2010年

3月度

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※注: 先日から掲示板への自動スパムが多いので、パスをかけました。パスは僕の現在のネッシーの使用ユニット「○○○○○○○○」(ハイフンなし)を半角としました(笑)。駄目ならまた変えます。

 

2010/03/31
ランプ交換(HD100)
 既に3月も末だというのに、全然暖かくならないというか、すっきりしないといか、、はっきり言って、ちょっと寒すぎるので少々腹立たしい。先日も車が凍っていたぐらいだ。

 思わせぶりで、今のオーディオビジュアルになんとなく通じるものがあるかも?

 いや、気分的にもそっくりだ。

 これこそ決定版だ、と言いつつ全然安定しない。

 特にBD(ブルーレイ)と次世代Vはイマイチだ。

 まあ、春が来ないわけではないから、同じではないんだけど・・

 で、今日はVのお話。

 3D到来!と息巻いているけど、これは色々困ったことも起きる。

 まず、もしこれが本当に主流になったら、ここ数年のHV関係の機材は全て旧型、お古、になるのだ。価格が崩壊するぐらい旧型になるだろう。

 だって、3Dは120Hz出力だから、今のモニターやPJでは映せない。HDMIはシングルリンクだが、120Hzになるとデュアルリンク相当になるので、TVは買い直しである。

 24Pがやっと来たかと思うと、今度は一気に高周波数になるから困ったもんだ。

 去年、友人が家を新築して、リビングシアターを構築した。勿論新しい固定画素TVをしつらえたが、買い換えは10年後にしたいと言っていた。でも、AV機材は進歩が早いからアホらしいとも。ま、尤もな意見である。

 

 さて、先日最新のプロジェクターを何機種か観る機会に恵まれた。具体的には、ソニーVPL-VW85、同HW15、ビクターHD950、三菱LVP-HC3800、と現行の最新モデルである。

 ウチのPJは太古のVPH-G90と、既に2世代前のお古のD-ILAプロジェクターHD100である。

 もう進歩が早すぎてついて行けないかな、、と観るまでは心の中で思ったが、現実はもっと複雑だった、。

 まず、僕の琴線に触れたのはVW85。これは今までのVWシリーズの絵作りとは大きく変わっていて、色再現とアイリス動作が実に良いのでびっくりした。水銀ランプとは思えないぐらい発色は自然でカラフル。黒も今まででは一番沈んでいるというか、ブランキングの値が目視ではかなり低くなっていて、どうにか我慢出来る黒浮きの許容範囲に入ってきた。

 正直これは欲しいと思った。絶対値黒はHD100やHD950にはやはり負けるが、HD100にはない中間色の細やかな再現は流石だと感じた。

 対するHD100の進化版であるHD950は、これがちょっと僕の好みとは逆に走っていて、どうもいけない、。セピア調の如何にも古びた映画館な絵作りは、前身のHD750とよく似ているので好みではない。個人的にこの手の絵作りは大の苦手なのだ。明るくはなっているのだけど、どうも色数が少なくて、調整に失敗したHD100のような(失礼)絵で辛い。

 倍速の応答性は良くなったが、映画で使うと絵が破綻するので、これはビデオ専用の機能だと思う。ここが3D時代になるとこの倍の倍になるので、また話は違っているとは思うが。

 で、ここで今回はVW85が欲しいと思ったのだが、もう少し我慢することを決めた。というのも、実はこの二機種を観ていて、ちょっと閃いたのだ。

 まず、HD950は先に書いた用に、調整に失敗したHD100に似ているという点。つまり、デバイスが基本的には同じなので、調整で似たような絵が出せるのではないか?ということを思うようになった。

 HD950とHD750は緑と茶が強い。でも、HD100もゲインを弄ると似てくるのだ。ということは、今度は逆の調整をやればいいのではないか?ということだ。

 次に、VW85を観て思ったのは、黒方向のグレーのガンマの調整が非常に上手いと感じた点と、アイリスの動作が何となくCRTの動きに似ていることだった。当然3管にアイリスなんかあるわけない。が、実はCRTのPJは自然アイリスになっているようなところがあるとも言えるのだ。ここではその説明はしないが、兎に角、色を決めるのはグレー部分で判断しないと分からない。

 で、ウチのHD100がランプ使用時間が1900時間近くになっているので、流石に寿命で暗くなったと感じたので交換することにしたのだ。

 が、これが交換してみてびっくり、。猛烈に明るい。しかも、今までの設定を全てリセットして、今回は測定機材も使って一から全部やり直したら、何とG90もどきの絵になってきて少々驚いた。

 調整して使いこなして、なんて今のご時世には合わない行動だが、それでも「機材の癖」を掴むことはやはり大切だと痛感した面もある。

 これならまだいける。いや、もっとよく考えないと、毎年交換、なんてことになりかねないので、ここは冷静に判断することが必要だ。特に、3Dに対応するまでは、今のHD100でもう少しがんばれると思ったのだ。

 さて、ではどうやって調整したか?(つづく)

 

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