2010年
8月度
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2010/08/24 見かけと違う |
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さて、お盆も終わって「処暑」らしい。が、、これが非常に暑い。なので、最近寝苦しい。エアコンを点けてりゃいいではないか?と思うのだけれど、実はそれをやって電気代にびっくり、だった。。(唖然)
正直、もう少し何とかならないか?という気がするが、こればっかりは仕方ない。うかうかしていたら、安価な「レコード針」の一つでも買えてしまうのではないか?という気がする。いや、下手すると携帯電話が買えるかもしれない。 しかし、「レコード針」なんて言っても、若い人には何のこっちゃ「はぁ?」だと思うけど、。 そこで、今日はレコード針のお話。そう、カートリッジだ。今ならブルーレイや3Dの話題だと思うが、実はオイラは既にブルーレイはやりすぎて飽きてしまったのである。(失礼)HTPCで十分である。 何だかDVD初期の頃とまったく同じパターンである。これからはDVD時代だ!と世間で騒いでいる頃は、実は密かに既にPCのハイビジョンにまで行っていた。なので、DVDがボケボケで全然綺麗ではないので文句を言っていて、皆から変な目で見られていた、。 常に人と視点が違う、行動が違う、のがオイラの性分。どこかずれているんだろうなあ・・・。
ところで、近年はAD関係(アナログレコード)が密かなブームらしく、あれよあれよと言う間に、何だかアナログ関係の機材が結構増えているのである。皆さんもご存じだと思う。 手頃なフォノイコライザーがない!と言っていたが、現状調べてみると、何とブルーレイの専用プレーヤーよりも種類が多いのである(驚)。これには大笑してしまった。こうなると、ブルーレイの専用機の方が貴重品と言うことになる、わけないか、。(アホである) さて、前置きが凄く長くなってしましたが、今日のお題はこれだ。何かと言うと、これはオルトフォンのエントリーモデルのMC型カートリッジ、MC-09Bである。 最近は、オルトフォンから数種類の針がラインナップされているのはご存じだと思う。ただ、話題の中心は当然だが高級モデルだ。音を聴いても、おいそれとは買えない。 オイラも先日「エミネントGL」を聴いて思わず欲しくなった。流石に30万円超もするだけあって、これは素晴らしい音だった。正直欲しい。 が、先のオーディオテクニカAT-OC9/IIIもそうだが、常識的な金額の製品をもっと取り上げて欲しいところである。師のハイCP魂も忘れてはいけない。 で、誰も話題に取り上げていないので、これを書いておきたい。 何故か?と言うと、人は見かけによらない、どころか、機材も見かけによらない、ということを改めて反省させられるのである。 先に結論を書いておくと、この針は非常に素晴らしい。カルチャーショックと言うべきか、個人的には、現在のリファレンスであるMC-L1000のサブに成り下がってしまった。 ただ、何故このような音がするのか分からないのである・・・。 個人的にレコード針を選ぶ基準として、オイラの十戒(?)は、 1,ボディは出来るだけ硬度の高いもの、出来れば金属タイプが好み。 2,針先はラインコンタクト以上。 3,カンチレバーは出来ればアルミ以外が希望。 4,デザインも色鮮やかな明るい色のものが好み。 5,カタログ特性もある程度は目安に必要。 6,7,8,9,10,ブツブツ、、以下省略・・・ なのだ。 が、今回のMC-09Bはこれら全てに反する(笑)。つまり、背徳の掟破りなのである。 しかーし、、何故か音が良いのである。。 まず試聴環境は、オルトフォン純正の普及型シェルLH-2000に、旧型の7N-LW-1のリードワイヤー、アルミねじ&ナット仕様(だと思う)。イコライザーは今回は敢えてC-27ではなくて、C-2800にAD-290を装填して、ヘッドアンプなしでEPA-100MKIIのTSW-5000シルバーから直で接続して負荷インピーダンスは100Ω受け。 MC-09B>EPA-100MKII(TSW-5000シルバー)>AD-290(MC100Ω) とシンプル構成にした。(針は借り物なので) 肝心の音は、これがワイドでダイナミックで、明るく壮絶な力のある金属楽器のキレ味と豪快な低域、モヤモヤしたところがない爽快な開放感、黙って聴くと何の針か絶対分からない程の説得力。また、どことなくデンオン(デノンではない)のプリアンプPRA-2000ZRを彷彿させるような派手で鮮やかな音色の印象。 これにはひっくり返ってしまって、しばらく開いた口がふさがらなかった、。 今風で言うところの、「ポカーーン」状態である。 何故なのだ!?何故このような音が出るのか分からない。 ボディはノリル樹脂とか書いているが、早い話、オイラの苦手なプラッチック(失礼)、針は無難に普通の無垢ダイヤ、カンチレバーも普通のアルミ(だと思う)、デザインは如何にも舶来に多い無骨で粗いシール貼り、。 F特も厳密にスペアナで計ると僅かにハイに向かって上がっている、レンジも先のAT-OC9/IIIに比べると負ける。作りなんか比べると、テクニカは抜群に細やかで、如何にも日本的だが、MC-09Bは輸入品イメージそのもの。 が、、音は何故か良い・・・。面白いのは、AD-290やC-280VにH−Z1を使ってMC−L1000を聴く音に似ているから楽しい。 つまり、 MC-L1000>H−Z1>AD-290 MC−09B>AD−290 が何となく似ている不思議が妙。兎に角、細かいことを言わないで楽しめる音なのである。 激ハイスピードではないが、金属楽器の硬い生っぽさが印象的だ。立ち上がり、立ち下がりの反応の早さ、スピード感は、先に聴いたエミネントGLがダントツにトップ。これはMC−L1000よりも早く感じる。AT-OC9/IIIはキレが良く芯がありパワフルだが、音色としては如何にも正当派というかオーソドックスなタイプ。MC-09Bは超分解的な感じではないが、金属音の響きが実に爽快で色気もあって雄大でパワフル。 しかし、何故なのか? (良かったら良かったで文句を言う辺りがオイラの変人気質。と言うか、原因や構造、使いこなし、を調べてみたいのである。何か秘密があるはずだ!?) |
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