つれづれ日記
1月度
2003/01/30 気は心? |
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物事何でも気は心と言うが、それでも何となくやっぱりそんな気がする、、ということはないだろうか。
最近C-2800を使っていて思うことがある。それは、我家では当然ネッシーとサブウーハー両方をバイアンプで鳴らしているのだけれど、このC-2800のボリュームには、不思議な現象がある。 例えばボリューム位置10時の時と、10時15分(30分ではない)の時で、ネッシーとサブウーハーのレベルバランスが僅かだが違って聴こえるような気がするのだ。もちろんソフトによるが、何となく違うように聴こえる、、。 人間の耳は、音が大きくなれば聴こえてくる帯域も増えてくるので、これの効果かもしれないが、それでも特に中高域は急に目ざましくなるのだ。もしかすると、ネッシー用にアンバランスでパワーアンプに送っている信号と、サブウーハー用の山水に送っているバランス信号に、この新開発のボリュームの特有の「何か」が関係しているのか、、。 または、TA-N1のせいかも、、。TA-N1はある一定のボリューム位置を過ぎると、俄然急に切れ込んでくるような所がある。中音量だとむしろHM-9500IIより鈍い部分さえあるのだが、その上に行くと完全に音は上回るような感じはあるのだ。いわゆるハイパワーアンプのイメージだ。 これはC-290Vの時から感じていたが、C-2800になってそれが更に分かりやすくなったのかも、、。 それから、以前C-290Vの時にはウーハーをバランス接続にした時とアンバランス接続にした時とで、ウーハ側のゲインが少し変わっていた。C-280Vもそうだった。これは入出力インピーダンスの関係だ。しかし、C-2800もこの現象はあるにはあるが、これが少ないのだ。C-280VとC-290Vのバランス回路は確か違っていたはずだが、それでもこの現象は殆ど同じだった。 でも、C-2800は少しゲインの変化が少ないのだ。このために低音側のダンピングが良く感じるのかもしれない。どうもよく分からないが、どうやらこのアンプの使いこなしのポイントは、この辺にありそうだと最近思うようになってきたのだ。 確かにバイアンプは難しい。でも、それに見合うだけの面白さもあるのだ。何処までが気のせいで、何処までが事実かはまだ分からないんだけど、、。 |
2003/01/26 長いか短いか、 |
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さて、WEBを移転する準備のために、検索サイトで探しまくっていたり、プロバイダーの料金比較をしたりして、すっかりご無沙汰してしまったが、先週からチョイと考えさせられる出来事があった。
で、一番往生した出来事を一つ書いておくと、先日リビングの電気を付けた途端、家内半分一斉にブレーカーが落ちるということがあった。 何だこれは?ひょっとしてはこぶね内のプロジェクターやアンプ類が全て付けっぱなしにしたまま忘れていたかと思い調べてみたが、これは問題なくきちんと切ってあった。仮に付いていても、今までブレーカーが落ちたことはないのでこれは関係ないと思い、あれこれ考えたがよく分からないので、例の先日の電気屋の知人に頼むことにした。 もう殆ど暗くなっていたので、慌てて電話して調べたのだが、どうやら何処かで漏電かショートがあるのではないかということで細かく見ていくうちに、結局原因はリビングの電灯のインバーターが原因だと分かった。これが分岐している電気線の大元のブレーカーを落としていたのだった。 で、部品だけ交換すると買う程かかるのではないかと思い、次の日に新しいものを探してもらったが、これが問題が多かった。それは今付けている電灯は、はこぶねが出来た当時のリビング用の電灯なので、6年は経っている。 この電灯は家の工事をした際に、出来るだけシンプルで実用的で明るくて電灯の交換がし易い、更にその頃出始めたばかりの洒落たインバーターで出来るだけ安いものにしたのだが(欲張り)、時代は変わっているとまじまじと痛感したのだった。 それは、故障した電灯は30W×4灯で120Wなのだが、最近の流行はもっと大きくて細い電灯球が開発されていて、今時こんな30W球構成は殆どないのだそうだった。当然そうなると電灯全体の直径が小さくなるので、今の電灯をはずして付け替えると、汚れの型がモロに天井に残る。見えないところなら気にしないが、流石に目立つのでこれは家族が大反対でパス。 そうなるとこの大きさと同じか、それ以上の物にしなければならない。ところが今ではこのような大きさの電灯はカタログにも殆どないのである。しかもやっと見つけたものは、何と7万近くもすると言うのでびっくりした。今の電灯はリビング用でも確か3万しなかったはずだ。しかも納期に1週間はかかると言う。それまで居間が真っ暗なのはちょっとキビシイ。 たった6年程度で此れほど家電電気製品は規格全てが変わってしまうのか、、、。6年が長いと感じるか短いと感じるかは個人差があると思うが、家はもっと長く住むのだから、僕にはなんだか非常に理不尽に感じた。常に便利にはなっているんだが、それでも後のことは考えていないような気がしないでもない。 ところで、これに比べるとオーディオ機器は随分長持ちするもんだと妙に鼻が高くなるではないか!?、、と思ったが、オーディオに興味がない人には、「何を言っているんだ!自己防衛だろう」と言われるかなあ。でも、我がはこぶねのシステムは4機種を除いて全て中古なんだけどねぇ、、。 で、結局電灯は今回は修理して使うことにしたのだが、これまた時間がかかるので、いい加減頭に来てその次の日に、直接サービスに持ち込んでその場で直してもらうように交渉して、やっと昨日明かりの生活が戻って来たのである。オマケに、修理費は持ち込んだので、1万ちょっとで済んだのだった。 まあ、オーディオのように機器に趣味性を感じるのは、やっぱり異様なことなんだろうなあ、、とつくづく思ってしまう今日でした。 |
2003/01/18 光ファイバーとワガママ |
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先日から少し迷っている。それは、最近流行の光ファイバーの導入のことである。つい先週、友人であり、また幼稚園の頃からの幼なじみである電気屋さんから、「今、Bフレッツの加入件数を増やしているんだけど、、どうかな?」と勧誘があったのだ。
僕は昔からへそ曲がりで、「勧誘」というのが本当に大嫌いな性格である。こちらから望まないものは、まずうんと言わない性格なのだ。(誰でもかな)また、仮にOKしてもかなり色々な条件をつけるので、知人であってもまず簡単には落とせない(?)し、誘ってこないのだ。 これは僕を古くから知っている友人には周知のことである。だから僕を知っている人は、まず僕に何かに入ってくれとか、買ってくれという奴はいない。また、TELや訪問販売の場合は、逆にまずい所へ来たなあと、驚いて帰る場合が多い。自分で望めばトコトン行くが、誘いは絶対了承しないし、攻略は難しい、早い話が偏屈者なのだ。 ところが、今回のお誘いは普段からかなり世話になっている相手だし、元々僕の性格を十分知っている奴からの勧誘なので、それなりの覚悟(?)があってのことだと思い、珍しくなんとなくOKしてしまった。勧誘している癖に相手も非常に驚いていた様子だった。(だったら誘うなよ) で、それはいいとして、問題は色々手続きが面倒なのが引っかかっている。まず当然だが、工事が必要だし、そのための時間を取らなければならない。それより今は、ハイビジョンの方が興味があるので、時間を取れるならそちらの工事をしたい位なのだ。 それから、以前も日記に書いたのだけれど、僕はインターネットについては、現在地域のCATV-NETに加盟しているが、通信速度にそれ程不足は感じていないのだ。確かに速度に遅い時と早い時の差がかなりあって、500kbpsから4Mbps位の幅があり多少厄介だが、それでも光になっても上限が上がるだけである。 車と同じで、スポーツカーに乗っていても、交通規制があったり道が混んでりゃ意味はないのだ。過不足のない適当な速度が出せれば良いわけで、現状では通信速度に不満はない。上限10Mbpsでも十分なのだ。 それから一番問題なのが、このホームページを移転しなければならないのが非常に面倒で厄介なのだ。現状では、皆様の厚いご支持を頂いて、お蔭様で日に100件オーバーのアクセスを頂いているので、これが最もご迷惑を掛けそうで非常に心配しているのである。僕の現在のカウンターは、純粋なIPカウンターなので、再表示してもカウントしない仕組みになっているため、ほぼヒット件数がご覧頂いている方々のアクセス件数になるため、どう考えても約100人以上の方にご迷惑を掛けることになるのは間違いないのである。これが一番心苦しい、、。 また、次に入るプロバイダーによっては、ご覧頂く表示速度も変わるかもしれない。自分の速度が上がっても、ご覧頂く速度が下がったのでは全然意味がない。しかも、Bフレッツ対応プロバイダーを見て回って思うのは、自分が望むような条件のプロバイダーが案外ないことなのだ。まず、ホームページ容量が値段の割りに小さすぎるし、増量金額が異様に高い。また、メールアカウントが一つで、後は別料金と言うのもイマイチ。また、サポートは時間受付が決まっていて現在のプロバイダーのようにラフじゃないし、光ファイバーの解説ばかりで肝心のサービス内容説明ページが分かり難く感じる。それから第一直ぐにTELが繋がらないところが殆どだ。 しかし、もう契約してしまったので段取りをしないといけない。また、我が地方は田舎の部類に入るが、この点では恵まれているので、折角だから今後のことを考えると今光ファイバーにしておいても損はないだろう。さて、プロバイダーは何処が良いのかな?、、。次にまたHP移転と言うのはもうしたくないので、ホームページは何処か専用有料スペースを借りて、今後はプロバイダーを変わっても問題がないようにしたいと思う。フリースペースは理想だが、やっぱりサポート面で難があるので、手頃な値段の信用出来る有料スペースが欲しい。その時にいっそリニューアルするかな、。何処か良い所ないかなあ。 条件は、国内サーバーでCGIが全てOK、セキュリティーが万全で、容量は30M以上、表示速度は出来るだけ速く、TEL連絡が出来る素人向きのやさしいサポートかな、、。(ワガママ!)まあ、こう言う調子だから友人みんな勧誘には来ない訳なんだけど、、。 ところで皆様、何処か良いHPスペースと、快適なプロバイダーをご存知ではないでしょうか?(^_^;) |
2003/01/13 もしも英語が、 |
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、出来たらいいなあ、、、と、最近切に思っている。勉強すればいいじゃないか!と言われるのだが、そう簡単ではない。今日は非常に私的な内容になるが、そうなるとこれだ。
便利な翻訳ソフトである。しかし、ところがこれが以外に盲点もある。と言うのは、そもそもこの手のものは、もともと英語がある程度分かっている人が、「補助」として使うものであって、一から分かっていない僕のような奴が使うのは非常に無理があるのだ。 つまり、訳された内容が正しいかどうか判断出来るレベルにないと、大変なことになる場合もあるのだ。 実は最近、しばらくHTPCのことで困ったことがあって、非常に悩んでいた。この世界はあまり突き詰めてはいけないと言う部分はある。いつもならそのままにしておくのだが、今回だけはどうしても何とか解決したかったのだ。そこで、身の程知らずも度が過ぎて、なんとそのプログラム開発者に質問しようと、書き込み&メールを出してしまった。もう、とんでもない無責任な行動である。 厄介なことは、これが例えば通販ならまだある程度はなんとかなるかもしれないが、日本語で説明するのがやっとのようなPCについてのことを、英語で質問するのだから無茶も甚だしい。WEBを見て英和にして読むのはまだ迷惑が掛からないからいいが、とんでもない内容の質問を、和英にして相手に送るのだから本当に我ながら無謀だとは思った。まず、普通に使うPC系の言葉を単語と文章に出来ないのだ。英語での専門用語を知らないからだ。 そのまま直訳すると、どう考えても通じるわけがないのだ。例えば「画面がカタつく」、とか「再生支援機能を使うと音がおかしい」、「ドライバーを交換すると、何故かメニュー画面が出た瞬間にPCの電源が落ちる」とか、多分日本語でもこの意味を正確に説明するのは、かなり詳しく説明しないと要領を得ないはずだ。 オーディオで言うと、「きちんと設計されたマグネットの強力なバックロードは、音場感が良く、低音の押し出しが良いが、超低域は再生し難い」なんてことを英語に直すようなものだ。英訳が簡単に出来る人には問題にならないが、僕には絶対無理だ。 それを無謀な和英なんてことをして質問するのだから、相手はたまったものではないだろう。 が、そう言えば初めて長岡先生に、直接質問の手紙を出した時と雰囲気は似ている。見ず知らずの僕が、いきなり訳の分からない自分の悩みを、自分の言葉で相談するのだからいい迷惑だったと思う。しかし、師はそれでも内容を読み取ってくださり、親切なお返事を下さったのだった。これにはひたすら頭が下がってしまった忘れられない思い出がある。 ところで、今回は意を決して無茶苦茶な英文を書いてみたのだが、ほんの一時間ぐらいして、相手にしてくれないだろうな、、と思いつつ自分の書き込みを見ると、やはり何も書いてくれてはいなかった。まあ、時間が経っていないしなあ、、と思っていた。 駄目もとだから、、と、思っていたら、なんだか妙なポップアップのウインドウがブラウザから勝手に開く。なんだこれは?と思いつつ待っていると、何だか英語のコメントで聞いてくる表示が幾つか出て来る。 んっ??何だこりゃ、何のこっちゃ?、、、あっ!!! 訳すと「メッセージがあるけど今見るかい?」と書いてあるようだった。まさか、、、と思って開いて見ると、なんともう既に返事が来ていてびっくりである!しかも、「一応内容は一生懸命読んだのですが、現象の意味がもう一つ分からないので、、もう一度設定を確認してください」と丁寧に書いてある。 正に僕の恥である。こりゃ遺憾!と思い、さてどうするか考えていたが、さっそく自分のHP内に写真を撮ってページを作ることを考えて作成した、が、要は僕の英文の説明の意味が分からないのだと気が付いて、次の日たまたま、この日だけ会社に来ている人に、英語が多少分かる人がいたので文を手直ししてもらいこれをHPの説明文にして、そのページを見て貰いながら再度質問してみたところ、これまた直ぐにお返事を頂いたのだ。そして、丁寧に「ページの内容からすると、多分これとこれと、、(略)これらの問題が考えられると思う、」と問題点を書いてくださったのには、もうひたすら頭が下がってしまった。それから数回やりとりをさせて頂いたが、その回答の早さにも驚いてしまった。相手の開発プログラムはフリーソフトであり、シェアウエアではないのに、この対応には感激してしまった。 僕もWEBを開設しているために、少なからずご質問のメールを頂くことはある。しかし、直ぐに返事が出せていないと反省している。やはりこれからは、何処でもメールが見える環境を作らないといけないと思い直した次第だ。 ところで、この方はその方面では相当に有名で凄いフリーソフトプログラムの開発者なのでかなり忙しいはずだ。しかも、現在はバケーション中で国外にいるはずなのだが、この対応にはひれ伏してしまった。しかも、僕のような英語も満足に書けないものに(質問の際に正直に国名と経緯を書いたのだ)、きちんと答えてくださったのには本当に感動してしまった。僕は未だにその質問メールの書き込み方法が良く分かっていないのにである。 しかも、アドバイスから最終的に問題が解決したのである!これには恐れ入った。「一つはあなたの日本語環境か、または登録ビデオフィルターにあるかもしれない、、」とのヒントから、原因は日本語版のインストールドライバーにあると判明して、英語版を入れれば直ることが分かったのだ。 この素晴らしいソフト開発者のBさんに、感謝とお礼の気持ちを伝えたいと切に思う。こういう時に、もしも英語が、、、と思うわけなのだ。伝えたい、この気持ち。Thank You だけではない、特別の気持ちを、、、。 (B○○○○○さん、本当にありがとうございました。) |
2003/01/11 君が輝く時? |
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先日からネッシーIIのユニットをはずして、こっそりごそごそやっている。何をやっているかと言うと、今年は使いこなしの年にしたいと書いたと思うのだけれど、もしかするとネッシーIIを少し強化出来るかも知れないのだ。 何をするかというのはまだ書けないが、ユニット取り付けの強化をしたいのだ。 それはいいとして、久しぶりにネッシーのユニットを外して中を覗き込むと、製作の時には感じなっかた、手抜き(でもないが)もう一つやり残したと感じる部分が出てくるものだ。 作っている時は、これで作りはバッチリだ!と思いながら作ってはいるのだが、時間が経って再度見直してみると、以外にあれこれ思うことがある。 オリジナル図面にこだわらないで、ここはもう少し強度を上げればよかったかなあ、とか、バッフル寸法をもう少し小さくしておけば良かったかな、、今から出来るかな、などと色々思うものだ。 最終的に後から補足が出来ない時は、当然作り直しと言うことにはなるのだが、それでも一度こうしてユニットを外してスピーカーを弄っていると、何だか妙に自作心が蘇って来てワクワクすると言うか、楽しくなるのは不思議だ。 僕はやっぱり、スピーカーを作っている時、又は弄っている時が、一番充実していると言うか、我ながら最も輝いている時のような気がしている。 この気持ち、お分かり頂けるだろうか? |
2003/01/07 色気と金気 |
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さて、今日は久しぶりにオーディオの話題に戻らなければいけないと思い、何を書こうか考えていたのだが、今日はこれを書いておかなければならないだろう。
そう、我が家に嫁入りしたC-2800のその後についてだ。導入してから身の回りに色々あって、なかなかエージングが進まないのと、もう一はこのアンプについて書いても、やはり一般的ではないと言う思いから少し話題を避けていた感があるのだ。 つまり、C-290Vを持っている人やそれに近いグレードの製品を持っているユーザーにはいいが、はっきり言って一から買うには高すぎると思うからだ。アキュフェーズ製品は中古でもかなり値段が高い。これはそのサポートの良さが理由だが、しかし一度手にすると今度は手放す際にかなり高額で引き取ってもらえる良さがある。これはなかなか他のメーカーでは出来ないことだ。 しかし、その代わり初めて買うには勇気がいる。つまり、一度だけ無理をしないといけないのだ。そんな訳で、これをハイCPと呼ぶにはあまりにも無理がある、、ということで控えていたのだ。 でも、やっぱりどんな印象なのかを書く義務はあると判断したので、今日は自分の物と言うことで少し好き勝手に書いてみる。このため一切の責任は持てないのであくまでも独り言として書いてみたい。 さて、その後のC-2800を聴いていて感じるのは、C-280VそしてC-290Vとのキャラクターの違いにかなり戸惑う面はあるのだ。C-280VとC-290Vは間に一世代C-290を挟んでいるのだが、何故かこの2機種のLINEの音は、非常にキャラクターの似た音がしていた。あえて言えば、ワイルド豪快でパワフルで金粉を撒き散らすような弟C-280V、一方、もう少し繊細感が出て現代的なスマートさ?が備わった兄貴C-290Vと言う感じだった。 ただ、どちらも高域のある一部にいわゆる「金気」と言われる独特の金属的な鳴きのような艶を持っていた。また、これは表現を変えると、「色気」だったかもしれない。 で、肝心のC-2800はどうかと言うと、試聴の時は音のキャラクターは違うが、本当にその鋼を研ぎ澄ましたような剣山のような別の音に惹かれた。一種のカルチャーショックのような感じだった。そこで散々迷ったが導入を決意。この時の迷いの原因は、実は重量だった。これは電源の縮小が気になっていたのだ。機器は重ければ良いと言う単純なものではないと思うが、それでもC-290Vは消費電力27WでC-2800よりも2kgも重い。対するC-2800は2kg減なのに消費電力は48W!も食うのだ。これはCPUが原因のようだが、ここが引っかかったのだ。 これは経験的なものだが、重量の違いは電源パーツの場合が多い。また、電源の差は低音の底力に出るケースがある。何でかというと、C-280Vは効率は別にしてもこの点ではC-290Vより強力だったのだ。現にその踏ん張り感と馬力では、やはり僅かにC-290Vより一枚上だったのだ。 しかし、要は使いこなしだろうと踏んでC-2800に交換したのが先月。ところが、実は導入して初めて音を出した時には、これが試聴機と随分音が違っていたのでびっくりしたのだ。猛烈にツッパテいるような音だった。良く言えば研ぎ澄ましたように切れて張り出し感が強烈だった、が、悪く言えば低音が僅かに薄めのちょっと頭でっかちの音に聴こえないでもないのだった。 で、ありゃー、しまったかな、、、、と思っていたのだが、先週位から随分音が変わり始めてきたのに気が付いた。もちろんエージング効果だ。このアンプは初めて音を出した時と、時間が経つにつれて音が変化する度合がかなり大きいように思う。C-280Vも実は音が随分変化した記憶があるのだが、それ以上に変わるように感じた。ただ、何故かC-290Vは初めから落ち着いていて余り変化しなかった。出来上がったC-280Vみたいだったのだ。だから余計に焦ってしまったので、日記に書くのを躊躇ったのだった。 さて、生後一ヶ月のC-2800はまだ成長段階だが、やっと本調子になりつつある。ハラハラしたが、何とかなりそうだ。ただ、何事も慣れと言うものはあって、今まであったものが無くなった場合には、多少気にはなるものだ。 それは、何処となくノスタルジックだったあの「金気」が無くなって、もう少し高い帯域にそのキャラクターが移動したような気がしないでもない。ちょうどギターの弦で言う「鳴きのフレーズ」をあっさり奏でてしまう感じと言ったら分かるだろうか。 それよりシンバルのハイハットにキャラクターが付いた感じかと言うべきか。まあ、どちらも好きだが「金箱」でなく、「銀箱」をひっくり返したような音の感じかな、、。低音も引き締まった感じがあっていいが、ゆとりと厚みが出るまではもう少しの辛抱か。 さて、正直に書いてみたが、この銀箱から「色気」と「金気」を出すのが使いこなしだろう。言い回しにあるように、「色気も金気も」、、なんてことがないようにしないといけない。 さあ、今年は使いこなしの年だ! |
2003/01/01 賀正 |
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皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました、本年もよろしくお願いいたします。
平成十五年 元旦 さて、それでは日記の方へ、、。 まずは今年の無責任な新年の抱負を一つ、、。今年こそは、昨年にやり残したシステムの再構築の続きをしたいと思っている。細部の見直しと使いこなしに重点を置いて、まずは「音=A」を見直したい。 やっと「絵=V」の方が落ち着いて来たので、予定ではCD系とAD系のグレードUPが目標。 絵については、落ち着いてきたと言うよりは、出口が見えなくなったと言うのが正しいかもしれないので、小休止して現状ではHTPCとDVD-A1の両刀使いでしばらく様子を見る。HTPCは進歩も激しいが、問題も異様に多い。一番の問題は、プログラムが鍵を握っていることにある。いわゆる「不具合」と言う問題に個人では対処出来ないのだ。これを気にしない人には問題ないが、僕のように妙な所に気が行く人間には難しいのだ。現状でも自分なりにやってみた経験では、組み合わせはほぼ一つしかなかった。ドライバーのバージョンが一つでも上がると、もう駄目なので恐れ入る。つまりこんな世界なのだ。 また、HTPCの絵は確かに環境が揃えば驚くほど綺麗だが、音はそんなに悪くないがもう一つ超えられない部分があるので、我が家では音は明らかにA1の勝ち。一般的ではないと思うが、はこぶねで大音量再生すると、アナログ2CHでは差はモロに出る。しかし、A1は絵は部分的に煮詰まっていない部分が僅かにあるが、単体DVD-Pとしては完結していて優秀。ただ、外部DACとして使うには、音の遅延が起きるのが唯一の問題点。これが非常に惜しい。この部分だけはTEACのDACを見習って欲しかった。また、最近ではHDD内蔵型のDVDでも恐るべき映像DACを積んでいるものがあるので、これ以上を望むなら次の世代まで我慢かな、、。と言うことで小休止なわけなのだ。 で、肝心の「A」の方は、気になっているのがCD-Pの行方だ。やがてはフルコンパチで良いプレーヤーも出てくる日が来るかもしれないが、現状ではまだ日が浅すぎる。そうなると「A」は「V」とは別にして、CD-PとSACD-Pの二本立てで行きたい。そこで、今どうするか迷っているのが、VRDS-25XSのバージョンUPだ。行動が遅いと言われるのだが、なんとなく結果がハッキリしないような意見が多いので躊躇っているのだ。実際どうなのかしら?。また、最近DP-85なんて言うハイレベルなプレーヤーを聴いたのも原因の一つだ。全然世界が違っていたのだ。 とにかくズバリな意見があればやるんだが、元に戻らないので失敗が怖い。待てよ、、つまりこれは我が身上、「自分でやってみるしかない」と言うことなんだろうか。うーん、、よし、やろう!、、と言うことでこれが第一目標。駄目なら諦めるつもりでやろう。これはバージョンUPしたら詳しくレポートしたい。(もう遅い?) さて、その次はなんと言ってもリファレンスSACD-Pの導入だ。と言ってもDP-85は音は良いが予算的にちょっと無理。そうなるとDP-77か、、しかしもう一声下がらんかな。まあ、直ぐには無理だが今年のうちにリファレンスは欲しいので頑張りたいとは思う。(ちょっと弱気) そして、本当は一番何とかしたいのは実はADだ。C-280Vと別れてから(?)フォノイコには苦労しているのだ。「逃した魚は大きかった」ではないが、やっぱりADはイコライザーが全てだ。まあ、これもそのうちに、、。 と言うことで、今年は「A」の年にしたいと言うのが本年の目標。さて、どうなることやら、、、。 |