2010年
6月度
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2010/06/30 やっぱりコレ |
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さて、既にもう6月も最後である。って、何だかこのところ「月刊はこぶね」になっているような気がする・・・。
が、それでものらりくらりとやっているので、かまわず更新開始。(反省の色無し) で、今月の大きな出来事と言うと、やっぱりコレである。そう、アナログだ。 と、言っても三つのウチの一つはオイラのものではないんだけど(笑)。 さて、まずは右下。これは常用のMC-L1000。もう何年使っているのだろうか、。でも、流石にくたびれているのかと思いきや、これがそうでもない。 というより、この所絶好調である。ただ、実はこういう時期が一番危ないと言うのがオイラの経験な感触。。 つまり、「最後の力で仕事」をしている時の印象かもしれない、という心配が大いにあるのだ。いや、オイラのブラウン管ハイビジョンTVのKV-32PW-1なんかそうだった。 13年使っていて、これは壊れないのかな?と言う位恐ろしく清々しい白を表現して快調だった。が、実はこれが最後の力を振り絞った動きだったのだ。 なので、この現用のMC-L1000をかなり心配しているのだ。何しろ後釜が見つからないまま、天命を全うするのは困るのである。。 で、昨今色々探しているのだが、これがなかなかピンと来るモノが見つからないでいた。 でも、ここへ来て嬉しい朗報が入ったので、即導入したのが、左のカートリッジである。そう、オーディオテクニカ「AT-OC9/III」である。 ただ、このパフォーマンスの凄さは、既に情報が出ているので、もうオイラから説明の必要などはまったくないだろう。 でも、これは確かに凄いと思う。このご時世に、この値段で、この音がしたら、ハイエンドカートリッジメーカーは困ってしまうかもしれない。●ッタクリじゃないのか?と言われるかもしれない。(失礼)それ位に凄い針に出会ったので喜んでいた。 で、オイラには、ビジュアル&オーディオに自分なりのジンクスというか、バイオリズムの流れがあって、当たりを引いた時は、しばらく続くのである。(と言っても、くじ運は悪いので宝くじは疎か、懸賞さえ当たったことはないんだけど、。あくまでも製品としての出会いの話である。) つまり、ホームランが出ると、その後もう一つというか、スリーラン位が出ることがあるのだ。 それが、写真上の針。そう、「エミネントGL」だ。 以前、ウルトラエミネント、ハイパーエミネントは借りて聴いた経験があるのは以前報告したと思う。 これはどちらも素晴らしい針だと思った。値段も素晴らしいのだけど(笑)、音も現代的で繊細シャープで、それでいて癖はなく、それこそ新フォーマット裸足のオーソドックスなハイファイサウンドで、アナログも常に進化しているのだなあ、と感じる音だった。 ただ、導入するとなると、これは高価なSACDを買う位かかるので、おいそれとは行かない。なので、MC-L1000の目の黒いうちは、しばらく我慢することにしていた。(笑) しかし、今回は流石にL-1000の今後もせっぱ詰まって来たので、焦っていたこともあって、運良く聴く機会に恵まれた。 が、これに大いにショックを受けてしまった・・・。 エミネントシリーズとしては、オリジナルエミネントの進化系らしいのだが、僕は実は自宅ではオリジナルの音を聴いていないので分からない。 でも、このGLは一聴して、今までの針と違うと感じるものがあった。前記兄貴分と比べても、明らかにオイラのタコ耳が狐のように立ち上がる位衝撃だった。 まず、音の反応が異様に早いのだ。。。スピード感というよりも、本当に早いのではないか?と言うぐらい音の立ち上がり、立ち下がりが恐ろしく素早く感じるのである。ぼんやりしていると、まるで現実音のようだ。(その意味ではそっけないかもしれないが) しかも、歪み感は極小で有りながらも、高域方向に向けては素晴らしくシャープに上まで曖昧さがまったくと言っていい程無く繊細に先端まで切れる。 また、もっと不思議なのは、低域は岩のようなガチガチの締まりを伴っているのに、何故かかなり量感があるのに、これまた身軽で早いのである。。。 更に、今回の大きなポイントは、オイラの大好きな「辛口系」サウンドなのである。これは以前聴いた兄貴分と比べても、一聴して違いが感じられる。 なので、もう唖然としてしまう程インパクトがあった。。独特な素早さ、オーソドックスなのに辛口、驚くほどの頑丈な低域、と、スピーカーで言うと、何となくバックロードホーンD-55系のイメージだ。 頑丈でがっちりと再生して余分な音は出ない。でも、辛口でシャープで繊細。 正直、これを聴くとMC-L1000は多少ワウっているのかな?という部分さえ感じる位、このエミネントGLは独特のスピードを伴った音を聴かせてくれた。それ位、今回はショッキングだった。もしかすると、オイラの環境、C-27&AD-290との相性なのかもしれないが、それでもこれは印象に残る音だ。 ま、尤も欠点がないわけではない。 当然だが、同社シリーズでは末っ子分、メインストリーム価格ライン(?)と言っても、お値段は凄い。だって、AT-OC9/IIIが6つも買えるのだから。(笑) まあ、これをどう考えるかは人それぞれだが、でも、個人的には次の目標が出来たと感じるものがあって、何だか落ち着かない。(買えないのに) いや、個人的にこの音は好きだ。MC-L1000にはないものを持っており、それがある意味ではMC-L1000を大きく引き離しているとさえ感じるものもある。
で、最後に大欲張りな結論。 左記写真3つを全て現役で持っていたら、本当に幸せだろうなあ・・(笑)と、思いっきり瞑想にふける今日でした。。。 今月もお後がよろしいようでm(__)m |