2011年
12月度
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2011/12/30 ADプレーヤー製作(その後) |
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さて、やはりというか、あっという間の師走である。(笑)しかもあと二日しかない。 いやいや、実はその後も色々実験をしているのだけれど、12月に入ると、どうしても仕事柄で時間的に無理があるのは否めない。 で、先月の続きとして、ここからは番外編、使いこなし編にする。来年もこの調子かな、。 まず、DSアームの単体化は大成功で、その素性の良さは十分確認出来たのだが、ここからはちょっと色気を出して、普段あまりやらないことを実験してみた。 それは、ケーブルである。元々ケーブルは経験と知識がないので踏み込まないことにしていた。 しかし、ほんの少し実験した感触でも、フォノケーブルは実はかなり重要だと改めて気がついたのだ。CDのラインケーブル以上に複雑だと感じたわけだ。 というのは、初めは先の通り、ケーブル長が短いので仕方なく現状のTSW5000silverを一時的に使用してヒヤリングをしたのだが、このままでは困る。 DSアームに使うには、長さの点から自作しかない。 そこで、何が使えるか?というと、まずフォノケーブルは構造上シールドが必要だ。 しかし、シールドのあるオーディオ用のラインケーブルを探したのだが、これがなかなか手頃なものが見つからなかった。あっても凄く高価である。 今回は出来るだけ安価でやりたいという願いがあるので、いきなり高級な未使用ケーブルには手を出せない。、 結局、始めにオルトフォンのHIV-100Dという大昔の映像ケーブルで実験したのだが、これがそんなに悪くないのでちょっと驚いた。不思議だが、これはアームの基本的な良さが効いているのだろうか。やや甘さが残るが決して悪くないのだ。こうなると欲が出るわけだ。 次に、今度はやはりアームケーブルはアームケーブル用を使うべきだと思うので、オヤイデのPCOCC-Aを使ってみた。専用の用途を選んだわけだ。個人的にリード線はテクニカのPCOCCが10年位前からも好みなので、多少似ているのではないか?と期待した面もある。 が、これがちょっと音が弱いというか、奥に引っ込んでしまい、全体として大人しい音になるのである。確かに繊細で細やかさは映像ケーブルとは違うと感じた。やはり餅は餅屋というか、よく調音されている。 が、僕の好みとはちょっと違うし、それこそTSW5000silverと比べるとかなり音圧と切れ味に差が大きいと感じる。音の方向性がかなり違うといったところか。 しかし、もう自作用のフォノケーブルは思いつかない。そもそもニーズが少ないので種類が限られている。また、自分で一から作るなら別だが、なかなか製作の勘所が分からない。 そこで、次は構造上シールドで安価ということで、マイクケーブルに注目してみる。写真の通り、今回は殆ど全てプロ用と呼ばれるマイク&ラインケーブル用線だ。これはフォノケーブルに近いというか、シールド付きで微弱電流を扱う場合が多いと思ったのでなんとなく挑戦してみた。また、価格が数百円と安いのもその理由。(笑) オヤイデ、ネグレックス、カナレ、と色々種類を換えて試してみた。こんなもので使えるのか?と思ったのだが、これが意外にちゃんと出来ているのでびっくり。基本的にOFCの銅線だからなのか、バランスはそんなに悪くないのだ。 欲を言わなければ、どれもそれなりにアームとカートリッジの性能を出していると言える。 個人的にはカナレのマイクケーブルが力があり繊細感もまあまあだったが、ややハイ落ちになるのが惜しいところ。ここが抜ければEPA-100MKIIの純正ケーブルに近い感触もある。 で、今度はオルトフォンとクラフトのSPケーブルもやってみた。 オルトフォンは銀コートらしいが、今回の中では一番のルックスである。 肝心の音は非常に明るく派手で、かなりキャラクターを感じるが、個人的には面白いと感じた。音圧が上がりエネルギッシュで生きがよい。これで繊細感がもう少し出れば言うこと無しだが、そこはなかなか難しい。 クラフトはシールドがないのでオヤイデのシールドをかぶせて簡易自作してみたが、これは少し大人しくなるが、バランスは悪くない。やはりツイーター用に使える音というのが分かる気がする。オーソドックスな音域バランスで、ヒステリックなところがなく、聴きやすい。 では、どれにするか?というと、まだ物色中なのである。。 あと一歩、が決まらない。 正直、電線音頭にならねばいいが、と思うが、やり出すと非常に面白いのである。 むしろ、LPが主流だった頃は、他に音を変える要素が多かったので、ケーブルは種類が今ほどなかったように記憶している。 それがCDに移行してからは、音を大きく変える手段が減ったせいか、ラインケーブルは種類が増えたように思うのは僕の記憶違いかな。 そうなると、以前よりもチャンスは増えていると思っても良いかもしれない。 つまり、ここまで来ると、更にマッチングの良いものがありそうなので、まだこれから色々試してみる価値があると思うのだが、。 しかし、それをどうやってみつけるかが問題・・・。 |
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