つれづれ日記

2004年

10月度

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2004/10/25
AVコントロールセンター SA-XR50 (その三)
 震災被害に遭われた新潟方面の方々には、謹んでお見舞い申し上げます。まだ余震も続いており、予断を許さない状態ですが、一日も早い復旧を心より願って止みません。

 今年は、「台風」「地震」と、世紀に残る記録的な惨事が多く、オーディオどころではないように思います。まだ被災地救助に大変な時に、趣味の話もどうかと思いますが、それでも見て頂いている方も居られますので、更新出来るうちは、その後の経過を綴って行きたく思いますので、宜しくお願い申し上げます。

 (但し、明日から事情により、しばらく更新出来ません。)

 

 

 さて、先日の接続構成に続き、使用したメディア環境も一応書いて置こう。まず、僕はオーディオについては、基本的に2CHステレオの音が何より重要だと言う考えから、CDソフトも出来るだけ録音のシンプルなもの、素性のハッキリしたものを選んだ。CD初期の頃の優秀録音や、生録CD-Rなどを使用させて頂く。理由は、音に対する「加工や仕掛け」がないからだ。だから、市販のメジャーポピュラーCDでは、どんな音になるか全然分からない。

 次に、SACDとDVD-Audio、DVD-Video、HDTVについては、これは手持ちの中で、個人的に優秀であると思うものを勝手に適当に選んだ。こちらは逆に最近のものしかない。また、ADについては、2000ZRのイコライザーから取り出したLINE出力を使うことにする。

 で、まずはS-747Aから光接続で、SA-XR50に繋いでスワン2本のみでCDを聴いてみる。。。初めてAVアンプを使うので、設定には少し時間が掛かったが、どうにか音は出た。

 でも、実はこのアンプ、正確な設定をしないと「低音部分」が出ない。デフォルトは、2CHで聴く設定にはなっていないのだ。聴けば音が変なので気が付くので、これに初めは悩んだ。(低音が出ない、と思ったら注意が必要。ポイントはリモコンのサブウーハーとSP設定。)

 設定を一通り終えて確認すると、僕の環境では、ボリューム位置は-18db前後付近になる。このアンプは、サブウーハー以外6〜16Ωまでの保証となっているので、4Ωは使えない。(スワンは8Ω。)このため、低インピーダンス負荷による音の変化は何とも言えないので注意して欲しい。(無理して壊しても知らない。)

 で、肝心のその音は、どうか?。

 まず、CDデジタル接続での印象は、中高域はしなやかで繊細で清々しく綺麗、と言うのが第一印象。音場は前に張り出す感じではなく、少し後ろに引いて深く広がる感じ。

 しかし、意外なことは、それでいて量感があるのにダンピングが良く、非常に引き締まったエネルギッシュでハードなインパクトのある低音だ!。音程明確で歯切れが良く、ダルなところがなく、クラフィンスピアノの低弦はびっくりする程分解してくる。これには少々驚いた、、。何か設定を間違えているんじゃないか?、トーンでブーストが入っているのか?と思った位だ。

 この低音の強烈な腰の強さは何とも不思議な感じだ。中高域が張り出さないからそう聴こえるのか?。(後でスペアナ撮ってみる必要があるな。。)

 そこで、PMA-390を今度は今まで通り、アナログ接続で繋いで聴いてみた。低音の分解能と押し出し感は、SA-XR50に分があるかもしれない、、、。SA-XR50の低音は、ズダンッ!と歯切れ良く来た後の立下りが極めて良く、瞬発力があり腰砕けにならない。爽快な位ピタリと決まる。個人的には、とても39800円のAVアンプとは思えない位だ。やはりデジタルアンプは魔物だ(?)。

 

 、、が、厳密に言うと中高域に関しては、ボーカルの質感、伸び、広がり、奥行き感、包み込むような音の霧と言うか、粒子の粒の細かさは、PMA-390がアナログらしい良さを出しているかもしれない。(好みと慣れもある)ただ、それでもこの軽く薄っぺらい筐体のアンプから、こんな馬力ある強力な低音が出るのは非常に魅力的だ。何でこのクラスでこんな低音が出るのか!?、、。これがデジタルアンプの回路設計での「技」と「音作り」なのか。大型のバックロードホーンで是非鳴らしたくなる。

 超高域、超低域については、SPがスワンなので16KHz以上、40Hz以下は分からないので、出来ればD-55などで聴いてみたい。(今のネッシーIIとサブウーハーでは、物理的に方式が違うので、インピーダンスの関係からも2CHでの検証は出来ない。)

 さて、、、ここでしばらく考えたが、ふと思い付いて、今度はSA-XR50にアナログ入力接続をして、デジタル入力と聴き比べてみた。どう考えても、この使い方は意味があるとは思えなかった。デジタルでシンプルに繋げるのが良い訳で、これからは更にHDMIだし、、。が、まあ一応、と思いやってみた。

 ところが、、である。

 あえて言えば、先に感じていた繊細だが何処となく粒があるような、綺麗だが一種の「ビット感」が取れて、更に繊細で切れの良い感じに、先述の豪快な低音が相まって、グンとレンジが広がった印象で、ワイドでパワフルでエネルギッシュで切れが良く聴こえるのである。

 この音の変化は面白い。

 僕の耳が、タコ耳であるのは周知の通り。でも、それにしても何故だ?。半分騙されているのじゃないか、と言う気もするが、兎に角、不思議だ。

 デジタル接続が売りのアンプだが、アナログ接続をすると、これまたその接続コードやCD-Pの音のキャラクターがそのまま残る。デジタル変換して再構築しても、元の良さは出るのか。いや、むしろ、場合によっては更にリフレッシュしたような感じになる部分もある。

 逆に言うと、デジタル出力なら何でも同じかと言うと、実はそうではないのじゃないか?と思ったりもしてくる。

 ここで、アホの独り言、、、。(まじめに読んではいけませぬ。)

 ある程度のオーディオ機器は、何処かで「音決め」をして発売されていると仮定すると、今までの機器はアナログアウトが主流なのか。仮にデジタルアウトがあっても、そこでの音決めはどのようにしているのか。そう言う話は、素人の僕は知る由もない。セパレート型にしても、基本的にはDACとセットで出来ている場合が多い。一体型については、デジタルアウトがどの程度の「音」なのかは把握されているのだろうか。

 データは計れば分かるだろう。でも、「理論的に正確なデータ」=「良い音」なのか?。勿論、音が良くてもズレて許容範囲を超えたら話にならないんだが、、。送られてくるデジタル信号が、既にその時点でオーディオで言うところの「個々の音色」を持っている可能性はないのか。

 個人的な体験だが、HTPCなどはデジタルで出てくる時点で、既に音が決まっているような節が、なんとなく感じる。D/Aに使うDACを高品位なものにしても、思った程音が良くならないのだ。それより送り出しのカードを換えたり、アプリを換える方が、変化が遥かに大きいのだ。

 

 ところでこのアンプ、CDのデジタル入力は、当然変換なしの44,1/16だが、アナログ入力は192/24からのAD/DA変換らしい、(確かじゃないけど)。これもプロセスとしては何か関係しているのか。。

 良質のアナログラインを入れれば、そのままこのアンプの持つ腰の強いキャラクターがプラスされて、独自の魅力が出る感じはある。

 しかも、この「値段で」である。これが一番恐ろしい。

 待てよ、、良質のデジタルを入れれば、本領を発揮するのだろうか??それとも、やはりデジタルもトータル品質のバランスを取らないと、正確な判定は出来ないのか。

 う〜ん、、どうもよく分からない、と言うより、僕に分かるわけないのだ。でも、これはこれで面白いアンプだ。ブラインドで黙って聴かされたら、「39800円のAVアンプ」と見破れる人が何人いるんだろうか、、、。

 そのうち、OFF会でイタズラしてみるかな(^_^;)。(コラコラ)

 

 まあ、僕のようなど素人のアホが考えても意味はないので、とっとと、今度はSACDとDVD-AudioとADをアナログ入力で聴いてみようか。まだやることが沢山あるのだから。

 AVアンプ買って2CHにこだわる辺りが、やっぱりオイラはズレてるなあ、、。(つづく)

 

 

 

 

2004/10/22
AVコントロールセンター SA-XR50 (その二)
 さあ、それでは本題に移ろうと思うのだけれど、まず、その前に二つだけお決まり事の注意を書いておきたい。

 一つは、無責任ながらもWebを運営していると、時に「ネタ」が他の方とダブルことがある。皆さん出来るだけかぶらないようにと苦労して考えて居られると思うのだが、これはむしろ、見て頂く側としては、ダブった方が色々情報が出て面白いし、色んな意見が聞けるのではないか、と最近思うようになった。だから、気にせずこれからも皆さんダブりませう。(笑)オーディオは楽しくなくては。

 好きな食べ物が同じなら、旨く食べるためには料理方法もある程度同じことを思いつく、と言うのと似ているので、何も人が焼いているから、自分は生で食べなければならないとか、違うものを食べないといけない、なんてことはないのだ。皆で楽しく意見交換致しませう♪。

 もう一つは、実際に僕がやって失敗しても、他の方がされると成功する場合もあると言う事だ。この時何が正しいかと言う解答は「やってみた本人だけにある」、と言うこと。

 これが一番重要で、絶対僕の書くことを全て鵜呑みにしないで欲しいのであります。m(__)m

 

 では、前置きはこの辺で本題突入。まず、実はもう一つ用意したものがある。それは左図下。何かと言うと、一般的な呼び名は「オーディオ・インターフェース」と言うんだそうな。楽器や録音に興味がないと、何だそりゃ?となるかもしれない。

 早い話が、PCと連携したハードディスクレコーディングを行うための、外付けの録音用マイクプリ&AD・DAコンバーター内蔵オーディオカードだ。まあ、PC用サウンドカードの類で、それが外付けになっているようなものである。写真はM-audioの「FireWire1814」。

 これはまず、当然だが基本は録音用機器だから、マイクをさせば入出力共に24Bit/192KHz対応で録音再生可能。しかも、FireWire(IEEE1394)接続により、そのままノートPCで手軽に高スペックのHDD生録音が出来て、更には、HTPCのサウンドカードとしても、DTS・AC3信号のパススルー&LPCM出力(同軸ならAAC出力もOKだった)が出来るのである。値段は67000円位で、DAT機程度か。

 しかし、これだけの機能でこの値段はまだ殆ど見かけない。もう少し安いものだと、192KHzに対応していないらしい。でも、何とも楽しいではありませんか、この手の玩具(?)は。。。(注:Windows XPのドライバーは、何故か我が家では少し同期がずれて、光出力出来ませんでした。)

 ただ、実は本当に欲しいものは、我らがフォステクスの「FR−2」だったのだが、お値段は3倍以上するので、録音素人には分不相応(-_-;)、と言うことで今回はこれにしたのだ。が、他にも候補はあるので、そのうちやってみるかな。。(オイオイ)

 で、もう何を考えているかお分かり頂けると思うのだが「聴いて・録って・観て」を、シンプルで高スペック、マルチメディアの再生までオールラウンドを手軽な値段で、、と言う都合のいい目論見なのである。(ホンマに巧く行くんかいな?)

 次に、肝心の実験機材と接続構成を書いてみよう。アンプは、今回の主役「SA-XR50」、スピーカーには、当然定番「スーパースワン」108ESII仕様(鉄リング付)で、CD/SACD/DVD-Audioプレーヤーに、ローコスト・マルチプレーヤーの「S-747A」を使い、2CHでCDを聴き、これをデンオンPMA−390のアンプと交換して聴き比べてみようと言う魂胆。

 コード類は、SPコードにはトゥイーター用バイワイアリングなどに使えるハイCPコード、オーディオクラフトQLX-100を使う。光ケーブルはサエク製の二種類ある安い方(OPC-Z1?型番忘れた)。RCAピンコードは、自作6N単線(くずてつさん考案タイプ)、同軸デジタルケーブルは、オルトフォンHIV-100。どれもオーディオ用としては、とんでもない値段ではないが、一応ちゃんとしたものを選んでみた。

 その後、リアSPにクレーン108ESII仕様、サブウーハーには、現用のSW−5MKII改として4.1CHでやってみる。本当はセンターSPを使い、5.1CH、欲を言えばバックセンターを使い、正規6.1CHのサラウンドがやってみたいが、スワンがもう一組ないので出来ない。以前スワンaを売るんじゃなかった、、と後悔。でも、そこはちゃんとアンプ側に設定があるので、ひとまずこれでやって行くことにする。

 もし、これである程度の結果が出るなら、メインのネッシーMKIIをL,Rとして、リアカノンをリア、バックセンターにクレーン、絵を無視する実験ならセンターにスワンか、二階のD-55を使うことを想定している。(まだやっていないんだけど、、)

 勿論、これは実験!、そして初体験の「お遊び」なので、そのつもりで、笑って許して(?)読んで頂きたいのであります。m(__)m(つづく)

 

 

 

 

2004/10/20
AVコントロールセンター SA-XR50 (その一)
 さて、ちょっと間が空いてしまったが、先週から予想外の出張となって大慌てだった。やらなきゃならん事が山程出来て、全然オーディオどころではなくなってしまった。

 何でこんな時に、、と思っていたら、昨日、今度は本当にどうかしているんじゃないか?という位恐るべき台風がやって来た。

 正直これは本当に凄かった。我が家も、終にキッチンの換気扇から雨漏りして往生した。てんやわんやである。おまけに停電二連発。

 こりゃあ早急に補修が必要だ。何しろ直ぐに次の台風がやって来る。

 ところで、皆さんはご無事だったでしょうか??県内至る所で凄いことになっていたんですけど、、、、。

 

 だから、こんな時にオーディオどころではないのだが、そのままというわけにもいかないので、少しだけ経過を書いてみよう。。。

 あまり進んでいないのだが、先日の「はこぶね史上初」のある物とは、、、

 それは左図、AVコントロールセンター 「SA-XR50」と言う、早い話がAVアンプである。実売39800円程度の相場が主流。

 な〜んだ、ローコストAVアンプか、、。と思われるかもしれないが、ところがどっこい!実はこれ、少々訳ありの品物。

 このアンプが今までのローコストAVアンプと違う点は、何と入力からスピーカー出力までが、全てフルデジタルと言う、完全デジタルAVアンプなのだ。しかもこの値段でである。

 今までの概念だと、どうしてもアナログアンプと言うのは、基本的な回路はある程度決まっている。勿論色々な工夫によって、音の向上を行ってきたはずだが、それでも基本は同じだ。

 そうなると、後は部品の品質や物量がものを言う。すると、当然だがお高くなるのは必至。

 ちょっと乱暴な言い方だが、じゃあHMA-9500とTA-N1を比べて、その歳月と値段の差があるのか?と言われると、全然違っているぞ!とは胸を張って僕は言えない。

 

 でも、デジタルアンプの場合は、その概念が通用しないことがある。それは使っている部品がコロコロ精度を簡単に上げてしまうからだ。アナログでは考えられない。

 

 で、マトリクスサラウンド派の僕としては、いきなり高いデジタルAVアンプを買うわけはない、でも、ずっと縁がないのも寂しい(?)し、オーディオビジュアルが趣味として成り立つのは、ローコストが普及するから高級機が成り立つとも思っている部分がある。

 、そこで、過去のデンオンPMA-390クラスのものなら実験してみてもいいかな、と思ったので、今回は初の5,1CHもやってみようかと手を出したのだ。(アホである)

 ただ、今回は一応発展も考えてある。それは、「聞く側」の趣味と、「撮る側」、「観る側」、の全ての融合なのだ。

 それはまた明日、、(つづく)←コラ<`〜´>

 おさぼり、、です。(-_-;)

 

 

 

 

2004/10/11
はこぶね史上初
 世の中何でもそうだが、自分で経験しないと本当の事は分からない。当たり前だが、人は人、自分は自分で、感じ方は全然違うからだ。

 時には砂糖を舐めて、「辛い」と言う人も世の中にはいるかもしれない。 、、なわけない、か。

 でも、スイカが甘すぎて、絶対食べられないと言う人は知っている。

 

 オーディオ、ビジュアルなんて趣味は、個人の感じ方が一番重要なのは周知の通り。

  では何を信じるか?、、、それは自分の「感覚」しかいない。これは知識や技術に長けているかどうかは関係ない。自分の持つ、生理的なものだから。

 自分が良いと感じれば、それでメデタシ、完結である。逆に、好きになれないと感じたら、どんな高価なものでも自分にとっては、「駄目」なものと言う事になる。

 

 僕の以前の先入観からすると、例えばPCからまともな音や絵が出るのか?と思っていた。あのノイズだらけ、接点だらけの物を、神聖なリスニングルームに置くのは鳥肌が立ちそうだった。

 でも、音は別にしても、絵については実際やってみて驚いた。特に、HDコンテンツなんてものを観ると、自分の中にあった、ある先入観が崩壊してしまった。

 まあ、そう言う訳で、何事もやらずに語るなと言うことだ。

 

 ただ、ここで問題なことは、自分で金を払ってやってみるしかない、と言うこと。

 この点では、長岡先生不在の今は、非常に悩ましい、、。

 

 さて、そう言う訳で、今日はあるものを購入した。何かと言うと、、、、これは次回のお楽しみ。m(__)m

 モザイクをかける程のものではないので、写真が少し暗いだけで、殆どバレバレなんだけど、、。

 ま、全て機材が揃っていないのだが、一応「はこぶね史上初」の試みにはなる。。。(つづく)

 

 

 

 

2004/10/06
それでも何かをする人ぞ
 色々あって更新中断は何時もの事、、だが、今回は本当に色々あった。まず、あろう事か、先日体調不良から受けた検査結果から、今週末に再検査を言い渡された。こりゃまずい、、。

 当然、精神的に大きく圧し掛かるので、気分はブルー。。。大丈夫かねえ、。

 そこへ来て、驚いているのが「流離いの旅人さん」の突然のWeb閉鎖。これには正直びっくり。閉鎖するならオイラのとこだろうと、言われそうだが。まあ、人間、時には休養も必要なので、しばらく休んで頂いて、復活を願おう。

 そう思っている今日、今度は関東地方で大きな地震があって、ヒヤッとした。台風の次は今度は地震か。もう、デイ・アフター・トゥモローなんてお遊びじゃ済まない。

 今年は大変だ、、、。

 

 さて、オイラも休養を、、、てなわけには行かないかなぁ?(-_-;)

 

 で、僕はもともとじっとしていない方だが、行動は遅いと言う、独特の性格のなので、何やら良からぬ(?)ことを考えている。以前SY-99さんがお越しになられてから、実は最近録音関係の雑誌を読むようになった。

 CDの優秀録音を聴いて楽しむのは、オーディオで、今まで通りだ。でも、録音と言う観点から、色々過程を楽しむと言うのもオーディオの楽しみである。

 特に、何故そのような音になるのか、または実際は違うのだが、聴くとそのように聴こえると言う、一種の技のようなものを聴き比べて楽しむ、と言うことが理解出来るようになって非常に興味が湧いている。

 例えばあるCD、猛烈な優秀録音だとする。多分デッキダイレクトからマスターを作成して、直ぐにCD化されたのだろう、、と勝手に想像していた。

 ところが、ある日それの作成者から、一度HDDに落として、イコライジングやノイズ除去を行って、ある意味「加工」してあると聞かされた。(SY-99さんのCD-Rは完全無加工)

 で、本当にダイレクト録音であると言うものと聴き比べてみると、なるほど確かに違う!、暗騒音の何とも言えない空気感と言うか、肌で感じるような埃っぽさのようなものが、ダイレクトで無加工のCDにはあった。上記のHDD編集の場合は、空間の表現は凄く、余韻も素晴らしい程聴こえる、が、殆ど楽器と残響のみで、マイクが拾う微妙なノイズや暗騒音(気にしないと分からない位のレベル)がないことに気が付く。

 ここで初めてそれに気が付かされる。なるほどなあ、、と。オーディオマニア、なんて自分で言っているが、まだまだとんでもない。アオい、アオ過ぎる、と自戒反省するのだ。。。全然分かってないのだ。

 

 まあ、そう言うわけで、それなら自分で経験して勉強してみよう。勿論、ど素人の僕がやるのだから、まったく進歩はないかもしれないが、それでも一応自分なりのこだわりでやってみようか、と言うことなんだが、、。

 ロクなことにはならないだろうが、それでもまずはやってみるか。だって、素人なんだから、。 

 

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