2013年
1月度
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2013/01/01 USB-DACを試してみる(その2) |
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皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年中はお世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、新年早々、色々ある。まず、我が家のアナログハイビジョンTV SONY PW-1が12月30日の夜に遂に壊れてしましたった、。 既に15年位使っているので、もう流石に寿命である。しかも、この時期に壊れるもんだから、大晦日から正月はTV無しである。買いに行きたいけど、直ぐにお望みのものが手に入らない。弱った、。 映像系で慣らしたオイラがTV無しって、何とも皮肉だが、これは4Kを買えということかな?しかし、そんな予算はないのだ、。 また、何より明日は仕事だからそれどころではない。もう散々な正月だ。 で、そういう事情から、今日更新しないと後が何時になるか分からない。 なので、新年早々、USB-DACのレポートに入る。 まず、オーディオ専用にHTPCを新調したが、構成は以下の通り。勿論BDも再生可能。 OS :Windows 8 Pro 何でこうなるか?というのは説明が必要。昔はファンレスPCと言うと、なかなか性能に満足が行く良いものは出来なかった。当たり前だが、高性能になる程、CPUは高温に達するからだ。そうなると、腫れ物に触るような神経過敏なPCになってしまい、扱いは大変だし、何より物理的に危険だった。 PCはオーディオのパワーアンプとは違い、瞬時に猛烈な高温に達するからだ。 今回は完全ファンレスPCとするので、当然あまり高性能な高温爆速CPUは使えない。しかし、それなりに頭の良いCPUは欲しい。となると、TDP35Wの最近流行の小電圧型CPU(Ivy Bridge)を選ぶ。Coreiシリーズの末っ子、i3 3220Tと言うノートPC用の非常に安価なタイプ。能力もi3では最下位程度。こんなので使い道があるのか?と思われる。しかし、技術の進歩は凄い。実は性能は2年前のCorei5 661を上回る程の処理能力の高さが魅力。ある意味で特定要素に特化したCPUとも言える。 最先端を極める精鋭グループに属する程の性能はないが、堅実質素であまり目立たないが、実はかなり頭の良いヤツで、やる時は出来る、でも普段は平凡普通に見える、とまるでオイラのようなCPUだ?。(なわけない) また、CPUファンは無音のヒートシンクタイプを選ぶ。これはNOFANというメーカーの製品だが、大きさは直径180mm、高さ160mmと巨大。しかし、ネットの情報を見る限り、かなり奇抜な前代未聞の冷却性能を保持しているらしい。何しろ、ファンレスでCorei7のTDP95Wまで対応しているから凄い。本当だろうか?と思ったが、これを35Wで使えば多少余裕が出ると判断したわけだ。 そして、肝心の電源はこれまた500Wだが、80PLUS PLATINUM認証を誇る不思議なファンレス電源を採用する。「PLATINUM認証」というのは、この世界ではかなり効率が良くないとまず認定されないので、これも本当かな?と疑う位だ。 で、ケースは手持ちの総アルミで重量14KgもあるEXマザー対応の大型HTPCケースを使う。これも設計者が某教授系で慣らした電磁波測定、エアフロー設計、制振設計、とオーディオマニアが設計しているだけあって、非常にしっかりしたケースだ。我が家の大音量でも、キャビネットの鳴きは手を当てても専用機と変わらないから超強力だ。 ただ、ケースは上面にファンメーカー指定の放熱用の穴がないので、今後加工するつもりだが、冬なのでひとまずやってみることにする。(これは動作保証外なので、やるときは自己責任で火事を覚悟する必要がある。) 本当に上手く行くのか?と半信半疑で組み立てたが、実際はなかなかまずまず。CPUの温度はケースに組み込んで無風状態で一般的な負荷がかかっても40℃程度、普段は35℃と他のHTPCよりも涼しく大人しい。但し、この世界で有名なOCCT耐熱試験はやっていない。ので、その点は留意して欲しい。 マザーの温度はせいぜい30℃程度とこちらも良い感じ。電源部分も実測で人肌位の36℃程度。これが特に凄い。不思議な位熱くならない。また、何よりPCから音がまったくしないから異様な感じだ。 (厳密には電源部分のコンデンサーに至近距離からマイクを突っ込むと12Khzが僅かに出ているが、これは大型パワーアンプと同程度なので耳には聞こえないので無問題と言える。リスニングポイントでは20代の人でも聞こえないはずだ。) これにOSにWindows8を入れたら物凄く起動が早いのでびっくりした。。スイッチを入れてから10秒程度で普通に使える。もう専用機並である。むしろ家電のBDレコーダーより遙かに早いから恐れ入った。 このOSは今までにない高速起動であっと驚くと思う。これにSSDを使っているので特に早い。 因みにOSのベンチでは写真の通り。オンボードVGAなのでここは5,4と仕方がないのだが、それでも何とBDの1080P/72Hzアナログまで再生可能で、その他スコアは結構な高性能ぶりで、確かにオイラのようだ?。(オイ、エエ加減にせえよ) これでケースを除けば、予算はほぼ4万円ちょっとで構築出来るから凄いと言える。正直、家にあるPCを全てこの構成に換えたくなる位だ。新型HTPC3号機は大成功だったと言える。凄い時代になったもんだ、。 ただ、夏場はまだ未試験なので分からない。また、はこぶねはコンクリート床なので、これが下からの冷却性能に効いているのは確かだ。一般の二階とはワケが違うのだ。なので、しばらくこれで運用する。 さて、お次は肝心のUSB-DACだ。 まず、初めはKORGのDS-DAC10から。手のひらサイズというだけあって、非常にコンパクト。こんなので大丈夫なのか?と心配になってくる。 KORGのサイトから、ドライバーと再生用アプリケーションをダウンロードして、マニュアルにある通りにインストールする。 が、ここで問題発生。まず、何とDACのドライバーがWindows8に対応していなかった・・・。(アホである) なので、仕方なく互換モードでインストールする。ただ、予備にVISTAマシンがあるので、こちらでもテストはしたので、動作そのものはほぼ問題ないようだ。 で、早速音を出すのだが、ここでまず幾つか注文がある。初めは聴き慣れたCDを無圧縮のWAVで取り込み聴くのが手っ取り早い、と雑誌やWebには書いてあるが、これが大いに疑問だ。 非常に肝心なことが書かれていないのだ。 まず、皆さんはCDのDe-emphasis対応についてご存じだろうか。 CDを長くやっているマニアの人にはお馴染みだが、手持ちにCDライブラリーが沢山あると、この問題にぶち当たる。かなり古い話なので、「ああ、またか、」と苦笑いするマニアの方も居られるだろう。 そう、この意味が分からないと、後でヒヤリングが大変なことになるのだ。 まず、80年代頃に発売されたCDは、De-emphasisが入っているものが多数ある。更に古い話で申し訳ないが、カセットテープ時代に、ドルビーノイズリダクションというのがあった。高域を上げて録音して、再生時にフラットにする、というあの方式だ。 これに似た方式がCDも行われていたのだ。だから、その手持ちCDがどちらに属するか?というのをちゃんと見極めてから再生しないと、ハイ上がりで特性の狂った変な音を聴いて、「高域がクリアでハッキリして良くなった!」なんてことを言う輩も出てくるわけだ。(よくある) 幸い、我が家の古参専用機、VRDS-25XSは、ちゃんとこれに対応しているので、正常に再生してくれる。表示は出ないが、テストディスクではきちんと判定しているから流石である。(個人的にテストディスクと測定器は絶対必要だと思っている。) ところが、PCでCDを聴く場合、これに対応しているのは、一部のプロユースのオーディオサウンドカード、インターフェースであり、全部ではない。なので、特に要注意だ。USB-DAC流行の最近だが、こいうことがまったく解説されていないという現実は、非常に困ったことである。 なに、そんな古いCDは聴かないから問題は起きないって?ホントかね・・・ ではどうするか?ということで、初めはちょっとテストソースに意地悪なものを選ぶことにする。(つづく) |
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