つれづれ日記
2005年
4月度
2005/04/28 根気が必要 |
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さて、夜を除いて最近随分暖かくなってきた。桜はひと段落して、、いや、もう全て散ってしまったかな。今年も花見には行けなかった。仕事柄花見に行くなんてことはない。
でも、その代わりに、我が家でゆっくり違う花見?でもさせて貰おう。何だかオーディオみたいかな。 何の花かと言うと、君子ランである。今年は初めて納得出来る良い形になって咲いた。厚く力強い葉に、これまた勢いのある茎に炎のような鮮やかな花を付ける。まさに君子のイメージ。でもコイツはちょっと気難しい。 実はこの花、随分前から我が家にある。貰い物の鉢なんだが、花が付いたのはやっと5年前からだった。 貰ったばかりの初めの3年位は、これ本当に花が咲く種類なのかと疑う程、音沙汰なしでダンマリしていた。ランと言うよりは、サボテンみたいなヤツだった(失礼)。見ていない時に影で咲いて、知らん顔しているのかと、、。 あれこれ本を読んだが、簡単ではないが極端に難しい種類でもないと言う。確かに僕も咲いているのを何度も見た事はあった。 では何で我が家では咲かないのだ?いい加減咲かないので、根が腐っているのかと悩むこと3年。どうでもよくなって葉っぱがイメージになった頃に、何故かあっちを向いて咲いていた。 おお!やったあ、咲いた!と、この時は感動したものだ。どうやら温度管理が悪かったらしい。でも、この時もまだ形が悪く、嫌われているんじゃなかと思う程扱いにくいイメージがあった。 まあ、感触は分かって来たので、焦らずそれなりに付き合うことにした。それが今年になって、やっとオイラの方を向いて咲いたのである。いやあ、嬉しい、。よしよし、いいぞ。。
ところで、オーディオビジュアルの趣味もよく似ている。気長に待っていると、何とかなる、と言うパターンだ。SPのエージングなんて正にこれだろう。勿論、初めは思うように行かないので、色々手を尽くす。散々やっていると段々根負けして、諦めモードになる。そのうちまた気になりだして、更にやるが難攻不落で降参。これはこういうもんだ、と決め付けてしまう。 するといつの間にか、何とかなっているから不思議なもんだ。(勿論、物理的なスペックを超えると言う意味ではない。)または、何らかの次善の策が上手く行くと言うパターンもある。 そう言えば最近僕が使っているHTPCのソフトも、どうしても改善出来ないことがあったのだが、やっとバージョンが上がってそれが解決した。尤も、これは人為的なものなのだが、。 まあ、それでも趣味は特にだが、何事も根気が必要だとつくづく思う。僕はセッカチな方なのでなかなかこれが苦手なのだ。先を読めればそれが一番良いだろうが、そんなことはオイラには無理。だから、何となくブー垂れながら付き合っていく。。。
次世代DVD規格、何だが非常に怪しげだが、まあ、そのうちなんとかなるさ、、気長に行こう〜 |
2005/04/20 理屈が分からん |
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最近オーディオやビジュアル雑誌を読んでいて、気になることがある。それは、VA機器に関する記事には、自分の知りたいことが書いていない。
勿論、音や絵を文章で表現するのは難しい。記者がどんな音で、どんな絵を観て居られるかを、こちらが知っている場合は想像がつくだろう。でも、そんなことはなかなか難しい。 また、もう一つは機器の簡単な仕組みや解説が少ない。詳しく書いてあることもあるが、その場合は一部に特化して、技術的なことが書いてあるだけの場合が多いので、逆に何を言っているのか理解出来ない。
最近自分が実体験して感じたことがある。まず、久しぶりにDVDをHTPCではなく、専用機A1で観た。入力についても絵はRGBで1080P相当の解像度ではなく525P、音はRCAでアナログ接続だ。 感じたことは、2CHで聴いたがやっぱりアナログアウトの音は、PCとは比較にならない。移動感はこの際別として、一番違うのは歪感の少なさ、鮮度感、切れ、厚み、だった。PCより僕はこの音が好きである。 また、以前AVアンプのXR50に、S747をアナログ接続とデジタル接続で繋いで比較してみたが、明らかに僕はアナログ接続の方が良いと感じた。デジタルアウトで繋ぐと、価格相応の感じがある。これが何故なのか不思議だった。 次に、今度はBS放送のAACの2CHを、AACのままAD-100に入れて、ここでPCM変換D/A変換した音と、チューナーEP100でAACから内部でPCM変換した音を、TEACのDACにデジタル接続して、VRDS25XSでD/A変換した音を聴き比べると、何故か後者の方が僕には良いのだ。当然好みはある。 確かに値段からするとそうなるのかもしれなが、EP100は家電クラスのBSチューナーである。この中でAACからPCM変換したものが、そんなに質の良いものだとは思えない。でも、DACの部分でリサンプルしているからこうなるのか?何とも妙な心境だった。 まあ、どちらも古くローコストなので、そこまで言うのはおかしいか、。 ずっと以前のこと、VRDS25XSをC-AX10にデジタル接続した時は、これはTEACの内蔵DACと比べると、格段に音質が向上した経験がある。これは当たり前か、。 また、EP100でAACからPCM変換したものを、デジタル接続で今度はDP-77に入れたら、これがまた非常に良かった。 これらを理屈で考えると、まずDACのクオリティーの差は当然音に出る、と言うことか。
さて、機種については詳しくは書けないが、先日あるAVアンプを2台聴く機会があった。 DVD-PをiLINK接続と、光接続で聴き比べたら、明らかにiLINKの方が良かった。全然音が違うのである。アンプ側の処理が違うのか、DSPのせいか、それともAVアンプのDACのせいなのか全然分からない。更に不思議なのは、良質なコードで繋いだ、アナログ接続の音も良いのだ。どうなっているんだ、。
上記のことを総合して考えてみると、まず、送られてくる信号をAACとすると、アンプ内部で、どう処理しているのかが気になる。D/A変換の前段のデコードにまずポイントがあるのか、。その後は当然D/A変換するのだが、ここはDACが肝になるのか。それともこれは同時に処理される場合と、別に処理される場合で違ってくるのか。送られてくる信号がAC3の場合はどうなんだ? また、DVD-PとAVアンプ間をアナログ接続で繋いだ場合の方が、結果が良い場合があるのは何故なんだ。
AV機器の音は、このプロセスや複雑な絡みは、あまり突っ込んで説明されていないような気がする。英語やよく分からない表記は見かけるが、これを素人にも分かりやすく解説している記事はないものか、。 僕は全然理屈が分からない。全部買って試すわけにはいかないのだから、、。 |
2005/04/11 こっちがダウン? |
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さて、ダウンミックスとの共存をどうするか、、なんて考えていたら、何と今度はオイラがダウン?、ってな具合だった。
先日から、咳がひどく熱が下がらない。大人しく二三日寝ていれば済んだのに、まあ大丈夫だろうと、そのまま仕事に行っていたら、ちょっと自分でもびっくりする程、風邪を大きくこじらせて、終にぶっ倒れてしまった。春だと言うのに情けない、、。いやしかし、参った。
で、その後AVアンプ導入の結線構想図を何となく描いているんだが、段々やる気が無くなってきた。。。 またしても、色々思う事がある。しっくり来ないというか、よく分からない部分が沢山あるのだ。こんなんで大丈夫か?と思うわけだ。
青写真は出来た、が、これでも4CHだ。全情報ではない。アンプとスピーカーを追加していけば、理屈では現状2CHの環境を変えないで、拡大することは出来る。でも、正規理想の5,1CHとはかけ離れている。それにまず、とてもじゃないが、アンプを何処へ置くのだ? また、ちょっと気になるのは、仮に5,1CHサラウンド環境にしたところで、サラウンド感云々の前に、まず「音の質感」に不安が多い。これが一番重要だ。 つまり、デコーダーとD/A変換のプロセスに案外落とし穴があるのじゃないか。これは勝手な想像なので当てにならないし、説明し難いが、ダウンミックス以前の問題である。 例えば、DVD→DSP(デコーダーの総称とする)→D/A変換→内部レベルコントロール→ボリューム→SP、とちょっと考えただけでも、凄く劣化及び変形の可能性があるプロセスだ。位相が合うのだろうか? しかも「→」の部分を何で接続するかによっても、大きく変換に接ぐ変換が起きる。こんなんで良い音がするかどうかと言うより、製作者の意図する音になるとは到底思えない。更に、DDもDTSも基本的には圧縮音声だ。 そこまで言い出したらきりがないが、それでもやるなら、上記全てを個別のセパレートで組まないと無理だ。デコーダーは高性能単体型、DACはこれまた単体、と言う具合だ。 また、もっとアンプ内部の回路が分からないと、ろくなことにはならない。オイラにそんなものが分かる訳がない。こんなことするより、8CHマルチプリが一般的になるまで待った方がいいのじゃないか。 ハッキリ言って、自分にとって今の2CH用のC-2800を越える(このアンプが絶対と言う意味ではない)8CHプリが出れば、交換するだろう。でも、現実問題として、物理的に考えても一体幾らになるんだ?そんなもん買えるもんか、。 次に、ネッシー+SWMKIIでやっと周波数レンジが20Hzから20KHzである。この意味が分かるだろうか。D-55を5本揃えても帯域が足りないのだ。スーパーウーハーが5本!いるのだ。 現状のネッシーとSWによるレンジは捨てたくない。これは体験すれば分かるが、我が家でも20Hzは中域と同レベルで再生するので、一度聴いたら元には戻れない。 以前我が家で、あるDVDを観ていたら、外で雷が鳴っていると勘違いされた方が何人か居られた。違う、実はこのDVDにダウンミックスでさえ、この超低域が入っているのだ。20Hzと言ったら殆ど振動だ。でも、収録音に入っているのだ。5本全部ネッシーにしてSWは5個、そんなことは出来っこない。。。
最後は先述のデコード能力とその理屈、更にはその後、何処でD/A変換して、何処で各チャンネルのボリュームを調整するか、と言うことがネックになるはずだ。これに音の好みが絡んでくるから手に負えない。
そんな事考えないで、気軽に楽しむ、と言うのが本来のAVか。確かに、所詮圧縮音声だ。むしろ次世代DVDの無圧縮音声が出るまで動かない方がいいのかなあ、、。こうなればやる気も起きるのだが、今度は絵が駄目になるかもしれない。最高画質で観れなければ意味がない。 もう殆ど八方塞。うーん、、しばらく本当にダウンしそうだ!?。 |