2010年
5月度
※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。
2010/05/31 オーディオは、音が命です |
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さて、おちおちしていたら、もう5月も最後である。今年は天候が良くないせいか、季節感が完全に狂ってしまった。
だって、もう6月が来るというのに、夜中はこたつが必要な日があったりして、一体今は何月なのだ?と思う位うんざりである。春、そして初夏のイメージがないのである。 個人的には、この時期が年間で一番気分の良い季節のはずなんだが、どうもおかしな天気である、。 また、先日29日は師の命日であったが、当時の季節と違うような気がする程気温が低い。つまり、10年で地球に何か確実に変化が起きているのではないか?なんて思うことしばしば。。 で、そんなこんなで一体この一ヶ月半は何やっているのよ?と言われるのだが、実は色々あった。 まず、最近話題の3DTVを見学してみたり、PCオーディオの新しいアプローチを起こしてみたり、アナログのエージングに没頭してみたり、終いには、またケーブル作りに再度はまってみたりと、やっていることは色々あった。 更に、先日はオイラも光触媒の実験をさせてもらう機会を頂いた。 この音の変化の結果は既に実験して知っている方も多いと思う。とても不思議な現象が確かに起きる。なので、それを今更書いても面白くない。そこで、ここは僕なりのアプローチを開始することにしたのである。(PCオーディオ実験をやっているのだが、これはまた後日。) ただその前に、今回は別方面からもこの実験に関する注意点も頂いた。 (僕はまったくの素人で無知なので、以下の話は保証の限りではない。) それは、この溶剤をオーディオ機材に使う場合には(本来の用途とは違うから当たり前)、チタン金属以外の部分に触れると、腐食の危険性もあるので取り扱いには十分注意するように、とのことだった。 特に、オーディオ機材は用途が極めてデリケートなものなので、音が出れば良いというレベルではないので、接点不良や原因不明の基板不調がその後に起きることもあり得るので、その理屈を理解して覚悟をしてからやるように、と念を押された。 正直、難しい話なので全て理解出来ないが、勿論、今回はマニアではなくて、実は「プロ」(それを専門で研究している方。またそれを生業としておられる方)からのアドバイスなので、何故そうなるのか、と言う理屈も説明頂いた。(素人からすると理解不能で、殆どオカルトに近いが非常に面白い話であった。) なので、いきなりメインリファレンスの25XSでやるのは怖かったので、大昔のビクターのCD-Pを引っ張り出して来て実験を行うことにしたのである。 で、これが因縁と言うか、このCD-Pは師の推奨機種の一つであったので、何ともしみじみと当時の感覚に引き戻された。 正直、懐かしい。。。ちょっと目頭が熱くなってしまった。CD-816やCD-10の頃である。 さて、今聴くとどうかなあ、、と思いつつCDを再生してみることにする。 しばらく使っていなかったし、時間が相当経っているので、当然経年変化もあると思うが、これが驚いたことに動作不良はまったく感じない。極めて安定しており、読み込みは素早く、また、何より作りの丁寧さとしっかりした筐体に改めて驚くばかり。これぞビクターのK2技術全盛期の頃の作品(?)である。 当時は今と違って、エコがどうのとか言う時代ではなかったので、素材も非常に贅沢であり、重量もかなり重く感じる。当時の価格では中級機だが、今同じものを作ると、多分高級機並の価格になるのではないか?。ボンネットもきちんとダンプされていて、家電とはまるでは違う。それ位作り込みは素晴らしいのである。 で、その後は音を聴いてみたが、これがもう当時の師の評価そのままなのでまたしても驚いた。もう古いから聴き劣りするかと思いきや、これが当時とまったく印象が変わっていないのである。 オーソドックスでニュートラルで無色透明、キャラクターがないのが欠点だが、逆に標準機的な優等生サウンドで、現状でも「オーディオの音」として何の問題もなく十分通用する、と言うか、最近のデジタル家電なんかお話にならない(失礼)と思う位、キレが良く音の質感も良いのである。 ここで改めて感じたことは、やはりオーディオは「音」、(厳密には好みの音色?)が全てであると痛感したのである。 スペックだけでは絶対語れない(と言っても測定上はもうこの当時も相当高いレベルに入っていたのであるが)説得力と、音を聴き込ませるだけのものを持っているのである。 ソースの差はハッキリと出るし、歪み感は極めて少なく、正に標準機のイメージで、これぞ色なしのハイファイサウンドと感じる音なのである。ある意味でちょっと興奮するというか、それだけのものを持っているのだ。 言葉は悪いが、金を取るだけのことはある、と納得してしまうだけの満足感があるのだ。 また、師の評価は本当によく聴いた上での判断であったのだ、と頭が下がってしまった。 実験のつもりが、全然違う方向に行ってしまった、10年ぶりの再会の今日だった・・・ やっぱりオーディオは「音」が命です。(当たり前だ!?) |