つれづれ日記

2002年

9月度

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2002/09/27
だからやるのだ
 さて、最近はめっきり涼しくなって来た。夜は寒いぐらいの時もある。昨日の夜もそう思いながら寝ていたが、どうも寒すぎる、、、。あれ?、と思ったら今日はやっぱり朝から雨だった。しかも夕方になるにつれてドンドン激しくなって来た。

 しかし、雨にも負けずに今日は前から思っていたので「パンジーの花」を買ってきた。僕が花が好きなことは以前書いたことがあるが、実はWEBでは公開してしまったが、身の回りの友人連中は未だに知らないのは言うまでもない。それはいいとして、、。

 で、なんでこんなものを買ってきたかと言うと、もうすぐ秋、そして冬が来るからその支度なのだ。はぁ?なんだそれは?、と言われそうだが、実にくだらん理由なのだ。

 草、木、花は基本的に春から夏にかけて咲く場合が多い。しかし、そう言う時期は咲いて当たり前なので、それはそれで好きな季節であるが、どうしても個人的には寒くなってからも花を見たい、身の回りに置きたいのだ。

 もちろん、春にしか咲かない花を冬に咲かせるなんてことはなかなか出来ないが、それなら寒い時期でも咲く花を、密かに沢山植えてそのうちドンドン増やして楽しむのがいいのだ。

 当然枯れてしまうこともあるが、持ちこたえて盛大に増えると妙に嬉しい、、、。寒い時に夜帰ってくると、爛々と花をつけた鉢があると、「よし!」という気になるのだ。冬だから花は駄目と考えないで、それならそれなりにやってみようというのが狙い。

 どんな環境でも、それに合わせた楽しみ方と方法があると言うこと。それが自分なりの抵抗、そしてこれが僕の性格から来るこだわりなのだ。

 と言っても、もちろんこの時期の条件に強い花を選ぶのは基本。しかし、それでもじっくり構えて日夜コツコツ試していくことは必要。焦って弄くりまわすと季節なのに枯れることもある。また、あまりほったらかしも駄目で、あれこれ少しずつ試して様子を見ることが必要。

 なんとなくだが、自分なりのオーディオ&ビジュアルの趣味も、これと似ているような気がする。出来ないと思わないで、脈があればやれる範囲内でコツコツやる。直ぐに出来ないと諦めないで、出来る方法を考えて楽しむ。初めから出来ないから駄目と決めるのはとても嫌だ。出来ることがあるだろうと、、。でも理想だけは高く持つ。

 例えば、深夜音は出せない。ではVAはやらないか?いいや、ヘッドホンがあるじゃないか。もちろんSPの大音量再生とは違うが、それが次善の策ならその中でより良いものを望みたい。スクリーンがない、いいや、テレビがあるじゃないか、と。方法は色々あるのだ。個人的には次善の策こそ将来の糧だとさえ思っている。

 実際、以前の木造和室四畳半ではそうしていた。この時はD-55とモニターとヘッドホンにこだわっていたのだ。結局ヘッドホンは二つ買ったけど、SONYの4万5千円のヘッドホンが欲しくてたまらなかったっけ、、。確かMDR-R10の廉価版のMDR-CD3000だったかな?。何度も店に試聴に行ったなあ。結局MDR-CD750しか買えなかったけど、、。実はこの約5万円のヘッドホンの音場感は、なんとなくだが今のネッシー+SWの感じに似ているのだ。(語弊があるかもしれないけど)

 TVモニターはやっぱりSONYの4:3のトリニトロン管が好きで使っていた。これも実は、今のG70は個人的にはメーカーが同じと言うこともあるんだけれど、以前居間で使っていたこの直視管に、写実的な色合いと黒方向の諧調表現、コントラスト感は良く似ているのだ。はっきり言うと、僕が自分のリファレンスプロジェクターに望んだのは、この直視管並のコントラスト感と色の再現性だったのだ。(遂に書いてしまった、、。そう、僕はある部分はモニター派だったのだ)

(注:SONY派と言うわけではありません)

 まだまだVAの道のりは長いしこれかどうなるか分らない。もっと良いものが出て来る時代が来るだろう。もちろん直ぐには手が出ない。でも、今とにかく自分の出来る条件の範囲でベストを尽くしたい。やらないで後悔するのは嫌だ。

 だから僕はやるのだ。

 

 

 

 

2002/09/24
口の動きにご注目
 さて、TA-N1を修理に出して一週間経つのだけれど、まだ相当時間がかかりそうなムードだ。こう言う時は精神的に落ち着かないので、なかなか音が真剣に聴けないものだ。

 そこで、気を紛らわすために(?)横道に反れてこの機会にHTPCを新調することを考えた。その方面では有名なケースらしきものを仕入れて、現在製作中(と言っても組み立てるだけだが)なのだ。HTPCは一般的ではないので、僕はあまり自分のHPには詳しく書かないが、実はオーディオマニアにしては相等色々試している方なのかもしれない。ただ、誤解が多いし自作オーディオとは言いがたい部分があるので、あまり書いていない。そのうち番外編で別ページでも作ってみるかな(ウソ)、、。

 また、、PCは非常に時間がかかる代物で、これが結構面倒くさい。僕は改造はしないので組み立てるだけだが、そこから先がとても時間がかかるのだ。OSのインストールやソフトウエアの組み合わせや選定が実に面倒なのだ。ここがスピーカーの自作と違い、非常に眠くなる!作業なのだ。一応ある程度出来上がってはいるのだが、それでも調整がまだまだ。

 で、結局一休みして映画でも観ようと思い、今日は「モンスターズ・インク」を買ってきた。CGアニメであるのはご存知の方も多いだろう。ところで、CGアニメが映画の分野に過去に一石を投じたものは、なんといっても「トイ・ストーリー」だろう。LD時代でさえ、凄い画質で驚かされたものだ。その後最近では、ダイナソー、シュレック、などが出てきているが、殆ど実写に近い立体感にはいつも驚かされてしまう。

 さて、今日はモンスターズ・インクの内容の方は省略するとして、前から思っていたことを少し、、、。それは、この手の海外CGアニメは、動きが実にリアルなのだが、その原因は顔の表情にあるような気がする。そして、その最もたる部分は「口の動き」ではないかと感じている。

 僕は英語は苦手だが例えば、台詞で「Why?」というシーンがあったとすると、口が本当にそのように動いているのに気がつく。つまり「口パク」ではないのだ。これがリアルな表情に一番貢献している理由なのじゃないかと思うのだ。人間が実際に喋る動きをそのまま上手く映画のキャラクターに合わせてさせていることに非常に感心してしまうのだ。確かに体の動きや仕草もそうだが、それでも一番のポイントは「口の動き」じゃないかな、、。喋っているんだなこれが。

 そう思いながら観ていると、これまたとても楽しめるのだ。皆さんはどうでしょうか?僕の思い込みかな?もっとも、吹き替えで観たら違ってくるんだけど、、、。

 ところで、肝心のVAのことだが、「モンスターズ・インク」の画質はどうかと言うと、これがとても素晴らしいのでびっくりした。個人的には「トイ・ストーリー」を越えていると思う。シュレックは僅かにソフトフォーカスだったが、この「モンスターズ・インク」は実にシャープでくっきりしていて解像度が高く、またカラフルで色濃くて良い。モンスターのサリーの毛並みは毛の一本一本が実にリアルで驚かされる。目玉モンスターのマイクの肌の鱗?のリアリティーも気味が悪いぐらいだ。音はオーディオ的には物足らないが、アニメなのでこれはご愛嬌としよう。

 ただ、一つだけ気になるのは、HTPCで観ると何故か24コマでも30コマでもないような動きをする部分があるのだが、これはどうしてだかよく分らない。ま、綺麗なんだから良いか。

 とにかくこの口の動きにご注目、ということで今日はお終い。 

 

 

 

 

2002/09/22
我道を行く
 最近思うこと、、、。それはVもAも、人からなんと言われようと、当たり前だが自己満足が全てだと言うこと。情報収集は絶対必要だし、人の意見も聞くことは大切なことだと思う。実際に試せることは一応自分でやってみる場合が多い。しかし、試してみても自分が気に入らなければ意味がない。

 また、環境や好みももちろん関係してくるから、人が良くても自分の環境に合わないこともよくある。もちろん判断を間違えることもあるから直ぐには分らないことが多い。

 価値観も自分の基準であって、人とは同じにはならない。これは値段のことだけでじゃなくて、時間のかけ方もこれに入ると思っている。自分は一つに決めてやっているように見えるがそうじゃない。色々フラフラと気持ちは動いている。

 だからそう言う時は、冷静でいる訳ではなくて考えたり悩んだり、更には非常に焦っている自分がいるのだ。自問自答して、なんとなくぼんやり考えているのだ。これがその時間だが、僕は結構長い方(遅い)だと思う。しかし、これを無駄だとは思わない。

 納得するまでやってみるしかないのだ。自分がどう感じるかが肝心だから、結局判断は自分で下すしかない。

 ところで、現用機そろそろ入れ替えしたい部分もあるが、なかなか行動に移せない。多少焦りともどかしさがあるが、ここはやはり我道を行こう、、。 

 訳の分からない独り言になってしまったなあ。

 

 

 

2002/09/19
またしても、、
 先日の土曜から、9月なのでゆっくりとしようと思っていたら、いきなりスケジュールがいっぱいになって、ここ一週間は仕事場に泊まりの日もあって参った。うーん、、このところついていないのだ。また、幾つかOFF会への参加を予定していたがもちろん先送り。TA-N1はやっと引き取られて行った。早く直ると良いんだけど。

 で、昨日になってやっと落ち着いてデジビを買って読んでいたら、、、なんだかいつもと雰囲気が違う。ご存知の方も多いと思うが、なんとまたしても「休刊」ではないか。正直これには力が抜けた。なんと言うことだ、、、。

 自分が読んでいるオーディオビジュアルの雑誌が、これまたどんどん減っていくではないか。FMファンの時も寂しい気分になったが、今回も心境は暗い。

 この本には特別な思い入れがある。そう、僕のこのWEBサイトが存在するのも、この本のお陰だったからだ。そして、ここから多くの同好の方とお会いすることが出来るきっかけとなった訳だから、僕にとってはショックが大きい。映像系の雑誌はもともと数が少ないのに、、。

 まあ、それだけ大画面Vが一般的ではないと言う事実に相反して、VA環境が多様化して、つかみ所がなくなって来たと言う証拠かもしれない。DVD専用機の二極分化、フォーマットの乱立(これは最悪)。PCの高性能化(これは良いことなんだが)。そのうちネットのストリーミングシアターが来るなんていう噂。色々ありすぎてマニアでさえついていけなくなる位だから、一般的にはこだわりがなくなるのだろう。そうなると何でも良いじゃないか、と言うことになって趣味性がなくなるのかな。

 最後の表題であるこの「大画面万歳!」には言葉がない。何とも現実は厳しい。

 しかし、これでくじけていてはいけない。踏ん張り所だと思い、無責任大画面推奨派として、今日ここに宣言する。

 大画面推奨派は永遠に不滅です!!大きな画面で映画は最高!

 残る僕の愛読VA雑誌は、ホームシアターファイルとHiViとAVレビュー位だが、とにかくがんばれ映像派!

 普及活動しなくては、、。 

 

 

 

 

2002/09/13
ブルース・リーとHMA-9500II
 TA-N1の不調は先日の通りだが、修理引取りは週明けとなってしまった。こう言う時大手SONYは、アキュフェーズのような修理体制のようにはいはいかない。だからまだ、TA-N1ははこぶねに置いてあるのだ。

 しかし、なんとなく不具合がある状態での使用は気分が良くない。確かにLINE IN2に繋げば音は出る、、。が、やっぱりそれは嫌なので、ついに○島監督よろしく?王者HMA-9500IIの現役復帰だ。気分は複雑なんだけど、、。

 ところで、しばらく聴いていなかった9500IIに戻したのだが、SW側のコイル等のセッティングを9500II用に戻して一音出たら急に懐かしくなった。ワイドでシャープで切れが良く、繊細で独特の軽快で俊敏な反応の良さが確かにある。TA-N1に慣れた耳で聴くと、ある一定の音量以上になると、絶叫するような緊張感と言うか、はっきり言えば歪感はある。しかし凄いアンプだと言うのは確かだ。数年前に完全オーバーホール&基盤洗浄等を行ってから衰えを知らないみたい、、。どうなっているんだ?

 非常に個人的なくだらん話なんだけど、前から思っていたので今日は小話としよう。

 HMA-9500IIを自分の好きな映画スターに例えると、ずばり「ブルース・リー」!のイメージなのだ。小柄だが、鍛え抜かれた扇形逆三角形のしごいたような脂肪のない独特の風格。側に寄ると?(大音量を出すと)一触即発の研ぎ澄まされたような、ピリピリくる音は正に「アッチョーーー!」のイメージなのだ。ストレス解消には「ドラゴンへの道」か「燃えよドラゴン」かな?

 ではTA-N1はどうかと言うと、うーん、、切れは良いが多少クールで男性的な音だが暴走しないで一音一音しっかりと出すし、まじめで精悍、あるボリューム位置を越えると危うい感じなく鮮烈な切れになって、俄然ハイパワーの本領を発揮する。体格がでかくて筋肉質で重いイメージだから、、、アーノルド・シュワルツ・ネッガーかな?「ターミネーター2」より「シックス・デイズ」か、、。

 何を言っているんだと言われそうなんだけど、今日シュワちゃん主演の「コラテラル・ダメージ」を観たかったので、アンプをHMA-9500IIに換えたらそんな思いが過ぎってつい、、、。

 どうでもいいが、早く直って欲しいなTA-N1。 

 

 

 

 

2002/09/09
トラブルは続く!
 今日も写真がイマイチ暗いが、心の余裕がないのでお許しを。それはなんと、、、

 一度あることは二度ある、、そう、トラブル発生なのである。しかもよりによって、あろう事かTA-N1が不調なのだから悲しいどころか大慌てだ!。

 以前からたまに少し気になっていたのだが、今日音を出していたら、なんとなく音場感がおかしいのに気が付いた。時々気になってはいたのだが、それでも今日は絶対おかしい!と思ったので、試しに9500IIに繋ぎ換えてみたら、これがグンと広がる音場感と軽快な切れ味にドキリとして、これが正しいと一瞬にして確認出来た。なんだこれは!どうなっているんだ?もちろんアンプの音色やキャラクターの問題ではない。何かTA-N1は正常ではない感じなのだ。

 そこでもう一度TA-N1に繋ぎ換えてみたら、今度は音が時々途切れるので慌ててしまった。それから数時間散々調べてみたところ、ようやく見当が付いて来た。どうやら、プリからパワーに入るRchラインイン端子の接触が悪いのがやっと分かったのだ。しかも、これが非常に分かり難い壊れ方だったので参った。

 僕はプリ〜パワー間の接続に、くずてつ船長考案の自作6N単線を気に入って使っているが、自作なので以前はピンプラグに指定のものと違う50円の安物を使って、一度だけトラブルを起こしたことがある。

 これはピンプラグの精度が悪いため、コードそのものが単線で硬く曲がり難いので、ちょっとしたことでアース側が浮いてしまったのだ。そこで支持通り、端子をWBTにしてからは二度とトラブルは起きなくなった。それ位接点のコンタクトが確実で信頼性が高いのがこのWBTだ。これがあってからは、プラグは高くても絶対WBTを使うようになった。また、接点の重要性が最優先でコードの素材はその後だと思うようにさえなった。

 しかし、なんと音を出しながらRchのコードに触れると音が途切れるのだ。確実に締めているのにだ!。何故だ?これには初め非常に悩んだ。何処が悪いのだろう?、、。テスターで6Nコードを散々導通テストしたが問題ないのだ。そこで、アキュファーズのプリを調べたが何も問題なさそうだ。そして最後に、TA-N1にはラインインが2系統あるので、2の方にWBTを差し替えてみたら、コードに触れても音は正常に出て来る。(これは絶対まねしないでください!アースが浮くと、特にプリがデジタルアンプだとスピーカーが確実に飛びますので!!)

 つまり、TA-N1側のRchのピン端子のホット側が中で(!)壊れているようだ。これにはなかなか気が付かなかった。今までなんとなく妙な音場感になっていたのは、ホット側の接触が悪くて、それで音を出すと音圧で多少コードが震度して、片chの音が一瞬出なかったり途切れたりして音場感がおかしくなっていたのだ。しかも微妙な程度で時々起きていたので直ぐに判定出来なかったのだ。なんと言う僕はタコ耳だ。

 しかし、こう言う時でもWBTを使っているので、アースが浮かないのでこれ以上のトラブルが出ないのは素晴らしい。

 さて、やっと分かったのは良いが、買っていくらも経っていない高級パワーアンプに、こう言うことがあると流石に悲しいものだ、、。精神的な打撃は大きい。でも、これは製品を買う際に、それが新品でない以上、ある程度は覚悟しておかなければならないことではある。これが嫌なら中古は絶対買ってはいけない。中古は必ずリスクを伴うので、その心構えが必要だ。と言っても、中古を多用している僕としては、これはいつも頭にあるのだが、それでも気持ちは良くないのは確かなんだが、、、。

 とにかく、僕のTA-N1は店頭品だから当然新品ではない。しかもデモ用だからどんな扱いを受けて来たか想像すると確かに少し怖くなる。多分強引に何度もピンプラグを抜き差ししたので、端子の中がイカれていたのだろう。まあ仕方ないか、、。

 嗚呼、修理だ、、。それにしても気が重いなあ、、。この重量(70kg!)をまた運び出すなんて。SONYさん、ここは一つ我家に来て直してくれないかな?。

 カビの次は故障、人生山あり谷あり、さてお次は?

 

 

 

 

2002/09/08
久しぶりに?
 今日は暗く変な写真で申し訳ないのだけれど、上手く撮れなかったのご容赦ください。

 で、C-290Vがどうしたかって?ひょっとして!オイオイまさか?最近話題のC-○○○○と、思った方は、、、ハズレです。(フザケルナと言わないように)

 今日はC-290Vのお話ではなくて、その上に写ってい黒いビロード型紙を撮ったつもりなのだ。それは、なんと久しぶりに、はこぶねに「カビ」が出てしまったのだ!。もう何年ぶりだろう、、。しかもリスニングポイント近くの、この黒いビロードに沢山出て来たのでびっくりして直ぐに掃除機で吸い取ったばかりなのだ。が、どうも臭いが残っていて今は気分が悪いのだ。

 ところで、はこぶねが出来た当初の一年は、カビが凄かった。この頃は、はこぶねなんて言う「半地下」リスニングルームを作ったことを後悔したぐらいだった。本当に凄いカビで、この部屋はもう使い物にならないのじゃないか、と思ったぐらいだったのだ。当時はD-55を使っていたのだが、もう粉を吹いたような状態で、雑巾で拭いても拭いてもスピーカーとその他色々な場所に、直ぐにカビが出て来るので弱っていた。殆ど半泣き状態だった、、。

 その後徹底的にエアコンを付けまくって、どうにか二年目に入った頃から、何故か今度は全然出なくなってしまった。しかも、湿度も夏でも50%程度、多くて60%でそれ以上湿度計が動かなくなったのだ。もし、このような部屋を、大きさの大小にかかわらず、いつかは造ろうと考えている方は、これだけは覚悟しておかれた方がいいと思う。多分しばらく部屋に入りたくなくなるだろう。それ位コンクリートの水分と湿気は、凄いことになるのだ。この期間は避けては通れない、試練(?)なのだ。

 で、その後カビの悪魔が落ち着いてからは、実に快適にはなるが、今度は室外の温度とのタイムラグが物凄く出来てくるのだ。例えば、夏は案外ひんやりしてエアコンが効き易く涼しいのだが、今のような秋口で涼しくなって来ると、今度は逆に中は蒸し暑い状態になるのだ。この時が要注意なのだ!。

 ここ2週間程度時間がなかったので、映画を観るのにも断片的に止めながら何日かに分けて観ていたのだが、プロジェクターの電源を入れてもエアコンを殆どかけなかったのだ。多少蒸し暑いが、短時間なので我慢していたがこれがまずかった。部屋ムシムシしていたのだ。しかも最近通販であるものを買ったのだが、この箱が多少カビ臭かったのに、そのままはこぶね内に置いておいたので、ここから胞子が出たようだ。ダンボールは用心しないと大きなカビ源なのだ。

 このことが祟って現在往生している。しばらく湿度管理をしないと、寒くなる頃に暖房が使えなくなるのだ。つまり、その頃までにカビを撃退しないと、今度はカビにとって最高の部屋になるので、後が怖いのだ。とにかくここ数週間は部屋を乾燥させないとマズイ!嗚呼、、参ったなこりゃ、、。憎っくきカビどもをやっと根絶させていたのに、油断したものだから新たなるカビが入って来たので大変だ。

 カビは嫌いだ〜!!!て、自分が悪いのだが、、。

 

 

 

 

2002/09/05
そんなに集めてどうするの?

 さて、今日は分からない方に少し気が引けるのだが、HTPCネタを少し、、。

 僕は今、HTPCをはこぶね内に置いている。いろいろ躊躇いはあるのだが、専用機にはない独特の画の魅力に「今止めるには未練がある」からだ。

 でも、物事やり過ぎは禁物だと思う。しかし、やり始めると、自分で納得するまでやってしまうのが、僕の悪い癖。綺麗な絵を求めて、、、と気が付いたら既にHTPC用のビデオカード(PCで画を出すためのカードのこと)が6枚にもなってしまった、、。

 なんでこうなるかと言うと、良さそうだと言う情報を見つけるとつい自分で試してみたくなるのだ。でも、何故かいつも噂通りにはならなくて決定版はないのだ。何がしかの不満、不具合があるからだ。かなり良い線行くのだが、後一息のところで妙な不具合を発見してしまうことが多く、しかも解決出来ないのだ。これが個人的には凄く残念なのだ。

 でも、気がかりなのは、同じものを使っている方はこれを気にしないのかなあ?と思うことだ。

 HTPCは環境に物凄く左右されるので一概には言えないのは事実だ。いろんな要素があるので我家だけかもしれない。僕が気にするのは、画のコマ落ちと音だ。特にコマ落ちは絶対我慢出来ないので、現在はどうにかそれらしくなるように色々やってある。確かに今まで我家で、ビデオソースでも映画ソースでもコマ落ちを指摘した人はいない。

 一応僕の環境を書いておくと、プロジェクターはG70QJと120インチスクリーン。初めは怖いのでテスト用はPC用モニターで、17インチ。1600×1200ドットでリフレッシュレートは30コマソースは60Hz、24コマは72Hzで試してみて問題ないことを十分確認してからG70に繋ぐようにしている。もちろん今のところは問題が出ていないが、人には絶対勧めない。

 G70はこの解像度とリフレッシュレートを受けられるが、この解像度とリフレッシュレートが出せないモニターやPJで同じことをやると、モニター又はPJが壊れるからだ。ここは分かっていないと絶対壊れるので最大の注意点だ。

 で、どうでもいいが問題はビデオカードが増えてくると流石にその処理に困る。どれも部分的には良いのだが、全ての面をカバー出来ると言うものがないので単なる家のPC用になっている。と言っても、人に売るのも気が引けるので余りはコレクションになってしまう、、、。やはり何事も適度な頃合が大切だ?。

 

 

 

 

2002/09/01
マットスクリーン
 今日で9月に入った。先月は色々あって更新は7回しか出来なかった。我ながら困ったものだと思う。9月は多少時間が取れそうなムードはあるが、さてどうなることやら、、。

 ところで、今月は刺激を貰うためにも、自分のシステムから離れて?他の方のシステムを聴きたいと思っていた矢先に、つい先日、ばあなさんから連絡があった。そう言えばお借りしていたDVDのことを思い出した。お引越しをされたとのことだったので、早速DVDをお返ししに行くことを口実に、短時間お邪魔させて頂けることになった。新居のお引越し先も、運良く?近所だったので直ぐにお邪魔出来たのだった、、。

 さて、ここで写真を見て頂くと、ハテ?と思われる方も居られるかもしれない。システムが我家とは随分違うのでは?と思われることだろう。特にSPは僕のような長岡派とは違うかなりハイエンドなSP。ところが、何故お付き合いがあるかと言うと、近所だからではない。システムやアプローチが違っても、求めて居られる音と画に「ある趣向の共通点」を感じるからなのだ。それは「ハイスピードな音と色濃い画を好まれる」ということ。声楽がお好きな方なのだが、非常に切れの良いボーカルがお好きで、実際聴かせて頂くと、声の通りが実にはっきりしていて楽しい。僕は何を言っているか分からないようなボーカルは苦手なのだが、ばあなさんの音はこれとは正に反対で、ハッキリとしていて伸びと艶を持って居られて、この点に僕は刺激を受ける部分があるのだ。

 まだシステムの調整が全然出来ていないとのことだったのだが、既にこの部分は部屋を移られてからもスピード感があって抜けが良くて楽しかった。それから今回、僕としては特に画について大いに収穫があったのだ。それはばあなさんが、以前ご使用だったビーズスクリーンからマットスクリーンに交換されていたのだ。

 実を言うと僕は「プロジェクター天吊りとマットスクリーン」の組み合わせについては、正直多少懐疑的な部分と偏見がある。これは、「プロジェクター床置きでビーズスクリーン」との組み合わせに比べると、どうしてもホワイトピークの部分で暗くなり、ギラツクようなヘッドライトや、太陽のイメージが出難いと言う部分があるからだ。また、マットは黒方向の諧調表現は良いが、全体のDレンジ(白ピークから真っ黒まで)が圧縮されたように感じて、しっとりとしているが生の画(?)のイメージは出難いと思っていた。

 そう、思っていた、、、、。が、今回観せて頂いた画に驚いた。明るい!のだ。確かにお使いのプロジェクターはBARCOの7インチ三管とファロージャと100インチマットの組み合わせなので、これまた我家とは随分キャラクターやアプローチが違うのだが、何故かピン!とくるものがあった。

 我家はスクリーンゲイン2.8のビーズスクリーンに、G70は1200ANSIルーメンだから明るくて当然だ。これに比べると、確かにピークの明るさは我家の方が明るい。(最近のDLPや液晶では、更にG70より体感的にこれより明るいものも存在する)。でも、それにしても何故こんなにばあなさんの画は全体に明るいのだろう?と感じた。今まで他で観てきたマットのイメージがなく、しかもDレンジが圧縮された感じがないのだ。色もオレンジから赤、そして肌色が実に綺麗でコントラスト感があって明るく色濃い。確かにファロージャは単体でのグレードが半端ではないと言うのもあるだろうが、それにしても明るい。

 僕は今まで色んな場所で、プロジェクターは3万円のローコストハイCPから家が建つようなものまで幾つか観た経験はあるが、マットではたまたま使い方で暗くしているものを多く観ていたからだろうか。今では目が慣れて来たのかもしれないが、とにかくマットは暗くて欲求不満になる絵が多かったのは事実だ。だから今回はちょっとびっくりしたのだ。

 勝手な想像なんだが、理由の一つは最近は殆どがプログレを観るようになったせいかもしれない。我家は、G70でプログレ専用機とHTPCと床置きビーズの組み合わせでは、現在多少「ハレーション」が気になっている。これはビデオ入力より周波数が高いため、ホワイトピークが強くなるので、ギラツク感じは好みの方向で良いが、ちょっと白部分の光が黒部分に跳ね返る量が増えている。映画では字幕の写り込みが眩しいこともある。また、明るいシーンでは全体がハレーション傾向になる場合もある。例えば、クリスティーナ&ローラ春夏編のサマータイムでは、もともと効果としてのハレーションがある画だが、それでもこのハレーションが少し多くなり過ぎていて気になる。ここの調整はシビアなので、現在色々いじっているのだが、なかなかこのベストポイントを見つけるは難しいのだ。このソフトだけで調整してしまうと、今度は映画で黒が潰れる場合が多いのだ。525iで観ている時代はこの問題は起きなかったのだが、プログレッシブを使い始めてからこれが起きているのだ。

 しかし、この調整がマットだと気にならなくなって上手くいくと、上記のような奥行き感と色と明るさが両立して実写的になるのではないか。また、プロジェクターが天吊りだから、スクリーンに近寄ることが出来るので面積が増えるので、当然明るく感じると言うのもあるだろう。

 この画を観ると、マットで上手くやれば自分の好みの絵が出せるかもしれない。今回はそう感じてマットに対するイメージが少し変ってしまった。なるほど、やっぱり要は使いこなしなんだなあ、、。

 もう一つは、我家のスクリーン、随分時間が経っていて知らない間に汚れているのが大きな原因だったりして、、。そろそろ交換かな?。でも、出来るだけゲインの高くて値段の安いマットなんてあるのかな?。2.6のマットなんてね、、、また特注かな(無理)。それよりG70をどうやって吊るんだ!?(無謀)。いっそ前代未聞のマットで床置きなんて試してみるか。(無責任)

 それは今後の課題として、とにかく今回は別のシステム環境を経験することは、やはり発見があり刺激を受けるものだとつくづく思ってしまった。これは趣味としてのVAには大切なことだと思う。もちろん、求める方向性に共通点があると言うという条件は必須なんだけど、、。

(ばあなさん、昨日は有難う御座いました。)

 

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