てくる。DSPが必要なのだ。しかも、一番重要なことは、「好み」があると言うこと。別にローコストだろうがデジタルだろうが、好みに合えば僕はそれで良いと思っている。 でも、これがなかなか難しい。 CD-Pの選択は、今のところ音色はDP-77か。TEACの上位機種の音は聴いていないので分からない。 そうなると、予算的にAVアンプは普及機でAACのみ使えるもので我慢するしかない。また、例のHV出力規制のことも絡むので、そのうちスケーラーも必要になる、、。また下手をすると、G70は交換しないといけないかもしれない。 これらを踏まえた上で選択しないといけないのだが、じっくり行くにも「順番」が難しい。
個人的なことだが、僕はVAに関する悩みは沢山ある。が、実は迷いはない。何故なら「好きな音」、「好きな絵」、「凄いと感じる音場感」がハッキリしているからだ。 だから余計に悩むのである。 こう言う時にふと思う、もし「好みが変えられたら」どんなに楽かと、、。 好みのアップグレードは出来ないかなあ。。 |