つれづれ日記

2002年

5月度

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2002/05/31
オーディオ情報はどこへ
 5月最後の今日は、仕事が休みだったので、久しぶりに家でごろごろしていた。本当は出かけようと思っていたのだけれど、庭の花がとても綺麗に咲いていたので、写真とビデオを撮っていたのだ。

 ずっと前に書いたことがあるんだけれど、僕は花が好きだ。でも恥かしいので人には滅多に言わない。

 それはいいとして、今日はそれ(花)をビデオカメラであれこれ撮って、プロジェクターで映してみた。BGVの感覚で撮ってみた。が、これが音の生録のようにはいかなくて、イマイチ画質が良くない。ビデオだからしょうがないが、色と諧調の調整には使えるのではないかとやってみたが、これが全然だめだった。ビデオカメラの色温度そのものが全然違うので、どうしようもない。

 分かっていてアホラシイが、こう言うことを平気で実験してみるのが僕の性格なのだ。PCに入れてラインダブルをかけれれば少しは違うだろうが、そこまではしない。

 で、今日は何かと言うと、今後の機器選びについての不安だ。つまり実験してみないと何も分からない。でもオーディオ製品を買う際にはそんなことは出来ないので、最近は本当に大変だ。

 買ってみるまで分からない。ソフトもそうだがが、ハードは特に高いし基準となる情報がないので選び難い。以前は長岡先生の記事で、大体どんな音がするか文章で判断出来たが、今は自分で試してみるしかない。

 最近は特にこれに困っている。身の回りでは、自分が欲しい情報を集めるのは凄く大変だ。近所の家電店は、僕が興味を示すものは殆ど置いていないし、しかもどこへ行ってもありきたりなパソコンぐらいしかない。また、パソコンのパーツでさえないもんな、、。皆さんはどうだろうか。

 ところで、県内にこの不況時代にオーディオ&ビジュアルのお店が出来たのを我地方の新聞で知った。当然都心のようにはいかないが、それでも田舎暮らしの僕には個人的にはとてもうれしいネタだった。さあ、来週は行ってみよう。僕が欲しいネタがあるだろうか、。

 

 

 

 

2002/05/29
万感の思い、、
 今日、UENOさんから情報を頂いた。SONY TA-N1が廃番とのことだった。まさか、、なんてこった、、。SONYのサイトにも販売完了と載っているので、もう駄目か、、。

 ここ最近忙しくて、なかなかオーディオ情報を注意して見ていなかった。実は、正直に言うと、来月にDVD-PにH-2000の導入を決めたところだったのだ。

 そして次は、遂に夏には現アンプHMA-9500IIを下ろして、TA-N1を導入しようと考えて計画を立てていたばかりだった。これは、G70のローンがやっと終わりそうなので、計画が現実段階に入ったばかりだったのだ。それだけに今回はショックが大きい。

 いつもこれだ、、必ず出遅れるのが我人生。そしてその後散々苦労する、、。中古を探すしかないのか。でも、個人的にはオークションはどうも性に合わないのでパス。

 やはり人生なんでも決め時と言うか、タイミングというのがあるもんだ。しかも更にこの情報を知ったのが、今日この日記を書いている5月29日付けと言うからなんとも皮肉なものだ。そう、長岡先生の命日にあたるなんて、。

 なんとも万感の思いで、もう今日は言葉が無い、、。一応明日は、そこら中情報を当たってはみるが、さてどうか、、。

 誰か我家のHMA-9500IIと9500の二台とTA-N1を交換してくれる人いないかな?(これはジョークだが)。しかしTA-N1がないとするとP-1000になるのだが、値段が半端じゃないのでちょっと無理。それともTA-N1の後継が出ると勝手に想像して待つか。、、なわけないか。

 ここは自分のページだから、たまには暴言を言うぞ!SONYのバカヤロウ〜(涙)

 なにっ?早く決めないお前(僕)がバカヤロウだって?。

 確かに、、、参った。

 

 

 

 

2002/05/27
反省と望み(新生掲示板、HP容量アップ)
 今日もオーディオと関係ない話なので、少しご容赦お願い致します。最近更新が遅い、、何をやっているのか?どうせサボっているんだろう、と言うのは半分当たっている。

 が、実は我プロバイダーが、遂に!CGIが使えるようになり、ホームページ容量がやっとのことで増えたのだ。このため、初めて掲示板を自分のサーバーに置くことが出来るようになったので、奮闘していたのだった。

 個人的に、これを本当に随分待ち望んでいたのだった。僕は現在、近所のCATVインターネットに加入している。インターネットを始めた頃は、まだアナログで繋いでいた。しかし速度に少し不満があったので、直にこのCATVに移行して、そして多くの方に助けて頂き、やっとHPを立ち上げた。

 この時は、この接続速度と手軽さに感動したものだが、時代の進歩は凄いもので、約二年も経たないうちに、アッという間に「ADSL」なるものが出て来て、今では「CATVは早い」、はあっさりなくなった。体感的にはADSLと殆ど違わないし、何より値段が今となっては、我プロバイダーは「高い!」部類になってしまった。現在、月にTVなしで6200円程度掛っているのだ。しかも無線や光ファイバーなんて騒いでいる時代なので、CATVもそろそろ危ういのではないかと言われている。

 しかも、我プロバイダーはつい最近まで、HP容量はたったの「5M」、CGI禁止、メールアドレス無料は1個だけ、ウイルスメール、ハッキングは全て自分で対処せよと言うし、その他制約がいっぱいあって「なんだここは!?」と言うぐらい少し横暴な商売(失礼)をしている部分があると思っていた。

 そこで他へ変ろうかどうするか、最近散々考えていた。しかし、唯一の良さは「サポートに電話が繋がる」と言うことと、いざとなったら「文句?や助けて!を言いに行ける」と言う強みがあった。このためか、以外にサポートは電話でも非常に親切なので気に入ってはいた。

 これがまだ今のCATVを止められない最大の理由だった。つまり地方企業側の弱い心理を突いている訳だ。それでもADSLにしたいと考えていたのも事実。そこへやっと、「CGIがOK」、「HP容量30MBまで料金据え置き」、「メルアド無料」となったので、もう少し在籍することにしたのだった。まだ分からないのだけれど、、。

 で、ここからが今日のお話。実は今まで使っていたツリータイプの掲示板が特に気に入っていたので、有名な同じフリーのCGIプログラムをダウンロードして来て、やってみることにしたのだ。

 ところが、僕は素人なので例によって全然上手く行かないので弱っていた。説明通りにやっているのに、なんでか上手く出来ない、、。いつものように情けない話だ。Perl、パーミッション、バイナリ、なんのこっちゃ?であった。

 そこで、今回もRaioさんのお世話になったのだ。Raioさんには、実はPCを始めてから随分とお世話になっているのだ。ところで、この世界(PC)では、「教えて君」という言葉があるらしく、何でも分からないからと聞いていると、とても嫌われると言うことらしい。これが礼儀なのだそうだ。確かに我近所の友人にも、PCについて質問すると、妙に高飛車な奴がいる。なかなか教えてくれないのだ。非常に嫌な世界だなあと感じることもある。

 ところが、Raioさんはこれがまるで違うのだ。とても親切丁寧に、今まで相当教えて頂いているのである。とても感謝感激で言葉もない位である。Raioさん、今回も有難う御座いました。

 お陰様で、やっと掲示板をUPすることが出来た。まだ不具合がありそうだが、それでもこれは素人としては大変嬉しいことだった。玄人にしてみれば簡単なことなのかも知れないが、僕には一大事だった。

 そこで今日思うこと、、、。我趣味の師、そう、「故長岡先生」はどうだったか?。師はオーディオ素人の僕にとてもやさしかった。分かり易く、間違いがないように、そして自分の損得考えないであらゆることを教えてくださった。

 しかも好みや方向性が違ったり初歩的な質問にも、高飛車な態度は一切なし。まるで親戚の叔父さんのようにお話してくださった。これはセミナーなどに行っても、不特定の方にも同じだった。そして横の繋がりを特に大切にされていた。また、逆に先生自身のご存じないことや、新しいことに耳を傾けられては「へー、それはどうなっているの?」と、興味津々でとても気さくな方だった。

 僕が先生から学んだことで、一番凄いと感じたことの最もたるものは、「この精神と姿勢」だった。ご自分の分かることはやさしく全て分け与える精神、知らないことは相手が年下だろうが何だろうが素直に聞く、この姿勢。だから僕は「師」と呼ばせて頂くのだ。数多くのSP図面、ソフトの紹介、コラムの数々、凄いものである。しかし、実際お会いすると、そんなイメージはまるでなかった。「多くの情報の集合体」のような方だったのに、いとも簡単に丁寧に知識を分け与えてくださった。

 なんとなくRaioさんの、今回の掲示板新設ヘルプの一件も、それに通じるものを強く感じて、やはりこれは見習わなければならないと痛感した次第だった。また、PCの世界の意地悪い部分もあるかもしれないが、実際には自分で開発した優れたフリーソフトを、配っている方達も大勢いる。これも凄いことで、なんとなくこれまた、その精神を感じる。僕は随分これらのお世話になっている。

 で、全然無理な話だが、何時か自分のページが、少しでも何処かで何かの役に立つことが出来れば良いのに、、、現状ではイカン。いい加減な感想や内容が多い、これは反省しなくては、、、。そう感じた一日だった。

 

 

 

2002/05/21
駄目だこりゃ、、(僕の場合)
 この話題を書くのは、僕のHPの趣向とは少し外れるので、非常にためらいがあったのだけれど、実際どうなっているの?と言うご質問も頂いたので書くことにした。それはHTPCとは実際どう言うものなのだ?というご意見だった。ただ、今回は皆様には絶対お勧めしません。上手く行っていない現状を紹介するつもりで書きますので、そのおつもりで読んでください。

 さて、僕は本当に知識のない素人なので、よく分からない部分が多いので生息分布図にも自分のHTPCの構成は紹介していない。遊びで試しているのは事実だが、これはまだオーディオ機器としては自分なりに認めていないからだ。これはもちろん素人の僕の個人的な感想。しかし、「ある部分」では非常に「未練が残る魅力的な画」が出るように感じているのも、これまた自分なりの感想。しかし今のシステムに根を詰めてやって行くには安全性を含めて少し無理がある。今日は素人がすると、どれ位問題が出ているかという具体例で書きますので、ご理解の程よろしくお願い致します。

 このため以下の感想も極めていい加減な内容なので、やったことのない方は絶対真似をされないようにお願い致します。また、以下の内容をご覧になって単語を含めて意味が分からない方は読み飛ばしてくださいね。逆に詳しい方で、そこは使い方が違うよ、という方はどうか情報をお知らせ頂けましたら訂正致しますのでよろしくお願い致します。では今日は(も)独り言という感じで、、。

 まず、これは僕の方針で「改造は一切なし」。音はクドイようだが、ダウンミックスオンリーでマトリクスで聴く。

 CPUはPentium III 933MHz

 現在の構成は、OSはWindows XP Professional

 ビデオカード(画を出すためのカード)はRADEON7500または8500(訳あり以下参照)。

 サウンドカード(音を出すためのカード)はDELTA 410、ハードディスクはATA-100、メモリーは256MBでPC133。

 マザーボード(本体基盤のようなもの)はASUS製TUSL2-C、ケースは電源込みで9KgのJUSTYのアルミケース。ただし電源はもっと静かな300Wものに交換している。(ケースは現物を見るとDVP-S747より遥かに強靭でちょっとびっくりします。専門的にはこのケースでは駄目なのでしょうが、我家では内部ファンやハードディスクの振動よりも、はこぶねの音圧に振られてビンビン振動する量の方が遥かに大きいので内部振動は無視) しかし、PCトータルの聴感騒音はG70より遥かに小さいのが笑える。

 DVD-ROMドライブは、東芝製SD-M1612をWINDyのアルミケース(黒いもの)に入れてIEEE1394接続(デジタルビデオカメラに付いているのと同じコード)。

 DVD再生用アプリケーションソフト(パソコンでDVDを再生するためのプログラムのこと)は、ATI DVD7.6POWER DVD XP PROWIN DVD 3.0(3.1ではない)を全てインストールしてZOOM PLAYER 2.6ベータと言うフリーソフトを使い、ATI DVD7.6の「画」とWIN DVD 3.0の「音」と合成して使っている。これで上手く再生出来ないDVDメディアはPOWER DVD XP PROで再生している。

 なんでこんな奇々怪々な複雑なことになっているのか?と言うのは簡単に説明出来ない。色々やって、出来るだけ不満から逃げるために仕方なくこうなった。もちろんこれでもまだ問題が山積み。

 簡単に書くと、まずビデオカードはX20のようなGeRorce系(チップの開発元の名前)のカードではなくて、「RADEON」(これはATIと言う開発元)でないと30コマのソース(ビデオ映像だけでなく映画ソースにも、実は以外に多くある)が「専用機並」に綺麗に再生出来ないことがやっと分かった。しかしRADEON 8500は同期がどうしても安定しない部分があって、部分的に画面がチラつく。そこで7500を使っているが、G70で120インチで1600×1200の解像度で使うと解像度感と明るさは、8500にはやはり負ける。しかし画面の安定性と滑らかさと繊細感は専用機を越えている部分があるので仕方なくRADEON 7500で様子を見ている。

 また、上記の組合わせでRADEON7500を使うと、OSがWindows XP Professionalでないと途中で止まる。原因は分からない。解像度感はOSをWindows 98またはMeにした方が良いのだが、DVD再生が止まるので仕方ない。それから「画の動き」はATI DVD 7.6で再生する画がダントツだが、このアプリケーションはビデオカードがRADEONでないと使えない仕組みになっているので、本当は明るさに不満はあるが「画の組み合わせ」のためにはこれしかないのだ。

 しかしATI DVD7.6の音はイマイチなのでWIN DVD 3.0の音を使っているが、3.1以上にバージョンUPすると5.1CHのダウンミックス2CHが正常に再生出来ない。それからATI DVD 7.6と他のDVDアプリケーションの音を組み合わせて使うと、イマイチ音はおかしくなる。また、それでもWIN DVD 3.0でもリニアPCMのDVDメディアで、特定のソースで小さなノイズが少し出るのでもう一つ不完全。(これは大音量でないと多分気が付かないと思う。もちろん専用機では絶対出ない。ただ、僕はこの程度でも我慢出来ない。ADのスクラッチノイズとは違い、本来「出ないはずの音」だからだ。)

 また、ここ最近気が付いたのは、音の差はDVD再生用アプリケーションソフトそのものの影響の方が、サウンドカードのハード交換より大きいということ。これがある限りPCがオーディオ機器の仲間入りするのは難しいかもしれない。つまりソフトウエアでデコードしているの音なので、デジタルで出そうが専用機とはプロセスが少し違う。

 ただ、、、「それなりの音」はするのだ。だからPCなんて、、と言う人が聴くと案外驚く場合もあるのも事実。

 サウンドカードは他のカードも幾つか試したが、POWER DVD XP PROだと何故か画スピードと音がずれるので仕方なくこのカードのアナログ出力を使っている。しかしこのDELTA 410サウンドカードは、Windows XP Professionalで使うと、デジタル出力では48KHzのロックがはずれる。98系のOSでははずれない。しかし画と上記の理由で画を取るとこのようにしてアナログ出力を使うしかない。

 ここまで来るまでに、OSはWindows Me、Windows 98SE、Windows 2000。サウンドカードはRME 96/8PST、など数種類。マザーボードは他に4種類、CPUは3種類。DVD再生アプリケーションは合計7種類。(そこまでするか!?)

 を全て組み合わせてみたが、色々問題があって結局上記の組み合わせとなっている。しかしこれではまだ個人的にはメインシステムには駄目、、。

 で、現在の結論は「おめー(僕)は、専用機のH-2000買えよ!」となる。行くかなあそろそろ、、。

 

 

 

 

2002/05/16
忘れられない音
 すっかり更新が遅くなってしまった。なにしろ今月に入ってから今日まで、まともに休んだのは2日だけだった。今年は例年にない程仕事のスケジュールが入ってくるので、いい加減嫌気がさして来た。しかし、仕事あってのオーディオ!、これに負けてはいけないと思いながらも、今日予定を確認したら、なんとまだ続きそうだと分かって少しげんなりしている、、。

 で、そんなことはどうでもよくて、今日は少し嬉しいことがあった。今更?と言われるかもしれないが、まだ持っていなかった外盤A級セレクションの中から、14枚まとめてADを入手することが出来たのだ。今回は、以前もお世話になった○さんがお譲りくださったのだ。○さん、本当に有難う御座いました。

 さて、ワクワクしながら一枚ジャケットから出して聴こうとしたら、どう見ても新品に近い状態で驚いた。ひょっとして、と思いながら他の物もよく見てみると、なんと開封していない物まであって唖然としてしまった。しかも極めて良心的な価格でお譲り頂いたので感謝感激だった。何処かの○ークションとはエライ違いだった。

 ところで、ここ最近ビジュアルのネタが多かったが、なんで今日はADかと言うと、やはりあらためて聴くと、音は当たり前だが、やっぱりCDやDVDにはない「音の質感」を感じる。何か次元が違う。もちろん人に勧めている訳ではないので誤解されると困るのだけれど、、。そこで今日は自分の「音の基準」のお話。

 僕は世代で言うと、ADからCDへ切り替わるCD出現頃にオーディオを始めた新参者で、ADはあまり多く持っていない。しかも持っている物も、「ADのヘビメタ」が殆どだった。確かに、これはこれで今となってはレア物?なので、その方面の人が見ると、あっと驚くような物もある。売ればかなりの値段がつくらしいが、しかしオーディオ的には当然イマイチ。また、今更これを売ろうと言う気も毛頭ない。思い出なのだ。

 その当時の僕は、とてもウブな(ウソ)地方の高校生(本当)だったので、録音の優秀な長岡A級外盤なんて地元では買えなかったし、通販なんて今の高校生のように携帯やWEBなんてないので全然無知だったのだ。ではCDはどうかと言うと、これまたハードが高すぎて買えなかったので、結局レンタルADしかなかった。そう言う訳で、ADには未練があるので、今でも見つけたらコッソリ買ってしまう。但し、セコイ性格なので、値段が余りにも高いものは買わないのだ。

 また、なんでコッソリかと言うと、今更ADのことをとやかく言ってもハードは僅かだし、機器を持っていない人にはセッティングを含めて全然分からない話で、更に自分も使いこなしに自信もないし、また何よりソフトが殆ど買えないので、ADのことはあまり人に言わない。また、ADは「録音のピンからキリ」までが激しいので、うかつにADの音が良いとも言えない部分もある。それに今、自分自身ハードで一番肝心のフォノイコライザーに少々不満があるが対処出来ないで困っているから大きなことは言えないのだ。

 ただ、それでも自分の趣味としてのオーディオに望む「音質の基準」は、やはり自分が体験したことのあるADの音だと言うこと。確かに未だに自分のADの音の再生は完全に再生出来ていないと思っている。でも、片鱗だけでも上手く再生出来ると、恐るべき音場感と質感が迫ってくる場合がある。(もちろん高級究極のDVD-PやSACDを使ったことがないので偉そうなことは言えないんだけれど、、。)

 今でも自分がADを聴くのは、この音を忘れると、今後の趣味としての他のメディアに対する自分の音の基準が、なんとなく下がってしまうような気がしてしまうからだ。ADの音が、生録の次に自分の「音の基準」になっている。つまり自分にとって忘れられない音なのだ。

 確かにADはスクラッチノイズがプチプチ言う。CDにはないしDVDにもない。また、今更ADが最高だなどというつもりもないし、人には絶対勧めない。趣味だからやりたい人がやればいいのだ。でも、その優秀な録音のADに刻まれた「音」はCDやDVDにはないものがあると個人的には思っている。もちろんその音の再生は至難で訳が分からなくなるし、悩みの連続でなかなか思うように行かない。だから恥ずかしいので隠れてコッソリ?やっているのだ。

 思い込みでもいいから素人は素人らしく、、と言う感じかな。

 

 

 

 

2002/05/10
大人向け
 さて、先月の終わりにお子様向け?として「スパイ・キッズ」と「キャッツ&ドッグス」のことを書いたので、今日は大人向け?として「ポワゾン」のことを無責任!に書いてみよう、、。

 なんで大人向けかと言うと、なんとこの映画は本当に「成人指定」なのだ。僕は知らないで買ったので、本編が始まる前に「成人指定」と出て来てびっくりした。なんだこれ!アダルトか?と思った位だったが、そう言う意味でのエロティックな成人指定ではないのだが、内容そのものはかなりキワドイ。アントニオ・バンデラスが出ているので買ったがまさか成人指定とは、、。

 だから載せようかどうしようか迷ったのだけれど、最近話題の人「アンジェリーナ・ジョリー」が出ているのでまあいいか、と言うことで紹介。ご存知の方も多いと思うんだけれど、「トゥーム・レイダー」でお馴染み。実はこの人、肉体派が目立っているように思われるが、降ってわいたような女優さんではなくて、お父さんはジョン・ボイト(トゥーム・レイダーに本当に出てるが)なので基本的に役者の血筋。下唇が今回もセクシー(!?)だが、七変化が流石でなかなかの演技派だった。悪女ぶりがかなり様になっていて妖しい目つきが良い。

 内容は観ないと分からないが、騙し合いのミステリーと恋愛ものを混ぜたようなお話。どちらかと言うと純愛?と言った方がいいかな、、。なんだそれ?と言われるかもしれないが、ご覧になれば分かると思う。

 で、肝心の画質はどうかと言うと、フォーカスはそれほど強くないが、ボケたソフトな感じでもないので悪くない。必要なシーンはくっきりとしてくる。後半は暗いシーンが多いので、昔の液晶にはつらいかもしれないが、色は意識的に古さをイメージしているので、懐かしさがあるような位のセピアカラーでまずまず自然な感じ。むしろこれはDVDだから「成せる画」だと思う。LDでは絶対に出せない画だ。LDでこれを収録したらノイズだらけでボケて無理だと思う。これがDVDの良さだ。黒はまっ黒になり、ソフトフォーカスは「綺麗にソフトフォーカス」に出来る。このソフトはHTPCより、くっきり感が出る専用機の方が良かった。もちろん「ハムナプトラ2」などのような高画質ソフトとはレベルは違うが。

 ただ、音については「DVD」と言うものを僕はまだ信用していない。なかなか良いものに出会わないからだ。音が良ければオーディオマニアも画に関心を持つようになると思うが、現在ではまだ駄目だろう。確かに映画にリニアPCMは使わないので情報量の点では難しいのは分かる。もちろん更にAD並の音を望むのはとんでもない話。でも、それでイイノカナ?これだといつまでも「DVDの音はなあ、、」と言われるだろう。

 ところで、今回の音は5.1CHダウンミックス(DTSではない)でも効果音、BGMがなかなか良いのだ。もちろん「DVDのレベル」だが、それでもショッキングなシーンでの量感のあるゴツイ重低音、物語の中の演奏や音楽、雑踏の効果音は粗さはあるがなかなか良い感じ。少なくとも、「トゥーム・レイダー」よりは部分的には遥かに良い所があって意外。(「トゥーム・レイダー」は低域のレンジは広いがふっくらしていて中高域が少し薄味でシャリシャリする感じがもう一つ。これも正規5.1CHだとどうなのかは知らないが)「ポワゾン」は台詞が大きいのが難点だが、これはシーンによって変るので、これも一種の効果音と言うか、わざとそうしているのかな?。

 DTSは聴いていないのでなんとも言えない。僕のシステムでは、YAMAHAのDP-U50で擬似サラウンド出来るし、またHTPCでDTSをソフトウエアで2CHにダウンミックス出来るが、これは問題が多いのでここでは書けない。もちろん5.1CHミックスも本来の音ではないが、それを言い出したら音を聴けないので、今回はダウンミックス5.1CHのみの感想だ。これもDVD-Pで随分違うのだろうけど、、。

 それはそれとして、とにかく内容と音は確かに「大人向け」だったので納得した次第。お子様にはショッキングなのでパレンタルロックをどうぞお忘れなく!?。

 

 

 

 

2002/05/07
現実音
 さて、ゴールデンウイークが終わったのだけれど、皆さんはどのように過ごされたでしょうか?。ゆっくりとVA三昧?それともOFF会ハシゴ?AD買い釣り?工作三昧?などなど様々だったことでしょう。で、自分はどうかと言うと、、、これがいつものように当然仕事(泣)。まあ、こう言うGWも良いのではないでしょうか、、。と、一人で皮肉を言ってすねるのはやめて、いい加減で更新開始と行きましょう。

 ところで、実は左図のように、僕もSY-99さんのCD-Rを聴かせて頂いたのでした。SY-99さんこの度は有難う御座いました。

 さて、このCD-Rについては、先にくずてつ船長が紹介されているので、ご存知の方も居られるでしょう。市販されているものではないので皆さんにお聴かせ出来ないのが残念ですが、これが素晴らしいのです。

 今回の新作録音を聴かせて頂いての感想は、これがMDでの録音であることの驚異が何よりまず一番だった。本当に信じられないと言う感じだ。超低域はそれ程入っていないが、そのかわり恐ろしい程の爆走音が入っていて、ボリュームを上げると中高域のレベルの高さで208ESが焼き切れるのではないかと思う位の音が、なんとMDで録音されているなんて、、。確かに器としてMDは44.1KHZ、16bitをカバーしているので十分とは言え、それでも黙って聴いていたらMD録音とはとても思わないだろう。

 もちろんこのような録音はSY-99さんだから出来ることで、素人にはまず無理だろう。それでも、技の有る方は、MDでもこのようなことが出来るのだと言うのを、SY-99さんが証明してくださった。僕はMDは持っていないが、これを聴くと今からMDを買ってみようかと思う位興味が沸いた。

 それから、以前からSY-99さんの録音は幾つか聴かせて頂いたことがあるのだけれど、何故かどれも共通の「音色と音場感」がある。それは切れが良いのに絶対にドライな甲高い乾いた音ではなくて、「生音の艶と広がりを連想させる実在感」があるのだ。個人的にこれに非常に惹かれる。

 これが今回自分が一番感じたことだが、SY-99さんの音は「生音をよく知っている方が録音されている」ということ。当たり前だと言われるだろうが、これは重要で、生音をまず聴いてからオーディオで再生すると言うのが絶対の本筋だ。この生録音を聴くとその基本を強く感じるのだ。

 だから実際の音を聴いてから比較することが、一番オーディオの参考になると思う。それは道を走っている車の音でも良いのだ。とにかく迷った時は現実音を注意して聴いてみると、自分の音がどう言う音で、何処に不満があるか、またどう再生したいかがイメージ出来る。もっとも再生は簡単ではないのだが、近いイメージにするための参考になる。

 基本はやはり「生音」。これがオーディオの原点だと言うことが、今回のCD-Rを聴かせて頂いて改めて感じた。

 ところで、DVDの音がイマイチなのは、やはり架空の音だからなのかもしれない。だからこれがピュアオーディオとの断絶になっているのかもしれないあ。僕はオーディオマニアだが、Vマニアでもあるので、ここが非常に気になる。

 もう少しでいいからDVDの音はなんとかならないのだろうか。DVDの画については、現在かなりのリアリティーのある画が出せる時代になっているのに、なんで音はイマイチなんだろう、、。移動感より「質感」が欲しいんだが、、。

 

 

 

2002/05/03
はこぶねメンテナンス月間
 すっかり更新が遅くなってしまった。この時期は以前も書いたことがあるが、どうしても仕事柄ハードな時期だ。しかし、5月の終わり頃からは、やっと少し時間が取れそうな時期に入るなので、ここしばらくの辛抱だと自分に言い聞かせている。

 ところで、僕がOFF会に参加したり我家で行ったりすることが多いのは、ほぼその時期だ。方舟や箱船にお邪魔していたのは大体6月が多い。気候が良いと言うのもある。

 で、それまでは何もしないかと言うと、そうではない。今月は「はこぶねメンテナンス月間」でもあるのだ。気温がちょうど良い時期なので、大掃除やちょっとした工作をするのだ。

 そこで今日は以前から気になっていた、ネッシーIIの足?の部分の合板の割れ補修をしている。これは合板を使っているので、どうしてもユニットの付け替えを何度かやっていると、寝かせる時時に割れが出来てくる。この前208ESを付け替えた時に、少し割れが大きくなって気になっていたので、今回はエポキシで張り合わせることにした。奥の部分が少し膨らんで割れているのが分かると思う。

 初めは木工用ボンドにしようと考えていたのだけれど、この部分はセッティングの要なので、硬い仕上がりがベストだ。木工用ボンドはどうしても強度の点ではイマイチなので、そうなるとやはり2液性の「エポキシ」に限る。

 ただ、今回はいつものいい加減さが出て、速乾性のものを使った。実はこのエポキシは、長時間硬化タイプの方が硬化強度は大きいものが多い。何故だか分からないが、今まで人に聞いたり、自分で試してみた所では、じっくり固まるやつの方が硬くなるような気がする。

 しかし、1日から2日もネッシーが横倒しのままでは邪魔なので、今回は30分型でやることにした。実際の出来の方はまずまずで、木工用ボンドよりは遥かに硬いので大丈夫そうだ。といっても明日までは横倒しのままにしておく方が良さそうだ。明日はこれにヤスリがけして仕上げるつもりなのだ。

 これが終わったら、今度はいい加減な組み立て式のHTPCをきちんと組み上げよう。それから床の雑巾がけをしないと、実はこの時期ははこぶね内には虫が出ることがある。これが結構大変なのだ。

 皆さんは工事現場のコンクリートに、たまに這っている2ミリぐらいの虫を見かけることはないだろうか?。これと同じ奴で小さな小さな虫で気色が悪いのだ。これは、こう言う床で生活しない限り、多分分からないかもしれない。妙な虫で、この時期が終わるといなくなるのだ。不気味〜。

 そしてその後はラックの中の掃除がある、、。ん?なんだかやることが多いぞ。でも、この時期にやらないと僕は不精なので多分来年になってしまう?可能性があるので、やらないわけにはいかないのだ。

 まあ、普段からやっていれば良いんだが、なかなか出来ないんだな、これが、、。 

 

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