つれづれ日記

2004年

2月度

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2004/02/27
お決まりの結末
 やっと体調が戻ってきたが、今年の風邪にはかなり往生した。結局、体調が戻るまでに1週間近くかかってしまったが、まだ十分でもない。

 以前長岡先生が言われていた通りで、2、3日大人しく寝ていれば良いのに、誤魔化すように風邪薬など飲んで、無理して仕事に行くものだから、直りが悪いのである。まあ、2、3日寝ている余裕が無いのだから仕方がないんだけど、。

 で、それは良いとして、やっとG70の故障診断に取り掛かることにした。何しろ家主よろしく、こちらまで直りが悪いのは困るので、今回は問題箇所を特定するために、入力ボードを幾つか集めてテストしてからサービス来訪と言う手順にしたのだ。

 本当はIFB-1400がもう一枚だけ予備があれば話が早かったのだが、これがどうしても見つからなかった。メーカーにさえもテスト機もないんだそうだ。実はこれを探すだけに凄く時間が掛かったのだが、結局IFB-1400は見つからなかった。

 そこで、次善の対応として仕方なく、IFB-1400の代わりに、オプションボードのIFB-12初期タイプ、IFB-12後期タイプ、IFB-12Aと用意して、入力Bにそれぞれ差し替えて、G70かボード側のどちらに不良原因があるのかを調べてみることにした。、、が、これがまた入手に苦労した。

 結局、ある方からお借りしたIFB-12と12Aを一枚づつと、takechanさんのお力添えにより、もう一枚IFB-12を中古で自分用に入手することが出来たのだ。

(takechanさん有難う御座いました。m(__)m)

 でも、実を言うと僕はIFB-12を始めて使うので、入手してからも設定が分からないのでこれまた手間取った。G70は標準ボードで、525P以外の殆どの信号に対応するので、今まで個人的には用がなかったからである。

 さて、この増設ボードには設定スイッチが幾つかあるのだが、今回は中古のボードなので説明書がない。それから同じ3管のVPH-12××シリーズとは、同じ設定でも動作がまったく違うので大いに悩んだ。G70で使うと、IFB-12のデップスイッチは一切無視されるのだが、クランプ等は基盤のスイッチが優先するのである。

 また、IFB-12は、G70の本体標準ボードとは少し仕様も違うので、リモコンでの設定も違い、更にIFB-12も製造時期により、基盤のスイッチがかなり違うので色々奮闘してしまった。予告なき変更は、家庭用機以上に業務用機では多いのである。

 そう言う訳で、はっきりした正しい設定にこぎつけて、テストが出来るまでに時間が掛かったのである。(拡大写真は○ークション系で悪用の恐れがないとも言えないので今回は載せないが、兎に角マニュアル配列とはかなり違う。)

 何でも自分で経験してみることが大切だと痛感した。3管はやっぱり難しい、、。ま、これが面白いとも言えるのも確かなんだけど、。

 で、まず自分用に入手した中古ボードは、正しい設定で使うと、非常に安定していて程度は良かった。RGBで1920×1440 72Hz、なんて言う8インチ管G70の限界まで入力しても、絵は不安定な所はまったくなくビクともしない。標準ボード側よりもジラつきが少なく安定しているような気さえする。

 3管を使ったことがない人には分かり難いと思うが、これは相当に高い周波数である。太古のプロジェクターなんて言う人もいるが、それでも流石は業務用マルチスキャンだ。高周波数でもちゃんとロックする、かわいい奴だ。

 さて、次にもう一枚、ある方からお借りした、新品IFB-12と12Aも挿してみたが、こちらも殆ど同じように問題なく動作して、G70側には例のノイズもなく、不審な点は感じられなかった。

 確かに僕のG70は、電源投入後直ぐに絵を出すと、たまにフラッシング現象が出る事があるが、これは何でだか分からない。また、これはソースの種類にもよるので、G70だけの問題ではないのかもしれない。よく分からん、、。

 さて、その後今度は元のIFB-1400に挿し替えてみたが、これが何と例のノイズが出なくなったのだ!。何じゃこりゃ!?

 しばらく色々観ていたが、なーんにも無かったように、元通りのG70の525Pの絵に戻ってしまった。さっぱり訳が分からん。。

 一体何が原因で、以前HDTVを繋いでいる時にだけノイズが出たんだろうか、、。アンテナのノイズを拾っていたのか、それとも近所のアマチュア無線マニア(鉄塔100メートル位建てている凄い奴がいる)の妨害電波か?。

 症状が出なくなったので、まあ良しとしたいところだが、気持ちはすっきりしない。

 でも、状況判断から総合すると、何となくIFB-1400が怪しいような気もするが、結局原因は全然不明のまま迷宮入りとなってしまった。

 しかし、このままでは不安なので、後日G70は、オーバーホールして一部バージョンUPすることに決定した。(内容はまだ詳しく書けない)

 ま、とにかくサービスに来て貰うことにはなったので、またその後の経過をアップしたい。でも、何とも気分は複雑だ。またしても「お決まりの結末」だ。

 そう、幽霊は嫌いだ、、。 

 

 

 

 

2004/02/20
今度はオイラが、、
 さて、色々出来事があったが、やっと落ち着いたので、G70の最終故障診断をしようと、入力ボードを3種類入手して取り掛かった、、。安心してVAするためには、これはどうしてもカタを付けなければいけないのである。

 しかし、これがどう〜も、はこぶね内が寒い。G70の後ろに座っていると、ファンの風がビュービュー吹いてきて、冷えるのである。毎年の事だが、これが体に良くないので、案の定今度はオイラがひいてしまった、、。

 そう、風邪でダウンである。何をやっているんでしょうか、、、。(-_-;)

 どうでもいいが、熱が凄い。でも、個人的に風邪薬はどうも苦手だ。飲むと後で胃の調子が悪くなるのである。

 兎に角、今日はひたすら寝るのである。

 

 

 

 

2004/02/15
測定グッズマニア?
 僕は以前、「貴方は測定マニアだねえ〜」と、ある方に冗談を言われた事がある。

 勿論気心の知れた方なので、皮肉ではなくて、まったくの「しょうがないなあ」的な温かい言葉だった。

 測定するのが趣味と言うことだが、でも、これはかなり当たっているかもしれない。何しろ、三和のスペアナをアンプを買う前に導入してみたり、チェックディスクを多数集めてみたり、と、その手の機材を見ると何となく興味が沸くのである。別に数字にこだわりがあるわけではないのだが、オモチャのようで楽しいのである。

 で、今回も妙〜なものを仕入れてしまった、、。5.1CHをやっていない癖に、何ともいい加減な性分だが、DVDの5.1CHサラウンド測定用ディスクと騒音計のセットと、更にはDVDの画質調整用ソフトである。雑誌で紹介されているので、知っている人は多いかもしれない。

 ところで、本来趣味としての「音」や「画」は、測定してナンボの世界ではない。自分がどう感じるかが全てのはずだ。測らなければ分からないようでは、オーディオなんかやる価値はないと言われるかもしれない。

 でも、今日は少しまじめな話を書いてみようと思う。(ウソ)

 まず、僕が初めてオーディオを始めたのは、マニアとしては遅くて高校生の時だった。また、僕は進学校の普通科に通っていたので、工業系や電気系の知識はまったくなかった。僕と同年代の普通科に通っていた人なら分かると思うが、当時普通科と言うのは「使えない&実用的でない」科なのである。今はどうだか知らんけど、、。

 そして、他のページ(はこぶねとは?)でも書いたが、当時やっと親のOKを貰って、初めてオーディオと言う世界を体験したのである。初めてのシスコン(死語)スピーカーに、嬉しくて寝られない程だった。(システムコンポーネントまたは、バラコンとも言ったっけ。)

 ただ、喜んでいたのもつかの間で、友人が時を同じくして、オーディオ機器を買って貰ったと言うので、これを聴きに行って驚いた。シャープでハードでスカッと抜ける爽快な音だったのである。しかも、これが同じメーカーの一つ型番が上のクラスだった。栄華のゴキュッパ(59,800円)時代の頃の代物だ。しかも、今を時めく新生リボンツイーター!だ。

 正直出し抜かれた感じでショックだった、、。何故なら、オーディオの道に僕を唆したのはコイツだったのだ。僕が買ったスピーカーも、コイツが薦めたものだったのである。その癖、自分は上のクラスを買っているなんて、、、。当時流行りのリボンツイーターがシャープに炸裂していて、なーんでこんなに良い音がするんだろう、グレードが違うからか、、つまんね〜なあ、と心の中で思ったものだった。で、空しい気分で、「今後は何時か金を貯めて凄いのを買ってやる!」と子供心に思ったものだった。

 でも、このままだったら多分僕はオーディオに飽きていると思う。単なる高級志向で終わりだったと思う。それは、ここからオーディオにおいて決定的な経験をするからだ。何でもそうだが、「劣等感」、「ハングリー精神」、「悩み」、は時として人生に大きな利益を与えてくれるのかもしれない。いや、道を踏み外すのかな、、。

 その後、ひたすらその自分のさえない音に悩み、半年近く経った頃、あるオーディオショップで、自分と同じSPを聴く機会があった。

 どうせ少し暗い音がするんだろうな、、と思いながら耳を傾けると、これが実にスカッと高域が抜けるので驚いた!。例の友人のSPよりスケールは小ぶりだが(口径が違うため)、それでも、明らかに自分のSPとは音が違うのである。更には低域も伸びているようにさえ聴こえるのである。

 そこで、当時スーパーウーハーが流行っていたので、せっせと貯めた小遣いで、思い切って店員に相談して、ヤマハの3万円位のサブウーハーを買うことにしたのである。高域に不満があるのに、何でウーハーなの?と言うのには、実は大きな訳があった。

 この店で買うと、トリオ製の本格的スペアナでF特を測定をしてくれると言うサービスをやっていたのである。そこで、早速やって貰ったのだが、これが何と、今までの自分の感覚的な悩みと、その事実関係が判明したのである。

 それは、何と!僕のSPのツイーターは、「内部配線が逆相」に繋がれていたのである、、、。暗いと感じていた音は、耳のせいでも、値段でも、使いこなしでもなかったのである。明らかに高域がクロス付近から位相ズレを起して落ちていたのだった。測定器は嘘をつかないのである。鳴ってはいるが、完全にハイ落ちだったのだ。

 お店曰く、「これは一種の結線ミスで初期不良ですね」と、。

 何とも以外な事実だった。耳が感じていたことは正しかったのである。でも、それを「何処がどうおかしいのか?」と言うことを判定出来なかったのである。そして、時間が経っていたので、SPを新品交換は出来なかったが、メーカーから接続配線図を取り寄せて貰い、確認すると確かに間違っていたことが分かった。

 何でこんなことが、、折角買って貰った初めてのコンポに、、と信じられない気持ちだった。素朴で真面目な高校生だったので(ウソ)泣き寝入りである。今ならメーカーを相手取って暴れているかもしれないかな?(^_^;)

 で、その後今度は、その当時興味を持ち始めた自作スピーカーのことで、初めて長岡先生に質問の手紙を書いたのである。(懐かしい、、)事情を細かく書いてお送りしたら、先生はお返事をくださったのである。

 それには確か、「これは難しい問題です。強ち間違いとも言い切れません。始め設計時点では逆相が正しい設定であったものが、その後ツイーターの特性変化により変更された可能性もあります。ツイーターは生き物のようなところがあり、時間が経つと正相が良いか逆相が良いか変るツイーターがありますので、私にはこのようなことは珍しくありません」と。。

 うーん、、蘇って来るなあ、あの文章の切れ味。更に自作ならではの経験の豊富さと、ブラックボックスをひっくり返す説得力。

 そして、大学に上がった僕は、早速秋葉原のフォステクスのショールームへ直行。で、ここで初めて○藤さんのエスコートにより、D-70、D-101(スワンオリジナル)、ダック、と聴いて驚いた。特に、D-70の爽快な浸透力のある高域と、ダックの大きさからは考えられないような、Fレンジに感動したのである。(当時方舟はまだ出来ていなかった。)

 で、、、ここからは坂を転がるように(?)、この道にハマってしまったのは言うまでもない。m(__)m

 そして、大学卒業後は郷里に帰り、社会人になった僕は、せっせとスペアナを買うべく貯金をして、やっと三和のスペアナを買ったのである。

 これでメデタシか?と言うと、これが全然違うのである。それは、測定データーの「捕らえ方」が重要だと言うことを知るのだった、、。

 測定器にも使いこなしが必要なのである。そして、これが非常に重要で勉強になることが多いのである。

 不思議なことは、測定結果が必ずしも全て音に直接影響していないことがあると言うこと。調整の参考には大変便利だが、最後は自分で聴いて判断するようにしないといけないと言うことを、身を持って知ると同時に、相反するようだが、「故障診断と調整確認には測定器は絶対有利」だと言う持論も出来た。

 何故なら、これがあれば、妙なオカルト方向や疑心暗鬼で悩むことはなくなる。トンチンカンなことをしなくて済むのである。

 耳または目で決めることは必要、でも、測定は測定で得るものもあるのだ。

 さあ、やってみようかな、、今回のセットが実用になれば、SP自作にも安価なので朗報かもしれないし、、。測定マニアの心はトキメク!?

 

 

 

 

2004/02/11
親孝行

 さて、いつも忙しいとブーたれている僕だが、先週はそれどころではなかった。

 私的なことだが、実は先日、我家の親父が風邪を引いていた、。が、これが尋常ではない程容態が悪くてハラハラした。4日間位寝たきりとなって熱が凄い。喋れない程衰弱しており、初めて見る光景だった。

 親父も長岡先生と同じく、昭和一桁世代なので、かなり高齢だ。ただ、元々僕とは違い、若い頃から強烈に鍛えていたスポーツマン上がりの、「病気無縁」の「古風頑固一徹」な性分なので、大の病院嫌いである。

 でも、この歳で風邪をひくと肺炎になりやすいし、インフルエンザかもしれない。正直今回は腹を括った、、。オーディオどころではない。本当にヤバいと思った、、。

 そこで、どうにか病院に連れて行こうとしたが、言う事を聞かない。「死にゃあ、せん!」と完全に拒むのでどうしようもない。数人で担いで行こうと、計画していたら今度は激怒である、。

 もうこれは無理だと諦めたら、どうにか5日後から復帰して来た。何とか今になってテレビを見始めたので、大きく胸を撫で下ろしたが、流石に今回はびっくりした。

 まあ、確かに昔から体は強い方だと認めているが、それでもやっぱり心配なものだ。「親孝行、したい時には親は無し」、と言うではないか。

 親の迷惑顧みず、オーディオにハマって「はこぶね」を建てたりしてしまった親不孝の僕だが、今度ばかりは少し反省、、。

 で、急に何か今のうちにしてやれることが無いかと考えたが、そう言えば「WOWOWが見れん!蔵(はこぶねのこと)の中に持って行きやがって!」とブーブー言っていたし、寂しそうにアナログの民放を仕方なく観ていたのを思い出して、早速購入したのが左の「epステーションWOWOW仕様」である。

 これを居間の古いが、一応1125本ハイビジョン対応のマルチスキャンテレビに繋いで観られるようにしたのである。まあ、文句を言わなくなったので一応許して貰おう。

 でも、何で「はこぶね」に置いてあるんだ!と言われそうだが、これは僕の性分なのである。そう、一応画質音質のテストだけはしっかりやってしまった。、勿論容態が落ち着いてからだけど。

 とか、、、言いながらこれまたオーディオじゃないか!またしても親不孝か?(-_-;)。

 まあ、大事に至らなかったので何よりだが、まだ注意は必要である。食事がまだ危ういのである。大丈夫だろうか、、、。

 で、少しだけインプレを書くと、これは東芝製のOEMらしいが、画質は前回購入した松下製に比べると、解像度感はほぼ同等で繊細な輪郭は優秀。居間のテレビよりは、G70で真価を発揮していた。更に少し絵全体のゲインが高い感じで、僅かに色が薄くて黒浮きになる所もあるが、それでも明るく力のある絵は僕の好みの方向。また、音も松下製に比べると低音の力はこちらの方があるようでヨロシイ。

 値段も現在WOWOW加入が前提だが、それでもHDD搭載でハイビジョン録画OKで19,800円なのでお買い得だ。唯一の欠点は録画したものを移動出来ない点か。今回は実は45センチのアンテナも仕入れたのだ。(これは5000円位)

 でも、画質はまずまずなので交換しようかな、、はこぶねのやつと、。

 こら!親不孝もの!m(__)m

 皆さんも風邪にはお気をつけください。

 

 

 

 

2004/02/05
工夫は必要
 さて、かなり時間が経ってしまったが、色々と別ネタだけは仕入れた。でも、今度はまとめる時間がない。(何だそれは?)何しろスケジュールがハード過ぎるのである。

 で、マランツ「RC1400」の経過はどうか、。まず、写真が我家のはこぶねのリモコン群の一部。一部と言うのは、更にまだ時々しか使わないものがあるのだ。

 しかし、、それにしても、我ながら凄い数だと思う、、。特にHTPCは、単体販売の便利そうなモノを見つけると、つい安いので買って試してみたくなるので、増える原因になっている。多いと文句を言いながら買っているのは、それだけ満足出来る仕様のものが見つからないからだとも言える。

 ま、それはいいとして、色々試してみたが、マランツ「RC1400」は以下の条件を考慮しながら使ってみたが、果たしてどうか?。

1、まず、どうしてもHTPCを「専用機」のような使用感にしたい。マウスは多少使っても良いが、キーボードは、絶対使いたくない。写真に写っているキーボードは、海外製の怪しいリモコンタイプだが、個人的にはPCっぽいので嫌いだ。

2、絶対に「自照式」であり、ボタン名が光って実用になるかどうか。文字が見えない自照式は無意味だ。(デノンなど)

3、流行りのマクロ機能はあると便利だが、個人的には必要ないが、オーディオ系と映像系は単独でも全てコントロールしたい。(使っている機器のリモコンは全て覚えて欲しい)

 この中で、2については、マランツ「RC1400」はクリアしている。高級感のある方ではないが、決して安っぽくもない独特な色とデザインで、ブルーのバックライトが控えめでおとなしい。でも、我家のように真っ暗な環境で使うと、明るさは丁度良いので優秀。

 だだ、液晶ディスプレーの文字が英語で、もう一つ小さくて見難いのは惜しい。一昔前のPHSの感じだ。多分、これは元が英語圏で使うような作り(他国での販売)になっているからだと思う。箱には、メイド・イン・インドネシア、と書いてあり、英語の説明の上に日本語シールを貼っている。

 次に、手に持った感じはどうかと言うと、これはまずまず合格である。単4電池3本なので、何より軽いのが大きなアドバンテージだ。欲を言えば、ライト点灯ボタンは、デノンA-1のリモコンのように、側面に付けて欲しかった(この点はA-1のリモコンは気が効いていて優秀)。マランツのライトオンスイッチは、場所が本体一番下に二個、蓄光式が付いているのだが、僅かに手で持ち替えることが必要。また、再生ボタンの位置が真ん中より少し下にあるのが惜しいかな、、。

 これは殆どのリモコンに言えることだが、何故番号キーを真ん中に配置するのか疑問だ。テレビの感覚なのだと思うが、首都圏に住んでいればこれで良いのかもしれないが、地方の場合は、+、-、のチャンネルキーの方が使う頻度が高いのである。CD-Pだって、むしろスキップの方が使う比率は高いと思うのだが、皆さんはどうだろうか?

 さて、今度は実際に各種の機器に使ってみたが、キーコード表と言うのがあらかじめ記憶されているので、その中からデノンを選んで使ってみたが、残念ながらA-1には反応しなっかった。その他かなりの数の用意されたキーコードがあらかじめあるのだが、我家の機材は全てハズレた。結局、全て自分で登録しないと駄目なのである。まあ、これは持っている機器の問題だから仕方が無いだろう。

 そこで、実際に個別登録をして行く事にする。

 まず、HTPC用のリモコンを記憶させようとしたが、これがなかなか上手く行かない。テストに使ったのは、Win DVDの旧型リモコンと、Power DVDの新、旧、両方のリモコンと、オールインワンダーと言うATI社のリモコン(これは電波式なので無理なのは分かっていたんだけど、、)。この他にもWin DVDの新型リモコンもあるだが、これは再生ボタンとポーズボタンが同じキーなので今回は試さなかった。

 で、持っているHTPC用のリモコンを記憶させようとしたが、これが次から次へと殆ど全滅でショックだった。

 HTPCは無理かなあ、、と思いながら諦めかけていたが、マランツはPower DVDの旧タイプリモコンのみは覚えた。ぎりぎりセーフでホッとした。案外沢山買っていたのが正解だったことになる。他は、どうしてもエラーが出て覚えなかった。こうなるとPower DVDを使っている人ならいいが、その他のソフトを使っている人には困るだろう。

 でも、僕はこれでもOKなのだ。それは、僕はHTPCに、Zoom Playerと言う、自分の好きなプレーヤーの「絵」と「音」を組み合わせることが出来ると言う、ワガママな要求に応えるソフトを使っているからだ(求めれば世の中にはあるもんだ)。これは海外製のソフトだが、個人的には天才的なソフトだと思っている。また、これの凄いところは、使っているリモコンのキーをスキャンして、それぞれ自分でテキストファイルに登録すると、例えばWin DVDのリモコンがZoom Playerで使えるようになるので凄く便利なのである。

 このため、今回はPower DVDのキーでZoom Playerに登録して使えるようにしてみたが、ポーズボタン(エンタ)だけが上手く行かないが、その他は自分の要求通り、晴れてフルコントロール出来るようになった。(よし、いいぞ!。HTPCはこれでいける)

 さて、次はオーディオ機器だ。まず、デノン、TEAC、松下製OEMのBSチューナー、そして、肝心のアキュフェーズ、とやってみたが、メーカーによっては何回か失敗するものもあったが、やっているとどうにか全て成功した。一度で諦めてはいけないのである。

 余談だが、アキュフェーズのリモコンは1発で覚えてくれるので感心してしまった。こう言うところまでアキュフェーズ側が考えているんだろうか?と、妙なことを想像してしまった。(多分偶然なんだろうけど)

 ただ、ケンウッドのリモコンは覚えない、と言う噂も聞いているので、オーディオ機器なら全てOKと言う訳ではないので注意は必要らしい。

 また、自分で登録する場合は、どこに何を登録するかをよく考えないといけない。工夫が必要なのだ。例えば、アンプのセレクターをリモコンのセレクターと同じに記憶すると、アンプがリモコンボリュームの場合は、それぞれのセレクターごとにボリュームを登録しないといけない。これはやれば分かるが、リモコンのアンプセレクターだけにボリュームを登録すると、一々マランツのセレクターをアンプに選び直さないといけないからだ。(買わないと分からないかな?)

 兎に角、カスタマイズして使う以上、工夫は必要だと言うこと。これが本来の仕様だからだ。

 でも、マランツ「RC1400」によって、今までのリモコンごった煮状態から開放されたので、個人的に満足度は非常に大きかった。ボタンの使用感もまずまずだし、値段からすると機能は抜群のハイCPと言える。これで全てのリモコンは、引き出しの中に入れておけるので、個人的には超お勧めである。

 勿論100点万点とは言えないが、それを望むならリモコンも自作しかないだろう。

 でも、リモコンの自作なんて出来るんだろうか?

 素朴な疑問なんだけれど、何方かそんなキットをご存知でしょうか?

 、、ってな事を言って、まさか、また買うんじゃないだろうな、「リモコン」。 

 

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