つれづれ日記
2004年
12月度
2004/12/30 まさかの全面戦争? |
|
![]() |
さて、今回は随分日を空けてしまった。今までで最長かもしれない、。業務で色々あったのが一番の原因である。
更に思い返せば、今年はそれ以外にも色々世間では嫌なことがあった年である。 何しろ、世間でも年を表す言葉が、「災」だと言うじゃないか。マニアの中にも大変な目に遭われた方も居られると思う。オーディオどころじゃなったのではないか。
が、自分としては、それでもまだ趣味が出来るだけも幸いだと思うべきだろう。ただ、実際にそれに当てられる時間が、極端に限られていたのは事実だった。来年はのんびりしたいものだが、既に上旬まではスケジュールイッパイで悲しいもんだ、、、(-_-;)。
ところで、肝心の来年以降の、VAの世情の行方は、やっぱり気になるところ。しかし、先日新聞を読んでいて、びっくりしたと言うか、もう本当にウンザリしてしまった。 何が書いてあったかと言うと、次世代DVD規格のお話である。つまり、「ブルーレイ」と「HD DVD」のことである。 まさかこのご時世に「ベーター対VHS戦争」の二の舞をやるなんてことは、流石にあるまい、と思っていたら、何と!、またやるんだと。 しかも、ブルーレイ対HD DVDは完全に「全面対決」するんだそうな。 年の瀬と言うこともあって(?)今日だけは言いたい放題書いてやる。 これらは全てユーザー無視で恐れ入る。アホか!(それはおいらか、)。
それにしても、これは非常に困ったことである。 まず、日本はHDTVでは独自の妙な規格AACを音声に使っているが、これに加えて、コピーワンスと言う、完全に「VA鎖国」まで始めてしまったのは、皆さんもご存知の通り。 これがどう困るかと言うと、まず、今後のHDTVは、他国との互換性がまったくなくなるので、進歩が完全に遅れることになる。でも、当然国内にしかいなので、それにユーザーは気が付かない。しかも、まだ地上波デジタルは愚かBSさえも普及もしていないので、多くの人は、今後起こりうる「今まででは理解できない不具合」と直面することになる。 多分、マニアの中でも気が付いている人はかなり少ないはずだ。 まず、今までのDVD−Pも全て買い替えをしないと、簡単なテレビ録画さえ少々では写らなくなる。時期がくれば分かるが、その時は多数の人が往生するのは火を見るより明らかだ。 何しろ、今使っているDVD-Pは、一切使えないのである。昨日撮った野球の試合も、歌番組も、別の部屋の既存のプレーヤーでは再生出来ないのだ。 それから、現在でもモニターやプロジェクターへの出力も制限があるので、高画質は望めない。そんな馬鹿な、と思うかもしれないが、これは多くの人はその事実の理屈が分からないはずだ。
それに加えて、大問題であるメディア媒体そのものが分裂すると言うことなので、はっきり言って、VAマニアは完全に消滅するのだ。 誰もマニアのことなんか考えてないよ!って?。いや、実は一般の人も何時か分かるが、それまでは問題にならないだろう。 しかし、気が付いた時はもう大変である。 また、現在の技術ならば、簡単手軽に解像度1080P位でないといけないのだが、全然そんなことは気にしていない。一般の人には480Pで十分だと言うことだ。現実に、プラズマもDLPも、HDTVをフル表示出来るものは観た事ない。売ってないのだ。せいぜい1080iがいいところ。 皆さんお分かりだろうか?苦労して買った今までの機器は全て使えなくなるのだ。 まあ、一般ユーザーを騙すのは簡単なのだ。これがまかり通る、、。本当に困ったもんだ。 コピーコントロールでその行く末を見ている方も居られるだろう。結局CDは売れたのか?いや、全然変わっていない。 SACD、DVD-Audio、そんなに売れたかどうか考えれば分かる。 そんなものは、一般に必要とされていないのである。むしろ今後はウォークマンは携帯電話に取って代わるだろう。 下手すると、今後はCD屋(死語)は新曲のダウンロード販売の受け口になるかもしれない。
せっせと売ろうとしている液晶、プラズマ、はHDTVの本当のスペックを生かせない作りになっている。 そして、メディアは大分裂。もういい加減にして欲しいもんだ。何が高画質で手軽だ!と声を大にして言いたい。
が、お前何言っているの?と言うのが関の山か、、、(-_-;) 来年以降は、終に本当にVAマニア消失時代到来か、、? 良い年が来ることを願うばかりである。。 |
2004/12/13 やっぱりコレ |
|
![]() |
最近V(ビジュアル)の話題が多いのだが、今日はA(オーディオ)の出来事を少々、。それも一般性の低いADだが、個人的にはやっぱり好きなものは止められないので、たまには書いておこう、。 実は先日、同県のpoohさんから嬉しいお知らせを頂いた。それは、以前OFF会で聴かせて頂いたことのある、ロブスター企画の中古LPを県内の某ショップで発見したので、早速僕用に購入して送ってくださったのである。 これはとっても嬉しい!!。 poohさん、有難う御座いました。m(__)m
ところで、poohさんとは、我が家のOFF会で何度かお会いしているのだが、根っからの「AD派」の方である。OFF会では、幾つか珍しいADをご持参されることがあるのだが、どれも録音の良いものが多く、必ずしもA級外盤でなくとも、優秀なものはまだまだ沢山あって、ADは楽しいと言うことを、身を持って痛感させてくださる方のお一人である。 で、今回は中古ではあるが、以前から欲しかったLPが手に入った訳なので、僕は有頂天なのだ。内容は、ロブスター企画の(ピアノ・クロッシング、LDC-1024)と、(ハンクジョーンズ/EASY TO LOVE、LDC-1017)ダイレクト盤である。当然だが、今では入手出来ないものである。
音は、個人的には後者のハンクジョーンズが良く、音楽も軽快で僕の好みなのだ。 このADの音を聴くと、やっぱりビジュアル系の音質とは一線を画するなあ、、と、つくづく感じる。 懐古趣味と言われようが、個人的に音はやっぱりこれ、「AD」だ。誰が何と言おうと、この音は止められないのだ。現在では「世界はデジタルが主流」、これは間違いない。オーディオビジュアルマニアでも、ADを聴いたことがない、または、もう既に止めてしまった、と言う人もいるかもしれない。 実を言うと、僕はADネタは出来るだけ避けているフシがある。何でかと言うと、「一般性がない」と思うからだ。 でも、じゃあやっていないのか?と言うと、実はそうではない。影でコソコソ(?)やっているのだ。 これは映像についても言えることだが、自分が求めていることは、何故か何時も一般性を逸脱してしまうことが多いのである。まあ、それだけワガママと言うべきか、独自の理想を追い求めていると言うか、VA共に貧欲過ぎるのだ。 だから、内容が飛躍し過ぎるので、何時もは出来るだけネタは選んでいるのだ(ウソつけ!)。 何を言っているのか説明し難いが、兎に角、画質音質共に、上を見ればキリがない、でも、その上が確かに存在する、と言うことだ。 また、特に音は、必ずしも最先端が一番ではないと言うことも事実だ。理由は技術以外に、規格や取り決めに縛られている部分もあるからだろう、。
まあそういう訳で、なるべくADの話題は書かないようにしているのだ。でも、、やっぱり好きなモノは止められないのだ。針を下ろすこの瞬間、やっぱり良いなあ、、コレ、。この音の実在感、切れ込み、聴感上のDレンジの広さと歪感のなさ、そして音場感、、。
ところで、それに引き換え最近の新しいフォーマットは、実に先行き不安定で呆れることさえある。今後一体どうなるんでしょうか? えっ?そんなこと悩まないで、今はADやれって?。 ナルホド、、、。 |
2004/12/09 似非 |
|
![]() |
先日から、スクリーン交換のことを考えていたのだが、ふと天井を見上げていたら、はこぶね建造時を思い出して、何だか急に懐かしくなった、。
何故かと言うと、それはスクリーン上に吊ってある暗幕だ。 暗幕、と言うと聞こえは良いが、そんな大それたものではなく、実はこれ、単なる安物の薄い黒布なのだ。カーテンなんかにはとても使えないような厚みの代物。 当時、900ミリ幅でメートル60円位だった、この薄い黒色の布を探して来て、それを適当な長さに切って、上から3枚ふんどしのように垂らしただけである。 黒布を上から吊るためには、如何にもそれらしく(特注シアタースクリーン)に見せるために色々考えた。兎に角安く、それらしく、をモットーに、セコい知恵を絞ったのだ。 上から吊るのは多少工夫した。接着剤の類は、経年変化で熱で必ず落ちてくると思ったので、結局、これは庭木の矯正用に使う、1センチ○断面の、1メートル位のプラスティックの棒に、黒布をホッチキスで止めて、それをスクリーンを吊る、梁(C鋼)の中に単純に落として、それらしく並べただけである。 作成費は1000円ちょっとだったと思う。 このためよく見ると、完全な「エセ」であるのがお分かり頂けると思う。 でも、初めて我が家へ来て、直ぐにニセモノだと気が付く人は極めて少ない。 ホームページのトップからも、とてもそんなふうには見えない、、と思うのは僕だけかな。。 多分、目線より上にあるから、エセでも気にならないわけだが、。
必要な所にはお金を掛ける。例えばスクリーンの生地そのものは特注である。でも、その他で削れる費用は極端に削る、と言うのが僕の身上なのだ。特に、「極端に」と言うのがミソである。 まあ、それでもこれを色々考えるのが自作の醍醐味だと思うので、この気質は今後も変わらないだろう。また、これが僕の性格を反映しているとも言えるだろう。 つまり、色んなことをやっているようだが、実は基本的に「エセ」であると言うこと。(^^ゞ エセ方舟、なんだが、まあそれはそれで学ぶこともあると勝手に思っているので、これからもVAの趣味の上では続けて行こうと思っている、、、。 確かに、高価なものは内容はそれに見合うだけのものはある。全てのモノにあてはまるかどうか定かではないが、例えば衣類などは、使っていると値段対性能が良く分かる。 でも、徹底して安いものを選ぶというのも、これはまたこれで、意味があると勝手に思っている。1つの生きがいのようなものなのだ。
ただ、問題は、VAそのものが「エセ」にならないことを祈るばかりなのだが、、、。
さて、来年は良い年になりますように。 祈願を込めて、パンパン、m(__)m。 |
2004/12/01 次なる野望(その二) |
|
![]() |
ボヤボヤしていたら、既に師走になってしまった。。本当に12月?かと疑いたくなる。何しろ、まだ台風が来ていると言うじゃないか、。相変わらずノラリクラリとやっているなあ、。あっ、それはオイラのことだっけ。 さて、先日の続きを、、。その前に、お決まりの台詞を。今回の案も、一般の方には全然参考にはならないし、オマケにまだ現実に実行していないので、真似(する人はいないと思うんだけど、、)は絶対厳禁であります。また、実際寸法は、メーカーにより多少違いますのでご注意ください。m(__)m では、その案とは、。 今回は、約130インチの4:3、2,6ゲインのビーズスクリーンにしようかと思っているのだ。実現は来年の初め頃に出来れば良いな、と言うところ。 考えた過程と自分なりの結論はこうだ、。 ビーズタイプで4:3の場合、つなぎ目なしで作成出来る特注寸法は、123インチが限界となる。個人的にはもう一息欲しいところ、、。折角交換するのだから、もう少し大きくしたいのだ。 ここで寸法をチェックしてみる。今の120インチ4:3に投影している、DVDやHDTVの16:9画面の大きさは、スクリーンの大きさで言うと、約110(108)インチ16:9と同等になっている。これから計算すると、123インチ4:3に投影出来る16:9画面は、約113インチ、となる。120インチ4:3は画面が16:9より大きいのだ、と言っても、現実にワイド120インチより16:9表示に限っては小さいのだ。 また、現在観ているソースは、16:9の比率が殆どを占めているし、今後も更に増えるだろう。 そこで、手っ取り早いのは、16:9のワイド120インチにすると、16:9画面は10インチアップすることになり、これなら見た目は今までより明らかに大きくなって、明るさも同等位にはなると予測する。 確かに、LDやビデオは殆ど使わないから、一応これでも良いのだ、が、、はこぶねの景観と言うか、SPとの見た目のバランスが悪いことと、4:3を観る比率が「ゼロではない」、と言うことがある。 また、僕が使っているBSチューナーは、時代を先取りし過ぎて(?)売れなかったタイプだが(今はまた同じようなものが流行っているらしい)、これが実に使い易く、例えばLDをD-VHSのMPEG2デコーダーを通して、iLINKで送ったものを、チューナー側で1125iにアップコンバートして、更には画面比を4:3でも16:9でも切り替えて観ることが出来るのである。 こうなると、4:3に別れを告げるのは、もう少し先でも良いのではないか、とも思う。 では、ここでつなぎ目をどうするのだ?と言う疑問が残るのだが、ここは少し考え方を変える。
まず、確かに4:3映像につなぎ目が入るのは出来れば避けたい。でも、例えば、G70でLDを本来のSやコンポジット入力で観ると、多分走査線の幅より「つなぎ目の線の方が細い」のではないか?と言う予想。 更に言うと、G70では525P程度では走査線は完全に見える太さなのである。(注:これは僕のG70の場合であって、他の3管プロジェクターでは通用しないことがあります。) ハッキリ言うと、今の時代となっては、走査線を全然気にしない癖に、つなぎ目を気にすると言うのは、これは良く考えたらおかしな話である。 だから、殆ど使わない4:3のために、つなぎ目を気にして16:9のスクリーンサイズアップをも我慢する、と言う考えは僕の性分に合わない。 更にもう一つ、。 我が家のテレビ(HDTV)もPCモニターも、殆ど全てSONYのCRTを使っている。同じものをお使いの方はお分かり頂けると思うのだけれど、普通に観ている分には問題ないが、ハイビジョンやPC映像などの高精細高解像度なソースを表示すると、CRT内部に吊ってあるグリルの線が、上からと下からのそれぞれ5分の1位の所に、横へ2本水平に通っているのが見えるはずだ。注意してみれば見える、と言う位細いものだが、僕には見える。(液晶にはない) でも、これが物凄く気になる、と文句を言う人は聞いた事がない。 そこで、僕なりの妙案、いや、妙〜な案。。。 スクリーン母体は16:9の120インチとして、つなぎ目がこの部分に来れば、ハイビジョンやDVDの映像には、つなぎ目はまったく問題ない(当たり前だが)。だから、この120インチ16:9スクリーンに、上下の部分を付けた、つなぎ目2本入りの130インチ4:3を作ることにしたのである。 まあ、単純に16:9のワイド120インチを、横幅固定で4:3に広げると130インチ4:3になる、と言うことなんだが、。 こうすれば、16:9画面は今までより10インチもアップ出来る、と言うか、ネッシー間に入る大きさならもう少しいけるかもしれない。(先に約130と書いたのは、最終的にもう少し端数が出るかもしれないためである。) アップコンバートした4:3映像は仕方がないが、その他の4:3入力は、走査線の間隔幅の方が遥かに気になると思うので、つなぎ目のことは使用頻度からすると、多分無視出来るはずだ。 後は、設置の投影距離と、CRT管の焼き付きの程度による画角が許せば事は済む。 で、運良く写真のように、はこぶねのスクリーンは、ネッシーと完全に水平ラインに並んでおらず、今でも少し後ろ、と言うより、ネッシーが少し前に出ており、更にスクリーンも後ろに、まだ残り40センチ位壁まで距離があるので、リスニングポイントは殆ど変えないでも、もう少し大きいスクリーンを後ろに下げて設置することは可能。また更に、G70をもう15センチ程度は、リスニングポイント側後方に下げることで、130インチ4:3でも置けると踏んでいる。 G70は4:3で10インチ大きくすると、+約260mm距離が必要だったはず。これならどうにかなるだろう。 ところで、何故つなぎ目を1本ではなく、2本も入れるようなことをするのか?と言うと、これはG70の仕様上、常にセンターから上下シフトするからで、プロジェクターが違うと話は違って来る。
兎に角、今このようにして置けば、最終的に4:3映像を観なくなった時は、その線を基準に暗幕を張れば良い。目印があるので簡単だ(?)。 焼き付きについては、これはやってみないと分からないが、何とかなるだろう。。。(これは極めていい加減)
、、もう無茶苦茶な理屈と、強引な解決方法だが、自分が良ければそれで良いのだ。 勿論、有名マットスクリーンにすればもっと簡単なんだけど、まあ、良いじゃないですか、オイラのように変なヤツもいる、と言うことで、。 いや、オイラだけだろう、、。 |
![]() |