つれづれ日記

2003年

10月度

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2003/10/31
やっぱり書こう
 さて、今日で10月も終わりだ。色々悩んだが、最終的にこれはオーディオにとって、有意義であると個人的に思うので、取り上げることにした。何かと言うと、先日書いたDVD-AUDIOの作成についての感想だ。

 また、個人的に非常に勉強になった事が沢山あったのである。以前DVD-VIDEOを作成したら、やはりDVDに対する知識は非常に深まった。DDがどうして音がイマイチなのか、絵、音、共に満足するものが何故なかなか出来ないのか、と言う訳も身にしみて分かって来た。4.7Gでは足りないのを、限界までプロは努力して頑張っているのだ、と言うことも分かったのである。

 但し、断って置きたいのは、僕のページは素人のオーディオ趣味のページであるので、プロオーディオは愚か、PCのことも良く分からないし、細かい事を聞かれても質問にはお答え出来ない。また、間違っている部分も多くあると思うので、ご理解を頂きたいと思います、またご指摘頂けると有難いのであります。m(__)m

 そしてまた、一番この趣味の「敵」である、コピーネタに悪用されては困るので、その部分には一切触れないので内容が非常に分かり難いかもしれないのでご了承頂きたい。それは、「ここはどうなの?」と言う質問が来ると思われることを書いていないのである。「ルールは守る!」が僕のオーディオへの姿勢だからだ。

 だから取り上げるのは、自分の生録音と、LPの個人だけのリマスターだ。このリマスターも僕以外の、例えば友人にも渡してはいけないのである。僕だけのものである。

 で、まず今回行ったのは、先日のADモーターのトラブルがあって危機感を感じたので、一番機器の状態の良い時期に、お気に入りLPの音を何枚か保存して置いても損はない、と思ったので、アナログをDVD-AUDIOにしてみた。

 それから、僕は楽器が出来ないので、はこぶね内で自分で金属板を叩いたり声を出したりして、人には見せられない狂人のような即興を測定用マイクRP3800Eで、PCにダイレクトで録ると言うことやった。(アホである)

 誰か我家で自作曲をバイオリンで弾いてくれると良いんだがなあ、、。これなら人に渡せるのだが。

 さて、使用したPCは、HTPCとは別のPentium4 2.6CGHZ(FSB800)、デュアルメモリー512MB、シリアルATA HDD80G、と現状ではまあまあ標準的なPCに、RME96/8 PST及び同PROと、Prodigy192と言うサウンドカード。これに元の音源をアナログ入力で入れて、それを44.1/16と96/24、192/24、の3種類作ってDVD-AUDIOを作成した。全て再変換なしでダイレクトでやってみたので時間は掛かった。(アホである)

 また、使ったサウンドカードはコンシューマー向けだが、一応レコーディングカードなので、ボリュームのコントロールが出来ず、これに凄く悩んだ。LINE入力だと音源によっては、ピークで歪むのである。しかし、アプリケーションにはコントロール出来ると書いてあるが、OS上からはどうやっても出来ない。

 実は、このカード群は前段にミキサーが必要になると言うか、それが前提なのを知らなかったのである。もっと安い一般のサウンドカードなら出来るが、これは一応「セミプロ用」だったのである。(-_-;)知らなかった自分が情けない、、。(アホである)

 しかし、フォステクスなどのミキサーをわざわざ買うのはなあ〜、、と思い、ここで止めかけた。これが一番重要だからだ。劣化なくゲインを下げるにはデジタルボリュームやOS上からのコントロールでは駄目。そうなるとボリューム付き外付けIEEE1394タイプの、ローランドなどのサウンドカードがいる。それでも値段相応にはなるだろう。

 アホらしい、やーめた!、、と思い数日経ったある日。CDを聴こうとアンプのボリュームを上げた途端に気が付いた。

 自分はやっぱりアホである、、心底そう思った。音質劣化極小でゲインコントロールが出来るボリュームなんて、素人に縁があるわけないよなあ、、ン?ちょっと待て、ここにあるじゃねいか!。オマエは何を考えているんだ、C-2800のプリアウトを使えば良いのじゃないか。

 やっぱりアホである、、。

 で、試行錯誤で色々時間を掛けてやってみたが、結局サウンドカードのAD/DA変換のチップのクオリティーがかなり影響している感じだった。ワードシンクは使っていないのだが、そのせいかどうか分からないが、必ず192/24が最も良いとも限らないのである。また、多くの機器、接続コード、更には使うDVDメディアで随分音が違うのである。プロのレコーディングの難しさを垣間見た感じだ。こりゃプロは本当に大変だ!。

 また、今回使用のサウンドカードRME96/8は、個人的には自分の環境のHTPCで使うと、音は僅かに大味でイマイチなのでサブで使っているが、これはアプリのせいだと言うのが良く分かった。Prodigy192は最新ドライバーならサポートは対象外だが192/24で録れるのだけれど、やはりRMEの方が、96/24まででも音は数段上だった。元の音に近いのである。

 しかし、それでも同じカード同士で比べると分かるが、明らかに44.1/16と192/24または96/24は音質には差があって、どうせならDVD-AUDIOで残して置きたい気になったのは事実だった。やっぱり音は良いのである!。マニアなら実際に音を聴くと、絶対この音を選ぶと思う。音を聴いたらCD-Rに保存しようとは思わなくなるのである。

 ただ、マイク音源は、マイクが20KHZ止まりなので仕方ないが、LPはスペアナで見て、25KHZまで明らかに入っている物を選んだが、正直なところ192、96、44.1のサンプリングの差はそれ程良く分からない。でも、16、20、24、とビットが大きくなるにつれてこれは明らかに差が分かる。16と20の差は僅かだが、16と24では明らかに違うのである。これは当たり前なんだが、体感すると違いにかなりショックを受けるのである。レンジが広がると言うより、音の厚みが出てくるのである。LPで言うと、33回転盤と45回転盤の音の違いのような感じだった。

 で、ここで一つ複雑な心境になった出来事がある。それは、元の音より良くなることはない、、と思っていた。実際そうだし、当たり前だ。

 、、、が、ここで、収録した音を一度192/24のPCM変換したものを波形を見ながらデータとして多少イコライジングを加えると、これが元にはない良さが出て来て、戸惑うのである。場合によっては、過言だが「元より良く聴こえる」のである。

 大昔のアナロググラフィックイコライザーなどとは次元が違うので、劣化が感じられないのである。これはやれば分かるが、恐ろしいものがある。どうしても低音の底力がもう一つで、ハイの切れが欲しいなあ、、と思った元を、ちょいと加工すると、これがそれらしく変身するのである。

 曲は好きなんだが、低音不足が嫌でいつもは聴けないと思うものが、自分本位のリマスターが作れるのである。しかもこれ位の音質だと複雑な心境になる。

 例えば、過去のLPが高音質CDなどでリマスターされると、元はこんなに良かったのか、、などと思うものもあるのだが、実はひょっとして、リマスターの際に加工してあるんじゃないか?と思うようになったのだ。つまり、「エンジニアのセンスと腕と最新技術」がそういう音を作っているんじゃないか、と思うことだ。

 これは音が良い!デッキ(マスター)ダイレクトか!と絶賛、満足した音が、実は「作られた音」なんじゃないか?と疑心暗鬼になるわけだ。さあ、実際は分からないんだけど、、。まあ、音が良ければ良いか。

 余談だが、以前長岡先生が推薦されていたCDがある。2CHダイレクトではないかと言うものだった。でも、師はオフラインでお会いした際に、一言「凄く鮮度が高くて良い、でも何となく不思議な位綺麗過ぎるんだよねえ、、」と。その後、僕はその製作者とお話が出来る機会に恵まれたので、録音の事をお尋ねしてみた。すると、「2CHダイレクト録音ですが、一度HDDに落としてノイズを取っています」と、、。

 うーん、何とも複雑な心境だった。

 しかし、それでもここまでやってみてオーディオマニアとしての大きな欲は出る。それは、これをDATの代わりに是非「生録音用に外に持ち出したくなる」と言うことだ。加工しないことを前提にである。始めは無理だと思っていたが、どうやら出来ないことはないらしい。今考えているのは、ノートPCにUSB又はIEEE1394のレコーディングカードだ。プロは既に使っているが、個人でも手に入るらしい。

 ただ、カードの音質は使ってみないと分からないし、問題はPC本体電源(バッテリー)とファンノイズだ。また、USBは別電源が必要になる。更に、IEEE1394は6ピンでないと電源までは送れない。しかし、ウインドウズのノートPCで、6ピンのIEEE1394はなかなか付いていないし、あっても4ピンが殆どだ。4ピンから6ピンへのコネクター変換は多分意味がない。そうなるとノートPCは、マックが必要になる。

 なるほど、音響や絵のプロにマック使いが多いのがここでやっと分かった。この世界はマックが主流なのね。。これも勉強になった。

 まあ、生録音は是非今後の課題にしたい。

 さて、アホ丸出しで好き勝手な事を書いたが、では良いことばかりかと言うと、、先日書いた葛藤の通り、これを何で再生するかが次の問題。例えばDENON-A1とTEAC-VRDS25XSで、CDを普通に再生すると、個人的には明らかにTEACの方が上である。DENONもDVD-Pとしては、この値段でこのCDの音はかなりの音ではあると思う、。が、やっぱりCD専用機には負けるのも事実。

 となると、DVD-AUDIOプレーヤーも相当グレードの高いものを持っていないと、DVD-AUDIOの音の真価を完全に発揮出来ないことになるのかもしれない。また、特に「DVD-P」である以上、どうしても余分な絵の回路を持っているので、機械的に「音」には不利と言うこともある。ここまでの器が個人的には勿体無さ過ぎる!と思うのだ。これはやってみれば分かる。

 そうなるとやっぱりSACD専用機と言うことになる。が、個人では作れないし、5年経った今も普及はイマイチ。頑張れDVD-AUDIO!、SACD!。オーディオマニアは待っているのだから!?

 まあ、それは良いとして、とにかく今回の実験は、個人的には非常に勉強になったわけなので、時代に感謝である。昔ならプロが何千万円と言う費用をかけてやっていた事が、一般レベルで、お遊びでもここまで体験出来るのだから凄い時代だ。何事も実体験と勉強あるのみ。(つづく、かも)

 

 

 

 

2003/10/24
来た〜ああ!!!
 今日は興奮して言葉がない!。兎に角これぞ待っていました!何とアナログっ。

 もうメール書く手が震えます、、。

 皆さん!こちらMYU高崎さんのページへGO!ですぞ。

 勝手に宣伝するなと怒られそうだが、興奮していてそんなことを考えている余裕なんてない。

 何か見ているページの日にちを間違えているんじゃないか、本当に今年かな、と思った位驚いた。

 あ〜っ、待ち焦がれる〜。さあ、みんな、GO!。

 これこそ、やっぱりどころか、絶対「買う」のだあ〜。

 

 

 

 

2003/10/18
やっぱり買うのだ
 今日もまたしても「V」の話しが続くが、やっぱりこれだ。御多分に洩れずに、やっぱり買ってしまった、、。天邪鬼な性格をしている癖に、この作品は買わないわけにはいかなかった。なんでか?

 前作の「マトリックス」は、近所のイオンの映画館に観に行けたのだが、「マトリックス リローデッド」は、実は劇場公開には行けなかったのである。

 また、個人的にはキアヌ・リーブスは、「ハートブルー」(知っているかな?)の頃から好きな男優でもあるのだ。天邪鬼だがミーハーでもあるんだな、僕は。

 どうでも良いが、それにしても最近は続き物が増えたなあ、、。まず続編が出来る。ドンドン続いて、そのうちシリーズ物になる、なんてことは当たり前になっている。まあ、好きだから良いのだけど、。

 さて、内容は余りにも有名なので割愛。感想としては、途中で終わるのでパート3を見ないと何とも言えない。「バックトゥー・ザ・フューチャー」シリーズ(?)と同じパターン。ただ、何だか分からない踊りのシーンがあったり、鍵屋?の登場の仕方が妙にこじつけで不思議な感じ。

 これは私的な感想だが、前回のエージェントだった「スミス」が、沢山ウジャウジャ出てくるのが、個人的にはおかしくて仕方がなかった。

 何故なら、分かる人にしか分からないが、PCゲームのベンチマークテスト、「3DMark2001」みたい。本当は3DMark2001が先にマトリックスを真似(パロッた?)たのだかどうか知らないが、今度は真似返しているようで大笑いしてしまった。これも一種のアメリカンジョークなのかな?。

 訳分からない話でゴメンナサイ。また、真相はどうだか知らないので御容赦くださいm(__)m。

 さて、肝心の音と絵はどうか?。まず絵は以前の「マトリックス」と色合い、諧調表現、全て統一してあるので、そういう意味でニクイ作りだ。時間が経っているのに、直ぐに繋がるように絵を合わせてある。ここまでやると天晴れだ。

 でも、確かに同じ色調ではあるが、画質そのものは確実に良くなっている。暗いシーンは少し潰れるが、明るいシーンはクッキリと明るいので、対比は良い。また、細かいシーンは解像度感が高く優秀。

 それから、今回一番驚いたのは音だ。特に低音。

 前回は量はあるが、柔らかい低音がイマイチだったが、今回は柔らかさは減って、低音は芯のある感じになった。量感とのバランスがとれている感じだ。また、驚くのは超低域だ。これが猛烈にハイレベルで、更に事あるごとに常に入っていてびっくりする。ドアの開閉でも入っていて、妙にリアル。

 正直これ、一般的なシステムで再生出来るのか?と言う疑問が沸く。何故って、例えばネットワークのないシンプルな10センチ一発などで、大音量再生すると、ユニットが危ないと思う。どうなっているんだ?と言う位20HZまで猛烈にハイレベルで入っているのである。ダウンミックスでこれだから、5.1CHだとどんなことになるのか興味がある。

 ただ、中高域の厚み不足と切れがもう少しなのが唯一惜しい所。これでスパーンと切れれば文句なしなんだけどなあ、、。でも、DVDならトータルでは良い方だ。

 さて、色々取りとめもないことばかり書いたんだけれど、何だかんだと言いつつも、来月の劇場公開は絶対行くぞ!とのめり込んでしまった今日でした。m(__)m

 

 

 

 

2003/10/13
真似の個性
 さて、今日はDVD-Audioの経過はお休みして、閑話休題したい。

 何故なら、つい先日僕にとって、非常に思い出深い、そして大好きな映画が、初のDVD化されて発売になったので、こちらを紹介しようと思うのだ。って、もう皆さん買ってるって!?まあいいか、、、。とにかく何かと言うと、それは「ライオン・キング」だ。

 ア〜エンヨウ〜♪って、なんか分からんスワヒリ語で始まるエルトン・ジョンの名曲「サークル・オブ・ライフ」のアレだ。(観てない人は分かりませぬ。御免m(__)m)

 何だアニメじゃねえか、しかも日本人なら良く知っている、例の作品のパクリじゃん!、、思いっきり真似真似じゃん!。と言わないように(-_-;)/。僕にとってこの作品は、非常〜に感慨深いのであります。

 何〜でか?。

 それは、実はこれを初めてLDで観たのは、長岡先生の「方舟」だったのだ。この時の方舟のプロジェクターは、SONY-1252QJだった。その時僕はまだ液晶プロジェクターを使っていた。

 で、先述のスワヒリ語で始まる作品の冒頭、真っ暗なシーンから朝日が昇る場面を観て、大ショック!を受けたのである。それは、予告編が終わり、一瞬本当に部屋が真っ暗になり、そして赤々とした朝日が本物に近い諧調で昇ってくるような、素晴らしいDレンジの広さに、「3管の威力」を魅せ付けられてしまったのである。

 今の液晶のように、コントラスト比1000:1や2000:1なんて言う時代と違い、当時の液晶では、絶対に再現出来ない過酷なシーンだったのである。この映画を観なかったら、多分僕はG70を買わなかったと思う。大げさではない、本当にこの時決意したのだ。3管!これしかない、と。それ程感動した作品だったのである。

 当時、自分の家に帰って観るこの作品は、黒浮きで全然上手く再生出来なかった。如何にもアニメ、と言う感じでサッパリだった。

 そして、その後遂に決意を実行した日、我家に初めて「3管」が来た日だ。まだLDだったので色むらはあるが、それでも画質は非常に良く、色濃く諧調表現が素晴らしいのと音の良さが相まって、これを観てどんなに嬉しくて感動したことか、、。もう、涙涙である。真っ黒なシーン、そしてムファッサ王の毛並みの発色が全然違う。

 また、内容も個人的には非常に好きである。映画としてはお子様向けだとは思うが、それでも音楽が抜群に良く、シンバが王位継承に戻るシーンは、じーんと来る、、。サルの爺さん(失礼)が、シンバに「It is time.」と言うシーンはBGMが壮大ベストマッチングで鳥肌が立った。(ガキかおめえは!。と言わないように。(-_-メ))

 他の作品の真似だろうと何だろうと、それの出来が良くて好きなら良いじゃないか、。憧れへの敬意と言う面もあるはずだ。そう言う自分は大真似野郎だし。真似には真似なりの個性がある。また、真似には真似のロマンもあるのだ。(何じゃそれ?)

 音楽だってそうじゃないか、カバーなんて日常茶飯事だし。つい先日、「異邦人」が流れていたのを聴いていて、あれ?と思ったら何とカバーだった。でも、これはこれで非常にヨロシイ。映画だってそうだ。「リング」なんて凄いぞ。リメイクの方が気色悪くて怖いじゃねいかい?。

 、、最近、言いたい放題言うようになったなあ。やっぱり嫌な事が多いから?

 話を戻そう、。

 まあ、そう言う訳でこの作品は忘れられないのである。作品としても非常にヨロシイ。また、当時LDでも画質も音質もかなり優秀だった。重低音が力強くドンドン言う。(ただ、この頃からAC-3と言う奴が出てきたのが難点だったんだけどな、、。)

 で、肝心の今回のDVDはどうか?と言うと、まず、、、なかなか本編が始まらないで予告編ばっかり(!)なのが、更に輪をかけているのは気になる。また、画面が少し小さくて、16:9でも4:3でもない変な大きさも気になる、が、それを差し引いてもアニメとしては画質は極めて優秀だ!!。LDに非常に忠実と言うか、更に色濃くなってアニメとは思えない立体的な奥行き感、中間色の豊富さは素晴らしい。「美女と野獣」のDVD化よりは良いと思う。

 ディズニーは、作品によってかなりバラつきが多いが、これは多分、元が相当良いのではないかとさえ思う。よくぞ頑張ってくれた!、これでこそDVD化の意味がある。個人的には先の日が蘇って来て思わず感動してしまった。

 次に音はどうかと言うと、ん〜、これが少し低音不足で音が甲高いのが非常に悔やまれる。勿体無い、、。それとも5.1CHだと出るのか。兎に角音はLDには負ける。ライオンの足音が軽く、ドスンと一発来ない。

 まあ、それからブロックノイズが一部あるのと、日本語の訳のわからないDTSが入っていて、複雑な仕様になっているのが惜しいかな。これを取って転送レート8mbps位でハイビット盤でも出たら面白そうだが、一般の人は買わないから無理か。

 でも、トータルでは個人的には画質、そして「音楽」が抜群に良いので◎だ。

 ん〜、、良いねえ、この作品。サークル〜、サークル・オブ・ライフ〜♪。

 でも、音にこだわった特別版出ないかなあ、(まだ言ってる?)m(__)m

 

 

 

 

2003/10/11
出来た!!!(DVD-Audioディスク)その一
 現在途中経過なので、詳しくは書けないが、が!本当に出来たあ〜!!!のである。

 何かと言うと、これは自分で作成した、DVD-Audioディスクの再生画面である。

 写真が小さくて見難いので申し訳ないのだけれど、確かにLPCM(リニアPCM)、2CH/192KHz/24BITとなっている。

 正直、僕は本当に驚いた。感動してしまった、凄いもんだ、、。

 注意を一つ。

 僕が時々出入りさせて頂いている、オーディオ自作派系のHPの各種掲示板には、僕のような「ど素人」と違い、本当のこの道のプロの方達が多数居られるはず。それを業とされている方達(レコーディング関係)である。

 僕と同じその道の人でない方が、僕の日記を読まれると、うっかり内容を混同されると困るので、書いておくが、「次元が違う、一緒にしてはいけない」のである。

 プロからすると、当たり前、そして問題を多数抱えた、どうしようもない内容なので、理解して頂けると思うが、知らない方は間違えるからだ。

 今回の実験は、家庭で手軽に、そして個人で楽しむお遊び、であることを十分理解して頂きたいのである。これで音の全てが分かると言うようなものでは絶対にない、ってことである。

 それはさて置き、とにかく本当にDVD-Audioディスクが出来るのだということは分かった。で、音は?というと、これがまだ色々調べることがあるので、もう少し実験と検証をしてから書く事にしよう、、いや、気が向いたらにしよう。(何じゃそら!)

 少しだけ書くと、音は予想以上に良い、、ちょっと感動してしまった。でも、理論通りになっているのかな、調べなければ、、。 

 

 

 

 

2003/10/09
DVD-Audio ディスク作り
 さて、先週からまた更新をサボってしまった。m(__)m

 怠慢な野郎だ、と言われるのは百も承知だが、実は色々あった。

 まず、ご来客があった。リスニングルーム付き家作りのために、poohさんがお越しになられた。poohさんは、根っからのAD派の方で、音楽ファンであり、また純オーディオマニアという、とてつもない方。ADの所有枚数からして僕とは比べものにならないのである。色々お持ちのADを聴かせて頂いたが、やっぱアナログは良いなあとつくづく感じて楽しい時間だった。SACDもDVDもどうでもいいや、と言う感じでさえあった。

 でも、今はデジタルの時代。これは否定出来ない。

 しかし、個人的には先日不満をぶちまけた通り、フォーマットが多すぎてついていけない面がある。凄い情報量メディアに、本当かなあ?、なんて思うことが一杯ある。

 で、その後あることをやってみることにした。それは、自分で「DVD-Audio」DISKを作ってみようと考えたのである。

 そんな物が出来るのか?と言うと、何とも半信半疑だがこれが家庭で作れるらしい。SACDについては、現状では一般の人が作る事は出来ない。でも、DVD-Audioなら出来ると言うことを以前から聞いていたので、この際実験してみることにしたのである。今回はDVD-Video規格ではなく、DVD-Audioである。ホンマかね?

 勿論、素人が「お遊び」でやるのでまともに読んではいけない。単なる実験である。

 更新のおさぼりをして、その準備に先週から明け暮れていたのである。でも、まだレポート出来る状態ではないので、出来次第公開しようかな、、。

 と言うことで今日はお終い。(内容がな〜い)m(__)m

 

 

 

 

2003/10/03
DP-77試聴(その三)

 さて、今日はDP-77試聴記の最終回。「何だそりゃ?」と言われないように説明して来たつもりだが、僕の事だから、やっぱり最後は空中分解と行くかな、、これでこそ葛藤なのだから。

 まず、ここまでDP-77を試聴してみての感想は、その音は明るく非常に切れが良く、馬力感と底力がある。また、それでいて緻密で繊細で高貴な印象を受けた。今までTEACに慣れた耳で聴くと、キャラクターは違うが、ゆとり、厚み、風格と言う点では確かに違いがあった。また、SACDも上質な品の良い音を聴かせ、普及に貢献するかどうか分からないが、じっくりと構えて聴いてみたいと感じさせるものだった。

 価格帯からすると、DP-75V、DP-85よりはグレードは下になるが、それでも風格のあるSACDの音がこのクラスで手に入ると言う点のアドバンテージはあると思う。DP-85やそれ以上のクラスは手が出ない、と言う人にはバッチリだ。

 で、どうしようかなあ、、、と聴きながら考えていたのだが、もう一つ実験してみることにした。写真下に映っているのでお分かりだと思うが、そう、TEAC-VRDS25XSをトランスポートとして、DP-77をDACとして聴いてみることにしたのだ。お互い比較されることがあるメーカーの組み合わせなので面白いと思ったのだ。

 接続コードは、同軸にオルトフォンHIV100-7N、光は汎用の細いオモチャのような光ケーブル。

 もちろんTEACでのSACD再生は無理なので、単なるセパレート型CDとなるわけだ。ただ、DP-77にも25XSにも、ワードシンク等の端子はないので、精度と言う点ではどうだか分からない。多分こう言うやり方はプロはしないだろう。でも、いいのだ、僕は素人だから。さて、早速CDを再生してみた。

 ところが、正直これには少々参った。。。

 その音は、シャープに鋭く前面展開で切れ込むのに、極めて緻密で、それでいて凄みがある。昔、幼少の頃田舎で見た、研ぎ澄ました斧を思い出した。また、ニュートラルだが僅かに欲を言えば細身な部分があるかな、と思っていたTEACの音に、厚みと底力が備わり、重低音の押し出しがびっくりする程変わる。そして音が一気に前に飛び出して来る。中高域に少し硬い金属的なキャラクターが残り、これはかなり強烈な自己主張を持った音になるので、好みはハッキリ分かれると思うが、好みに合えばこの音はハマる!。僕はモロにハマった、、。また、ボーカルも厚みが出ると同時に、「あはれ」の4曲目の拍手は、その手の厚みが伝わってくるようなリアリティに驚かされてしまった。

 薄々予想はしていたのだが、半分づつのキャラクターを持ったプレーヤーが出来上がるのである。正に半分半分だ。

 どういう事かと言うと、TEACのドライブユニットとしての支配力をかなり感じるのだ。これがVRDSメカのせいかどうかは定かではないが、それでも他の手持ちのプレーヤー群を同じようにセパレートにしても、DP-77単体を超えるとはとても感じなかったし、わざわざセパレートにするメリットは見つからなかった。でも、25XSを組み合わせたら、これが一味違うのである。確かに一長一短はあるが、このキャラクターは個人的に非常に魅力を感じたのである。勿論DP-77のドライブにケチをつけているのではない。単体の完成度は、キャラクターは違うが、25XSを明らかに上回っている。また、必ずしもセパレートが全ての点で有利と言うわけではない。

 でも、しばらくこれを聴いたら元に戻れなくなってしまった、。

 一体型が好みの僕だが、どうかな、と思っていたが、個人的にはこの組み合わせにも大いに魅了されてしまった。DP-77は、DP-75Vよりグレードは下になるが、それでもこの結果と言うのは、DP-77が非常にハイCPだと言うことではないか。

 それから、HTPCのDVD再生と、BSのDACとしても試してみた。先日のDVDと何の関係があるかと言うのは、家電クラスをリスニングに置くのなら、いっそ高品位DACで統一するとどうかと考えたので、こんな勿体無い組み合わせを視野に入れていたのだ。

 で、BSの送りが純PCMの音は明らかに良くなる!。ハイビジョンにはもってこいである。これは元には戻れない。でも、HTPCは確かに良くはなるが、今度は予想以上に粗が目立ってくる。ここで感じたのは、PCのDVDの音は、読み取った信号が複雑な変換を経てから音になるので、「PCのアプリ次第」であると言うのを確信した。そこで、PCでのCD再生もやってみたが(これはDVDとはプロセスが違うため)、これもTEACとのコンビとは格段の差があった。DACだけでは駄目なのか。逆にここを何か細工すれば、錯覚を起こさせることが出来るのではないか、と言う別の思惑が沸いてくるが、これはここまで。

 で、結論、、、TEACはバージョンUPすることに決めた!。でも、このTEACD+DP-77の組み合わせを聴いたら、やはりDP-77は欲しい!。SACDは高品位で聴けるし、CDはパワーアップするし、勿論DP-77単体のCDの良さも当然あるので、普及するまではこれで行くか、、。普及しなかったらここで終わりだが、それでもCDはその甲斐は十分あるので絶対損はないと思ったからだ。

 浮気(?)の結末は、「完全な三角関係」となるのか、、。人間関係で同じことをしたらエライ事になるが、ここはオーディオの世界だ!?。

 やはりドライブユニットもDACもどちらも音を決める要素だということを再認識したのである。僕にとって、TEAC-25XSはまだ手放しては、「い・け・な・い」と言うことを痛感した。

 で、ここで色々葛藤が生まれたのでモヤモヤしてストレスが溜まったのだ。

 それは、決め手がCDだと言うことだ。結局CDの音でもこれ程違いはあるのだから、SACDが本領を発揮するのはもっと先ではないかと言うことだ。何だかんだと言いながらも、やはり理屈ではSACDは、CDとは比べ物にならない程フォーマット自体は優れている。となると現在ではまだ創世記なのだから、ソフトが少ないし、音が云々というのは早いと思うのだ。普及が先だ。どうやるかはメーカーと業界次第。

 また、今回の方法ではきちんと同期を取っていない。これを更なる高級機でワードシンク等で同期を取った組み合わせを聴くとどうなのだろう?と言う気持ちがある。もちろん今回の機器以外の話だ。でも、そうなると超ハイエンドの世界になって、それこそ夢物語であり、僕には無理だ。

 例えばTEACのSACD対応のハイエンドが噂になっているが、当然僕には予算的に無理。これが現在の25XSクラスの価格帯でSACD対応になってくれれば、それが一番個人的には魅力的だ。中級機クラスが充実するのが、趣味としてのオーディオの醍醐味だと思っているからだ。

 でも、これはもっと先だと思うので迷うのだ。今どこまでやるか?、と言うことだ。ADからCDに変わるのでさえかなり時間を要した。これが今のような、混濁したメディアの行方が決まっていないような時期なら、もっと時間がかかるだろうし、先日の通り、場合によっては途中止めになってしまいかねない。

 また、当然だがDP-77を聴くと、やはりDP-85も自分の家で聴いてみたいと言うのもある。やはりグレードは上だからだ。でも、DP-77のCPは猛烈に高い。例えば同じクラスの値段でDACを買っても、CDは良くなるかもしれないが、SACDは聴けない。となるとDACとして考えてもDP-77は凄い。

 しかし、今丁度半分の状態にいるんじないかと思う部分もある。時期のことだが、、。つまり、各社一斉にこれからSACD-Pが花開くかもしれないからだ。でも、これがどっちに行くかは分からない。

 で、結局CDの音で心が揺れ動いた、と言うのが葛藤の原因でひっかかっているのだ。

 それから、あえて言うと、DP-77にも不満が一つだけある。それは、リモコンでトレイの開閉が出来ないのである。これが個人的には非常に使い難い。何でこんなことになっているのか疑問だが、多分SONY製のドライブなので、根本が改良されないと無理なので、これは部品供給側に何とかして欲しい。複数のメディアを続けて聴く際に不憫なのだ。せめて取り出しだけでも出来たら嬉しいのだが、、。

 さて、結局の所、トータルに気持ちはどうかと言うと、現在、既に手元にDP-77はない。でも、今の音には明らかに寂しさがある。DP-77を聴いてしまったからだ。特に低音の底力と、僕にとって一番重要なボーカルには恐れいった。まあ、もう何機種か聴いてみたい気はあるんだが、ピンと来たらやっぱりこれに決まりか、。TEACは勿論暫くトランスポートになるかもしれないが、これでしばらく様子を見ようかと思っているのである、、、。

 メディア混濁状態に腹を立てている癖に、自分でも混濁していることが許せないのである。それとも、「毒を食らわば皿まで」か。いっそ引っかき回して全部手出してやる〜、ってか?。(終わり)

 

 ここからは余談だが、SACDは完全コピーではなくて、個人で楽しむ録音が許されないのが何となくひっかかる。一般の人は車に何枚もシングル積むのを想定しているんだろうか?。まあ、でも出来ると困るんだよなあ、CDと同じになってしまうし、難しいもんだ。

 何を言っているか?と言うと、これ程のフォーマットが、個人の録音メディアとして使えないのが引っかかるのだ。そう、オーディオの原点、つまり生録だ。

 となると、そっちはDVD-AUDIOの出番か。ん?、ちょいと面白い実験を思いついたぞ、、。 

 

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