2012年

4月度

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2012/04/30
GWには
 さて、サクラも終わってゴールデンウイーク突入。更新もちょっとずれてしまった。実はアップロードに失敗していたのだが、気がついていないのだからアホである。

 ま、言い訳として、僕はブラウザにIEを使っていないのだ。Firefoxが個人的には使いやすいのでこれを愛用している。

 これは別のPCからも同じページを同じ状態で見ることが出来たりと、なかなか便利なのだ。が、、自分のページをよく確認していなかったものだから、別のディレクトリにアップしていたのに気がつかなかった。つまり、確認していたのは、自分のPCのキャッシュ上のページを見ていたのだ。

 IEだと多分直ぐに気がついていたと思うが、こういう時はFirefoxのキャッシュ機能は仇になる。

 まあ、物事、全て一長一短なのである。

 仕方がないので、一応4月分として更新しておく。

 

 さて、僕は仕事柄GWがない。何処にも行けないのだ。

 で、こういう時は遠くで汽笛を聞きながら・・・と言っても、もうこの歌を知ってる人はかなりの年配であるが。(失礼)

 それはさておき、今日は写真のディスク。そう、SY-99さんの「日本SL紀行2011」である。

 SY-99さんと言えば、かの長岡先生も認めて居られた生録音の大御所。数々の超強烈録音で有名な方。

 ただ、そうなると単なるびっくりオーディオと思われてしまうのだが、実は違う。氏の録音は、現場そのものを如何に取り込むか、音だけでその場の風景を再現できるか、ということに注力されている。

 だからこそ、時には物凄い音が入ってるので、機材が危ない。つまり、生に如何に近いイメージを出すかがポイントなのでそうなるわけだ。

 が、今回は少し違う。と言うか、より自然さが増して正に「その場」になってしまう。ある意味では暇な印象を持つかもしれない。

 しかし、録音は非常に素晴らしい。

 まず、冒頭はお昼を知らせる防災無線が入っているのだが、これが凄い。、

 再生された音を、再度録音して再生すると、当然だが何か放送臭さのようなものがあって、それと分かる。

 が、僕は初めこの録音を聴いた時は、現代音楽の録音かと思った位なのだ。

 どういうイメージかと言うと、師がゲテモノ現代音楽の録音を幾つか紹介されていたが、同じような手法で音楽にしているものがある。丁度再生機を楽器として見立てるような感じだ。

 それ位この放送が物凄く自然なのである。つまり、そこで聴いているような、自分のシステム部分を取っ払ったような鳴り方をするからびっくりしてしまう。

 その後は、SLが通過するまで穏やかにその場の情景が淡々と流れていくのだが、これまた非常に自然でナチュラル。特に低域側はレンジを欲張っていないせいか、録音時の車の音があまり入ってこないので、より現実に近く感じる。

 低域というのは、現場で聴く音と、録音して再生する音では、明らかに違いがある。

 低い音はそのまま録音して再生すると、現実より多く聞こえる。これはSPのトランジェントが限界なのでそうなるわけだ。

 よく、低音がドーンとよく出ている、という表現があるが、僕はこれはおかしいと思っている。

 ウチに来る人にも言えることだが、低音と楽器を勘違いしている人は多いと感じる。

 低音ではなくて、低音域の楽器、またはその音、というのが正しい。

 現実の超低域は、トランジェントが良いので量感は少なく感じるのだ。如何にも超低域、と感じることはまずない。

 もっと言えば、現実の低音はタイトなのだ。もしそれがタイトでなく量感たっぷりに聞こえたら、それは部屋、またはその場の反射音だ。

 分からないだろうなあ、この意味は・・・

 これは僕の低域に対する一家言であり信念でもある。

 で、それはいいとして、もう一つ驚くのは、「汽笛」の音である。今回は今まで以上により自然で屈託がないと言うか、非常にスムーズに伸びる。

 きめが細かく、輪郭の強調感がまったくない。このため、ぼんやり聴いていると、ピークで危ない。

 それ位自然な汽笛音に驚かされるのだ。これは24ビットのせいなのか?。

 今回はDSDではなくて、PCM収録のようなので、DVD-audioにしてあるのでその良さが出るのか?

 細かいことは僕には分からない。

 しかし、SY-99さんの録音は常に進化しているといつも思う。それはフォーマットを如何に生かし切るか、ということを念頭に録音されているからではなかろうか。

 勿論、ただ大きな器に入れれば良い、というようなものではない。

 実は、最近LPに傾倒しているが、ふと思い立って久しぶりにメジャーな新譜SACDを聴いた。しかし、これがイマイチだった。そう、録音が上手くないのである。生かし切れていないと言うか、SACD向きじゃないのではないか?という気がしないでもない。(失礼)

 兎に角、録音はセンスが重要。これを痛感する今日この頃だったりする。。

 

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