2013年

5月度

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2013/05/31
2機種導入
 さて、月刊はこぶね刊行日である。(笑)

 まず、今月は大きな変化があった。

 何かと言うと、久しぶりにデジタル系機材を新調導入したのである。特に、12センチメディアの専用機の導入は何年ぶりだろうか。

 確か数年前、パイオニアから3万円程度でHDMIからDSD出力が可能なデッキがあるというので試したことがあるが、これが最後ではなかったろうか。

 しかも、この機種は何と海外製超ハイエンドメーカーと同じ基盤を使っているというので物は試し、ということで買ってみた。が、結果は案の定、、数日で直ぐにお蔵入りとなって、現在ははこぶねの片隅であくびをしている。(失礼)オーディオ(音)をなめてはいけないのである。

 で、それからしばらくはアナログ(AD)にシフトしていたので、デジタル系はお預けだった。しかし、去年辺り、やっと今のアナログ系は落ち着いてきたので、しばらく小休止。

 その後、アナログが落ち着くとそれを録音したい、と思うようになった。こうなると、当然今の時代だから、PCかDTM系機材の出番である。つまり、音源の永久保存である。また、こうなるとPCMよりはもっと上のフォーマットで、、と欲が出ることになるのはマニアの性分。

 そこへ来て、ここ数年で再注目されているDSD音源に興味が出てきた。

 僕は正直言うと、SACDはフォーマット的には大いに期待していたが、現実の環境には極めて否定的だった。これは今でもそうである。SACDは誰が何と言おうと、「一般普及には失敗したメディア」であることは間違いない。

 理由は、色々な面で扱い難い、というのが最大の理由。閉鎖的というか、鼻っ柱だけ強くて勿体ぶった感じが気にくわない。ユーザーからすれば、「どんなに旨くても食えない餅は要らん」、というのと似ている。

 便利性やユーザー側に立った環境作りを最優先して欲しかったのだが、当時のコピー制限規制の流れがそれを阻止した時期に重なって、現状でもとても普及しているとは言い難いフォーマットになってしまった。

 そう言うと、そんなことはない!という輩から文句が出るのは必至だが、いやいや、僕は絶対SACDは駄目だと決めつけている。(笑)

 SACDでAKB48かジャニーズ系のアルバムが多数でも出れば別なんだろうが、そうなっていない現実を見ればわかるはず。

 ざまあみろ、と言いたい。(自己否定なんだけど)

 しかし、ここ数年で数社がやり始めているSACDの元となる、ファイル形式のままで扱う方式が注目されているので気になってきた。

 そう、所謂ハイレゾ音源である。これはある程度お手軽に手に入る環境にあるのは事実だし望みだ。

 問題はその売り込みだと思う。

 そこで、先月にはそれを目的として2機種ほどUSB-DACなるものを試してみた。

 これも世間や雑誌で持てはやすので、やってみたわけである。

 が、これが駄目である。

 PCの扱いが難しいのである。特に、個人的に規格の決まっていないものをなし崩し的にやると必ず無理が出て来る。

 特に、DSDのDoPという伝送方式は機材的に非常に危険だ。これが難点。

 また、もっと困ったことは、今までやってきたオーディオとはまるで音の方向性が違い過ぎて、またまた振り出しに戻ってしまったのだ。

 ここで感じたことは、現状のオーディオはヘッドホンと卓上オーディオである、という世間現実。いや、今ならスマートフォンか。

 僕のように、オーディオのために命がけで部屋を作ってまで音を出したい、なんていうのは愚の骨頂だったわけだ。

 そうなると、環境から来る音の評価軸が違うので、それらの製品が僕に合うわけがないのだ。

 また、現実に先の2機種は、音場感が明らかに僕には不自然と感じたので、これはUSB-DAC特有の問題だ、と決めつけそうになったぐらいである。(実は違ったのだが。)

 で、諦めかけていたところへ、某誌の炭山氏の記事が眼に止まった。これが妙にピンと来るものがあったので、試してみることにしたのである。

 が、これが勘が当たってヒット!

 それからもう一つ以前から気になっていた製品があるので、こちらも試してみることにした。

 今の僕の環境で使っているSACD-Pは13年も前のパイオニア製、DV-S747Aというマルチプレーヤーである。しかし、あまりにも古い。、これで聴いているんだから、流石にどうにかしたい、と思っていた。

 で、今回導入したのは2機種。

 hina HU-02というちょっと特殊なUSB-DACと、OPPO-BDP105JPという海外製マルチプレーヤーである。

 どちらも正直言うと、僕にはかなりイレギュラーな選択である。

 が、結論から先に言うと、これが久しぶりに「当たり!」だったのである。

 特に、専用機の進歩が凄く嬉しい。偏見から脱出と言うか、古いハイエンドSACD-Pでも、そろそろ買い換えた方が良いかもしれない、、と感じるものさえある。

 時代が変わっていることを痛感した。また、製品選びが難しい時代になっていることも実感した。評論家の記事がまったく参考にならないことも影響しているかな。。

 つづく

 

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